晴れ間の彗星

楽しく生きよう!

見返り峠の落日

2009年05月05日 | 蔵書リスト
 木枯し紋次郎シリーズは、TV化する際、まだあまり原作のストックがなかったのか、他の短編集からかなり、流用しています。
 また、最初の頃、撮影中の怪我で撮影が一時中断し、「笹沢佐保股旅シリーズ」という紋次郎外の作品でつないでいました。

見返り峠の落日  昭和45年12月(講談社)

  ①見返り峠の落日   ……紋次郎第1シーズン・第13話
  ②中山峠に地獄を見た …「笹沢佐保股旅シリーズ①」
  ③地蔵峠の雨に消える  …紋次郎第1シーズン・第2話
  ④暮坂峠への疾走  ……「笹沢佐保股旅シリーズ③」
  ⑤鬼首峠に棄てた鈴 ……「笹沢佐保股旅シリーズ④」

雪に花散る奥州路  昭和46年8月(文芸春秋)

  ①雪に花散る奥州路  ……紋次郎第2シーズン・第17話
  ②狂女が唄う信州路 ……「笹沢佐保股旅シリーズ②」
  ③木っ端が燃えた上州路……紋次郎第2シーズン・第15話
  ④峠に哭いた甲州路  ……紋次郎第1シーズン・第3話

地獄を嗤う日光路  昭和47年8月(文藝春秋)

  ①背を陽に向けた房州路……紋次郎第1シーズン・第15話
  ②月夜に吼えた遠州路 ……紋次郎第2シーズン・第16話
  ③飛んで火にいる相州路……紋次郎第2シーズン・第10話
  ④地獄を嗤う日光路  ……紋次郎第2シーズン・第4話

あと2冊、紋次郎とは関係ありませんが、

血しぶきに煙る信州路  昭和47年9月(毎日新聞社)短編6編

夕映えに死す   昭和50年3月(東京文芸社)夕映えシリーズ7編

「見返り峠の落日」は、少年マガジンで、特別企画枠で上村一夫氏がマンガ化しています。現在手に入る物かどうか知りませんが。


木枯し紋次郎・リスト4

2009年05月05日 | 蔵書リスト
木枯し紋次郎シリーズ (第4期)

第1巻 帰ってきた木枯し紋次郎  平成8年3月(新潮社)
  ①生きている幽霊
  ②泣き笑い飯盛女
  ③諸行無常の響き
  ④舞い戻った疫病神
  ⑤新たなる旅立ち
第2巻 帰ってきた紋次郎・同じく人殺し 平成8年12月(新潮社)
  ①仏前の握り飯
  ②同じく人殺し
  ③割れた鬼の面
  ④反魂丹の受難
  ⑤何れが欺く者
第3巻 帰ってきた紋次郎・かどわかし  平成9年9月(新潮社)
  ①峠だけで見た男
  ②十五年の沈黙
  ③かどわかし
  ④三人と一匹の別れ
  ⑤観世音菩薩を射る
  ⑥折鶴に甘い露を
第4巻 帰ってきた紋次郎・さらば手鞠唄 平成10年4月(新潮社)
  ①まぼろしの慕情
  ②顔役の養女
  ③死出の山越え
  ④名月の別れ道
  ⑤さらば手鞠唄
  ⑥追われる七人
第5巻 帰ってきた紋次郎・悪女を斬るとき 平成11年2月(新潮社)
  ①やってくんねえ
  ②振られて帰る果報者
  ③望郷二十三年
  ④乱れ雲の宿
  ⑤悪女を斬るとき
  ⑥雪の中の大根
第6巻 帰ってきた紋次郎・最後の峠越え 平成11年7月(新潮社)
  ①最後の峠越え
  ②夕映えの嫁入り
  ③悪党のいない道
  ④死は遠い空の雲
  ⑤桜の花を好んだ男
  ⑥霧の中の白い顔
 
第4期 34作
これで、ちょうど100作です。

このシリーズは、冒頭で天保10年の夢をみて、あれから10年というような話になっているので、天保・弘化・嘉永と進み
嘉永2年の初冬あたりのようです。30台後半くらいに書かれています。

 紋次郎の年齢ですが、第1作「赦免花は散った」でハッキリ30歳と書かれています。
 天保6年(1835年)で30歳ですから、天保10年には34歳、嘉永二年には44歳になっているはずです。また、逆算すると、紋次郎が生まれたのは、1805年(文化2年)あたりと思われます。