病院広報(はとはあと)評価支援情報

「はとはあと」は、市民の暮らしに必要な、誠実で適切な医療情報を評価し、支援することで参加施設の透明性と“信頼を高めます。

健康の持続に欠かせないデザインの眼差し

2019-07-14 14:19:55 | はとはあと最新情報
健康の持続に欠かせないデザインの眼差し

医療の大半は医学という科学で構成するが、かけ替えのない命や健康の手立てとしてのサービスや環境という側面を考えると、それ一徹ということがもどかしい。ましてデザインという概念は、たとえ科学的であっても全ての要素がそうとは言えない。感受性やアートによる配慮や支援がないと成り立たない一面がある。この曖昧な区分けを一体どう考えればいいのだろう。その不審は苦渋の身体内部が具に「見えない」ことにあるのではないか。身体は自分自身でありながらイメージでしか認識できない擬かしさにある。

7月13日の午後、大阪梅田のアップローズタワーの関西学院大学梅田キャンパスでそんな「身体イメージ」をテーマに、第25回の関学キュレータ実践会が行われた。講師には、日本HIS研究センターから石田章一が立ち、演題「五蔵が協働して喜ぶ“Design”を考える」について講演し、サービスとしての現代医療のあり方、デザインによる医療のあり方に提言し、参加者の脳内を少なからず震わせた。前向きな姿勢や言葉やつなぎに行く身体部位は、必ず一体となって全身で対応しているという実感(イメージ)が最高の良薬となる。

人が何気なく反射的に発信する「笑顔」など身体反応は、見る側から非言語(シンボル)であると言える。理で考えた思考や文面よりも速やかに、また大量の信号(データ)を配信することができる。これを捉えて他者の視覚は、一瞬のうちにその微妙なメッセージを読み取り、確定してその脳に伝える。この時一切の物的機器など不要なのである。他の実感と抱き合わせて評価・判断し、何らかの次に行動に変える。音やモノではない視覚世界が身体の動きで構成するコトバ(非言語)として活用される。

身体を使い“言語“になるのに「歌唱」がある。身体を楽器として声帯からの「歌」によって心を表現して楽しむ。身体イメージは、自身の体内に取り組み拡大するタイプもあれば、体外に発信にて外部に意思や意識を伝えるタイプがある。いずれも実物としての手応えはないが、心身と微妙に共振し、人間の判断、決断、行動という意思決定につなぐ。そのとき、少なからず人々の健康や体調の変化に影響していく。いいデザインは、いい潜在意識に結びつき、弱腰はそのように振舞っていく。良質の結果は単純である。mitameya190714




最新の画像もっと見る

コメントを投稿