「ぐうたら ・フォト日記」

「ぐうたら」を生活信条とする、ぐうたらなフォト日記です。時々『写真の無い・フォト日記』にもなります。

横浜散歩・・・?

2009年08月06日 | フォト日記
久しぶりに炎天下の街を歩き、港近くの食堂でランチの海鮮丼を食べてきました。もちろんこの酔狂な散歩に付き合う人間はいないので、単独行です。

帰り道、近くのシルクセンターに寄ると、「横浜古今写真展」というポスターが目に付きました。「何だろな・・・?」と思って探してみると、半地下になった(でも1Fと書いてあった)商店街の片隅の休憩所のようなところに、所狭しと江戸末期から明治・大正・昭和と現代までの写真が展示してあります。(と言うか、べたべ貼ってあるイメージ!)

展示方法はともかく、面白かったのは、神奈川新聞ニュースでしょうか?、昔映画館でやっていたニュース映画のビデオを流していた事です。

日本で最初のワンマンバス(横浜だとは知らなかった)や市電の間門-八幡橋間(マイナーな話ですが)の開通の様子などは子供の頃の記憶と絡んで興味深く、しばらく椅子に座って見てしまいました。(仕事は忘れて!)

横浜の市電が無くなったのは1970年前後で、前述の間門-八幡橋間の開通が1955年と言っていました。

と言うことはたぶん日本では、都市交通機関としての市電の全盛は15年か20年くらいだったようです。

その後、日本各地で市電(いわゆるトラム)は地下鉄とバスに取って代られ、今となっているのですが、外国の都市を旅して楽しいのは、トラムに乗って街を眺めながら観光することです。

「通り越したら一つ戻れば良い、面白そうなところがあったら。そのまま降りれば良い」と言うゆったりとした感覚は地下鉄では味わえないものです。市電が無くなり始めたあたりから、日本の社会や、人間との関わり方が変わり始めた気がします。

「もう一度、あの時代の夏休みに戻りたいな・・・!?」などと考えながら、仕事を中途半端に終えた僕は、かつて3番の市電が通っていた夕暮れの「伊勢山の切通し」をてくてくと、暮れなずむ道を横浜駅まで歩きました。(魂はまだプラハを彷徨っているな・・・!)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする