元関西人の私には、東京には秋がない、と言うか、暑い夏が一気に寒くなって秋の風情を味わういとまもなく冬になるというのが季節感である。
関西に居た時には、秋になると、京都や奈良などを散策して存分に美しくて旅愁を誘う秋のすばらしさを楽しんでいたので、そう思うのかもしれないが、秋の期間がもっと長かったような気がしている。
さて、わが庭も師走の寒さに呼応して晩秋の様相を呈してきた。
しかし、今年は、異常気象なのか、いつもなら綺麗な花を咲かせてくれる椿が、すべての蕾が固いままで、フルグラントピンクだけ、やっと数輪色づき始めた状態である。

モミジが、やっと紅葉した。
鴫立沢や琴の糸などは、小木でまだか細いのだが風情があって面白い。
獅子頭が深紅に染まるのはまだ先のようである。
ドウダンツツジ、ブルーベリー、蔦などほかの木の紅葉も秋色を増幅して華やかである。








万両が存在感を増してきた。小鳥が種を落としてゆくので、庭のあっちこっちに広がってゆく。
夏ミカンが色づき始めた。
枇杷の花が咲いている。
エレガンスみゆきも咲きだして小鳥を集めている。





花と言えば、ツワブキがあっちこっちに咲いている。
小菊の季節でもある。

