次の施設について「はとはあと」評価第1ステージβ版による再審査を実施してきま
したところ、利用者や職員への情報提供の積極性が、一定の客観性をもって改善が
認められますので、平成25年1月1日付でレベル4の認定をいたします。
おめでとうございました。
医療法人清和会 長田病院 (福岡県柳川市)
病院広報・情報公開評価審査会
次の施設について「はとはあと」評価第1ステージβ版による再審査を実施してきま
したところ、利用者や職員への情報提供の積極性が、一定の客観性をもって改善が
認められますので、平成25年1月1日付でレベル4の認定をいたします。
おめでとうございました。
医療法人清和会 長田病院 (福岡県柳川市)
病院広報・情報公開評価審査会
これぞ、分かりやすさの経典です。
先日の上京中の、神保町界隈でなんどか見かけた
麺類店の玄関表示「やってます」サインです。
もうご存知の方も多いと思いますが、これには感動ものでした。
経験的に分かりやすさを解説すると、必ずと言っていいほど
余計に分かりにくくなり、気がつくと自己嫌悪が胸に閊えています。
だから、分かりやすい事例を示して説明することが最良であり、
こうした事例に出会うことを仕事のように考えてきました。
そこに「やってます」、通常なら「営業中」なのに、あえて「やってます」とした
この店の経営者のこだわり、差別性という感性に感動しました。
たぶん手垢に塗れた「営業中」は、どういしても嫌だったんだろうと察します。
でも、お客がそんなことを、考えながら来店するわけではありません。
しかし、「意識下」という世界では、情緒的な評価が行われているはずで、
この店の目に留まるサービスに対して「無意識」の評価を加えるということがあります。
もちろん、評価はいい悪いに分かれますが、
見た目に御馳走の、この店のアイデンティティは、知らないところで統合的に構築されて、
顧客ロイヤリティや協働へと導かれるのだと推測できるのです。
漢字だらけの病院にも、こんな気分のいい「しかけ」がほしいものです。
。
今日は、「広報の目的」を確認しておきましょう。
知ってるつもりが、間違いのもとです。
広報というからには、「広く、報せる」ことが基本です。
広く報せるから「広告」かな、と理解してしまう人がいます。
広告も、広報の中で使うこともありますが、
本質は、どう考えても広告とは一線を画す必要があります。
(先日の「広告と広報の違い」を参考)
この確認を円滑にするために、そのイメージの図を作りました。
でも正直に言って、図は理解を進める版型に過ぎないのです。
それぞれの広報主体では、これを基にさらに具体的で独自の「言語化」が必要です。
行動を促すための目的がここにあるわけではありませんのでご注意ください。
それによって広報にイノチが吹き込まれ、
今まで見えなかってモノが見えてくるはずです。
以下は、HIS研の定義です。図と合わせて理解してください。
■病院広報の目的
1)理解と信頼関係の醸成
社会に存在する価値についての理解をすすめることである。「専門の人や機能がその地域に営みがある」という価値は、情報を提供しなくても理解される部分も多いだろうが、そうでない部分もある。日常・現場から離れた所にも計画的な広報を行うことにより、少しずつでも信頼や安心の醸成につながっていくことを目的に実行する。。
2)説明責任と情報公開
双方の約束、法令の遵守という視点から、必要なことは説明しなければならないが、ただ義務としてだけではなく、協働する医療の実現という立場から、積極的な説明と情報の提供活動(伝える・聞く・変わる)をしていくことを目的に実行する。
3)マスコミへの対応
組織の伝達能力にはおのずと限界がある。また、自前の情報では、第三者の視点にかけるため、広く社会に伝えたいときは、どうしてもマスコミの力が必要になる。マスコミの社会性をよく理解し、その関係値のために努力していくことも広報の目的と考え実行する。
4)社会貢献と価値共有
手順に従って広報業務をこなすことも大切ではあるが、それだけでは広報として見劣りがしてしまう。規模の大小にとらわれず、ときには社会に貢献できることは何か。社会価値共有に参加することで良質の関係を育むのも広報の目的と考え実行する。
※ご質問はメールで サポートデスク info-his@j-his.jp
12月12日、午後、京都大学医学部のセミナー室において、
「はとはあと」評価事業の検討会を行いました。
参加していただいたのは、認定施設のほか、
理事や市民代表など17名で、年末の多忙な合間をぬって、
札幌や東京からの顔ぶれも見られました。
はじめに京都大学教授の中山健夫先生から
「医療における双方向コミュニケーション」と題して
広報に関わる内容で講演をしていただきました。
そこでは、時代に期待されるエッセンスとして、
マイケル・ポーターが提起したCSR(社会貢献)を超える
Creating Shared value(CSV)という共有価値創出の概念が紹介されました。
患者も、医療者も、新しい時代に向けて、
自らが何ができるかが問われ始めたというのです。
検討会は、過日、認定施設に対していただいたアンケートの集計を中心に、
来年4月から実施しようとしている第一ステージ正式バージョンのあり方について
それぞれの意見を交換しました。
組織経営にとって、俗に利害関係者といわれる
「ステークホルダー」は、多様な形で存在します。
業態や業種によっても、さまざまな存在が考えられ、
その広報的対応も一定ではありません。
医療や介護のばあい、大まかに図のように表しましたが、
広報の重点課題や優先度によっては、
より細分化したステークホルダー像を浮き彫りにして、
適切化を図る必要があります。
当ブログで前回、紹介しました「広告と広報の違い」のひとつに、
いわゆる対象の概念としてステークホルダーの説明が行われます。
これこそ広告にはできない広報の特長(チカラ)といえます。