晴れ間の彗星

楽しく生きよう!

小松左京

2012年01月22日 | 読書録
やっと、予定通り「小松左京」に入りました。

2月~3月の「日本SF黎明期を支えた作家たち」の講座実施前に。

小松左京・星新一・筒井康隆を読み直そうと。

とりあえず「果てしなき流れの果てに」にかかります。

SFマガジンの連載を読んだのは中学2年のころです。

ほんの少し前と思っていたら、半世紀も前の事なんですね。

《1》火星兵団

2012年01月21日 | 読書録
読むスピードが学生時代と比べるととんでもなく落ちていますが、

楽しんで読んでいるという実感はあります。

1989年発行の「海野十三全集」をやっと読めました。

「火星兵団」だけですが、そのうち「浮かぶ飛行島」や

「太平洋魔城」も読みたいと思っています。

なんて言うか、講談調なんですね話口調が、

モロー彗星が地球に衝突し、地球は粉々になる。

その前に「火星兵団」と名乗る火星人部隊が

地球人を救うとやってくるが

美名のもとに、地球人を捕らえ家畜にしようという魂胆。

火星の兵力に負けてしまいそうになるとき

なんとか博士が秘密裏に作った快速宇宙艇が登場

溶解ガス弾で火星人を追い払う。

なぜか、博士は以前火星に言ったことがあり

政変で殺された女王の子をかくまっていた。

丸木という火星兵団長を追って火星へ

そして連れ帰った王子とともにクーデターを敢行。

めでたしめでたしで終わります。

昭和14~15年という戦争間際の時期に書かれた者ですが

手塚治虫の初期作品などと共通するいい加減さが楽しい。

キャプテン・フューチャーのコメット号とどちらが性能が良いのでしょう。

海野十三

2012年01月10日 | 読書録
2月・3月で、「日本SF黎明期を支えた作家たち」

を、実施するため、小松左京・星新一・筒井康隆といった

子供の頃夢中で読んだ作品を読み直そうと思い

書庫をあさっていたら、どういうわけか

海野十三全集に行き着いてしまいました。

まだ、和製アニメのなかった頃「ヘッケル・ジャッケル」

「トムとジェリー」「マイティ・マウス」がテレビを席捲していたように、

少年サンデー・少年マガジンなど、和製SF作家がいなくて

海野十三の小説のあらすじ版のようなものを載せていました。

「火星兵団」「浮かぶ飛行島」「太平洋魔城」…

と言う想い出があったため

8巻「火星兵団」を読み始めてしまいました。

ストーリーはまるで憶えていませんでした。

モロー彗星が地球と衝突する、さあどうしよう。

そこに火星人が現れ…

といったところで、まだ途中だから全体像はわかりません。

昨年読んだ「300:1」もそうだし

手塚治虫「来るべき世界」なども同じテーマです。

手塚治虫・石森章太郎・藤子不二雄等もやはり

この作品など胸躍らせて読んだ世代なのでしょう。

今、読んでも楽しい。


[1]オークション・ハウス/アート・ソルジャー編

2012年01月08日 | マンガ
小池一夫はすごい!

作品量の多さ・多彩さには脱帽です。

「子連れ狼」から、何年経つのでしょう。

ビックコミックスで単行本で多くの作品を読ませていただきました。

この「オークション・ハウス」もちょっと

取っつきにくくて、最初の版は買わなかったのですが、

コンビニ版になって手を出してみました。

きっと、絵に詳しい協力者がいるのでしょうが

小池氏のストーリーテラーとしての

色づけとなる絵画・贋作の知識はすごい。

ネットで見ると全34巻とあるので、

コンビニ版でも20巻近くなるのだろう。

巻数が書いてないので買いそびれそうだ。