病院広報(はとはあと)評価支援情報

「はとはあと」は、市民の暮らしに必要な、誠実で適切な医療情報を評価し、支援することで参加施設の透明性と“信頼を高めます。

第160回企画広報塾・鹿児島講座ごあんない

2012-09-30 15:48:16 | はとはあと最新情報

病院広報が果たす、日常からの経営戦略

足下の医療マーケティングとは?

その基礎知識と実践


管理職はもちろん、専門職でも「戦略」や「マーケティング」の知識や実践は、

欠かすことのできない時代を迎えています。医療サービスの本質を知り、

利用者の満足のための広報視点、情報対応について具体的に学びます。

●日時:10月20日(土)午後1時30~5時30分

●会場:社会医療法人博愛会・さがらパース通りクリニック 5階はくあいホール

●指導:石田章一(日本HIS研究センター代表理事)

●対象:医療・介護職リーダーおよび管理職・広報担当者

●受講料:一般16,800円(HIS会員10,500円)いずれも2名まで

 

※お申し込み・お問い合わせは、こちら!


会議機能分析フォーム

2012-09-22 09:29:26 | はとはあと最新情報

仕事は何ごとも、モレなくダブりなく、が大事。

最近の組織の特長は、会議・会議・会議・・・・。

それだけヒトと時間を投入する会議です。

費用対効果は気になるところ。

まさか「目的」のない会議はないでしょうね。

目的はあっても誰も知らないというのも、同じようなもの。

知らない内に、違ったことをやっているというのも。

いちど、この「会議機能分析フォーム」を使って、

すべての会議の棚卸しをしてみませんか。

「はとはあと」事務局

 

10月20日(土)午後、ひさしぶり鹿児島市内で企画広報塾」す。

広報プランナー認定3単位。詳しくは、こちら!

 

 


病院広報「伝える」「聴く」「変わる」3原則

2012-09-16 08:41:57 | はとはあと最新情報

病院広報は、ヒトが主役の前向き社会参加

広報は、意見や立場の違う他者・社会との協働や協調をめざす包括的な対話コミュニケーションである。一方向の広告や放送、印刷物は、それだけでは双方向性は確保できず対話にならない。個人だけでなく、人と組織、組織と社会も広報という対話を繰り返して双方の共感、納得や利益を見出している。さまざまな組織・団体では、このような人間社会の原則を知り前向きに参加する仕組みとして「広報」という方法が活用される。

では、対話コミュニケーションを考えるとき、どんなことが必要になるのだろうか。広報というと「伝える」機能なり能力が問われるようだが、それには言葉や情報を、「記号のまま~相手に引き渡す」という印象があり、誤解のひとつとなってきた。院内の張り紙に書いて貼っておけば、それを「見ない方がわるい」などという理屈になりがちだが、それではあまりにも身勝手な感じ方だ。伝えたいという要望は、貼り紙を貼った側にあって、見る側に義務はない。

このためには、まず情報の受け手の立場、状況、能力などをよく理解・研究して、相手に「伝わるように~伝える」ことが重要である。それはまったくキャッチボールと同じで、投球には相手の捕球能力を知ることがいちばん大事なことである。「対話」においても同様で、キャッチャーは今、どんなボールを要求しているかを、常に把握してかかることが必要。双方の能力以上に、その相互理解の深さによってその出来はちがってくる。つまり「聴く」という姿勢と対応によってコミュニケーションの精度はいっそう高められる筈だ。

たとえば広報と同義語のようにいわれてきた「広報誌」は、あくまでも「伝える」ための媒体である。紙面にアンケートの質問を掲載し、その意見を集計するというのは、「聴く」姿勢によるものだが、役割は「聞く」だけである。広報誌で聴く作業には限界がありすぎる。そのほかに貼り紙・ポスターやパンフレット、広告などもそんな耳をもっていない。

 納得でサービスの質につなぐ病院広報

ではホームページはどうだろう。こちらも知識や情報を提供するという意味で「伝える」機能が中心である。もちろんアンケートやご意見箱のように「聞く」仕組み(モニタリング)として分析にも応用できるが、広報誌には負けないだろうが、納得や共感を引き出す「聴く」機能には限界がある。

「聴く」広報のために重要なポイント、それは「ヒト」によるモニタリングである。耳で要望を受け取るということでもあるが、耳や目でも「今その利用者が何を欲したか」という一瞬をモニターし、次回に生かすことこそ「サービスの本質」に迫る急所である。他者の立場に立てば、それは身を挺して聴いてくれたという高度な共感に結びつく可能性がある。医療の場において「聴く」という行為は、そのことを含むものでなければならないだろう。「広報」は広報担当者だけの仕事ではなく、「施設全体の機能として取り組むべきコミュニケーション」、というのはそのためである。

さて広報の原則、最後は、「変わる」あるいは「変える」ということである。相手に意識される・されないを別として、聴いた(話した)以上「変わる」ことがなければ、聴いた(話した)意味はない。読者はもうお分かりのとおり、( )内は相手の立場での表現である。言った・聴いたというレベルではなく、言わなくても(思っていただけで)、それが実現してしまう能力をめざすことが必要だろう。

くりかえすが広報は、双方向(対話)を進めるコミュニケーションであり、その「伝える」「聴く」「変わる」というプロセスを行き来して、社会・組織・個人の相互利益のために、つながりや絆を強くする役割を果たす。このように、人を軸(メディア)として高めた信頼やブランドを我々は「ヒトブランド」といっている。広報は、情報を伝えることに終始するものでなく、深く人的サービスの本質にもかかわっている。「いい病院には、いい事例がある」。11月3日、長野市でのHISフォーラムのキャッチ・コピーである。 

11月2・3日・長野市民病院/メルパルク長野


速報!HIS研が第三者認証ステップ3を取得

2012-09-07 14:22:31 | はとはあと最新情報

NPO法人日本HIS研究センターは、

このほど、「非営利活動組織が公正な組織運営をしているかどうか」を認証する

社会的認証システムによる第三者認証の受審をしたところ、

8月9日、5名からなる調査員の訪問調査などを経て、ステップ3(最高レベル)の認証を受けました。

6カテゴリーのうち、「組織ミッションと事業」や「事務局の執行体制」において高い評価を、

また、総合評価においても63%の達成率であることが評価されました。

「はとはあと」評価事業という医療施設の評価サービスをおこなう組織として、

当然といえば当然の対応ですが、

この結果が、今後、医療施設の評価推進にプラスになればこのうえない喜びです。

NPO法人日本HIS研究センター 代表理事 石田章一