病院広報(はとはあと)評価支援情報

「はとはあと」は、市民の暮らしに必要な、誠実で適切な医療情報を評価し、支援することで参加施設の透明性と“信頼を高めます。

「目的・プロセス・成果」という事例で競うBHI賞

2012-03-31 14:17:34 | はとはあと最新情報

病院広報の理解の要点は、「伝える」「聴く」「変わる」にあります。広告のように「伝える」ことを目的とするのではなく、広報は、対話をめざして常に要望を「聴く」ことを重要します。その結果、双方の利益のために「変わる」あるいは「変える」ことによって「信頼」と「絆」を深めようと考えます。これ実は、個人レベルで大切な相手に対してごく当たり前にやっている“処世術”なのです。

病院広報の私たちのHISフォーラム、今年は11月に長野市で開催することが決まっています。広報誌の出来映えだけではなく、さまざまな広報活動をふくめた広報実績で、BHI賞は事例発表に参加した演題の中から選考することになっています。広報誌、ホームページ、イベント、各種調査活動・・・いずれも医療施設の広報活動として審査し、その「目的」、「プロセス」、「成果」の面から評価することになっています。

目的は、組織の課題や問題解決を意図し、また役立てたかどうか、「プロセス」は、実際の活動、広報誌であれば、企画編集の手順やスケジュール、関わった人材などの特筆を、「成果」では、定量的な結果だけでなく、連携先や利用者の声など定性的に有効であったという実績を評価します。審査は、予選にあたる第1審査と、フォーラム・フロアからBHI賞など各賞を選考する第2審査があります。また、広報誌の出来映え、デザインの質評価については、事例として申込があった応募にかぎり事務局により委嘱した専門審査員により「デザイン賞」を別途提供することになっています。

言いたいことは、「はとはあと」評価に参加いただいた施設の方には気づいていただいたように、広報とはただ広報誌を発行することではないということです。社会との対話を通じてよりよい関係を創造する活動全般をいいます。

医療の利用には「情報が重要」であるというだけでなく、その情報活動は、いつも「健全でなければならない」ということがあります。いわば病院広報は、健全で明快であろうとする医療環境が本来もつ“免疫性”を高め、医療の質の向上と価値共有をめざす参加者の意識のアップスパイラルであり、医療や福祉経営にこそ軸として必要な活動です。

これらの一連の企画運営には多くの資金とエネルギーを必要としています。会員の皆さま、またそれぞれの関係先の皆さまの参加はもっとも有益なエネルギーとなります。当日会場へお運びいただくことがいちばんですが、事例発表にチャレンジすることこそ相互の利益になることです。最新の情報を前にした全国の医療施設の実例と体験談、またその交流にご期待ください。 (HIS研会員情報バイブレーションより)

 


院内広報誌「なかつ」で認定告知

2012-03-30 15:56:28 | はとはあと最新情報

大阪府済生会中津医療福祉センターの院内広報誌「なかつ」において、

3月1日付の認定を受けた「はとはあと」評価について告知しました。

「なかつ」は、月刊で通巻436号を数えるA4版28ページ、

内部でのDTP制作により、院内の共有すべき情報がぎっしりと掲載されている。

こうした積極的な医療施設の努力もあって、

「はとはあと」マークは、次第に市民にも知られる存在になりつつある。


医療施設のイメージは何処から?

2012-03-25 16:36:17 | はとはあと最新情報

近年、病院のブランディングやイメージ戦略への引き合い、相談が増えている。

病院のイメージは、いったいどうして蓄積されるのだろう。

一説によると、人が生まれて間もなくのころ、

母親が離れると母乳に手が届かない心配から、母親の顔をイメージとして記憶するらしく、

イメージは人間に欠かせない心理・認識過程でもあるようだ。

医療施設を人々の記憶・認識と結びつけ、より強い印象として

有意にイメージを活用するには、イメージがどこで認識されるかを知る必要がある。

イメージを伝え記憶するイメージ要因は、図のとおり4要因と言われている。

 

 


情報と打ち手の効果を考える

2012-03-10 20:48:40 | はとはあと最新情報

医療の情報を、どこかへ伝えたいが、

伝えるためにとる「打ち手」は、広報誌やホームページだけではない。

その時、「広報は何をすればいいか」という視点から、

効果と費用、労力などを勘案して、最適解を選ぶことが必要です。

医療施設の場合、「ヒト」が直に絡むことが多く、

それらの役割をよく吟味したうえで、打ち手を決めることも必要。

 


第156回 HIS 企画広報塾[東京]のご案内

2012-03-09 16:14:53 | はとはあと最新情報

HIS広報プランナー養成・実践講座 全4時間・認定3単位

 ツイッター、フェイスブック、mixi…

「病院広報に有効活用するソーシャルネットワーク」

病院広報に活用するソーシャルネットワークには、まずはメディアのひとつ「IT」の力を考えることが必要です。ソーシャルネットワークの背景には、インターネットの普及、パソコンの低価格化、能力の増大・普及、携帯電話やスマートフォンなどの広がりがあります。また検索エンジンの発達の影響も大きいでしょう。情報の発信手段が多様化し、受け皿となる端末の普及がITメディアに大きな力を与えてきましたが、それによる情報の洪水の中で、“適切に発信”し、“適切な情報”にたどり着くことの課題も浮かび上がりました。

今回の講座では、その切り口の中で、ホームページ、メール、Twitter、facebook、mixi、GREE、などのSNSについて、解説と考察を行います。また、Web広告やサーバー、クラウドの技術、ホームページ上のテクニックについても学びます。

●日 時:2012年4月18日(水)12:30~16:30

●会 場:(東京都中央区区民会館)八丁堀区民館・6号室

  東京都中央区八丁堀4-13-12/tel.03-3555-8641

(東京メトロ日比谷線またはJR京葉線八丁堀駅下車A②出口 徒歩2分)

講 師:久慈 要(くじ・かなめ)氏/株式会社アイ・ブレーンズ代表取締役

1948年、東京都武蔵野市に生まれる。東京大学教養学士、東京大学理学修士(科学史科学基礎論)、東京工業大学工学部人文社会科学群助手(哲学・論理学)。ソフトウェア会社の管理職、役員を経て、現在、株式会社アイ・ブレーンズ代表取締役。自治医科大学非常勤講師(哲学)、国際基督教大学非常勤講師(IT)、大妻女子大学非常勤講師(IT)、VSTいつくしま講師(IT系社会人教育)などを経験。SE・コンサルタントとしても活動中。また、心の諸問題考究会の運営委員。NPO法人日本HIS研究センター会員著書:情報ネットワークシステム、2001年小辞典 訳書:人工知能と人間、マインズ・アイ、ドクターエッコ

進 行 石田 章一/日本HIS研究センター代表理事

         広報誌から危機管理まで いまなぜ病院広報が重要か。

●対 象:経営企画・広報担当者・IT担当者・病院ホームページ製作会社スタッフ

●定 員:20名

●受講料:HIS会員10,500円/一般16,800円 ※HIS「個人会員」はご本人に限り会員料金

●主 催:NPO法人日本HIS研究センター   TEL.075-353-1801 E-mail:info-his@j-his.jp

●お問い合わせ・お申込みhttp://www.j-his.jp