母の葬儀を昨日無事に執り行いました。
御心遣い頂いた皆様に心から感謝申し上
げます。
母は、長崎の福江島に生まれカトリック
教会で洗礼を受けました。原爆も受け
満州から引き揚げて来た兄弟のために
闇市や田舎に買い出し、子守とかなり
青春時代とはかけ離れていたようですし
背も鼻も高かったので戦時中は
外人、外人と言われていじめられたそう
ですが、それを知ったのは私が大人にな
ってからです。
縁あってお寺育ちの母を持つ父と結婚
し、我々兄姉妹は戦争に行ってた父と原
爆を受けた母の話は全く知ることなく幸
せに育ちました、
母は、お茶とお花の先生をしていました
が祖母がお茶とお花の先生を
やっていたので嫁としての勤めだった
ようです。
想像を絶する戦時中、戦後の体験があり
ながら グチ、悪グチを母は一切言わず
いつも穏やかで我々と孫、曾孫の癒し
であり、大人になってから尊敬する存在
でした。父が、亡くなってから13年間
年末年始は我が家で過ごし、孫たちは
喜んでいました。
父も母も戦時中の壮絶な体験は
あまりに惨いので話せなかったのでは
ないかと想像します。
いずれにしても両親が戦争を乗り越え生
き残っていたからこそ生まれた自分の
命の奇跡に感謝です。
神父様のお説教では、母の命は終わりで
なく始まりで我々の困難をこれからも助
けてくださるそうですから、母はこれま
で以上に忙しくなるのではないかと思い
ます。
混沌とした昨今の世界、非難批評、
グチ、悪口でなく命最優先で具体的に
出来ることをやっていこうと思います。
母に感謝する一日でした。
ありがとうございました。
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