YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

深みのある色合い

2011-10-03 19:08:11 | 身近な自然情報
ヨウシュヤマゴボウの実が、すっかり熟しました。深いワインレッドの実と軸の明るい紫の取り合わせが、美しすぎます。

秋の深まりを感じる今日この頃。急に肌寒くなりましたので、皆様風邪などひかれませんように。

最後に癒しの一枚↓↓↓







どうにでもして~。

アレチノヌスビトハギ

2011-10-03 05:37:34 | 身近な自然情報


謎の花の名前が分かりました。アレチノヌスビトハギです。
花色が鮮やかで目をひきます.




ヌスビトハギというミズヒキに似た花がありますが、こちらは北米原産の外来種で、現在躍進中のようです。



花のつき方はミズヒキとまったく違うものの、共通点はこの種。
形自体は似ているといえば似ている、似ていないといえば似ていないかもしれません。
(ミズヒキは必ず種が2つずつ、写真右側をもっとサングラスのようにした形。)



似ているのは、このぺったりとくっつくところです。粘着力は最強です。
はらったくらいではぜったいに落ちません。しかも、はがそうと思って種の一部をつまんで引っ張っても、連結部分から切れてしまい一気にはがれてくれません。

…などと、うんちくを述べるために、種をわざとつけてみたのですが。



写真を撮るのに夢中になっていたら、ご覧のとおり。腰のあたりにびっしりと。…やられました!
後ろ側は見えにくいし、はがすのに悪戦苦闘です(^_^;)

そもそも、この「くっつく」という攻撃は種を遠くに運んで繁殖するための植物の知恵なわけです。こんなにびっしりはりついたら遠くへ運んでもらっても、落ちることがないんじゃないかと思っていました。
しかし、そこは植物のほうがうわて。種が熟すと、さやが開いて中から種が落ちる仕組みになっているのです。さやは張り付いたままでも、種だけ落ちれば問題ないですからね。頭いいなあ…。