「ぐうたら ・フォト日記」

「ぐうたら」を生活信条とする、ぐうたらなフォト日記です。時々『写真の無い・フォト日記』にもなります。

HAOの目指すもの

2004年09月29日 | 音楽
この2・3日、ミニライブの為の楽譜を書いています。といっても移調(自分の歌いやすい高さに書き換える)するだけなのですが、それでもウクレレ片手に、老眼鏡をかけながらやると結構疲れるものです。

最近は打ち込みでデモテープを作ったりするらしく、楽譜と言うものは専門家しか使わない、時代遅れの産物となりつつあるようです。しかし、一つの表現手段として、僕は非常に優れた媒体だと思うのですが・・・。

昔(30年くらい前)はコピー機など無く、複写が手軽に出来なかったので、演奏したい曲があると、楽譜集や音楽雑誌を買うか、レコードコピー(何回も聞いて、楽譜に採る)という方法しかなかったのです。学生時代、ライブハウス(と言うよりは飲み屋)でピアノを弾いている後輩が近くに住んでいて、僕はお金もなかったし、そこにある歌謡曲やポップスの楽譜を片っ端から五線紙に書き写していました。だから楽譜の速記は割と得意な方です。(ただし汚い!・・・写真を見れば一目瞭然)

昔から音楽は好きで、ギターを弾いたり、合唱、ブラバン、歌謡曲のバンドと色々やって来ました。最近になってようやく分かってきたことは、上手いバンド(聞いて不快ではないバンド?)になる為には、「綺麗な音を効率よく組み合わせる」と言うことが第一の条件だと思います。

そのためにはどうしたらよいか・・・?、という事なのですが、下手なバンドの分析(HAOを例にした訳ではありません)をして見ると、自ずと見えてくるものです。

1.リズムが悪い
2.音程が悪い
3.必要のない音を出しすぎる

と言う事は、この3条件がそろったバンドは、音を出さないのがベストな演奏になるのでしょうか?(やっぱりHAOを例にしているかな・・・?)

裏返せば、音程が正確なら、弾いた音は少なくても倍音が響いて豊かな音になるし、
元来音楽と言うものは、リズムと音程がしっかりしていれば、単音で弾いていても、それなりに聞けるものだと思います。

欠点が分かってくると自ずと進歩するのですが、なかなか客観的に自分を評価できないのが現状です。
数多あるバンドの中にはチューニングのおかしいギター、やたらでかい音を出すベースや、ばたばた叩くだけのドラム、自分だけ気持ちいい歌(?)など、例を数え上げれば切りが無いでしょう!

究極の下手なバンドは、いっせいに自分よがりの音を出して行くわけで、聞いている方はたまったものではありません。せめて、力の入れ具合(自分が表に出るところと、バックに廻るところ)をわきまえて演奏できるようになると、少しは洗練されたバンドになると思うのですが・・・。

音楽も結局は積み重ねで、一朝一夕にはならないものです。
HAOというのは、実は高齢化社会に向けた壮大なプロジェクトで、音楽による老化防止対策の実験(頭を使う、指を動かす、身体に負担のない軽い楽器、リコーダー、ハモニカ、ウクレレ等を使う)も兼ねているのです。(ほんまかいな?)60歳で韓国ツアー、70歳でヨーロッパツアー、80歳でアメリカ(カーネギーホール)、90歳で世界ツアー・・・、ということで、末永く、温かい目で見守ってください。

do
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする