中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

ネット使って不眠症治療 

2016年09月08日 | 情報

うつ病を始めとする気分障害やその他の一部の精神疾患は、眠れない、不眠から始まると言われています。
ですから、素人的には、不眠を克服すると、うつ病にはり患しないものと思い込んでいます。

ネット使って不眠症治療 薬に頼らず認知行動療法で
2016年8月26日 朝日

千葉大病院が、インターネットを使った不眠症の治療プログラムを開発した。
薬に頼らず、自らの考え方や行動を見直す認知行動療法を活用し、自宅にいながら治療を受けられるのが特徴。
同病院では、治療の効果を確かめる臨床試験の参加者を募集している。
日本睡眠学会のガイドラインでは、成人の3割以上に不眠症状があるとされ、長く続くとうつ病などにつながるケースも。
主な治療は、睡眠薬を使ったものだが、ふらつきや薬をのんだ直後のことを忘れるなど、副作用が出ることがある。
認知行動療法は、考え方や行動を見直すことで改善を図る精神療法。
うつ病などの治療に効果があるとされ、不眠症の治療にも採り入れられている。
今回の治療プログラムは、同大大学院の清水栄司教授(認知行動生理学)らが開発した。
患者は自宅のパソコンからアクセスし、1日20分程度のプログラムに取り組む。
治療期間は5週間。1週目は睡眠時間などを記録する「睡眠日誌」をつけてもらう。
2週目以降、「ベッドでは寝ること以外のことはしない」「寝つけないときはベッドを出る」など、睡眠習慣の改善を促す。
セラピストからの助言も、随時メールで受けられる。
清水教授は「病院に行かずに気軽に治療を受けることができる。薬に頼らない認知行動療法の普及につなげたい」と話す。
臨床試験の対象は、不眠症と診断され、睡眠薬の減量を希望している18~65歳で、
うつ病や統合失調症など他の病気が診断されていない人。試験の前後1回ずつ、同大病院に通院する必要がある。
応募や問い合わせは、参加者の募集サイト(http://www.chibasad.com/index.html別ウインドウで開きます)から。

■千葉大病院の不眠治療プログラム
【第1週】「睡眠日誌」をつける
【第2週】睡眠に適した行動を学び、変化を試みる
【第3週】睡眠について偏った考えを変える
【第4週】効率的な睡眠を得る時間を設定し、それに沿った睡眠をとる
【第5週】呼吸法などで気持ちをリラックスさせる

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マインドフルネス | トップ | プレゼンティーイズムとアブ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

情報」カテゴリの最新記事