病院広報(はとはあと)評価支援情報

「はとはあと」は、市民の暮らしに必要な、誠実で適切な医療情報を評価し、支援することで参加施設の透明性と“信頼を高めます。

ハイボールがお好きでしょ

2017-02-26 16:56:34 | はとはあと最新情報


居酒屋のカウンターの目の前にあった小さなポスター。

ハイボールがお好きでしょ・・・・

忘れていた流行歌ですが、その囁くようなその声が急に聞こえてきました。

そんなに大ヒットでもなかったし、

第一、テレビのCMで使われていた、なんでもない唄だったと思います。

場とそこに集まる人の心がわかれば、

こんなこともできる、つまり印刷メディアから、

人の心に、音楽を届けることもできるのだど関心したわけです。


これからは、それに比べての馬鹿話になりますが、

人は、親、兄弟、友人や先生、仕事先など、さまざまな対象とコミュニケーションしますが、

コミュニケーションは人と人のためだけにあるのではなく、

この世に生命のあるもの、そして神や仏という架空の対象とも話をします。

そして生きがいや考えをさづけ生み出してくれます。

なかでも、もっとも親しくできるコミュニケーションは、自分自身とのやりとりです。

誰でもない、その心のコミュニケーションによって、

自分を大きくしたり、強くしたりできることが、最近分かってきたように思います。

音楽は、そのコミュニケーションの促進剤、気付け薬にもなるのですね。

音楽をそえるメッセージがあれば、どんなコミュニケーションも

有効に作用するのではないでしょうか。

医療の広告規制がつまらないのは、音楽を考えていないからかも知れんな・・・。




病院広報常識問題:その4

2017-02-23 14:01:23 | はとはあと最新情報
病院広報の常識ー20問中の、最後の問題群(5問)です。
頑張っていきましょう。

問題
16.ブランド病院になるには、病院名を商標登録しなければならない
17.雑誌記事で自院が紹介された。この場合は、広告規制の対象にならない
18.印刷所の見積書は、発注(注文)してからとるのが正確でよい
19.医業広告・看板の色数、回数、レイアウトに法的な規制はない
20.病院主催の「健康講座」は、患者教育の一環であり広報とはいえない

解説
16.「ブランド病院」という言い方に特に制約や決まりはないと思います。
また、何がブランド病院であるのか、強いていうなれば、
特許庁に「登録商標」としていれば、優先的にブランド所有の病院として
社会的に大括りに特定はできます。

17. 広告規制は広告に使う文言が決められていますので、実際の記事が見えないと
なんとも言えないのが現状です。院名や診療科、診療時間など、
それがないと広告機能を果たせない事項は可能ですが、
通常の広告のように魅惑で「誘引する」文言はご法度、注意が必要です。
当たり前にいえば、こうなりますが、そこにさまざまな解釈や概念、
広告媒体の絡みで大変なのが医療の広告規制で、
企業のような大規模の広告展開ができないようになっています。

18. これがスーッとわかる人は企業経験のある人でしょう。
見積もりは何のために要求するのか、いかがですか?

19. 医療広告規制は、デザインや形状、媒体について煩くありません。
目立つデザインを考えて、ド〜ンとやれば、他にないだけに効果があると思いますがね。
問題はなぜそんなことをするのか、そのための「戦略」がシッカリしていることが重要です。

20. 病院主催の講座は、それを通じてSomethingを伝え、教会を得る目的でじっしすれば、
立派な病院広報といなります。問題があるとすれば、「広報」という自らの思考や理念が足りない。
つまり心ばがく参加者に響かないことです。
今後は、他施設共同で、運営は地元のNPO、病院はそのエッセンスと運営だけを管理し、
省力でリスクを回避することをお勧めします。

病院広報常識問題:その3

2017-02-21 16:25:03 | はとはあと最新情報
病院で広報する人が知っていたほうがいい、と思われる
広報知識の再点検としてご活用ください。
たまに「知らなかった!」という語句や知識にであって人の知識は成長します。

問題
11.対外向けの文書に、箇条書や分かち書を使うと失礼にあたる
12.箇条書形式で表す部分は「である体」にし、句点は打たないのが常識
13.院内に表示した貼り紙などは、医療の広告規制を一切受けない
14.病院広報誌を街頭の通行人に配布することは、“広告”と見なされる
15.看板の文字レイアウトは、コピーライターの主要な仕事である


では、例によって解説しますが、これが「正解」は示しませんので、よろしくお願いします。

11. 箇条書きとは、まさにここでの問題の表現形式のことです。
また、分かち書きとは、文中でいくつかの改行はあるものの、
意味や文の役割がひとまとまりになった短文による構成のことです。
こうした文章の技術を摂り入れることで、見やすく読みやすい文章にすることができ、
通常、読み手にも歓迎されます。

12. 院内の張り紙などを見ていると、箇条書きなのに「です・ます」で進んだり、
各行に”親切”な「。」が来ていたりと、こちらの顔も勝手に真っ赤か、ということもたまにあります。

13. いかがですか、広告規制のことなど考えたこともないのではありませんか?
院内の張り紙は、住民不特定多数の目には(新聞広告ほど)張り紙情報は届かないという理由で
法律は「広告に当たらず」となっています。

14. 同じ広報誌でも、院内での配布は問題ないのですが、それを駅前などの街頭で
不特定多数の通行人に配布すれば、広報誌が広告に変身? 意味わかるかな。

15. 看板の文字を看板に描く人は看板職人、そのデザイン・レイアウトを考えるのがデザイナー。
コピーライターが関わるとすれば、キャッチフレーズなど文案の考案ですが、
ライターが個々の看板に関わることは稀なことです。

さて今回はここまで。いかがでしたでしょうか?

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さらにこの地域包括システムを乗り越えるため広報知識を高めたい人は、
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「京都まで行くのは、なかなかできない」と言う方は、地元の親しい病院や診療所、介護施設と共同して
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病院広報常識問題:その2

2017-02-20 09:52:01 | はとはあと最新情報

病院広報常識問題:その1は、いかがでしたか?
続いて次の常識問題5問(全20題中)に行ってみましょう。

6.マニュアルなどの文書は、文字だけでなく絵で表したほうが分かりよい。
7.赤十字(レッドクロス)マークは、公的なものだから誰が使ってもよい。
8.病院の広報誌であれば、どんな情報でもコピーして使うこができる。
9.病院名は、最も重要なアイデンティティ・ファクターのひとつである。
10.読みやすい文章は、漢字率(漢字の割合)は全体の30%程度である。

字面から、どんな感じをもたれますか?
あまり常日頃、問題視されないため何とも言い難いのではないいでしょうか。
<解説>
6. 絵や図が使えるなら、それに越したことはない、ですよね。
しかし、絵や図ばかりでは、分かりにくいといことも多々あります。
何を文面で表し、何を絵や図で伝えるか、思案のしどころです。
通常は、論理的な考えの流れの中に、強調すべき概念にビジュアルの助け借りる
ということがいい場合が多いようです。

7. 確かに赤十字のレッドクロスは、公的(みんなのもの)です。
バラバラな印象になることをさけるために、その使い道を限定し、
一般には見えない多くの資源や法的努力が続けられています。
したがって、誰もが許しなしに用いて何かを表現・獲得することはできません。
皆さんの病院施設でも、特許庁に登録したロゴマークは同様の判断となります。

8. 全くコピペして使用することは、道義的に許されません。
できることはあくまでも参考にする程度です。
まして、そうした点をどこかに警告しているような場合は、その意思を尊重し、
最大の注意を払うことが、こうした仕事につく最小限の規律ということになります。

9. これはさらに明確ですね。病院の広報活動も
「いいイメージで知名度を上げ定着させたい」という思いから、
日夜、努力が続けられているといえます。アイデンティティとは、他にない自らの本性を
明確にすることで、社会とのふれあい、関係づくりが進むわけです。

10. 読みやすい文章と、なんとなく読みにくい文書があります。
いい文章は、まず読みやすい。読みたい気持ちを削がない配慮があります。
その配慮の一つが、日本文の「漢字率」という教えで、文全体に漢字の占める割合は、
30%に配慮しましょうということです。確かに漢字が減って、仮名が増えると字面が明るくなり、
読む気がわいてきますね。医療の場合、辛い一面があります。

では、次回もぜひ挑戦してください。

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事務局では、医療・福祉などヘルスケア施設の信頼性向上について、
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病院広報常識問題:その1

2017-02-17 14:40:42 | はとはあと最新情報

次の文を読んで、正しい内容には○印、間違いには✖️印をつけてください

1.シンボルマークは、社会に知られすぎると本来の価値がなくなる。
2.苦情処理という仕事は、大切な広報活動のひとつである。
3.患者さんへの敬称は、薬袋や診療券では「殿」より「様」が正しい。
4.経営理念を院内に掲示するにあたり、法的な規制は一切ない。
5.病院の広報活動とは、読まれる広報誌を発行することにつきる。

多少のヒントをお伝えしますので。チャレンジしてみてくださいね。

1. 信頼できるサービスや商品は、誰からも知られているから安心ですよ。
まして医療や介護に不安がついてまわれば、どうなんでしょうか。
あなたに施設はいかがですか。関係先や既存の層だけに知られているだけで、
将来のユーザに知られているか、知られるだけの手はずが整っていますか。

2. 苦情は来ない方がいいに決まっていますが、人間が関わることで、
さまざまな思い違いや、行き違いで苦情となることも多々あります。
これらの始末は、広報誌を作るほど楽しいものではありません。
でも、起こったことへの組織としての意思や考えを伝えなければなりません。

3. こんなこと、どちらでもいいのではないの?という人もいるでしょう。
ここに各位が入ってくると、もっと混乱してきます。でも「こうしよう」という
決まりがある以上、それに従うことだ大切ですね。

4. おそらく医療の広告規制を気にしての心配から出てきた問いかけでしょう。
そうすると、その掲示物の状態、誰の目にも捉えることのできる状況が問題になります。
しかし、ここでは「院内」に掲示するとありますので、その情報は広告として位置付けるには
少し無理があるのではないかと考えられます。

5. 読まれる広報誌を発行することは、確かに重要な広報活動ということになります。
そこに集まる情報や提供先のニーズなどの分析も欠かせません。
また、必ずしもその相手は、広報誌を通じての情報が最適であるとも限りません。
したがって、広報誌に限られた情報提供やマネジメントで効果はどうなるでしょうか。

正解は、次回の当ブログでお伝えしたいと思います。

お知らせ
来たる3月3日・4日、病院広報指導員認定のための講座を行います。
会場は、京都市西京区のホテル京都エミナースです。
詳しくは、NPO法人日本HIS研究センターにあります。
残席が少なくなっています。電話075-741-8219