十分間俳句

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「参観日」の授業0

2010-06-16 | ジュニア俳句
先日、四砂小の三年生で゜「参観日」を主題にした授業を行った。
「参観日」をテーマにした授業は、いくつかの学校で行ったが、定番にすることができる感触を得た。
「参観日」は季語になっていない。毎学期あると言えばそうなのだが、一番印象的な参観日は、父の日近辺。おおむね6月あたりに設定される最初の「参観日」であり、学校俳句関係では、6月の季語に設定してもよいのではないかと思える。

「参観日、どうだった?」
すると
「緊張する」
「はずかしい」
いろいろな感想が出る。
そのほとんどは、自分の気持ちである。
これを「様子」に置き換えさせることができれば俳句としては面白い句ができる。
気持ちのままでも並べてみると子どもの気持ちが良く出てきて面白い。
保護者に紹介してもほほえましい。
もっとも、高学年だと「来てほしくない」「いやだった」などという素っ気ない感想もないわけでもではないが、それでもおもしろい。

さんかん日パパもとくべつきてくれた

さんかん日後ろを見るとにがわらい

さんかん日いそがしいのにきてくれた

お母さんしんけんに見るさんかん日

参観日うしろを見るとおかあさん

さんかん日ぼくの母さんいそがしい

はずかしい言葉がでないさんかん日

さんかん日じっと見ているお母さん

さんかん日とても気になる親の顔

さんかん日しゅうちゅう力がとぎれちゃう

さんかん日気になるけれどふつうだな

さんかん日行ったり来たりお母さん

さんかん日ジロジロ見てるお母さん

おかあさん来てくれたんださんかん日

気になるなドキドキするなさんかん日

さんかん日ずっと見ててよお母さん

発表し心ぞうドキドキさんかん日

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1 コメント

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Unknown (津野 利行)
2010-06-16 17:54:05
「さんかん日行ったり来たりお母さん」

この句がいいですね~。
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