中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

職場の障害者への配慮を一覧表に

2016年12月23日 | 情報

現場で、具体的に、とても役に立つ資料だと思います。
いくら教育しても、全ては覚えられません。
また、頭の中では分かっていても、いざ、必要な場面になった際に、正しく対応できるかというと、はなはだ疑問でしょう。
御社でも、すぐに手に入れ、活用することをお勧めします。

職場の障害者への配慮を一覧表に 企業で活用広がる
12月14日 NHK

障害のある人と一緒に働くとき、職場で配慮すべきことを図を使ってまとめた一覧表を東京都内の大学が作成し、
企業などでの活用が広がっています。
この一覧表は文京学院大学が作成したもので、縦30センチ、横40センチの紙に、
視覚障害や知的障害など9つの障害についてそれぞれ必要な配慮がまとめられています。
図をたどっていけば具体的にどういった配慮をすればいいか、わかるようになっていて、
企業や自治体の間で活用が広がっているということです。
このうち東京・中央区のビルの管理会社では、精神障害のある人を雇用する予定があり、
社員に一覧表を配ってできるだけ静かな場所で休憩ができるようにするなどの配慮が必要なことを確認していました。
この会社の担当者は「細かい心遣いが書かれていて、よりよい職場作りに生かせると思います」と話していました。
ことし4月に施行された「改正障害者雇用促進法」では、
障害者が働きやすい環境を整備することが企業に義務づけられています。
一覧表の作成を監修した文京学院大学の松爲信雄客員教授は「障害者への配慮は企業だけの努力では難しい。
一緒に働く同僚など現場の人が障害者と働く際の心づもりを知るのに活用してほしい」と話していました。

障害のある人と共に働くために必要な配慮事例を表すリーフレットを制作  
 ~WiTH 共に、豊かに生きていく~(文京学院大学HPより)
http://www.u-bunkyo.ac.jp/faculty/human/2016/09/with.html

「自立と共生」を建学精神に掲げる文京学院大学は、障害のある人が共に、豊かに生きることができる社会を目指し、
この度、障害のある人への合理的配慮を推進する企業向け職場用実践リーフレット
「WiTH 共に、豊かに生きていく」を制作しました。
本リーフレットは、「一億総活躍国民会議」の民間有識者メンバーで、
障害者雇用を専門とする本学人間学部の松爲信雄客員教授が総合監修にあたり、また、厚生労働省協力のもと制作しました。
「WiTH 共に、豊かに生きていく」は、9月26日(月)から希望する文京区内の企業に配付するとともに、
「公共職業安定所(通称:ハローワーク/東京都・埼玉県29ヵ所)」と
「地域障害者職業センター(全国47ヵ所)」にも配布設置し、
併せて本学ホームページでの公開により全国での利用促進を図ります。
本学の経営学部では、「ビジュアル・シンキング」を教育テーマのひとつとしており、
その手法のひとつである「インフォグラフィック」を用い、
社会的課題の解消に取り組むプロジェクトを今年3月から開始しました。
その第一弾として取り組んだテーマが「外国人への防災」です。
外国人は地震に対する経験・知識が少なく、言葉の壁があるため、
それに伴い災害弱者にならないための外国人向け「地震 防災マニュアル」を制作しました。
そして第二弾のテーマが「障害のある人と共に働く」です。
今回は、厚生労働省が公表する「合理的配慮指針事例集」(第一版)の「採用後」の事例に特化し、
企業の人事・労務管理担当者のみを対象とするのではなく、
障害のある人と一緒に働く社員が実際に職場で使用することを想定しています。

「社員への教育」に着目
2016年4月1日、改正障害者雇用促進法が施行されました。
雇用の分野で障害者に対する差別が禁止され、合理的な配慮の提供が義務となりました。
障害のある人が広く活躍できる社会を実現するためには、
障害のある人と共に働く社員一人ひとりが障害のある人を真に理解し、
その理解に基づいた配慮が職場で実践される状況が必要です。
現在、合理的配慮に関しての多くのマニュアルが障害類型に作成されていますが、
一緒に働く人たちが一目で障害類型や合理的配慮(心づかい)が理解しやすいように、
「社員一人ひとりの意識改善」に特化したリーフレットを制作しました。

 

 

 

 

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