晴れ間の彗星

楽しく生きよう!

【34.35】 ソロモンの偽証 前編・後編

2015年08月29日 | 映画って本当に…
前後編 一気に見ました。

すごい!の一言です。

原作は読んでいませんが、また、この作者の他の作品も読んだことありませんが

作者のすごさが ダイレクトに感じられます。

中学校のイジメ  自殺   匿名の告発状  生きることの勇気

中学生による学校内裁判により明かされていく事実

登場人物が一人一人、生きている人間として、真摯に描かれている。

TVの2時間ドラマに辟易していた私に、「どうだ!」と見せつけられた本物だ!

もちろん、役者たちも素晴らしい。

いじめられた者の心の痛み‥

いじめで憂さ晴らしをしなければならない者なりの理屈

無茶なトリックや時刻表など出てこない

しかし、子ども達の魂の叫び、悲鳴が胸に響きます。

私自身、いじめられっ子の様だったらしいのですが、

今よくあるような陰険なものでは無かったし

脳天気で、自分の興味あるものにしか思考を向けていなかったので

同窓会で、同じ市役所に就職して「課長」になった男から

「おまえを、いじめてたんだ。」と告白されても

何のことやら分からない状態でした。

ただ、私ほとんど万年幹事で、ほとんどの同窓会のたぐいを仕切ってますが、

そのクラスだけは、もうやるまい。と、もう10年以上そのクラスにかかわっていません。



【33】 復活の日

2015年08月25日 | 映画って本当に…
「復活の日」‥懐かしい作品です。

原作は、私が、中学一年の時、早川書房より

「日本SFシリーズ」という本格的日本人SF作家の長編集が発行されるというのを

SFマガジンで知り、心待ちにして親に買ってもらった覚えがあります。

(昭和39年12月の発行になっています。)

100円台の文庫SFをあさって読んでいた頃、360円はちょっと高かったのです。


第1期6巻と銘打って次の作品が載っています。

第一巻 復活の日     小松左京

第二巻 たそがれに還る  光瀬 龍

第三巻 夢魔の標的    星 新一

第四巻 地球強奪計画   都築 道夫

第五巻 交換染色体 → 6「透明受胎」佐野洋

第六巻 人間もどき → 5「人間そっくり」阿部公房


結局第4巻は眉村卓の「EKPO87」になって

「地球強奪計画」だけは発行されませんでした。

まだ、日本人のスペオペは早かったのでしょうか。

「ダーティ・ペア」や「宇宙乞食軍団」までは、まだまだ時間がかかりました。

映画も良かった。

カドカワ映画で無ければ作れなかったでしょう。カドカワハルキ社長に感謝!

映画のキャスティングもよかったです。

米原潜艦長が、あの「ライフルマン」チャック・コナーズ

米上院議員が、あの「0011」ロバート・ボーン

ヒロインが、あの「ロミ・ジュリ」のオリビア・ハッセィ


1960年代

日本人作家による第1作が、こんな素晴らしい作品だとは夢のようです。

すでに翻訳物と同等のしっかりした作品です。

このあと「首都消失」「さよならジュピター」「日本沈没」が映画化されましたが

広大な北極の風景画見せる、雄大感には絵としてかなわないようです

《18.19》 アンフェア  暗号解読 【31.32】ザ・ムービー  ジ・アンサー

2015年08月17日 | TVドラマ
篠原涼子 主演ドラマ

ほとんど、一気に見ました。

TVドラマ 12話・スペシャルドラマ「コード・ブレーキング」

映画版1作・2作。

これだけ見ると「雪平夏見刑事」に惚れてしまいますね。

ほんとに、篠原涼子の当たり役です。

「アンフェアなのは誰か?」

一貫して流れる、テーマは、私たちの信じている 公平が、自由が‥

どればかりのものか考えさせられます。

「ケイト・ベケット ニューヨーク市警刑事(検挙率no.1)」

の次ですかね

「雪平夏見 警視庁刑事(検挙率no.1)」は。

「相棒」でも右京さん達が、警察権力の闇と戦ってますが

権力は人をおぼれさせるのでしょうか。

市役所あたりでさえ、「部長」の力にあこがれて、一生を出世だけに賭けるような人もいます。

警察、検察となれば無実の罪を着せたり

悪行をもみ消したり

「一つ 人の世生き血をすすり。

 二つ ふらちな悪行三昧。

 三つ 醜いこの世の鬼を、

 退治てくれよう 桃太郎。」

やりたい放題ですかrね。



47・48 虚無戦記 虎空王編壱 弐

2015年08月17日 | マンガ
「5000光年の虎」。「虚無戦史MIROKI」の世界が銀河大戦にまとわりつく。

これは、石川賢描く「幻魔大戦」。

宇宙を生み出す神。宇宙を消し去る神。の壮大な闘い。

009の「神々との闘い」も天使の姿をした神であった。

当然デビルマンの戦う神も様式の神である。

この、石川賢の作品では 守る神は四天王で

地獄から生まれたドグマ と 天使風の神

すごい想像力

話しはどう進むのだろうか

【30】ジュラシック・ワールド

2015年08月06日 | 映画って本当に…
まず、「残念!」の一言。

お金も掛けてるし、技術も進んでいるな、とは思う物の、

言ってみれば、「ジュラシック・パーク」のリメイクでしかない。

ただのリメイクと思って見て、飛び上がってしまった「ターミネーター」とは真逆であった。

ただのリメイクだから、琥珀の中の蚊がすっていた恐竜の血のDNAから恐竜を再生するという

アイデアそのものにも驚きましたし、特撮にもハラハラドキドキ。

しかし、焼き直しとなると、驚くアイデアでも無くなっています。

で、「ジュラシック・パーク」原作者のマイケル・クラントンってかなり最新の科学を取り入れて

こった作品を書く人でしたよね。

たしか 「パーク」の際も、それまでゴジラのようにしか歩かなかった、Tレックスを走らせたり

尻尾を引きずって顔を持ち上げて歩いていた大型恐竜が頭と尻尾でバランスをとるように歩いていたり‥

であれから20年‥恐竜の研究も進んでいるようで

もっと鳥に近かった、羽毛があった、色彩も派手だったろう‥などいろいろ言われています。

最新の研究成果を活かすという、作者の思いを踏みにじった駄作です。