無意識に活動する「まなざし」の世界を知ろう
私たち人間は、日常からのさまざまな意思決定やマネジメントにおいて、常に現状によって切り替わるその場の眼差しによって変化し、環境に対応して生きようとしています。対象それぞれの本質的な違いなどを、明確に意識することで卒なく対応しているのです。身近な問題においても、「わたし」「あなた」「みんな」の視点を明確にすることが医療の質を向上させ、相互のコミュニケーションを豊かなものにできるというのがHISの思考であることは、このブログに読者ならすでにご承知のことと思います。
最近、私宛に送られてきたメールによれば、「私たちの思考、感情、学習の95%は意識されることなく(無意識に)生じている」とありました。情報源は、ハーバード大学のマーケティング学の教授ジェラルド・ザルトマン氏でありました。まさにHISが、従来、医療の場に欠かせないと考えてきた思考の近いものに一致しますので、ここで有難く取り上げさせていただこうと考えました。意識とは初めから知識化された記号であり記憶である。身体認識(イメージ)は、やる気や理想と対話する人間的な力になりそうです。
HIS思考や判断、そして行動の意思決定においても、多くは無意識のうちに生じるイメージ、つまり脳裏に浮かぶだけの脳内映像の質に注目し、その価値を運用しているということが言えそうです。例えば、誰も不思議といわないのですが、自転車に乗るにもほとんどが論理的な対応ではなく、動物的身体感覚によってバランスを取り前進していきます。また、複数の人たちが集まり何かをするときは、他者のチカラとの均衡・関わり合いの感覚を重視し、パートナーのみならず「みんなの思い」を絡めていきます。
そこでは、意識と無意識が縄のように絡まっていき、みんなが一体となることができます。団体戦に限らずスポーツはすべてその仕組みによって成り立っているのではないでしょうか。しかしそれらは、重要な割には大変わかりにくいという欠点があります。そこで行われることが人々に無意識に訴える感性工学、つまりデザインやアート、そして音楽、動画というメディアなのです。名言や一枚の絵を見て元気になるということもあるように、これらのシュツエーションの精力が人に吸収されるのです。
ここで重要なことは、無意識に伝わる無形の価値についての深い理解であり、その無形メディアから発信されるイメージの質の問題です。よくないメディアからは正直によくないイメージが発露されるという落し穴があります。この見極めと活用のためには、その“ツモリ”になることが人間的満足の視点からも必要です。直感や閃めきもこうした無意識の質から生まれてくる感覚であり、人を動かす力になります。医療を求める人々にとって、現場の情報や環境には、どんな質をキープしているのか考える必要が出てきています。
<お知らせ>
第195回HIS広報プランナー認定講座 開講のご案内
日時:4月14日(土)午後1時〜5時
会場:京都YWCA (JR京都駅から地下鉄烏丸線・丸太町下車徒歩10分)
テーマ:ヘルスリテラシーを育む病院、その基本7原則
申込書など詳しくは、http://www.j-his.jp/ にあります。
お電話のお問い合わせは、075-741-8219 月水金13:00~17-00
私たち人間は、日常からのさまざまな意思決定やマネジメントにおいて、常に現状によって切り替わるその場の眼差しによって変化し、環境に対応して生きようとしています。対象それぞれの本質的な違いなどを、明確に意識することで卒なく対応しているのです。身近な問題においても、「わたし」「あなた」「みんな」の視点を明確にすることが医療の質を向上させ、相互のコミュニケーションを豊かなものにできるというのがHISの思考であることは、このブログに読者ならすでにご承知のことと思います。
最近、私宛に送られてきたメールによれば、「私たちの思考、感情、学習の95%は意識されることなく(無意識に)生じている」とありました。情報源は、ハーバード大学のマーケティング学の教授ジェラルド・ザルトマン氏でありました。まさにHISが、従来、医療の場に欠かせないと考えてきた思考の近いものに一致しますので、ここで有難く取り上げさせていただこうと考えました。意識とは初めから知識化された記号であり記憶である。身体認識(イメージ)は、やる気や理想と対話する人間的な力になりそうです。
HIS思考や判断、そして行動の意思決定においても、多くは無意識のうちに生じるイメージ、つまり脳裏に浮かぶだけの脳内映像の質に注目し、その価値を運用しているということが言えそうです。例えば、誰も不思議といわないのですが、自転車に乗るにもほとんどが論理的な対応ではなく、動物的身体感覚によってバランスを取り前進していきます。また、複数の人たちが集まり何かをするときは、他者のチカラとの均衡・関わり合いの感覚を重視し、パートナーのみならず「みんなの思い」を絡めていきます。
そこでは、意識と無意識が縄のように絡まっていき、みんなが一体となることができます。団体戦に限らずスポーツはすべてその仕組みによって成り立っているのではないでしょうか。しかしそれらは、重要な割には大変わかりにくいという欠点があります。そこで行われることが人々に無意識に訴える感性工学、つまりデザインやアート、そして音楽、動画というメディアなのです。名言や一枚の絵を見て元気になるということもあるように、これらのシュツエーションの精力が人に吸収されるのです。
ここで重要なことは、無意識に伝わる無形の価値についての深い理解であり、その無形メディアから発信されるイメージの質の問題です。よくないメディアからは正直によくないイメージが発露されるという落し穴があります。この見極めと活用のためには、その“ツモリ”になることが人間的満足の視点からも必要です。直感や閃めきもこうした無意識の質から生まれてくる感覚であり、人を動かす力になります。医療を求める人々にとって、現場の情報や環境には、どんな質をキープしているのか考える必要が出てきています。
<お知らせ>
第195回HIS広報プランナー認定講座 開講のご案内
日時:4月14日(土)午後1時〜5時
会場:京都YWCA (JR京都駅から地下鉄烏丸線・丸太町下車徒歩10分)
テーマ:ヘルスリテラシーを育む病院、その基本7原則
申込書など詳しくは、http://www.j-his.jp/ にあります。
お電話のお問い合わせは、075-741-8219 月水金13:00~17-00