六年生は、卒業まで一ヶ月半になった。
実際に学校に登校する日は、30日を切る。
秒読み段階だ。
しかし、卒業という実感はなかなか得られない。
大人でも実感するのは、直前または、それが終わってからだろう。
この時期、6年生には、卒業俳句が似合っている。
また、特にクラス替えがある学級については、進級俳句などもよい。
これは、「楽しい俳句の授業アイデア50」に掲載されているアイデアがとても参考になる。
卒業までにしてしまいたいこと。卒業への思いを俳句にするというものだ。
どの句がよいかというよりも、心情がよく表れる俳句でもある。
A小学校で実践した 卒業俳句を挙げてみよう。
友だちとたくさん笑って卒業す
最高の笑顔つくって卒業す
身代わりに雑巾残し卒業す
先生にドッキリしかけ卒業す
このを進級俳句に応用することもできる。
都道府県全部覚えて進級す
最後の日テスト百点卒業す
進級し心も体も六年生
ぜんまいを背中に付けて進級す
指導のポイントは、卒業するまでに(進級するまでに)どんなことをしてみたいのか。このことを俳句にしてみようということだ。どの学級でもすぐにできるので、お勧めである。
15日過ぎには、「楽しい俳句の授業アイデア50」が発売されるので、詳しく知りたい方は、こちらをさんこうにされるとよい。