メンタルヘルス対策を推進する上での、基本的な考え方です。
メンタルヘルス対策の理解は、ここからはじまります。
◎予防医学における、一次予防・二次予防・三次予防とは「(一社)安全衛生マネジメント協会HPより転載」
医学は、病気になった時にそれを治す治療医学と、病気の発生を防いだり治療が長引かないようにしたり、
社会復帰を支援したりする予防医学に分けられる。
一次予防、二次予防、三次予防とは予防医学の用語であり、介入する対象と時期によって分類したものである。
一次予防とは、生活習慣の改善、健康教育、予防接種などの病にかからないように施す処置や指導のことである。
一般的に予防という用語だけで使われるときは一次予防を指すことが多い。
二次予防とは、早期発見、早期治療を促して病が重症化しないように行われる処置や指導である。健康診断などが二次予防になる。
三次予防とは、治療過程において保健指導やリハビリテーションを行うことにより社会復帰を促したり、
再発を防止したりする取り組みのことである。
◎メンタルヘルス対策における、一次予防・二次予防・三次予防「職場におけるメンタルヘルス対策について;厚労省」
職場におけるメンタルヘルス対策は、上述の予防医学の考え方に準じて、
一次予防) メンタルヘルス不調の未然防止
具体的取組
〇ストレスチェック
○ 労働者のストレスマネジメントの向上
・ 教育研修、情報提供
・ セルフケア 等
○ 職場環境等の把握と改善
・ 過重労働による健康障害防止
・ ラインケア、パワハラ対策 等
二次予防) メンタルヘルス不調の早期発見と適切な対応
具体的取組
○ 上司、産業保健スタッフ等による相談対応、早期発見と適切な対応 等
三次予防) 職場復帰支援
具体的取組
○ 職場復帰支援プログラムの策定、実施
○ 主治医との連携 等