笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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エレキコミック バカフィルムギグ 東京公演

2011年12月23日 | ライブ
昨夜
チーマーが闊歩していると
かつて言われた渋谷まで
こわごわとライブに行ってまいりました。

エレキコミックの映像ライブです。
単独ライブ(発表会)を20回を行っているなかで
幕間の映像がたくさんあるので、
見せようではないかという主旨です。
幕間映像とは、なんたるか。
パンフ(なんと売っていたので買えました)
にとっても良い文章が載っていたので書き写します。

「発表会ではコントだけでなく、映像作品も多数誕生する。
 そのクオリティは、時に彼らのコントを凌ぐほどの爆笑を生む。
 観客の笑い声をBGMに、やついと今立は舞台袖で衣装に着替え、
 小道具を確認し、次のネタに備える。ロケもの、企画物、コント、ドキュメンタリー、etc……
 映像作品はこの11年で100本を超え、発表会以外のライブの為に作られたものを含めると
 150本に及ぶ」

今回は日本全国6か所の全国ツアー。
東京が千秋楽でした。
唯一の宣伝媒体といわれる
ツイッターの情報によると
東京は
またほかの場所とは違った内容
とのこと。

どうやら東京の客層を考えて
単独公演に足を運んでいる人が見ていないものを
選んでていたように思います。

地方のとはどこが違うか
わかりませんが、
東京のラインナップは以下。

・映像コント:不動産屋
・ドキュメンタリー?:KARAを踊れるようになろう
・幕間映像:カラオケで盛り上がれる合いの手(新作あり)
・販促CMのダイジェスト:似ているシリーズ(CMのパロディ)
・新作ロケ映像:愛知五色園
・新作?:グーグルマップにやついさんが
・ダイジェスト:ひどいシリーズ
・ロケ映像(未公開映像):大阪 須磨寺
・新作ロケ:愛知 田縣神社
・コント:やっつんクリーニング

全体的に寺神社が多い…。
けど、内容は本気でくだらなく
罰当たり。です。
ああちがった。
最後は
ち○こを祭っている神社なので
最初から
罰当たりではなかった。
子宝、安産、子孫繁栄です。
映像が流れている間、
エレキコミックのふたりは舞台の上下に分かれて
立ったまま解説をしながら
一緒にお客さんと見ていくスタイルです。
ふたりが楽しんでいて
映像そのものの面白さもさることながら
ふたりの人柄と、楽しませる姿勢が伝わる演出でした。
地方では
単独を見たことないお客さん向けに
また違う仕掛けをしたのだろうな
と思いました。
ふざけて高尾山に登って
奇跡の結末を迎える
ふざけ登山とか
きっと始めてみるお客さんの度肝を抜いたに違いない
と推察します。

このライブは
仙台、北海道、大阪、名古屋、福岡と全国6都市を回るツアーで
エレキコミックふたりを含めて4人で各都市の公民館などに乗り込む
といった
手作り感満載のツアーでした。
どうやら仙台からのお客さんの声にこたえて
はじめた
と聞き及んだんですが、
お笑いライブの在り方
って何かしら
と少し考えました。

イベント会社主催のものでもなく
劇場があるので来て下さい
でも、
単独公演をするので地方にも行きます
でもなく
届けられなかった映像を
届けるために
全国行脚。
あなたの街まで、参ります。Z。
です。

届けられるだけのネタのストックがあり
それを集めてライブにしようと企画する自信もある。
守りに入らないエレキコミックは格好いい。
お客さんを大事にしつつも
内輪な空気に絶対しないところが
ファンに媚を売らないプロとして素敵だ。
初めて見た人にも
長く見てきた人にも
必ず配慮する。
またチケット代以上のものを提供しよう
とするサービス精神も感じる。
あんなにふざけていて
くだらないのに
きちんとしている
と思う。

長くいばらで包まれた芸人の道を歩んでくると
こうなるのかな。
と思う。
かなり前の若い2人が出てた最初の映像を見ても
笑いのスタイルはまったく変わらなかった。
ただ、若いあのときの彼らにここまでのお客さんに対する配慮があったかな
と妄想する。
わたしはいまのエレキコミックが好き。
ウ○コチ○コ満載でクダラナイのに
きちんとしていて
もとから今までもこれからも面白いエレキコミックが。

いま人気の若手芸人さんを
見ていると
実力もあって面白くて
ちっとも嫌いじゃないけど
ファンにならないのは
何かがひとつ足りていないからだ。
いつも
まだ、いいか。
と思う。
見続けることに意義がある
のはお笑いウォッチャーとして心がけていることですが、
ファンとしての一歩を踏み出すのは
まだ早い。
と。
ずるいのかな。
と最近熱いファン談義を見て思ったりもしました。

エレキコミックの培ったものの大きさを感じながら
わたしは
こわいこわい
と渋谷を後にしたのでした。

ながながと
ファン話をすいません。

おまけ。

開演五分前に
走りこんだら
物販をやっていて
夏の単独で買えなかった
20回記念パンフが売っていた。
帰りは混むだろうと
近付くと
売り子はオクマンさんだった。
彼はエレキコミックの後輩で、ラジオではお馴染みのひとだ。
そんでもって前から「素敵」と思っていたので、
購入ついでに握手をしてもらおうと意を決して
言った。
しかし口から出たのは
自分が予想しているよりも2オクターブぐらい高い声だった。
「アクシュシテクダイ」
完全に裏返った。
緊張しすぎて。
オクマンさんは気さくに「僕でよかったら」とおっしゃってくださったが。
その恥ずかしさたるや。
でももとの声に戻すと
「こいつ裏返った」と思われる
と変な自意識がはたらき
パニックになった私は
その2オクターブくらい甲高い
目玉のおやじみたいな声の高さのままで
「ファンデス、アリガトウゴザイマシタ」
と吐息のような
声の圧力で言ったのでした。
恥ずかしさで死ぬかと思いました。
あーバカだなあ。
それで
ライブの終わりにやついさんから告知があり、
パンフレットを買ってくれた人には握手をします
とのこと。
いやいやいや冗談じゃありません。
オクマンさんであれだけ裏返ったら
声どころじゃ済みません。
可愛い女子もグループで来ているなか
おばさんが無理でしょ
はずいでしょ

勇気も出せず帰ってきてしまいましたとさ。
おしまい。

そうだ。
みなさま
メリークリスマス!