笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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非モテキャラから、このブログの所作を考えた

2014年07月14日 | テレビ
ふとテレビのチャンネルを変えたら
『アウト×デラックス』に南海キャンディーズの山里亮太さんが出演されていて
見ていたら脳細胞が活性化したので
書きたいと思います。

この日の『アウト×デラックス』は
「真夏の未解決事件!アウトビリバボー 」というスペシャルで、
モメゴトを「事件」と題し
当事者が対決方式で話す企画でした。

山ちゃんの訴えは…以下。

元セクシータレント峰なゆかさんとラジオで共演されて
モテるためにはどうしたらいいか
というアドバイスを求める企画で
なゆかさんが
山ちゃんは非モテではない
芸能人がモテナイはずない
ファンに手を出せばいい
という直球アドバイスをし、
これに山ちゃんが激昂。

営業妨害で企画つぶしという山里さんに
なゆかさんは
悪びれるようすもなく
本当に山里さんがモテるにはどうしたらいいか
考えて話しただけ
「ファンとやるのがモテるってことじゃない」
と怒る山里さんに
では
「モテるとは?」
「芸を見て才能に惚れてファンですっていうひとにチヤホヤされるのと
 モテるということの違いはなんだ」
と問います。

MCのマツコ・デラックスさんがこれを聴いていて
「怖いんでしょう」
と山里さんに語りかけます。
モテてしまってセックスができて
「今、支持されている山里亮太ではなくなってしまう」のが。
と。
そこから山里さんのモデルさんとどうこうなると
「リスナーはどう思うのかな」と、ラジオ愛を語ります。
そんでもって
ここまでがあらすじね
重要なのは次
なゆかさんに山里さんが分かってほしいと前置きしたうえで
言う事にゃ

演じているわけじゃなくて非モテで笑ってもらっているところへ
お笑いじゃないひとが
「それは違う」と言って回るのは
一生懸命お笑いをやっている身としては…
こっちはそちらに何も悪いことしてないのに
どうしてぼくたちの笑いの量を減らすようなことをするのか

と言った主旨のことを
しどろもどろに一生懸命に言うのでした。

キャラで笑いをとっているのか
といったら
それは認めるけれども。
と。

山里さんの本心だと思うんだな。
お笑い以外のひとに
自分たちが一生懸命やってきたことを
台無しにされるのは嫌だ
ということ。

でね。
わたしは芸人さんをすごく尊敬していて
神さまの職業だと思ってるほど
笑いを愛しているんです。

だからこそ
だったら
わたしはどういう所作でお笑いに対面すればいいのだろう
って考えたのです。
邪魔しないように
理解をして
崇高な仕事として見守っていけば
すごいすごいと褒めて行けば
満足だろうか。
わたしも
そして芸人さん側も。
それでみんなハッピー?

ちがう。

どんなに一生懸命
長年苦労して積み上げた芸だろうが
どんなに非凡な才能や努力に裏打ちされたものだろうが
つまらないことは
つまらない
って言いたい。
あと
迷惑を承知で言うけど
それを大声で言いたい。
あーだこーだ
あれもちがうこれもちがう
言いまくりたい。
黙っていることなんてできません。

だって
わたしは笑う側だもの。
笑わせる側には一生行けないし
その芸人さんが守っているキャラの
本当のところなど
結局は芯の部分まで理解できない。
こっちは
自分のなかで作りだした
理想像を勝手に芸人さんに押しつけるだけだ。
欲しい部分をいただいているだけ。
それでいいじゃん。
わたしは自分のためだけに笑う。
誰のためでもなく自分を幸せにするためだけに笑っています。
だから笑いを愛しているし
それを作り出してくれる芸人さんを尊敬している。


お笑い系のブログで
人気があるサイトほど
悪いことをいわない。
賛否両論を巻き起こすことをテーマにすると
好きすぎるゆえに必ずムカついたり
もしくは傷つくひとが出てくる。
良いことだけ書いてても言われるくらいだから
批判なんて到底できない。
わたしも大好きなものがあるから分かります。
自分の大切にしているものを
けなされるのって
嫌だよね。
だから人気ブログはみんな優しい。
優しい人をみんな好きだから人気なんだよね。

だけどやっぱりわたしは言うよ。

って山里さんがマツコさんに「大丈夫、あんた」と言われているのを見て
改めて決心いたしました。

誰かが言って行かなきゃ。
芸人さんが尊敬されすぎてて
芸人さんに気を使うばかりのお笑いファンでいてはダメだと使命感さえ出てきた。

わたしは自分で「悪口」とかって書きますけど
本当の意味で悪口を言っているつもりは毛頭ない。
悪いことを言っているのは分かっているけど
相手のアイデンティティを汚したり
理由のない全否定はしていないつもりです。
好き嫌いも
あくまでも個人的な感情だと前置きあってのこと(と考えてくれてもいい)。
それに嫌いな芸人さんでも
面白ければおおいに褒めるつもりで生きてる。

誰かのファンであるよりも
笑うことのファンだから。
ちょっと変態なのかもしれませんが。
本当に難しいけど。
でも言っていく。無理しない程度に。

番組で山里さんが
結婚とかどーすんの?
と聞かれて
「どこかのタイミングで(キャラ?)変えようとは思ってます」と言っていたのには
そーかそーか
と心がキュっとした。
幸せになりますように。
もっと見ている側を信用してほしいよ
と思った。

といいつつ、
私の大好きなエレキコミックのやついいちろうさんが
今週のラジオで新婚旅行の話をしていて
脳内変換で
「これは新婚旅行ではない。ただの旅行だ」
と思おうとしている自分に気付いて
大急ぎで現実に向き合った。
はーヒリヒリしたよ。ファンとはそんなもの。
まさに山里さんの先駆者ここにいたじゃない
とも思いました。

では長い戯言に付き合ってくれて
ありがとう。
また水曜日に。