病院広報(はとはあと)評価支援情報

「はとはあと」は、市民の暮らしに必要な、誠実で適切な医療情報を評価し、支援することで参加施設の透明性と“信頼を高めます。

病院の広報の質を高めていく方法

2015-11-30 13:51:39 | はとはあと最新情報
レピュテーション(評判)を上げていくことが、
従来以上に欠かせないものとなりつつあります。
では、現在、ステークホルダーや顧客が認知している評判を、
少しでも上質なものにレベルアップさせるには、
どんなことが必要になるでしょうか。

誠実で相手の立場やニーズにあった対応やホスピタリティに配慮する・・・。
ただのリーピーターではなく、いっそうのファンになってもらう・・・。
とにかくサービスの品質をあげて信頼にたるポリーシーを貫く・・・。

なるほど、今までさまざまなことがいわれてきましたし、
それらの理論もそれなりに納得できるものでした。
しかし、それは理想どおり実行できたでしょうか。
いわれてきたとおり、成果が上がったでしょうか。

実はそれらは「評判を高める」という視点に欠けているのです。
つまり評判とは、優良という「評価の太鼓判」をもらうこと、
すなわち「みんなが認めた」「注目している」ということになります。
いいかえれば「信頼や価値観の共有」ともいえるのです。

理論や一方的な理想像だけでは、体感的な納得になりません。
病院では、命や人生というかけがえのないモノガタリの中に、
現実的な言葉を投げかけねばならい時があります。
伝わることが必ずしもいいといえないときもあります。
医療ならではの言葉や表現、あるときは沈黙によって救われる場面もあるでしょう。

病院広報によるレピュテーション(評判)は、
そのような専門性に守られていることが理想です。
しかし、ただ放っておくと見えにくく、わかりにくいところがあります。
それをよく理解したデザインや非言語コミュニケーションがなにより大事になります。
その快適さと成果が関係者に理解され、
レピュテーション・マネジメントにつないでいくことが重要です。

一に「その”病院”という印象に良い経験をした」という体感がほしいのです。




広告と広報、この悩ましい関係

2015-11-20 15:15:54 | はとはあと最新情報
たいていの広報解説本に必ずほどでてくる「広告と広報の違いは?」という見出し、私も、何度書いたか知れません。
それでも飽きずに書くのは、何処かに「もの足りなさ」を感じるからでしょう。
仕事上、広告や広報に関係する人(たいていは両方を担当し、自分のなかで切り分けをしている人)なら、
頭のなかにしっかりした認識がおありのことと思いますが、
そうでない人つまり広告や広報に無関係でいる人、とくに最近、広報の仕事に変わった人には、
気になるテーマではないでしょうか。
さまざまな概念が交差しますので、やはり抽象的な表現が強くなっていることは否めなせんが、
そうした絡みのある仕事場面に遭遇すると、何となくリアルで真剣になってしまいます。
ここでは図を眺めながら、ご自分の仕事なり、勤務先の広報なりを
まぶたに浮かべながら、まずイメージを広げて見られてはいかがでしょう。
一般には、広告はビジネスの売り込みの一環一手段が「広告」で、
「広報」は、時には予算も使わないのにメディアに紹介されて、
そのために売り上げアップにつながったりする。
それがなぜか理解できなくて混乱してしまうのでしょう。
しかし、ビジネスといわず、NPOといわず、プラスになることを考え行動し、
知恵を絞って種撒いて、我慢も尽くして成果を上げるという図式には変わりないと思います。
広報というと、難しくなりますが、
要は、コミュニケーションをシッカリやるということです。
シッカリやるとは、タテ・ヨコ、オクユキにも抜かりなく気持ちを入れてやる、ということです。
そして大事なことは、デキルマデやる、です。
コミュニケーションでは、伝わるまでやることをいいます。
そこまで考えたら、広告であっても広報であっても関係ありません。
違いなどなくなり、中立的となり、偶然の出会いやつながりの機会が向こうからやってくる。
そこから本当のクリエーティブが立ち現れるように思います。

でも、なぜでしょう?
医療の広告規制は、双方にかかってくるのですね。
この謎解きで、場を持ちたいです。


HISフォーラム in KUSHIROの総括 JAHMCに掲載

2015-11-13 10:00:21 | はとはあと最新情報
「地方創生」、地域包括ケアシステム時代の病院広告のあり方を提示~というタイトルで、
公益社団法人日本医療経営コンサルタント協会の機関誌JAHMC(ジャーマック)2015.11に、
見開き2ページに渡って、HISフォーラム in KUSHIROの開催の概要が掲載されました。
本誌すべてを読みたい方は、
(公社)日本医療経営コンサルタント協会または同認定コンサルタントにお尋ねください。

病院広報紙誌企画・デザインコンクール

2015-11-09 11:29:15 | はとはあと最新情報
日本HIS研究センター(NPO)が、広報の質向上のために、
隔年で実施している病院広報誌(印刷広報媒体)の企画・デザインコンクールは、
全国の医療機関や介護施設が参加し、その優秀性を競うことになっています。
本年は、いわゆる広報誌の枠を少しこえて、
広報的意味合いの強い求人パンフレットや病院案内書なども審査することになっています。

また、併行して行なう、BHI賞2016(質的組織力向上企画)の事例発表の同日同会場で優秀作の展示を行います。
日程は、現在、主幹病院となるHITO病院(愛媛県)および事務局において調整中ですが、
おそらく2016年の10月下旬から11月上旬のいずれかの土日が予想されています。
予定は逐次このブログでもご案内します。

ぜひ、お早めの準備がいい結果に結びつくことを念頭においた対応をお願いします。


※写真は、各地の医療機関から送られてくる病院広報誌のいろいろ