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熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

トマト栽培日記・・・(5)小さな実が結実

2009年05月09日 | トマト栽培日記
   雨模様のうっとおしい天気が明け、庭の木々や草花が一気に元気を取り戻した感じで、雨露に朝日が照り映えて輝き始めた。
   正に、目に青葉で、田植えの終わった水田も、急に緑の色彩を強め始めて、緑色の湖が広がったように美しい。

   プランターのトマトで、一番成長の早い苗の一番花房の根元の黄色い花が消えて、代わりに小さな青い実がついている。
   まだ、結実したのは枝元から3つくらいだけだが、その先の花房には、満開の花から、色付き始めた蕾、それに、まだ小さな緑の塊と少しずつ姿を変えながら花と蕾が並んでいる。
   二股に分かれて少しずつ先が伸びている様子だが、真っ赤なミニトマトが列になってぶら下がってくるのであろうか。

   これで、プランターに本植えしてから、丁度丸4週間になるのだが、大嵐で、葉が少し折れたり、細菌にやられたのか、一本の葉だけ葉の中央が黒ずんで先が下向きに曲がったので切り落としたくらいで、他には何の問題もなく、すくすく大きく育って、青々としっかりした木に成長して来た。
   苗の足元に、オルトラン顆粒を少し撒いた。
   今のところ、あまり、問題がなさそうなので、薬剤散布は止めておこうと思っている。

   先週、面白いと思って買ったイタリアン・トマトの苗木F1サンマルツァーノ・ロンドを、バケツの様な形の大きな野菜用プランターに植えておいたのだが、既に、花房が付いていた所為もあったが、今日見ると、一番花が結実して、かなり、大きな実になっている。
   このトマトは、濃厚な旨みの究極イタリアントマトと言う触れ込みの、四角い形が特徴のカット用トマトと言うことで、ソースなどにも使う料理用のトマトらしい。
   私自身、スパゲッティでも、トマトソース系統を避けて、クリームソース風の白いものをオーダーするくらいだから、トマト料理は好みではないのだが、とにかく、ものは試しなので、育ててみようと思ったのである。
   ヨーロッパでは、結構、トマト料理を経験していたので、南ヨーロッパの雰囲気を思い出して、何となく、懐かしくなった所為かも知れない。

   ところで、種蒔きからのミニトマト・アイコの苗だが、結局、発芽したのは、レッド、イエローとも、15本ずつくらいだったが、育ちには大きく差が出るもので、ボツボツ、花芽が出そうな苗は、3~4本ずつで、少し遅れているが苗として使えそうなのもそれくらい。
   いずれにしろ、2~3本ずつ、しっかりした苗を選んで、地植えにしようと思っている。

   さて、私の庭だが、今咲いている花は、都忘れとイングリッシュ・ビオラで、ピンクの都忘れの株を除けば青色系統で、もうすぐ、梅雨になると一気に広がって庭を覆う露草と共に、夏は、青い花の方がクールな感じで清々しい。
   私の庭には、今季節なのに、アイリスやあやめ系統の花がないので、一寸さびしい感じがするのだが、これは、私の趣味の問題だから仕方がない。

   青い花と対照的で、大輪の花を咲かせ始めたのは、濃いピンクや赤色系統の芍薬と薔薇で、牡丹の後さびしくなっていた庭を埋めて少し華やかになった。
   その横で、緑色に変わってしまった枝垂れ梅に、勢い良く這い上がって青紫色の大きな花を連ねているのは、クレマチス。
   木陰には、赤紫のシラン。
   コデマリの白い花房は、少しずつ先から黒ずみ始めている。
   もう、そこまで、夏が近づいて来ている。
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トマト栽培日記・・・(4)花の周りを昆虫が歩き始めた

2009年05月02日 | トマト栽培日記
   先週、黄ばんで来た蕾が開花し、飛んできた小さな昆虫が花の周りを歩き始めた。
   苗にもよるが、まだ、蕾の固いものもあったり、3番花房を現し始めたものがあったり、同じスイート系統の苗でも、固体の性格の違いか、成長に差が出ているのが面白い。
   背丈だけは随分大きくなった感じで、6本とも、50センチを超えた。

   仮の支柱を立てていたので、園芸店に、どんなものが良いか支柱を探しに出かけた。
   ネット付きのテント様の本格的な支柱セットなども展示されていたが、結局、S字カーブの螺旋型支柱と、三本足セットの支柱を2種類買って来て、試してみることにした。
   螺旋型支柱は、トマトの木に巻き付く形になるので、紐で支柱に固定する必要がないと言うのだがどうであろうか。
   3本足支柱は、支えを移動させながら迫り上げる方式だが、固定はしないために多少宙ぶらりんなので、まだ、しばらく、元の支柱を残すことにした。

   種蒔きして植えたミニトマト・アイコは、やっと、10センチくらいの大きさまで育ち、柏葉様の本葉も数枚出てきたので、大分苗らしく格好が付いてきた。
   この苗は、一番花が付くまで、このまま、ポット苗の状態で育てようと思っている。

   さて、昔子供の頃に、トマトとジャガイモは、同じナス科の植物なので、ジャガイモの茎にトマトを接木すれば、ジャガイモもトマトも両方出来ると聞いて興味を持ったことがある。
   ジャガトマというようだが、一挙両得と言うそんなに都合の良い話はなくて、二兎を追うものは一兎も得ずで、両方とも出来ても小さくて使い物にはならないらしい。
   それでは、交配させれば良いではないかと言うことだが、自然交雑は出来ないらしくて、特別な手法で交配すれば異種間雑種のポマトというのが出来る。
   暖地のトマトに寒冷地のジャガイモの遺伝子を加えて、耐寒性を高めようとしたらしく、つくば万博にも出展したと聞くが、案外、トマトも、昔の名前で出ていないのかも知れないと考えると面白い。
   子供の頃に食べたすっぱいトマトを殆ど見なくなったのも、時代の流れであろうか。

   ところがである。インターネットを敲いていたら、実際に、静岡県のJA遠州中央の農家で、ジャガイモの茎にミニトマトのような1~3センチの大きさの実が沢山出来て、その実はトマトのようであったと写真入で紹介されているではないか。
   受粉すれば実がなるのは当然の筈だが、通常出来ないのは気象条件のようだが、地球温暖化でエコシステムが崩れてくると、思いがけない実や種が生まれて来るかもかもしれないと思うと興味深い。

   支柱を買いに園芸店に行った時、今度は、イタリアやフランスのプロバンスのトマトの苗が沢山出ていた。
   私など、トマトは生でそのまま食べるものだと思っていたが、ヨーロッパに行ってからは、煮炊きしたトマト料理やトマトソース味の料理が多いので、最初は随分戸惑って困った思い出がある。
   トマトばかり沢山作っても、と思うのだが、多少興味を感じているので、今のトマトに目鼻が付けば、と、変な色気を感じている。
   
   八重桜が散り始めた先月下旬に、プランターに蒔いた西洋朝顔とスーパーカラー朝顔、それに、八重咲きコスモスが発芽して双葉を出した。
   コスモスは、日当たりの良い庭の空間に適当に植えようと思っているが、朝顔は、庭木の根元に植えて、好き勝手に庭木に這い登らせることにしている。
   不精である所為もあり、手間暇かからずに適当に植物たちを泳がせて、そのサプライズを楽しむと言うのが私の流儀で、まず、盆栽などと言った世界とは程遠いが、雑な中にも、面白い空間が生まれることがある。
   さて、これからは雑草との戦い。イギリスのガーデニングが羨ましくなる。
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トマト栽培日記・・・(3)花芽が色付きはじめた

2009年04月26日 | トマト栽培日記
   市販トマト苗を植えて、丁度2週間目だが、やっと、一番花が色付き始めた。
   テキストの説明では、このように花芽の出ている苗を買って来て植えるのが良いと言う事だが、私の場合には、もっと成長の遅い幼苗を買ってプランターに植えたので、既に、背丈40センチメートル以上の大きさに育ってしまっていてこの状態である。

   これは、ミニスイートと言うミニトマトの苗木だが、色付いた蕾が開いて、まともな花の形になるには、まだ数日かかりそうである。
   枝先には、小さな第二花房が現れている。
   6本の苗木の内、この苗と同じ状態に育ってきているのは1本だけで、他の4本の苗は、一番花房の蕾は、まだ、緑色で小さくて固い。
   昨日の強い雨風の悪天候に晒したが、支柱にしっかりと結わえていたんで、苗木の状態は、何の変化もなかった。

   先日、ガーデニング・センターに出かけたら、タキイ種苗や、サカタのタネ、それに、地元農家のトマトの苗が大量に出ていた。
   高いのはタキイの1本350円くらいする苗だったが、どんなに違うのであろうか。私は、桃太郎くらいしか知らないのだが、スーパーで売っているトマトなど、あまり、他の果物や野菜のように銘柄などなくて、同じようなトマトしか売っていないように思っていたので、不思議な気がしている。

   昔、タキイ種苗の社長と話す機会があって、タキイは、野菜や果物の原種の種の収集とコレクションの豊かさを誇っていて、農林省にも貸し出しているのだと聞いたことがある。
   良く分からないが、掛合わせを繰り返して限りなく原種に近づけるのかも知れないが、流行なり消費者のニーズに合わせて、その原種を取り出して掛け合わせることによって、新しい種を作り出すのだと聞いたような記憶がある。
   甘いトマトが良いとか、病虫害に強いトマトの苗が良いということになれば、その特性の遺伝子を持った原種苗を掛け合わせるなどして、実験や研究検査など試行錯誤を繰り返しながら新種を生み出すのであろう。
   
   ところで、私が、種を蒔いて育てているサカタのミニトマト「アイコ」や「イエローアイコ」の苗も店頭に出ていたが、私のアイコのポットの苗は、一番大きくなった苗でも、まだ、5センチほどの大きさなので、本植えするには、まだ、2~3週間かかるであろう。
   5月の下旬となると梅雨前になるのだが、夫々、2本選んで、1メートル四方あれば良さそうなので、庭の片隅にでも路地植えをしようかと思ったりしている。

   さて、今の私の庭だが、椿が殆ど終わって、新しい新芽が勢いよくで出して気持ちが良い。
   牡丹の花は、今盛りで、芍薬のほうは、少し遅れて、蕾が少しずつ色付き始めている。
   山吹が満開で、こでまりが咲き始めた。
   クレマチスが、もう少しで咲き始める。

   草花は、チューリップが残っているくらいで、他の春の草花は、花期を終わった。
   一面に咲き乱れていたスミレも、もうすぐ終わる。
   今、一番美しいのは、淡い青紫色の野菊のような都忘れで、思い切って株分けして、あっちこっちの空き空間に植えつけたので、
   デルフィニュームの青色と相性が良くて、風に揺られてなびく姿が優しくて風情があってよい。

   グミの木が、枝を切りすぎた所為か、枯れてしまったので、その後に、ロウヤガキを植えた。
   これまでは鉢植えだったのだが、どうも、雌雄異体のようなので、すずらんのような花をつけるのだが、すぐ落ちて実にはならない。雄の木を探してきて植えなければならないのだが、庭に余裕がないので諦めようと思っている。

   ゆずの木が、どうにか大きくなって、沢山の小さな白い花を付け始めた。
   金柑は、まだ、小さいので、昨年は実が二つ。今年は、どうであろうか。
   レモンを植えたいのだが、千葉では、寒くて駄目なようである。昨年、試みにオレンジレモンの苗木を買って鉢植えをしているのだが、冬に殆ど葉が落ちてしまった。勢いよく、小さな新芽が出始めているのだが、何処まで樹形を回復出来るのか、楽しみにしている。
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トマト栽培日記・・・(2)一番花の蕾が出た

2009年04月18日 | トマト栽培日記
   市販のトマトの苗を植えて一週間経ったが、5~6センチメートルは成長した感じで、葉の張りも茎の強さも成長の効果が出て来ている。
   気がついたのは、茎の上部に、小さな花房がついたことで、やっと、一番花の準備が出来て来たのである。
   大小はあるが、6本の苗総てについている。

   茎が伸びるに連れて、葉が互生につきながら大きくなるのだが、花房は、葉と葉の間の茎の真ん中から、葉などを伴わずに、単独で飛び出す。
  孤高というか、ミニトマトなら、二列に真っ赤になって垂れ下がるようである。
   園芸本などには、第一花房がついて花が咲いている苗を選んで買ってきて定植するのが良いと書いてあったが、まだ、そこまで育った苗はなかったので、比較的成長の良いしっかりした苗を選んで来たのだが、これで、取りあえず、安心である。
   来週には、黄色い花に変わるのであろう。

   もう一つ、茎を一本仕立てに育てるべしと言うことなので、夫々の葉の根元から出ている側枝を一つずつ手で摘み取る芽かきを行った。
   花の下の側枝は、6~10センチになったらかき取れと書いてある園芸本もあるが、その記述のない本もあるので、取り合えず、気づいた時にと思ってかき取った。
   
   いずれにしろ、苗が少し大きく育ってきた以外には変化がないので、このまま、様子を見ようと思う。
   先日、雨が降ったが、苗床は、そのまま、外部に放置していた。
   花が咲き始めたら、あまり、風雨にさらさない方が良さそうだが、当分、戸外に置いて育てようと思っている。

   ところで、種まきした「アイコ」の芽が育って、本葉が2枚出てきたので、先日、小さなポットに植え替えた。
   ピンセットでするような細かい作業だが、しっかり根がついているようで、心なしか大きくなった感じである。
   丁度、市販苗と一ヶ月ほど遅れた感じである。
   結構な数の苗が取れそうだが、当初は、5~6本育てれば良いと思っていたので、規定外だが、とにかく、一人前の苗に育ててみようと思っている。
   何処に植えて育てるかは、それから考えれば良い。
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トマト栽培日記・・・(1)プランターに市販苗を植え付け

2009年04月11日 | トマト栽培日記
   家内が健康のためにと、トマトに気を使っているので、プランターで栽培してみようと思い立った。
   昔、子供の頃、祖父母の故郷である宝塚の田舎に住んでいたことがあるので、多少、畑の知識はあるが、要するに、野菜の栽培も、ガーデニングも同じだろうと思って始めることにしたのである。

   種から栽培しようと思って、園芸店でサカタのタネの細長のミニトマトである「アイコ」の種を買って来て、3月の中旬に蒔いたのだが、寒かった所為か、やっと、4月に入って芽が出てきたので、まだ、大分待たないと一人前の苗として植えられない。
   それはそれとして、近くの園芸店でトマトの苗を売り出したので、まず、この苗を買って植えてみることにした。
   いつもなら、トマトの栽培に関する本を手にして始めるのだが、今では、グーぐルで検索すれば、その程度のノーハウは簡単に手に入る。そう高をくくってスタートしたものの、疑問ばかりが出てきて覚束ないが、バラの栽培の時も、結局、自分自身で頭を打って学ぶ以外に良い方法がなかったことを知っているので、見切り発車した。

   園芸店ケーヨーD2で、普通のトマトの苗が1本68円だが、ミニトマトがなかったので、カネコ種苗オリジナルと言う一寸値が張るが良さそうなので、1本248円の苗を買うことにした。
   良く分からないが、スイートミニとか、スイートジャンボとか、スイートトマト系統のトマトで、スイートなら良かろうと思って、何の疑問も抱かずに、5種類1本ずつ(ジャンボは2本)買って植えることにした。

   プランターだと株間を30センチ以上あけろと言うことで、土も一株20Lくらい必要だと言うことなので、とりあえず、容量34Lと42Lのかなり大きなトマト2本用と思しき支柱立て付野菜プランターを買った。
   用土だが、市販のものを使うつもりだったが、丁度、苗と一緒に、「スイートトマトのベストマッチ肥料」と言うのが並べられていた。植え付けから収穫まで一度で済むと言う万能の肥料で、活着を促す肥料から、後期に効く被膜肥料まで6種類の肥料が混合されているので収穫までしっかりとサポートすると嘘のような能書きが書いてある。
   ものぐさの私であるから、文句なしに衝動買いした。
   
   問題は、用土に何を使うかである。
   幸い野菜の培養土と言うのが市販されている。しかし、これには、肥料配合と明記されている。
   念のため、傍にいた店員に、その培養土を使って、この便利な肥料を併用して良いのかと聞いたら、用土はあくまで用土であり、肥料は必要なので、両方使えと勧める。
   何故、肥料配合用土に、更に肥料が要るのか、どうせいい加減なことを言っていると思ったが、深追いしなかった。

   このケーヨーデイツーは、品物が何処にあるのかくらいは聞けばあり場所を教えてくれるが、間口の広い何でも屋のホームデポのような店舗であるから、店員の商品知識は不足気味で、まして、園芸関係になると、余程、専門的な知識と教養がないと、殆ど明後日の答えしか帰って来なくて役に立たない。
   
   大体、野菜も、草花も、培養土には、大なり小なり肥料が配合されていて、プレーンな用土は、鹿沼土や川砂や黒土や腐葉土と言った単体しかない。
   トマトは、肥料過多だと葉ばかり育って実成りが悪くなると言うことなので、大事を取って、一番シンプルな草花用の培養土には、規定どおりのベストマッチ肥料を混ぜ込み、一方、肥料配合の野菜培養土には、規定の半分のベストマッチを配合して苗床を作り、二種類平行して植えることにした。

   プランター3個に、それぞれ2本ずつトマトの苗を植えつけて支柱を立て、虫除け薬品として、根元に、オルトラン顆粒を少量撒いて、たっぷり水をやって植え付けを終えた。
   雨が当たらない方が良さそうだが、日当たりも問題なので、日当たりの良い軒下近くに置いて移動し易いようにした。
   さて、どんなトマトが出来るのか、ウイークリー・ベースで記録を残そうと思っている。
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