晴れ間の彗星

楽しく生きよう!

【63】小さき勇者たち ガメラ

2009年05月06日 | 映画って本当に…
角川映画版 ガメラ です。
子どもが拾ったタマゴが孵化し、カメが誕生。親には内緒で飼育を始めるが…
と、まるで「ドラえもん・のび太の恐竜」のような話。

こどもの味方という設定は、昭和ガメラと変わらないが、それなりに良くできています。しかし、怪獣の殺陣というか、戦い方に難アリ。
 基本四つ足歩行の海棲トカゲのような相手怪獣が、立ち上がり、まだ子どものガメラを足蹴にする戦闘場面。人間のケンカじゃあないって!

 ラストで「ガメラの元気の素」のような光る石を、自発的に子ども達がリレーして、やられそうなガメラに届けるシーン。まるでXファイルものです。
 平成ガメラ三部作を見たいのですが、私が通っているレンタルにはありません。
探さなくっちゃ…

【62】日本以外全部沈没

2009年05月06日 | 映画って本当に…
小松左京「日本沈没」が発表され、映画かされて話題に上っていた頃、筒井康隆がそれをパロって書いた作品が「日本以外全部沈没」です。
昭和48年に小松左京が出した有名な「日本沈没」は直ぐに映画化・TVドラマ化され、少年チャンピオンでさいとうたかおの劇画化もされました。
(この原作は、48年の3月に読んでいます。読書録によると、この年は、吉川英治「新・水滸伝」で始まり、祥伝社のノベルが始まったようで、大藪春彦「獣たちの墓標」・半村良「黄金伝説」と続き、ハヤカワSF文庫版平井和正「死霊狩り」・ハーバート「デューン」・創元文庫ペンドルトン「マフィアへの挑戦」がスタートと、実り多い(?)年でした。)
 で、「日本以外全部沈没」は、その昭和48年に「オール読み物9月号」に発表されました。原作には、小松左京氏への謝辞がのっています。
 今見ると、登場人物が、フランクシナトラ・ポンピドー・周恩来・毛沢東…と、時代を感じさせます。
 筒井康隆氏は、中学卒業間近の頃「東海道戦争」「馬の首風雲録」を読んだのがスタートで、昭和53年の「富豪刑事」まで一通り読みました。それ以後の記録がないのでどこまでかは定かではないのですが…59年には、もう全24巻の全集が出ているんですよね。
 SF作家では「星新一」「筒井康隆」「平井和正(中途)」の全集がありますが、「光瀬龍」「野田大元帥」も全集が欲しいところです。
 小松左京全集は京都の方ではあるようなのですが…