病院広報(はとはあと)評価支援情報

「はとはあと」は、市民の暮らしに必要な、誠実で適切な医療情報を評価し、支援することで参加施設の透明性と“信頼を高めます。

BHI賞2017に、再びHITO病院(愛媛)が!

2017-10-29 15:16:34 | はとはあと最新情報
HISフォーラム2017 in OSAKA 第21回全国病院広報研究大会
最終選考結果

最優秀賞
・社会医療法人石川記念会 HITO病院
演題:広報で支える「働き方改革」

優秀賞
・鳥取大学医学部附属病院
演題:広報は県境を越える〜医療圏域における信頼構築〜

企画賞
・地方独立行政法人加古川市民病院機構 加古川中央市民病院
演題:病院の統合移転に関する広報活動〜地域のみなさんに「安心」を届ける〜

・洛和会ヘルスケアシステム
演題:外来待ち時間を有効利用し「待つ」から「知る」へ オリジナル動画で患者さまの不安解消!

・社会医療法人杏嶺会 一宮西病院
演題:積極的リリース戦略で躍進し続けるメディア露出

HISフォーラム2017  参加申込は明日23日で締切!

2017-10-22 14:31:42 | はとはあと最新情報


全国各地で行われてきた病院広報の優秀事例に出会える「HISフォーラム2017」の開催まであと1週間とまりました。
参加の申込みは、大きな会場や遠方の施設にも配慮して、申込期限を明日23日いっぱいまで可能となりました。
繰り広げられる多様な事例発表もさることながら、各地で病院広報に携わる方々との交流と関係づくりは、実務の上からもそれ以上に貴重なもの。
現場の悩みや強みの交換は、これこそ「広報」の極みといえないでしょうか。
ぜひ、この機会をお見逃しなく、参加のご検討をお願いします。

そして、その前日27日の午後は、京都のド真ん中といえる柳馬場通(中京区)の京町家が続く一角に位置する「コープイン京都」において「病院広報SD Casss指導員認定のための研修会を行います。
今後、高まる地域包括ケアについてその多様性を考え、病院関係者だけでなく、
中小企業経営の関係者に講師を入れて経営のあり方・考え方のアイデアを持ち帰ってもらおうと考えています。

そして翌28日は、京都市から大阪・守口市の会場PUG(Panasonic)に移動してHISフォーラムに参加していただきます。研修は、同発表の審査の仕組みに加わり、すでに選ばれてきた44事例の病院広報10題が発表を前にして審査員と同様の審査を行ないます。研修生は、この採点経過を通じて病院広報の知識や多面的な広報要素に触れ考えるという研修になります。今回で4期目となる講座として進化しているといえます。

広報とは、ある事柄が情報という姿となって、私たちの社会行動の中に様々な形をして登場します。言い方を変えれば、誰ものあらゆる思考や行動の中に生きており、コミュニケーションの機会を生み育てている存在といえ、無闇で偏見した観念では、くるりきれない性質をもっていると考えるべきではないかと想います。このため、その姿形によっては、組織化できないことや理念化できないこともありうると想います。

ですから、そのような広報疾患?に出会っても組織内にフォロワーがいて、正常な処し方を提案してくれることが重要になる。また、そんなことが議論できる職域は質の高い関わり合いが育つだろうと想うのです。確かに組織化。効率化は重要であり、欠かすことのできない要素ですが、人間的であっても無かっても、人が共に共同する場合、さまざまな知識や考えが交錯するものです。こうした場合の後ろ盾としてのSD Class (病院広報専門指導員)が必要であり、なかでも医療・介護サービスーの現場では必須だと考えます。




広報は「問題解決の思考」として使える

2017-10-06 18:17:30 | はとはあと最新情報

一般に広報における情報は、絶えず伝達することが大切であるとされています。計画的で系統的な情報提供は、信頼の向上など良好な計画となり、発信者の認識を広め深めるとされています。不可解な情報は、人の行動にとって思いのほか障害になるものです。行動の障害になるのではなく、人の行為を助ける役割を果たす情報のあり方が期待されます。

そこで頭をかすめるのは、病院などの医療機関を訪ねたときです。たとえば最近受診している眼科診療所の壁面の情報、多くはペーパーの、いわゆる「ハリガミ」の掲示情報です。壁面の空いたスペースのほとんどは、文字で埋まっています。掲示板や特設ボードに張り出しているケースでは、それほど気にはなりませんが、壁面やガラスのパーテイションに直接張り出してあることも多く、せっかくの良質を目指したデザインや室内設計など、室内はじめ施設の品位・品格や利用者へのまなざしのすべてが台無しとなり、残念でもったいない結果となっている例がよく見受けられます。

また、それと同じ風景を目が肥えた人や専門家がみれば、そこに経営の甘さ、不味さが透けて見えるばかりか、吹き出しているようにさえ見えてしまいます。毎日目に入るものは、それで当たり前の姿として通り過ぎてしまっています。問題とは、理想と現実のギャップを言います。この二つを一致する方向で思考・改善することを問題解決といいます。しかし、このような現実が認識されないのでは、いつまでも、何事も解決しないのでは、と心配になります。

問題が、まず正確に知覚されれば、それこそ問題はなくなります。問題の形を掴むには、そのための知識という道具が必要です。この診療所の場合、確かに掲示情報の印象が問題として浮上していますが、むしろ怖いのは、その性質が、より重要な医学的な問題と繋がっていないか、繋がりはないとしてもなにか関連はないのかとなど、探してみる必要もあるかもしれません。

医療機関では、こんな利用者がらみの問題の話となると、すぐに「アンケート調査」という話になりますが、それでは、公園の滑り台のようなもので、いつもの風景が広がっている認識で終わりです。本気で問題点を変えたいなら、まず自分による”独自の発想探求法”を”直感的”に考え、習慣化することが必要です。

そのためには、まず「広報とは何か」、「広報で何をするのか」を問い続けることが欠かせないポイントです。理想夢と現実像のギャップを知り、その二つを近づけるように考えることです。問題を誰にでもわかるように定義するには、二つのギャップから推察した問題解決をデザイン(定義)することです。広報は、感覚面からの問題解決機能として使うことができる。つまり捉われない多面てきな考えを用いるということです。また、広報によって必要な情報が満たされ、充分な環境が整うということも目指すべきでしょう。

予定より多少道がずれた感もありますが、いずれどこかで考えてみる必要のある広報課題として書いてみました。このテーマは、今後引き続き考えていくことにしますので、よろしくお願いします。

病院広報体制強化のために〜HISメンバーの特典と考え方〜

2017-10-01 17:06:44 | はとはあと最新情報

⬛病院広報の先駆けとして
2004年12月に内閣府から認証されたNPO法人日本HIS研究センターは、主に会員組織における広報・コミュニケーションやヘルスケア・デザインを中心とした会員施設の運営についてのご相談ご要望に対応する法人です。
現在、法人および個人会員、および賛助会員、特別会員、顧問、運営ボランティなど合わせて約100前後のメンバーが中心に集い、さまざまな交流を重ねながら、病院広報の先駆けとしての資源を活用し、学びや質向上の機会を創出しています。

⬛HIS会員に有利な特典

病院、診療所、介護施設などの法人会員が中心で、法人当たり10名の職員を登録することができ日常の業務のなかの基礎知識として「基本講座(認定4単位)」を無料で受講できる仕組みを実施しています。「病院広報の充実により医療の質向上に寄与したい」という法人本来の使命達成を目指しているのです。
一方、広報の実務を学ぶ実践講座では、文章作成や掲示板の運用など運用のほか、ウェブサイトやインターネットの講座を実施、年々新たで高度な知識の習得が求められるようになっているほか、新しい価値観による認識として地域包括ケアの講座にも関心が高まっています。


⬛より戦略的なトップ広報の実現をめざす
病院などの組織広報では、経営の戦略性や内部の統率など、従来組織や機能では処しきれないマネジメントに目を背けるわけにはいかないテーマや問題の発生なども考えられ、そのような高度な内部機能をどのようにしていくか。タダの外部機能ではすまない可能性もあります。当法人では、このような経営的眼差しへの対応として、すでに病院広報専門指導員もスタートさせています。
来年中に200回を数える「HIS広報プランナー認定講座」と合わせ、しっかりとした広報組織体制とする局面に来ているといえます。

⬛病院広報「はとはあと」評価の活用
広報誌やサイトにも力を入れてきましたが、組織全体の強み・弱みが今ひとつ明確でない。調査の全国平均よりも、明確な答えが見えないなどという状況下においてヒントになるのが、当法人が行ってきた「はとはあと」評価ではないでしょうか。内部への積極性や今後の方向への指標に是非ご活用いただきたいし、なによりもそれらの実績は、地域や連携先に説得に具体的に示すことができます。
現在の第1ステージ(情報の積極性中心)とともに、第2ステージ(情報の適切性中心)を総合して受審することで、総合的に評価することも可能です。これにより方向として、評価の質とともに期間・コストの削減なども可能です。さらに会員として受審すれば、一層の効果が短期間で実現させることができます。

⬛現状にフォーカスした総合プランの活用も
HISでは、ただ評価して終わるのではなく、将来に向けた基盤づくりを明確にして、「はとはあと」評価の結果を土台に据えながらPDCAや将来ビジョンを構想を考えていきます。と同時に院内の組織体制の現状にも配慮しながら、トップと現場のコミュニケーションを提案します。
広報がタダの宣伝・広告という売込み型の施策という認識から完全に抜け出すとともに、無駄な経費や人手の放出を避けながら、もう一度、自院の「強み」を生かす経営プランを提案します。

法人会員会費  月額3,000円

なんなりとお気軽にご相談いただけます

代表理事 石田章一