〈1～3〉ダスト18・ダスト8

昭和47年っていうから、私もまだ大学生

手塚治虫も迷っていた時期という。

巨人の星・あしたのジョーなどがはやっていたり

一方では「カムイ伝」などの劇画がうれていたり

手塚マンガはもう古いなどといわれていた時代。

ダスト18の連載がはじまった。

飛行機事故で異次元の生命の山に衝突し

山のかけらを浴びた者18名が生き返る。

しかし、異次元世界の石で生命を与えられた者に対し

撮り返すために異次元の使い魔が送られる

だが、一度生き返った者から石を回収し殺すのは忍びないと

18人を助けるための使い魔も送られる。

6つほどのエピソードが語られたところで、急激にラストを迎えてしまう。

その後、講談社の全集の最初の100巻の中に

話を整理し、エピソードを書き下ろし8つのエピソードとなった。

たしかに「隠れ日本兵」ノエピソードはつまらないが

「火の鳥」の簡単バージョンのようで全体的にはよく出来た作品だと思うのだが、

「18」「8」は、同じ原稿を使いながら別の作品に仕上げてしまっているのはすごい。

｛１８～２７｝ 鉄人28号 1巻～１０巻

鉄人28号（完全版）です。

鉄人は、月刊誌「少年」掲載ですが、

中学校の国語教師の父は

マンガ誌は買ってくれなかった。

近くに貸本屋があり、時折借りて読む程度でしたが

なぜか「鉄人」の単行本1巻は家にありました。

原本は無くしてしまいましたが、1980年の復刻版8巻は持っています。

復刻版は8巻１６７ｐから「ロビー編」が始まります。

しかし、今回の完全版では１１巻から「ロビー編」となります。

旧本は、１冊２００ページですから　ロビー以前200ページ６冊+167=1367P

完全版は１冊３００ｐですから、３００×１０＝３０００ｐとなります。

原作の半分が無い事になります。

ただ、これまでは、X団とか。、スリル・サスペンスとかクロロホルムだとか

結構まどろっこしいのですよね。

原作道理に出していたら、鉄人が全く出てこない巻などもあったでしょう。

さあこれからは「鉄人なんか怖くない」「怖いのは正太郎だけだ」という有名なフレーズ。

しかしあれはアニメだけかな。





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｛１５・１６｝仮面の忍者 赤影

♪赤い仮面は　謎の人～

あの赤影です。

しかし「伊賀の影丸」から連載を読んでいた私には「飛騨の赤影」なのですが、

今回読んでみて、六角氏の陰謀の背景が描かれており

それなりに、歴史を踏まえているのかなあと、まだ史実とてらしあわせていないのですが、

ただ第二部うつぼ忍軍編には覚えが無いので、この頃には

少年マガジンへ移っていたのでしょうか。

まー「巨人の星」「明日のジョー」は、まだ早いか

少年キングの「キングロボ」「ワイルド７」か

｛１２～１４｝ マーズ 全３巻

地球人が、宇宙の他の星と平和に暮らせるのか

地球人は残忍残虐な好戦的種族ではないのか？

過去に地球を訪れた宇宙人は

地球人が進化して、宇宙に乗り出す頃目覚めて

宇宙にとって生き残らせる種族か、絶滅させるべき種族かを判断するため

「マーズ」「ガイアー」「六神体」を人知れず残していった。

海底火山の噴火により、予定より１００年早くマーズはめざめる。

マーズは記憶をなくしており、地球人を滅ぼして良いのか悩み

地球人側に経って六神体とたたかう。

しかし最後には互いに殺し合う人間の姿を見て地球爆破を決意する。

　手塚治の「ｗ３」と同様の設定だが…

｛９～１１｝ その名は１０１（全３巻）

発売は平成６年　ハーボカバーの「豪華本」というのがはやっていた頃だ。

話は、「バビル２世」の続編。

その血を輸血すれば「超能力者」となれるという

「不死の血」のように追い求められるのではなく

血によって「超人」となったＣＩＡ諜報部員の殺人者を

追い求め倒していくという

アメリカのＴＶドラマでやりそうなストーリー

みっつのしもべを水爆の高速から逃すため

ヨミをよみがえらせ、拳銃の撃ち合いで決着が付くという

竜頭蛇尾てき結末が残念。