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YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ゼラニウム

2020-03-23 07:00:00 | 園芸植物


ゼラニウム(フウロソウ科)
原産地:南アフリカ/ 四季咲き

ゼラニウムが、南アフリカのケープ地方からヨーロッパ渡り、品種改良されたのは17世紀のことらしいです。それ以後、ヨーロッパでは玄関や軒先を飾る花として定着。


@フェックス谷(スイスエンガディン地方)

ゼラニウムは匂いが強いため、玄関に飾ると魔除けになると考える地方もあるんだとか。日本が節分にイワシの頭を飾るのと一緒ですね。 

丈夫な植物ですが、温度が高くジメジメしたところが苦手。




だから、我が家では盛夏を過ぎるとこんな風に歯が黄色くなってしまいます。高温障害って言うらしいのですが、再び秋になって気温が落ち着くと復活してきます。

さらに気温が下がり霜に当たると、今度は葉っぱが赤くなったしまいます。



そしてこれも春になって暖かくなると、次第に復活してくれます。




というわけで、盛夏と真冬を除いて、だいたい咲いてくれているありがたい植物がゼラニウム。

しかも、切り花にしても長持ち。
ただし、花びらがはらはらと散るので注意してください。



ゼラニウムの香りは独特で、蚊除けにもなるくらいなのですが、精製されたアロマオイルはイライラを落ち着けてくれる働きもあるそうです。

さて、そんなゼラニウムに種がついているのを発見しました。



なんと、綿毛タイプです。

見つけたときにはすでにいくつか飛んで行ってしまった後ようで、すでに残り1つでした。調べたところ、1つの実に3〜4の種子がついてきるとのこと。




で、この種子なんですが、よく観察してみると何やら螺旋状の軸のような部分を持っているようです。

!!!




これって、ひょっとして…

自分で種まきをするカラスムギと同じ仕組みなのでは!?

フウロソウ科にはやはり螺旋の軸を回転させて土に種を固定する種があるとのこと。

で、実験しようと思った矢先に風に飛ばされて種を紛失しました…(T . T)

む、無念…_| ̄|○

今度見つけた時こそ!!!




ゼラニウムは挿木でどんどん増えます。

今の職場に緑の手をもった(園芸上手な)方がいらっしゃり、どんどん増やして配ってくれます♪

なんてありがたい!!

というわけで、ラベルを作ってみました。



こうしたラベル。つけておくと、中には気に留めて興味を持ってくれる人がいるようです。よろしければお使いください。



ゼラニウムの種が気になる〜って思わらた方、是非こちらもお願いします↓

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バンクシア

2020-03-22 07:00:00 | 七十二候


バンクシア属(ヤマモガシ科)
原産地:オーストラリア

オーストラリア一帯に生える特徴的な花序を持った植物。バンクシアは属名で低木から25mを超える高木まで80種ほどの種があるとのこと。

日本を始めガーデナーの間では人気植物っぽいです。

写真は横浜イングリッシュガーデンにて、3月下旬に撮影。改めて興味を持ったので、今回調べてみました。

バンクシア属は背丈だけでなく、葉の形も様々らしいので、前にオーストラリアのパース植物園で見たこれもバンクシアなのだろうか…?



他にもいろいろあったと思うのだけれど、写真が見当たらないのが残念(^^;;

ひょっとしたらこれは、バンクシアのドライフラワー かも↓


インフォメーションみたいなところに無造作に置いてありました。

この当時、この知識があれば、もう少し楽しめたはずなのに惜しいことをしました。

↑いつもこんなのばっかり…(^^;;

ちにみにブラシノキも似た形をしたオーストラリアの植物ですが、こちらはフトモモ科ブラシノキ属。



似ているけれど別物のようです。

ただし、どちらの属もその多くの実は山火事による刺激で破裂し、種子を飛ばすようです。

オーストラリアの乾燥した大地は山火事が発生しやすく、火事で拓けた土地にいちばんに根を下ろすのが、バンクシア属やブラシノキ属。いわゆるパイオニア植物と言われる植物たちです。

残念ながら実の写真は在庫なし。
今後見つけたら写真に収めておきたいと思います。

ただ、バンクシアは花は咲いても結実しないものが多いそうなので、道のりは長いかも…



バンクシア知ってたよーっていう方もそうでない方もは是非クリックお願いします↓

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春分

2020-03-21 19:16:00 | 二十四節気



柔らかな春の日差しに包まれる、そんな季節が春分。二十四節気、第四の節。

「春」を「分ける」と書くのは、「冬至」と「夏至」の真ん中という意味。

オフコースの「僕の贈り物」という歌の中に

♪ 冬と夏の間にはるをおきました
だから春は少しだけ中途半端なのです ♪

という歌詞がありますが、春分とはつまり、そういうことのようです。





※画像は国立天文台HPより

春分に太陽が通る緑色の線はいわゆる「赤道」です。

イランではこの日を「ノウルーズ」と呼び、正月としています。また、中央アジアからアフリカにかけてこの日を祭日として祝う国も多いようです。

春分の日は、昼と夜とが同じ時間になる日(正確には地域によって若干のズレがあります)。そして、この日から夏至にかけては昼が長くなる日です。


@赤道博物館(2013)

ちなみに赤道直下の都市ではこの日、太陽は垂直に南中するため、南中時には影が消えます!!

一度体験してみたいものです。
ちなみに赤道の上に位置する国は、

インドネシア、モルディブ、ブラジル、コロンビア、エクアドル、キリバス、サントメ・プリンシペ、ガボン、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ウガンダ、ケニア、ソマリア

中でもエクアドルは首都キトが赤道の上にあることから、名前そのものがスペイン語で「赤道」を意味しています。

ちなみにご近所(?)では、シンガポールがほぼ赤道直下に位置していて、春分の日に影が消える現象を見るにはうってつけかなぁと…



日本でも、春分の日は国民の休日。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」だっていうのでびっくり。国民の祝日に関する法律にそう書かれているそうです。

お彼岸のお中日だからお休みなのかと思っていました(^^;;

仏教では、この日はあちらの世界とこちらの世界がいちばん近づく日とされていて、祖先をうやまい、なくなった人々をしのび、供養をする日です。



いずれにしても春分の日は「命を慈しむ日」

なお、ここまで「春分の日」に限定してかいてきましたが、この日から清明までの期間が二十四節気としての「春分」。

いよいよ春も本番。生き物の活動はここから一気に加速します。自然観察が忙しくなるシーズンです。








【七十二候のページ】
初候→雀始巣
次候→桜始開
末候→雷乃発声




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ツグミ

2020-03-21 09:04:00 | 野鳥


ツグミ(ヒタキ科)
分布:中国・台湾・日本・ミャンマー・ロシア
全長:24cm / 冬鳥

ツグミは夏にシベリアで繁殖し、冬になると大群で日本へ渡ってきます。飛来した当初は森林で群れを作っていますが、次第に平地へと移動して分散。草地や農耕地、市街地でも普通に見られる冬鳥。


雑食性で、地面をホッピングで移動しては地面にいる虫を探している姿をよく見かけます。木の枝にとまって木の実を食べていることもあります。

ちょっと胸を張っているように見えるので、わたしは「いばりんぼ」なんて呼んでいるのですが、「ツグミ」の語源は、日本ではさえずらないために「口をつぐんでいる」という風に考えられていたという説があります。地鳴きはするんですけどね。



3月半ばを過ぎると、再びシベリアへ向けて渡りを始めるツグミ。

写真の個体は3/20に撮影。人が近づいても全然飛ばなかったので、人馴れしすぎているのか、はたまた怪我をして飛べないのか…。心配です。



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雀始巣(春分初候)

2020-03-20 07:00:00 | 七十二候

春分

☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢

(2020年)

3月20日 ☀5:45/17:53🌙25.5

3月21日 ☀️5:44/17:54🌙26.5

3月23日 ☀️5:42/17:55🌙27.5

3月24日 ☀️5:41/17:56🌙28.5


 

明日3月21日は春分の日いつのまにか日の出は随分と早くなり、昼と夜とがほぼ同じ長さになります。太陽が真東からのぼり、真西に沈む日。

 

仏教では彼岸(ご先祖様がいる世界)は西に位置するとされているため、この日が、此岸(わたしたちのいる世界)と彼岸が最も通じやすくなる日と考え、この時期に先祖供養をするようになりました。

さて、そんな春分の初候は雀始巣(すずめはじめてすくう) 

 

暖かくなり、雀が巣作りを始める頃です。 

赤ちゃん雀はクチバシが黄色く「黄雀」なんて呼ばれることもあるそうです。意外と身近なところで巣作りしたりしています。

スズメの子育て

大好きなヤナギの木には花が咲きました。

ハクモクレンやモクレン、コブシのもあちこちで開花中

ハクモクレンの受粉システム

 

 

そして、木々の新芽もますます美しい季節。
こちらの記事もぜひ

すっかり春らしくなったこの頃ですが、年によっては、季節外れの雪が降ることも。

 

 

【季節のおすすめスポット】

房総半島を走るいすみ鉄道(大原〜上総中野)
ロケで使われることの多い人気の高いローカル線ですが、この季節は菜の花が車窓を彩りそれは見事です。

 

 



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