昔撮った杵柄？

夏休み・・・、では無く海外出張を１週間後に控え、何やら慌しくなってきました。国際学会での発表練習は終えたのですが、原稿とスライドの訂正をしなければなりません。
９月１１日からは写真展が始まります。９月２日に帰って来て、１週間後には搬入なので写真を引伸ばして置かねばなりません。

と言う事で今日も引伸ばし作業を始めました。ところが、引伸ばし機の露光時間を制御するタイマーが作動しません。「あれ？」と思って確認すると、洗面台の水が掛かって少し水が入ってしまったようです。

「ありゃー、苦労してネガをさがしたのに・・・！？」（先日使ったネガがもうどこかに消えていました？）

「困ったなぁ・・・、店を広げてしまったし・・・、感でやるか！？」と自分で「イチ、ニイ、サン、シイ・・・」とカウントしてやってみると、一発で綺麗に仕上がりました！
大体、引伸ばしを始めた頃・・・、もう４０年以上前ですが、タイマーなど使わずに焼いていたのです。

それが、マルチグレードだとかＲＣペーパー（門外の人には分からないでしょうが・・・）とか便利な（本当に便利なのかは別として）物が出てきて、正確な露光時間を計らなければ・・・、と言う事でタイマーを買ったのです。

文明が進歩すると（本当に進歩かどうかも別として）それに慣らされて、人間が本来持っている能力を機械に置き換えて行くことの矛盾に、図らずも気が付いた記念すべき日かも知れません。などと思っていると、タイマーの水が乾いたのか復活しました。

さあ、これからどうしよう！？