病院広報(はとはあと)評価支援情報

「はとはあと」は、市民の暮らしに必要な、誠実で適切な医療情報を評価し、支援することで参加施設の透明性と“信頼を高めます。

BHI賞2017、応募審査数は40事例となりました

2017-08-29 16:43:36 | はとはあと最新情報

昨年は、16事例から入選発表演題が競われましたが、今年2017年は、なんとその倍を上回る40事例を現在審査中で、審査員を相当、悩ましております。

ここでは、とりあえず一部の失格事例を除いて、すべての審査事例となる演題と申込施設名を公開いたします。このリストの中から、10月28日、大阪の守口市で行う第21回全国病院広報研究大会での発表施設が選ばれ、当日の会場でBHI各賞が絞られるという流れになります。

BHI賞2017全応募事例リスト(応募施設+演題名)

春日井市民病院  A 医療機関向け広報誌(Trinity)の発行―地域医療のつよい絆を求めて―・イベントを取り入れた市民公開講座参加者と病院の対話を求めて― 恵仁会  広報物のフルリニューアル!~病院移転までの250日間で行ったリニューアルと新体制づくり~  ●香椎原病院  地域に出向く活動で拡がる病院広報  ●日本バプテスト病院  「健康なときから」関わる病院を目指して~芸術のチカラを広報のチカラに~  ●横浜いずみ台病院  まちづくりビジョン病院としての役割  ●好縁会グループ  これから介護を始める人へ~これ一冊でまるわかり!『介護業界アレコレ』~  ●釧路赤十字病院  「タッチケア教室」開催に向けての取組み  ●阿知須共立病院  広報活動の革新をめざして  ●善衆会病院  病院らしくない!イマドキデザインのホームページづくり~アクセスユーザーが満足する情報発信を目指して~  ●偕行会  医療ツーリズムの推進における戦略的広報  ●にしくまもと病院  病院スタッフによる合同の就職ガイダンス「くまもとホスリク2017」の開催について  ●耳原総合病院 職員用デジタルサイネージの効果 倉敷平成病院  地域と医療の絆をつなぐ「のぞみの会」鳥取大学医学部附属病  広報は県境を越える~医療圏域における信頼構築~  ●京都第一赤十字病院  医療者を目指すきっかけをつくりたい~リアルな体験で子供たちを夢中にさせるキッズセミナー開催~  ●刈谷豊田総合病院  手に取りたくなる広報誌へのリニューアル~デザインの刷新とコンテンツの見直し~  ●三菱京都病院  産科領域における広報の効果   ●南風病院  がん登録の予後調査を機会とした病院広報の企画展開  ●加古川中央市民病院  病院の統合移転に関する広報活動~地域のみなさんに「安心」を届ける~  ●石巻赤十字病院  “次回の受診をかんガエル”キャンペーン実施!~かかりつけ医を持つ重要性をかんガエル~  ●大道会  地域の支援の輪を広げる  森之宮病院開設10周年記念イベント「オープンホスピタル」福井赤十字病院  組織改革を味方に!!マスコミ掲載UPで、日赤認知度UPを目指す  ●相澤病院  看護師になりたいひとを、つくる。「みらいの看護師育成プロジェクト」野瀬病院  地域の皆さまとの「つながり」を大切に~多目的ホールを活用した「孝奉(こうほう)活動」~   ●大三島育徳会  人材確保から始まる、魅力的なホームページ作り  ●福岡和白病院  ☆ セレンディピティ~身体と心の気づき~Radio 想像力予防医療情報&音楽の発信!静和会  共通の情報と認識のもとに相互理解を深める  ●亀井病院  若手世代の継続的採用のために「⻲井病院、という選択」開西病院  「地域のため」ただひとつの思いとこれからの3つのミッション  ●北海道循環器病院  当院における情報発信ツールの電子化とその効果について  ●鶴巻温泉病院  かわいいだけじゃない!公認ゆるキャラ「鶴のまきちゃん体操」  ●大和会  もっと、街と繋がる!病院広報のチャレンジ~地域の健康とまちづくりを考える~  ●HITO病院  広報で支える「働き方改革  ●公立つるぎ病院  公立つるぎ病院祭開催により地域とのつながりを強化!~地域に必要とされる病院を目指して~  ●一宮西病院  A 積極的リリース戦略で躍進し続けるメディア露・ムービー制作を諦めない!積極的なコミュニケーション戦略  ●洛和会ヘルスケアシステム  A  職員のモチベーションUPのために~社内広報誌「INGS」のリニューアル~・B  外来待ち時間を有効利用し「待つ」から「知る」へ   ●丸子中央病院  時計贈呈式~院外広報誌まで~一人の「時の匠」に寄り添った広報活動~

HISフォーラム2017 in OSAKA    http://phio.panasonic.co.jp/kinen/his2017

 


第4期 HIS病院広報専門指導員(SD)認定講座

2017-08-18 11:43:42 | はとはあと最新情報
地域包括ケアをテーマに、HIS病院広報入賞事例に学ぶ1泊2日  今年の春、ホテル京都エミナースで行い好評を得ました表記の第3期講座は、現在、受講者の修了レポートの評価がやっと終りつつあるところです。そこで引き続き行う第4期では、毎年開催してきた「HISフォーラム・全国病院広報事例研究大会」を活用した研修プログラムを計画いたしましたので、ここにご案内いたします。 研修1日目は、京都市中京区のコープ・イン京都において、「地域包括ケアと病院広報」をテーマとした4講座および交流会をおこない、2日目は午前中に大阪に移動し、パナソニック健康保険組合・松下記念病院様主幹による「第21回全国病院広報研究大会」に参加。それぞれの先進的な病院広報の「目的」「プロセス」「成果」など発表事例(約10事例)について具に修学するというプログラムとなっています。 私たちは、ある意味で病院経営の厳しい時代を迎えていますが、こんな時期こそ、目の前の視野を変えて大きな流れを体感することが、何よりも発想の糧となると考えました。病院を中心としたヘルスケア機能の運営にかかわる責任者のための発想・気づき・ネットワークのための知識・情報をこの機会に引き寄せていただこうと考えています。 ◾️第4期の講師陣(敬称略) 元宝塚大学教授・HIS顧問 菅原正博氏 社会医療法人ペガサス 事務部長 田中恭子氏 経営学修士・ミッション・ラーニング代表 上田真士氏 HIS理事・地域計画医療研究所所長 美留町利朗氏 HIS代表理事 石田章一氏 ◾️期日:(1泊2日)2017年10月27日(金)〜28日(土) ◾️会場:コープ・イン京都(中京区)一泊研修・翌日、PGUユニオンプラザ(大阪府門真市)に移動して 第21回全国病院広報研究大会に参加し、審査基準に触れ、審査を体験することでなどで研修成果を得る。 ◾️認定の概要 前期の1泊研修の受講・修学の実績に加え、その後に事務局から発題します3課題について研究し、その成果をレポートにして提出いただきます。認定には、これらの評価により一定の水準が認められることが必要です。 詳しく案内は、このあと順次お知らせするHISサイト:info-his@j-his.jpをご覧のうえ、受講にご参加ください。 前期分 受講料 HIS会員(法人・個人)1名 47.500円/会員外 55,400円 以上には、研修費一式、宿泊・朝食・会場移動の交通費、フォーラム参加費、交流会費が含まれます。 また、後期認定過程は、面接および通信講座(課題レポート)および認定のための諸経費が必要です。 受講についての各種個別相談に応じます。ご遠慮なくお申し出ください。 日本HIS研究センター サポートデスク info-his@j-his,jp 専用電話0120-976-629

今年はウェブサイトのデザインで、熱い闘いが!

2017-08-08 17:04:22 | はとはあと最新情報

 

BHI賞デザイン賞は、ウェブサイトのデザインで強みを試してみませんか?

HISでは、病院広報誌とウェブサイトのデザインを

隔年ごとに入れ替えてコンペをやり始めました。

 

ことし2017年は、ウェブサイトの出番です。

締め切りは、8月31日(木)午後5時となっています。

応募は簡単、日本HIS研究センター事務局あてに、

自院のURLを伝えるだけ。

 

審査は、その道の専門家ばかり8人に集まってもらっています。

その中で選ばれた入賞作品は、その事実を表示できますので、

地域の人や日頃、あまりそんな話をしない関係者に、

情報を出すという、ちょっとした配慮だけで、

その誠実さや思いやりのあるところを

発信することができるのです。

 

一方、医療法の改正で、

従来、サイトの表記内容には、いままで制約がなかったのに、

最近になって自由な情報は出すことができなくなった・・・。

社会の原則・言論の自由も、医療の場では人間への配慮が優先される

という理解でいいのでしょうか。

 

何をするとダメ、ということもありますが、

こうなら構わないという側面を注視する。

ようするに当事者になってみないと、考えが及ばない、

という話にもなりそうで・・・。

 

でも法律の前です。ま、あまり神経質になるよりは、

自分たちにとって何をすべきかに的をしぼりましょう

なにかと難しいことが囁かれるけれど、

人間生きて行くために、いつも切り替える

鳥の目で見てみるということもできますから。

 

目で見えること(見え方)への配慮、

垂れ流しでは、人が暮らす社会とはいえない。

この配慮こそ、病院広報の本質といえないでしょうか。

 

さあ、みなさん、自院のサイトには、

そんな配慮は、どんな形で存在していますかな?

企業広告なら目立てばそれでいいかもしれないが、

共に寄り添い、協働しながら、健やかな社会と人生を紡いでいくべき

ヘルスケア情報。その質は、

どこで誰にチェックされるべきなのでしょうか。

 

・・・そんなスタンスでBHIデザイン賞は、進んで行きます。

お盆を挟んで月末まで、あるようで、ないような期間ですが、

「考えをまとめる機会に使う」くらいの感覚で

応募されるというのもいかがでしょうか。


NPO法人日本HIS研究センター事務局                         申込ご案内の詳細は、http://www.j-his.jp/  トップのINFORMATIONから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


日野原先生、安らかにお休みください

2017-08-01 15:29:36 | はとはあと最新情報

ご指導ありがとうございました。日野原重明先生のご逝去を悼み、恭敬の心でここに追悼の気持ちを表します。     

 病院などが発行する広報誌の企画デザインのコンクール(現在のBHIデザイン賞)の企画立ち上げにあたり、電話で審査員長就任をお願いしたところ、二つ返事でお引きうけいただいたのが、日野原先生との交流の始まりでした。その後なんどか審査会においでいただき、あれこれとご指導いただいた記憶があります。(写真)

 そのうち各地での開催の要望が高まる一方、広報誌の編集デザインよりも戦略的な広報企画が注目されるようになって、それまでの熱い対話を通した審査・選考ではなく、カテゴリごとの「採点の合計」でジャッジする審査会となり、先生が入っての意見討議で賞が決めることがなくなりました。

 その後、全国に数ある患者会を支援しようというお話があり、その組織のトップに推挙されたのが、またしても日野原先生でした。医学部の教授やアメリカで活躍するドクターも参加、精神科の患者団体も幹部に入り、聖路加国際病院内のチャペルで発会式の予行演習まで行いました。しかし、その後、企業などの支援の見通しがつかず断念せざるを得なかったという苦い経験も、先生といっしょでした。

 でも、この企画やリハーサルを通じて、この病院のすごさを知ることになります。このチャペルは、万一災害の緊急処置に備えての、酸素などの配管が具備されているのを知りました。事実、地下鉄サリン事件では実用に供されたと聞き、医学の凄さに感動することができました。

 また、聖路加国際病院で先生のお帰りを待っていた時のことです。隣の部屋から秘書の方と先生のやりとりの声が聞こえてきました。それには他では聞いたことのないほどの迫力を感じました。秘書の方が大きな声で案件を伝えると、間髪を入れずに「それは断れ!」、それは「明日に返事する!」というような短く号令のような指示の連続がかなりの時間続いたのです。

 先生が背負われた使命感、生き方が一声一声にキビキビと溢れていました。朝夕の地下鉄築地駅では、ごく最近まですべての階段を先生は歩いて病院に通われていたという長寿の秘訣も、折角ですからここに記して、皆様とともに追悼の心をお伝えし、ご冥福をお祈りしたいと思います。 合掌 (石田章一HIS代表理事:会員報VIBRATIONより)