中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

12.13日は、休載です

2016年12月09日 | 情報

12.13日は、出張しますので、休載します。
なお、出張先でもブログ更新は可能なのですが、小生のPCは、持ち運びが大変なのです。
ご容赦願います。

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白血病による不安からうつ病も発症

2016年12月09日 | 情報

「精神障害等の労災認定について」(厚労省)には、
〇特別な出来事
・生死にかかわる、極度の苦痛を伴う、又は永久労働不能となる後遺障害を残す業務上の病気やケガをした
 (業務上の傷病により6か月を超えて療養中に症状が急変し極度の苦痛を伴った場合を含む)
〇特別な出来事以外
・重度の病気やケガをした―レベルⅢ
等が、記載されています。
重症度は、素人ですから全く分かりませんが、上記のような項目に該当したことにより、労災認定されたものと推定できます。
原発の作業員は、必ず線量計を身につけているのですが、役に立たなかったのでしょうか?
あれやこれやで、労災認定された後も、会社側の対応に誠意が見られないと、
穏やかに済ませることができる事案も、拗れますよね。

原発収束作業後に白血病、男性が東電提訴 労災認定 
2016/11/23 日経

福島第1原子力発電所事故の収束作業や佐賀県の玄海原発の定期点検で放射線に被曝(ひばく)した後、
白血病を発症し、労災認定された北九州市の男性(42)が23日までに、
東京電力と九州電力に計約5900万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。
原発事故後の被曝を巡り、労災と認定されたのはこの男性が初めて。
提訴後に記者会見し「東北の人のためと思い福島に行ったが、東電からは謝罪もなかった」と訴えた。
東電は「訴状が届き次第、適宜適切に対応する」、九電は「内容を検討の上、適切に対応していく」としている。
訴状によると、男性は事故後の2011年10月~13年12月、
福島第1、第2原発と玄海原発で2次下請けとして溶接作業に従事し、少なくとも19.8ミリシーベルトの放射線を浴びた。
14年1月、急性骨髄性白血病と診断されて抗がん剤治療を受け、これに伴う不安から、うつ病も患ったとしている。
厚生労働省は昨年10月に男性の白血病を、今年5月にうつ病をそれぞれ労災と認定した。〔共同〕

原発作業で白血病労災の男性提訴「東電の改善姿勢ない」
2016年11月22日 朝日

東京電力福島第一原発事故後の作業で被曝(ひばく)し、
白血病になったとして労災認定された北九州市の元作業員の男性(42)が22日、
東電と九州電力に計約5900万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。
訴状によると、男性は2011~13年に、福島第一、第二原発や九電玄海原発で溶接作業などに従事。
その間の被曝量は、記録があるだけでも19・78ミリシーベルトに上った。
男性は14年1月に急性骨髄性白血病と診断され、昨年10月に労災認定を受けた。
白血病による不安からうつ病も発症し、今年5月にはうつ病でも労災認定を受けた。
提訴後に会見した男性によると、労災認定後も東電からは謝罪はなく
労災認定後も安全管理面で改善する姿勢が見えなかったという。
男性は「原発に入るときも、放射能の怖さなどの教育はほとんどなかった。自分たちは捨て駒ではない」と訴えた。
原告代理人の海渡雄一弁護士は「原発事故の収束作業で高い線量の被曝があり、
それが健康被害をもたらしうることを社会的に明らかにしたい」と述べた。

 

 

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