笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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エミちゃんの覚悟@さんま御殿

2014年11月24日 | テレビ
11/18(火)の
『踊る!さんま御殿』の3時間スペシャルを見ていて
女性芸人ブロックにて
気になることがあったので
書こうと思います。

正確には3組あるうちの
2組目の「今年いろいろあった女vs何もなかった女」
というテーマの1時間で
女性芸人ブロックとか
書いてしまいましたが
実際は女性ばっかりのブロックです。
ここでわたしは
毎回芸人さんチェック!
面白いものを見ることができる。
出演者は以下。

日本エレキテル連合
川村エミコ(たんぽぽ)
黒沢かずこ(森三中)
村上知子(森三中)

小林麻耶
西川史子

紫吹淳
おのののか
平愛梨
道重さゆみ
村田美夏

日エ連のテレビ出演っぷりはすごい
堪えどころだ
と思いつつ
この回
いちばん多く画面に映っていたのは
いや実際は分かりませんが
印象的だったのは
西川史子先生でしょうか。
小林麻耶さんに
噛みつく噛みつく。
そんなに感じ悪くする必要あるかなあ
って
素直に感想を言う。
いろいろな事情があるのは分かるし
現に使いやすいから多くの時間を割いて放送されていたのだけど。
西川先生は自分ではコントロールできないくせに
なにかを作ろうとなさる。
マジで書くと
小林麻耶さんのぶりっこキャラを
真っ向から刺しに行くのは
ちょっと時代遅れだと思うんです。
麻耶ちゃんの発言を拾ってなんとか処理するのは
さんまさんや芸人さんに任せて
自分から処理に回るのは
西川先生には合ってない。

小林麻耶さんはたぶん対さんまさんの態度を
ここ何年も年齢に比例せず
なかなか変えていかないのは
リラックスしている?もしくはさんまさんが好きだからなんだろうな。
って
見ていて思いましたが
まあまあ
ほかの場所でウケたことが
この場所ではそう見えないことが多々あるので
ただ単にスベッていただけかもしれません。

と、前置きをしつつ
わたしが語りたいのは
たんぽぽ川村さんのことです。
今回
しっかりと爪痕を残して
いちばん仕事をしたのは
おそらくこのブロックでは
川村さんです。

一番おもしろく画面に映っていた。
エピソードトークも全力でしたし
日本エレキテル連合が
「だめよだめだめ」のアレンジバージョンを
さんまさんから
地雷的パスをされているなかも
口をはさむ勇気。

決定的に「!」と思ったのは
女性芸人は面白いとモテない
という話の流れから
付き合っている人が家庭に入ってほしいと言われたら
どうするか?
と聞かれて
「いや(仕事)辞めないです」
とキッパリ目力強く言っていたこと。
仕事が楽しくて辞めたくない。
と恋愛や結婚よりも芸人さんとしての人生を取る
はっきりとした覚悟を感じた。

川村さんて
こんな子だっけ?
いつからこうなったの。

『伊集院光のばんぐみのでぃーぶいでぃー vol.1』に収録されている「真剣じゃんけん」というコーナーが
わたしの川村さんのイメージです。
調べたら2008年放送のものでした。
その場には今の相方である白鳥さんもいて、
収録時はたんぽぽ結成前でした。
この年の10月にコンビ結成したそうで何か感慨深いですが
それはそうと
川村さんはその「真剣じゃんけん」で
わたしに強烈な印象を残しました。
この「真剣じゃんけん」は
若手芸人7人を集め負けたらリアルに仕事がなくなるというペナルティ付きで
いまから3時間後にじゃんけんする
という企画。
お互いをけん制し合い
騙し合う
という殺伐とした雰囲気を
モニターで監視するという人間観察ドッキリなのですが
そのとき
一番初めに考えるのを辞めたのが
川村さんでした。

もうどーでもいー。
参加しない。
こんなストレス感じるくらいなら
適当にやる。

とテレビであること
芸人であること
仕事として来ていることを
すべてなげうって
「無」になった川村さんの能面のような顔を
今でも忘れられません。
伊集院さんのそういった巧い解説で
そう感じたってのもあるけど。

若手芸人として
いちばんダメだろ!放棄!
でも
それ、分からないでもない。

と複雑なモヤモヤした気持ちになったのです。
悪い意味で印象に残ったの。
嫌いとかじゃなく
こういうひとが芸人さんになるんだ。という驚きです。
そして顔をはっきり認識した。
川村さんを見かけるたびに
「あ、"無"の顔のひと」
と思ってきました。

徐々にふたりが売れ出したのは
あのときの印象からは考えられないです。

イッテQでは
功績が認められ、川村さんが親方襲名。
たんぽぽ二人がめちゃいけのレギュラーになったり、
ドラマに出たり
だって
あのとき
じゃんけん放棄したひとが
すごいよ。

さんま御殿で
芸人を選ぶ
とはっきり宣言した川村さんに
あのときの
「無」はもうないんだ
と気付いたのです。
過酷な仕事をしていくうちに
徐々に力と覚悟がついてきたのだろうか。
と妄想しています。

会社のビルに入っている食堂にテレビモニターがあり
ランチタイムは
『ヒルナンデス』が消音で
ついているのですけど
音がない分だけ
川村さんの
顔の威力がすごいです。
もちろんこれはいい意味で。
あれは
使いこなしているとしか思えない。
だって、やりすぎ!
かわいいと思われることよりも
白目むくほうを優先させる女の子。
心が潰れない程度にお仕事をして
いつ幸せが訪れ芸人としての覚悟をあっさり撤回しても
いいのよ。

という気持ちで
これからも見守りたいと思います。

ちなみに
白鳥さんは最初から伊集院さんの番組で頭角を現していました。
「ブス」を題材にした企画(マジでヤな感じしかない)が多かったのですが、
そこでも自分の立場をしっかり理解した立ち振る舞いをした
数少ない女性芸人さんでした。

おもしろいコンビだから
これからも応援していきます。