木曜日に、臨海小学校の研究発表会があった。
道徳教育についての発表である。研究主題は、「自分やみんなを大切にする子」である。
大変わかりやすい発表であった。
詳しいないようについてはここでは書かない。それよりも嬉しいことがあった。
一度指導に行った五年生の教室の掲示物が俳句だったのである。
稲刈り体験をしたときの俳句である。
こんな俳句がある。担任の先生の許可を取って転載する。
いなご達稲の真ん中かくれんぼ
雨がふり風がふいても稲じょうぶ
案山子さん夜も見張りをよろしくね
秋の夜月にてらされ稲ゆれる
印象的な行事のあとなどは、俳句を作るよいチャンスである。自分の発見を一言で言い表すことは難しい。それぞれに発見があるが、わたしが一番感心したのは次の句である。
秋の田は稲刈りするとまったいら
この句は、俳句コンクールに出しても入賞するかどうかはわからないが、わたしの観点からすると「はなまる」である。
「まったいら」という捉え方が実によい。驚きが素直に伝わってくる。そこにこの子なりの発見が確実にある。こんな発見をたくさんの子にさせたいものである。
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