晴れ間の彗星

楽しく生きよう!

無宿人 御子神の丈吉・リスト

2009年05月08日 | 蔵書リスト
無宿人 御子神の丈吉(上) 昭和47年2月(講談社)

 第一話 峠路は遠かった
 第二話 牙は引き裂いた
 第三話 女は雨に煙った
 第四話 銀色の命に哭いた
 第五話 雪降る里に消えた

無宿人 御子神の丈吉(中) 昭和47年8月(講談社)

 第六話 土塊の音が響いた
 第七話 夕闇に女郎は死んだ
 第八話 川風に過去は流れた
 第九話 黄昏に閃光が翔んだ

無宿人 御子神の丈吉(下の一) 昭和48年5月(講談社)

 第十話  人形は野分に舞った
 第十一話 地獄へ影は走った
 第十二話 土砂降りの天を突く
 第十三話 街道は死を待った

無宿人 御子神の丈吉(下の二) 昭和48年5月(講談社)

 第十四話 脇本陣の娘が追った
 第十五話 用心棒は裏切った
 最終話  幻の太陽は沈んだ

 弘化元年7月~弘化5年秋(最終話に年号は書かれていないが、第十五話が、弘化四年十一月半ば、最終話は年号なしで、冬を目前とした冬の始まり、と書かれているから、翌年のことだろうと見ただけ)。ということで、紋次郎が四十の声を聞いた(第四期)頃の話です。もう一度始めから読んでみなくては…

 こうして振り返ると、また読んでみたくなるんですよね。「木枯し紋次郎」も、1日1話読めば100日か…などと思ったりしています。

【64】ステルス

2009年05月08日 | 映画って本当に…
「ステルス」
2005年のアメルカ映画。
新鋭無人ステルス戦闘機が登場。
学習能力を備えた人工知能を搭載した無人機。
人間を戦地に駆り立て、危険な思いをさせるのは忍びない、と、無人の戦闘機を開発。型破りなパイロットの戦闘機編隊に組み入れられた事により、その型破りぶりを学習、命令より、元々の作戦遂行を優先し、勝手な戦闘に入ってしまう。
コンピューター反乱物の一つ。

 新型戦闘機というと、イーストウッドの「ファイアフォックス」を思い出します。
ヘルメットで脳波を感じ、頭で命令を考えるだけで操縦できる。あれは1982年というので30年近くまえになります。その後原作は続編の「ファイアフォックス・ダウン」が発行された、凍結した湖から機体を釣り上げて、また飛ぶというすごい話。

 今回の「ステルス」は、反乱しながらも、北朝鮮に墜落した女性パイロットを、恋人の「型破りな」パイロットを載せて助けに行く。
 ラストでは、二人を助けるため、北朝鮮の攻撃ヘリに、「さよなら」と言い残し体当たりしていく。新鋭機の秘密を守れという基本命令のために自爆したとも、学習の結果人間の自己犠牲的な面が生まれたともとれるようなラスト。

 しかしまあ、あれの発展形はスカイネットだろうなとも思います。

無宿人 御子神の丈吉

2009年05月08日 | 書庫の中から
 笹沢佐保の股旅物では、「木枯し紋次郎」に続き
この「御子神の丈吉」が好きです。
 紋次郎が、長楊子を咥えている、という癖とその楊子が武器にもなり得るという設定に対して、丈吉は、左手の子指薬指をつぶされ、三本指となった指に爪をのばし、相手の目を狙う武器として使う。
 映画にもなり、原田芳雄主演、原作のイメージにあった配役で、毎回、映画館に足を運んだものです。
 たしか、石原裕次郎の「影狩り」と併映で、初回の客は私だけで、上映時間になっても始まらず、まあ少し客入りを待っているのかと気楽に待っていました。そうしたら、30分くらい経ってようやく始まったと思ったら、いつまでたってもタイトルが出ず、変だ変だと思っている間に終わってしまった。なんのことはない、1本飛ばして上映したのである。まあ、お目当てはその後の「丈吉」だったので、そのまま帰りましたが、あれじゃあ、地方館がつぶれるはずだ。
 ただ、第3作「黄昏に閃光が飛んだ」は、新聞にも載り、私の好きな日活の小川節子が出演する事もあり、楽しみに待っていたのだが、主演者が事件を犯し、上映中止となってしまった。残念。
 そして、これを書くに当たってネットで確認したら、タイトルは出ていますが、DVDが出たのかどうかよくわかりません。英語版はトリロジーBOXでありましたが、英語じゃあね。