HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第379話≪携帯型デジタル音楽プレイヤー「iPod(アイポッド)」の新しい使用法≫

2007年03月30日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、既にお持ちの、音声や画像を配信できる携帯型音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の話題が続いておりますね。

 ついに大学の授業に「iPodでゼミ、青学大で全国初」の話題と思っていたら、「金沢星稜大、新入生全員にアイポッド無償配布」と進み、大学生活でなくてはならないモノになりましたね。

 「iPod(アイポッド)」はApple Inc.(アップル社)によって開発・製造及び販売されている携帯型デジタル音楽プレイヤーであります。

 アップル社より発売されている「iPod(アイポッド)」は、現在、第5世代(5G)、iPod nano、iPod shuffle の3種類です。

         

 この「iPod(アイポッド)」には、日本製部品が多く採用されており、HDDは日立製作所や東芝、HDD用基板は昭和電工、HOYA、磁気ヘッドはTDK、小型モーターは日本電産が製造しており、材料費の半分近くが日本製部品が占めるといわれています。

 非常に普及している反面、2007年2月8日、アメリカニューヨーク州で「iPod(アイポッド)」などの電子機器を操作しながら横断歩道を渡ることを禁じる法案を同州議会に提出されております。既に電子機器を操作しながら横断歩道を歩いていた住民が車に轢かれ死亡する事件が発生しています。又、「iPod(アイポッド)」は、「イヤホンやヘッドホンを大音量で使用すると、聴覚を損なうおそれがあります」という警告文が添えられ、アップルからは最高音量の半分以下で使用することが推奨されています。

 さて、上記の「金沢星稜大学で新入生全員にアイポッド無料配布」では、英語の授業や講義の予習復習に利用してもらう計画で、大学では「学生の学習意欲を高めると同時に、IT機器の活用能力を向上させたい」としています。配布する製品は2ギガ(2000メガ)の容量。大学側は、新入生約450人に無償提供するほか、在学生にも希望があれば販売するとしています。

 又「iPodでゼミを行う青山学院大学相模原キャンパス」では、授業を休んだ学生に視聴させ、他の学生に追い付いてもらうためとしています。NECが開発した教育用システムを活用し、iPodを利用した正規授業の映像配信は国内初の試みです。

               
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第378話≪「イノベーション25」中間とりまとめ(伊野辺家の1日&イラスト例)⇒首相官邸≫

2007年03月28日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyaji通信:第355話≪「イノベーション25」とは≫で、内閣府の政策「イノベーション25」を具体的に説明しましたが、その後≪「イノベーション25」中間とりまとめ≫が発表されています。

 下記に、≪「イノベーション25」中間とりまとめ≫の中から、基本的な考え方、日本、世界のこれからの20年、早急に取り組むべき政策課題を複写しておきます。
   
   基本的考え方
    ・未来を視る、未来を創る
    ・イノベーションを起こす条件:ダイナミズムに富む社会
    ・グローバル時代と世界情報化
    ・イノベーションのカギは人づくり:「出る杭」を伸ばす
    ・グローバル時代の日本の立場と課題

   日本、世界のこれからの20年
    ・我が国の人口減少・高齢化の急速な進展
    ・知識社会・ネットワーク社会及びグローバル化の爆発的進展
    ・地球の持続可能性を脅かす課題の増大

   早急に取り組むべき政策課題
    国民生活や生産性の向上を目指し、関係方面の協力を得て5月末までに具体化すべき政策課題
    ・環境を経済成長と国際貢献のエンジンに
    ・次世代投資倍増(若者への投資、IT利用拡大に向けた取組み)
    ・大学改革
    ・20年後のイノベーション開花に向けた科学技術投資の抜本的拡充
    ・イノベーション創出・促進に向けた各種規制・制度・ルールの見直し
    ・「イノベーション立国」に向けた推進体制の整備


 ◆「伊野辺(イノベ)家の1日」は、中間とりまとめ本編を基に、約20年後の家庭の風景をイメージするものとして、物語風にとりまとめたものであります。
 例)20年後は、ロボティクスネットワークシステムにより、家庭内の色々な機器(お掃除ロボも含む)、自動車(マイカー)ともつながっており、いわば伊野辺家の頭脳である・・・・。


 ◆そして、20年後の日本と世界を展望すると、2025年に目指すべき日本の社会イメージが多数描かれるが、特にその中から夢のあるものとして以下に20の例で「イラストで見る20のイノベーション代表例」を公開しています。

 そのいくつかのイラストを取り上げてみます。
 <医療・健康>
   例1.カプセル1錠で寝ながら健康診断
       
   例2.高齢者でも丈夫な身体、認知症も激減
   例3.がん・心筋梗塞・脳卒中を克服

 <環境・水・エネルギー>
   例4.走れば走るほど空気を綺麗にする自動車
       
   例5.日本が育てる世界の環境リーダー
   例6.不毛の砂漠に緑のオアシス

 <生活・産業>
   例7.ヘッドホンひとつであらゆる国の人とコミュニケーション
       
   例8.家に居ながらサイバーワールド上で日本を体験、世界を体験
   例9.家事からの解放 - 一家に1台家庭ロボット -
   例10.世界中どこでも財布を持たずに生活OK - キャッシュレス・ワールド -
   例11.折りたたみ式ディスプレイ
   例12.食物の安全情報を一目でキャッチ
   例13.頼れる仲間、製造現場の頭脳ロボット

 <安全・安心・快適な地域社会>
   例14.センサネットワークで守る子供の安全
   例15.衝突できない車
   例16.東京-成田15分、東京-大阪50分
   例17.土砂・洪水災害を予測、被害を劇的に減少
   例18.地震発生後の15秒緊急対応により犠牲者が激減
   例19.200平米200年住宅

 <フロンティア>
   例20.ロボットが月旅行
        


 その他のイラストは「イラストで見る20のイノベーション代表例」をクリックしてみてください。

               
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第377話≪モノ作り日本に忍び寄る「レアメタル不足」とは??≫

2007年03月26日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今日発売の日経ビジネス(2007年3月26日号)に、第2特集≪レアメタルを再創せよ≫が掲載されています。そこで、今回の時事用語に「レアメタル」を取り上げてみました。

 携帯電話や自動車にも多くのレアメタルが使われており、モノ作り日本に忍び寄る「不足」の事態が起こっているのです。尚、銅や鉄などは、レアメタルと対比してベースメタルと呼ばれています。

 みなさんが肌身離さず持っている携帯電話には、多くのレアメタルが使われています。携帯電話のアンテナにはGa(ガリウム)、液晶画面にはIn(インジウム)、基盤にはPd(パラジウム)Au(金)、電池にはCo(コバルト)などが使われていますよ。


 先ず、レアメタル(希少金属)とは、
 世界的に生産量が少ない、31種類の金属の総称。

     

 上記の元素周期表の青い部分がこれに当たります。そのうちレアアースはSc、Y、Laなど17元素を1種類と数えます。一般的にレアメタルと呼ばれている元素は31種類あり、他の元素と合金を作って、これまでにない性能や機能を持つようにできることに特徴があります。レアメタルはこのような特性を利用して、家庭用品から産業機械・ハイテク分野に至るまで幅広く用いられており、我が国の産業にとって欠くことのできない重要な原材料の一つになっています。


 レアメタルが幅広い産業の根幹を支えていますが、「備蓄対象」と「要注視対象」に指定されている金属があります。

   「備蓄対象
    ・Ni ニッケル(ステンレス鋼、特殊鋼、メッキ)
    ・Cr クロム(特殊鋼、耐火煉瓦)
    ・Mn マンガン(乾電池、ペンキ、肥料)
    ・Co コバルト(リチウムイオン電池、磁石)
    ・W  タングステン(電球フィラメント、電子部品)
    ・Mo モリブテン(顔料、特殊鋼)
    ・V  バナジウム(高張力鋼、触媒)

   「要注視対象
    ・Nb ニオブ(工学レンズ添加剤、超伝導材料)
    ・Ta タンタル(コンデンサー、電子機器フィルター)
    ・Sr ストロンチウム(磁石、セラミックコンデンサー)
    ・Pt プラチナ(自動車触媒、宝飾品)
    ・Ga ガリウム(発光ダイオード、太陽電池、集積回路)
    ・In インジウム(液晶パネル用透明電極、歯科合金)
    ・Re レアアース(磁石、蛍光体、電池、研磨剤)

 日本のレアメタル消費量は世界の約2割を占めていると言われています。このレアメタルの生産国は、1国で9割もシエアを持っているところもあります。レアメタルは、南アフリカ、ロシア、中国が主な生産国です。
    例えば、
    ・プラチナ(南アフリカ 78.0%)
    ・パラジウム(ロシア 44.4%)
    ・アンチモン(中国 85.9%)

 レアメタルが希少な理由は、
     ・地球上の存在量が少なく採掘のコストが高い
     ・単体として取り出すことが技術的に困難
     ・金属の特性から製錬のコストが高い

 そこで、最近日本のあちらこちらで、家庭で不要になった小型電気機器を回収する運動が広がっています。例えば、秋田県大館市では、「こでんちゃん回収ボックス」を設けて、各家庭で不要になった携帯電話、MDプレイヤー、パソコン周辺機器、携帯ゲーム機などを回収しています。

 これからも「レアメタル」のリサイクルビジネスがどんどん増えてきますことを、HageOyajiは期待しています。

 最近でも「レアメタルが禁輸になる日」「文科省と経産省が希少金属確保に向けて協調」などの特集も組まれていますので、クリックして、お読みください。

               
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第376話≪「低年齢少年の生活と意識に関する調査」の結果(内閣府)から≫

2007年03月23日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、内閣府のホームページを開くと、内閣府の政策が掲載されています。HageOyaji通信:第355話≪「イノベーション25」とは≫も政策の一つです。

 内閣府の政策の一つ、「共生社会 (含む少子化/食育/犯罪被害者/障害者等) 」をクリックすると、内閣府共生社会政策統括官のページが出てきます。その中の新着情報として、「「低年齢少年の生活と意識に関する調査」について(概要)」があります。

 これは、日本全国の青少年(小学校4年生から中学校3年生までの男女)から調査したものです。

 詳細は上記をクリックしてお読みください。その中でも、平成17年度の父親の平日の子供との会話平均時間=「ほとんどない」23.3%で、平成12年の14.1%から9.2ポイント後退しています。

 この調査は、将来の社会的自立に向けた基礎を形成する時期にある低年齢少年について、生活習慣や家族・友人との関係、規範意識等を把握するとともに、保護者の養育態度、子どもに対する意識等を明らかにすることにより、今後の青少年育成施策の検討のための基礎資料を得ることを目的とするとしています。

 その他の主な調査結果内容を一部抜粋してみましょう。

青少年調査
  ◆家の手伝いの頻度
   「ある(計)」(「よくある」+「ときどきある」)64.0%
    ←(平成11年調査)54.0%
  ◆休日の過ごし方
   「テレビ、ビデオ、DVDなどを見る」65.5%
   「友人や仲間と会ったり遊んだりする」65.1%
   「ゲームをする」46.2%
   「マンガを読む」42.9%
   「スポーツや運動をする」42.0%
  ◆日頃の行動
   「子どもだけでファースト・フード店に行く」35.2%
   「子どもだけでカラオケに行く」15.8%
   「友達とお金の貸し借りをする」11.7%
  ◆学校生活の楽しさ
   「楽しい」71.8%
   「まあ楽しい」23.4%
  ◆希望する進学進路
   「大学まで」49.0% ←(平成11年調査)39.9%
   「高校まで」24.2% ←(同上) 30.9%
  ◆友達付き合い
   「何でも話せる友達がいる」84.4% ←(平成12年調査)71.0%
  ◆パソコンの利用
   「学校以外でパソコンを使用」71.1%
    うち,
   「インターネットのホームページを見る」77.8%
   「ゲームをする」69.9%
  ◆携帯電話の利用
   「携帯電話を持っている」32.9%
   月ごとの利用料金
   小学生は「~3,000円くらい」36.1%
   中学生は「5,000円~1万円くらい」37.1%
  ◆将来つきたい職業
   ①スポーツ選手13.8%
   ②幼稚園・保育園の先生5.7%
   ③獣医,動物飼育,ペット屋など5.1%


保護者調査
  ◆教育やしつけで心がけていること
   「毎日一緒に夕食をとるようにしている」72.8%
   「学校の行事には必ず行くようにしている」68.3%
   「欲しがるものはたいてい買い与えるようにしている」25.1%
  ◆希望する進路
   「大学まで」58.9% ←(平成11年調査)49.6%
  ◆子育てや教育の問題点
   ①「家庭でのしつけが不十分」59.9%
   ②「地域社会で子どもが安全に生活できなくなっている」58.3%
   ③「テレビやインターネットなどのメディアから子どもたちが悪い影響を受ける」50.0%
  ◆父親と母親の役割
   「男は外で働き,女は家庭を守るべき」48.8%
   「母親は子どもが3歳になるまでは子育てに専念すべき」71.1%
  ◆子育てに伴う感情
   「楽しみや生きがい」88.8% ←(平成12年調査)87.9%
   「つらく苦労が多い」39.2% ←(同上) 48.1%
  ◆子どもの携帯電話の使用ルール
   「利用料金についてルールを決めている」57.3%
   「特にルールは決めていない」21.3%

               
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第375話≪「第50回全国学芸科学コンクール」入賞者発表(旺文社主催)≫

2007年03月21日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今年で50回目を迎えた、旺文社主催「第50回全国学芸科学コンクール」の入賞、入選が9日に発表されました。

 特に、高校生の部には、人文社会科学研究・自然科学研究・絵画・デザイン・書道・小説・小論文・詩・英文エッセイ・読書感想文の10部門があり、その「入賞、入選」はクリックしてみてください。

 今年の高校生の金賞は、下記の通りです。

  ◆ 人文社会科学研究部門
    金賞:社会部(鳥取県 鳥取敬愛高等学校)

  ◆ 自然科学研究部門
    金賞:バイオサイエンス研究会(石川県立翠星高等学校)

  ◆ 絵画部門
    金賞:山梨 敬祐(静岡県 東海大学付属翔洋高等学校2年)

  ◆ デザイン部門
    金賞:黒田 佳名実(福岡県立太宰府高等学校2年)

  ◆ 書道部門
    金賞:近藤 芳未(岡山県 明誠学院高等学校2年)

  ◆ 小説部門
    金賞:間 真菜(東京都 学習院女子高等科2年)

  ◆ 詩部門
    金賞:網矢 成美(愛媛県 済美高等学校3年)

  ◆ 小論文部門
    金賞:網矢 成美(愛媛県 済美高等学校3年)

  ◆ 英文エッセイ部門
    金賞:馬場 汐梨(京都府立嵯峨野高等学校3年)

  ◆ 読書感想文部門
    金賞:橋 有紀(東京都 白百合学園高等学校1年)


 その中で、人文社会科学研究部門で金賞を取られた、私立鳥取敬愛高社会部の内容を紹介しておきましょう。

 クラブ活動で地域社会について学んでいる私立鳥取敬愛高の社会部員8人が、第2次世界大戦中に広島県呉市の海軍工廠に学徒動員された先輩の日記を基に勤労動員の実態などをまとめたものです。動員された先輩から苦労を聞き取ったり、泊まり込みで現地に行って寮のあった場所を調べたりした作品です。

 日記は、広島県呉市の「広海軍工廠」で1944~45年に働いた鳥取敬愛高の生徒1人が生活の様子などをつづったもので、1991年に鳥取敬愛高に寄贈された。動員された鳥取敬愛高の生徒は約340人。部員たちは2006年2月、動員の実態を学び、後輩に伝えようと研究を始めた。

 鳥取敬愛高社会部員たちはさらに調査の幅を広げ、同窓会名簿に載っていた約200人に郵送で「つらかったこと」「今の高校生に伝えたいこと」「動員中を振り返って」など21項目を質問。約50人から「服にシラミがわいてつらかった」「動員は自分の基本を作ってくれた」「動員は一番大切な青春時代を失い、心に今も悔しさの大きな穴が開いている」などの声が寄せられた。

 5~8月には計3回、1泊2日で現地を訪れ、寮や工廠があった場所を訪ねたり、当時の資料を探したりしたほか、地元の人からも話を聞いた。しかし、当時の様子を覚えている人は少なく、3回目で寮があった場所がやっと見つかった。

 コンクールには、日記や動員された生徒たちの写真、アンケートの集計などをA4判で170ページにまとめて応募。丹念な調査で当時の若者の心情や具体的な生活を明らかにしたことなどが評価された。

               
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第374話≪公判前整理手続≫とは

2007年03月19日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、3月16日、証券取引法違反に問われたライブドア前社長の堀江貴文被告を実刑とした東京地裁判決で、投資事業組合(投資ファンド)が、決算を粉飾する不正な資金操作の隠れみのに使われたことが認定されました。

 この堀江貴文前ライブドア社長の公判は、27回の集中審理を経て、わずか半年で判決が下されましたね。

 大型経済事件、例えば、「リクルート事件」は13年、「イトマン事件」は9年、「ゼネコン汚職事件」は10年、初公判から一審判決までの長い期間が掛かっておりました。

 今回の「ライブドア事件」が初めて≪公判前整理手続≫が適用されました。ときには、「裁判を開始する前の争点整理手続き」や「争点及び証拠の整理」とも言われています。


 そこで、今回の時事用語に≪公判前整理手続≫を解説します。

 「裁判員制度」の実施を前に裁判の迅速化を目指そうと始まったのが≪公判前整理手続≫です。

 裁判員制度の導入で、刑事裁判の充実・迅速化を図るため、平成17年11月の改正刑事訴訟法施行で導入され、刑事裁判で公判前に争点を絞り込む手続きです。

 2年後の平成21年5月に「裁判員制度」がスタートし、裁判の進め方はこれまでから大きく変わります。「裁判員制度」では、一般の市民が、裁判官とともに刑事事件の裁判に加わり有罪か無罪かや、刑の重さを決めることになり、裁判への理解を深めようと、各都道府県で、模擬裁判などが行われていますね。

 従来の刑事裁判では検察側と弁護側のやりとりは全て公開の法廷で行われます。裁判が始まってから検察側は証拠などを示して事実を立証し、弁護側はそれを受けて被告の弁護を行うため、審理の進行は月に一度位のペースになり、最初に記載したとおり、多くの事件は判決までに10年以上掛かっておりました。

 ≪公判前整理手続≫では、裁判を始める前に、非公開で検察官と弁護士が裁判官の前でそれぞれの主張を明確にし、争点を整理します。そして証拠調べの請求や開示をしたり裁判の日程などを決めます。日程は3日から5日ぐらい連日で法廷を開き、合わせて1週間程度で判決まで言い渡すのが目標です。

 例えば、被告が起訴事実を認めるのかどうかは、この手続きの中で明らかにされます。これまでは冒頭陳述で法廷で初めて明らかになっていた検察側の主張も、この手続きの中で示されます。また、それぞれが法廷に提出する証拠を認めるかもその場で話し合われ、証拠調べの方法や順序など審理の見通しを決めます。

 手続きには被告も出席する権利があり、裁判官や検察官は裁判を進める上で必要な質問を被告に行うことができます。

 非公開で行われる事前の手続きで裁判の進行が決まるため、
  ・弁護士の中には公開の法廷でのやりとりが形骸化する?
  ・裁判官に予断を与える可能性あり?
  ・審理の期間が短くなることで被告の人権がないがしろにされる? 
 との意見も出てきています。

 最後に、「刑事裁判の基礎知識」を掲載しておきますので、クリックし、ゆっくりお読みください。

               
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第373話≪2007年度オープンキャンパス情報に乗り遅れるなよ!≫

2007年03月16日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、毎年春の進学説明会即ち、オープンキャンパスが早くなり、既に3月の下旬から始まりますよ!!!

 先ず、先陣を切って、筑波大学のオープンキャンパスが、3月26日から、東京キャンパスと筑波キャンパスで開催されます。

 筑波大学のホームページには、「大学紹介ビデオ」がありますので、事前にじっくり見ておきましょう。

           

 ≪東京キャンパス大塚地区開催≫
  ◆ 日程:
    2007年3月26日(月)~29日(木)
  ◆ 場所:
    東京キャンパス大塚地区 G棟 G501号室、G204号室、G207号室 
    東京メトロ 丸の内線「茗荷谷」駅から徒歩2分です。
  ◆ 内容:
    学類の説明、個別相談コーナー、短時間講義、学生生活説明、質疑応答

 ≪筑波キャンパス開催≫
  ◆3月26日 障害科学体験講座( 障害科学類)
  ◆3月27日 教育学類体験教室
  ◆3月29日 応用理工学類半日体験教室、工学システム学類研究室公開

 「筑波大学:春の進学説明会(オープンキャンパス)」をクリックし詳細を・・・


 東京キャンパス、筑波キャンパスともに、申し込みが必要ですので、事前にホームページから申し込んでください。尚、オープンキャンパス参加対象者は、高校生、編入学を考えている高等専門学校生、および関心のある方となっています。

 「オープンキャンパスに申込」をクリックし詳細を・・・

               
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第372話≪高校生対象に作品公募「青春のエッセイ 阿部次郎記念賞」≫

2007年03月14日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、東北大学文学部は、高校生を対象とした作品公募(第1回「青春のエッセイ 阿部次郎記念賞」作品募集)をすることに決めました。

 これは東北大学創立100周年記念事業として、東北大学ゆかりの思想家・阿部次郎(1883~1959)の功績をたたえ、文学部が独自に企画したものです。

 国立大学が公募形式の文学賞を設けるのは珍しいですね。みなさん、大いに文才を発揮しましょう・・・・。

 阿部次郎は1923年、東北帝大法文学部教授に就任し、日本文化や人道主義を探究し、そのエッセイ集『三太郎の日記』は、1914年の刊行以来、青春の必読書として読み継がれてきました。著書を通じて青年の思想に大きな影響を与えた人です。

           

 そこで、東北大学文学部は100周年の節目に、先人にならい、若い世代に思索力、表現力を培う機会を提供するため、記念賞を設けました。

 今回の賞は、「真理を愛するこころ」によって「自分の矛盾」を深くみつめ、その生涯を通じて、自己とは何か?、日本文化の特質とは何か?を探求した阿部次郎の精神を記念し、高校生のすぐれたエッセイに贈る文学賞です。

 ◆ 部門  課題作品の部(本年度の課題は「世界の中の日本」)
       自由作品の部

 ◆ 賞   各部門ごとに、
       最優秀賞1名、
       優秀賞 2名、
       入選者若干名
       学校賞

 ◆ 応募規定
   ・応募資格は高校および高等専門学校(1~3年)の在学生
   ・エッセイは随筆、評論、読書感想文・創作を含む
   ・応募作品は未発表の日本語原稿
   ・字数は2000字~4000字程度

 ◆ 問い合わせ先・送り先 
   〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内27-1
   東北大学文学部「青春のエッセイ阿部次郎記念賞」係
   FAX:022-795-6032、email:abe2007@sal.tohoku.ac.jp
        (応募は郵送に限ります)

 ◆ 締切 2007年8月31日 (当日消印有効)


 昨春まで大学院文学研究科に在籍していた脚本家の内舘牧子さんや、学内の研究者らが選考委員を務め、4月に募集を始め、表彰式は10月の予定。

 さ~~~ぁ、文才のあるあなた、応募してみましょう・・・・・

               
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第371話≪「現役高校生の天声新語」コンクール2007入賞作品結果≫

2007年03月12日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、2006年11月20日に配信した、HageOyaji通信:第321話≪現役高校生による「天声新語コンクール」参加者募集(アスパラクラブ)≫を覚えていますか?

      

 その結果が、3月11日の朝日新聞朝刊にその結果が載っていますね。

 これは、高校生が朝日新聞のコラム「天声人語」を題材に作文力、構想力を競う「高校生の天声新語」コンクール2007です。

 コンクールは、2007年1月20日に行われ、設問は、90分の制限時間内に99年9月22日の「天声人語」第一パラグラフに続く文章を規定文字数内で完成する問題でした。

 参加高校生は約2,400人。

 入賞したみなさん、おめでとう!! オメデトウ!! おめでとう!!

   ◆ 最優秀作
      太田紋乃さん(日比谷高1年)
   
   ◆ 優秀作
      藏敷晴香さん(冨士高2年)
      小泉美樹さん(筑波大付属高1年)
      李南実さん(東京朝鮮中高級学校2年)

   ◆ 早稲田塾賞
      森本小百合さん(鎌倉女学院高1年)
      和智友香さん(日比谷高2年)

   ◆ 審査員特別賞
      内山りせさん(明治学院高2年)
      川上万理子さん(田園調布雙葉高2年)
      中村仁さん(西武学園文理高2年)


 下記に最優秀作品、太田紋乃さん(日比谷高1年)の天声新語を、 

 「天声人語」第一パラグラフ
 ニュースの関心度を測る物差しはいろいろあるが、現場が遠いか近いかもその一つ。地球の裏側の都市で五十軒焼けた火事よりも、隣町のぼや騒ぎの方が、とかく耳目を集める

 それに続く、「天声新語」
 ≪高校生になって電車通学をするようになった。自宅から駅までの徒歩二十分は高低差が激しく、真夏の昼時や冬の早朝などは予想以上に辛(つら)い。すぐ近所にあった中学校とは違って、一日の仕事の中で外を歩く時間がそれなりの量を占めている 。しかし、なぜかとても楽しくもある。垣根の奥の小さな地蔵、誰も見ないような所にある選挙のポスター、公民館での様々なイベントのお知らせ…。ニュースとは呼ばないかもしれない。だが、今まで地域の事にたいして関心を払ってこなかった私にとっては、新鮮な、面白い出来事であった。つまらない町だと思っていた場所が急に表情を変えたようでもあった。活字好きの私は、新聞を読む時間が至福の時である。びっしりと書かれた記事から、世界各地の事について想像を膨らますのは為(ため)になる。しかし新聞に絶対の信頼を置くあまり、今まで他の方法で情報を得ることがなかった。身近な所の、ささいなニュースの面白さに気が付かなかったのである。今日も私はまわりの景色を眺め、道ゆく人を見送りながら電車に乗り込む。街も新聞の記事と同じように、毎日毎日、刻一刻と変わる。それはもしかしたら私しか気づかなかったことかもしれないが、私にとっては新聞で読む世界の出来事と同じくらいに重要で、生活に心地良くリズムをつけてくれるものなのだ。≫


 最近、高校生の文才力がアップしていますね。
 次回は、国立大学が創立100周年記念事業「高校生対象に作品公募」話題を配信します。

               
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第370話≪高大連携プロジェクト発表会を開催(川崎医療福祉大学と清心女子高等学校)≫

2007年03月09日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、最近、大学と高校が手を組んだ≪高大連携プロジェクト≫があちこちで行われてきましたね。

 過去にもHageOyaji通信:第80話≪出前授業、出張授業、特別授業≫第95話≪高校生のための『大学』セミナー≫第114話≪高校生向けに大学授業の公開講座≫第209話≪埼玉大学、「高等学校生徒向け公開講座」⇒「高大連携講座」に改定し実施≫で「高大連携教育」に関連する話題を配信しています。

 最近のニュースから、岡山県倉敷市にある、川崎医療福祉大学清心女子高等学校とが、2月24日に、

 『知って役立つ「マネジメント」~21世紀の医療福祉サービスとそのマネジメントのあり方~』

 のタイトルで、年間を通して行われた連携教育の総まとめ報告がプレゼンテーション形式で、生徒学習発表会を行っています。


 川崎医療福祉大学・医療福祉マネジメント学部の4つの学科(医療福祉経営学科、医療情報学科、医療福祉デザイン学科、医療秘書学科)の大学教員が、高校生対象の講座を担当し、年間28回の講義を行った。

 今回の『学習発表会』は、高校生が、9グループに分かれて、テーマを自ら設定し、受講した講義内容を題材にして、学んだことをまとめ、パワーポイントを利用して発表を行った。
           
       ≪発表テーマ≫
   1.~これからのより良い医療のために~
   2.経営学を学ぼう
   3.あなたの隣にバリア
   4.インパクト会計学
   5.デザインはデザインでも…
   6.正しく「伝える」とは
   7.ほんとうのやさしさ
   8.危険!コンピュータの恐ろしさ
   9.ウルトラサウンド

 このように直接、大学教員による講義を受講し、体験したことで、単に大学に行きたいという進路意識を高めるだけではなく、将来の進路や職業選択につながり、「学習への動機付け」や「進路意識の明確化」さらに「幅広い学力の向上」を図ることができたに違いない。

 川崎医療福祉大学も清心女子高等学校も互いに社会環境の変化や社会の求める人材像を踏まえた「高大連携教育」の在り方を熟慮する上で、今後の発展に大いに貢献するでしょう。

               
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第369話≪M&A(企業の合併・買収)≫

2007年03月07日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、M&A(Mergers and Acquisitions)≪企業の合併・買収≫という言葉を耳にする機会が増えてきていますね。

 最も新しい話題として、日本で初めてM&Aが、株主により否決された画期的な話題がありました。毎日新聞にも「東京鋼鉄:株主総会での計画否決 個人投資家が大きな役割」と題して配信されています。

 2月22日東京鋼鉄の臨時株主総会で大阪製鐵の完全子会社になるとの議案(統合案)が否決されました。この議案を巡っては、第2位株主で、独立系投資ファンドの、いちごアセットマネジメントが完全子会社化に伴う株式交換比率の見直しを求め、他の株主にも否決を呼び掛けていました。経営陣が合意したM&A(企業の合併・買収)が株主総会で否決された国内で初めての例となったのです。

 株主側が、委任状争奪戦(プロキシファイト)で拒否権を獲得した国内で初めての例だそうです。
 詳細は、問題解決必須スキルコース 大前学長講義【大前研一ライブ】をクリックして理解してください。


 さて、皆さんに先ず、M&A(企業の合併・買収)の代表的な手法をお話します。
  ◆統合によるM&A
     ・合併(吸収合併、新設合併)             
     ・株式交換
     ・株式移転
  ◆買収によるM&A
    ・株式の取得
      発行済株式の譲受
      新株の引受
      TOB(公開買付け)
      MBO(マネジメント・バイ・アウト)
      EBO(エンプロイ・バイ・アウト)
      LBO(レバレッジド・バイ・アウト)
    ・営業の譲受
  ◆分割によるM&A
    ・吸収分割
    ・新設分割


 ところで、みなさん、2006年度には日本国内で何件のTOBがあったかご存知ですか?

 Bevalco Japanの「2006年TOB(公開買付)全データ【PDF】」によると、全数で68件ですが、その中で成立したもの64件です。金額ベースで3兆3193億円で、取引最大は、ソフトバンクによるボーダフォン買収(1兆6612億円)でした。

 不成立TOBは、
  2006/01/16 オリジン東秀 & ドン・キホーテ  31.06%  敵対的
  2006/08/02 北越製紙 & 王子製紙        3.08%  敵対的
  2006/10/27 明星食品&スティール・パートナーズ 24.22%  敵対的
  2006/11/24 サンライズキャピタル証券&ジェイ・ブリッジ  0.00%  賛同

 TOB(株式公開買付、Take Over Bid 、Tender Offer Bid )は、ある株式会社の経営権の取得などを目的に、株式の買い取りを希望する企業や個人が、「買い付け期間・買い取り株数・価格」を公表して、不特定多数の株主から株式市場外で株式を買い集める制度です。証券取引所上場企業や、未上場でも有価証券報告書の提出が義務付けられている株式会社の株を市場外で5%以上買う場合、原則、TOBで買い付ける必要があります。また、市場外で株式買取後の議決権が全体の3分の1以上になる場合には、TOBが強制的に適用されます。

 TOBには、
 「友好的TOB」:
   買収される会社の経営陣等の賛同を得て実施する株式公開買い付け
 「敵対的TOB」:
   賛同を得ずに一方的に行う株式公開買い付け行う
 とがあります。

 今回の時事用語は難しかったかな・・・・

               
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第368話≪ビジネススクール「MBA」(経営管理学修士)≫

2007年03月05日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、最近「ビジネススクール」という言葉を聴くようになりましたね。ビジネススクールに通うということは、「MBA」(Master of Business Administration)資格(経営管理学修士号)を取りにいくことです。

               

 一般に数年間の就業経験のある者が、管理職として必要とされる専門知識(経営戦略、マーケティング、アカウンティング、ファイナンス、人・組織のマネジメントetc)を、実際の企業の動向と経営状態をまとめたケースを中心に討論し、理論的に体系化しながら学んでいくのが「MBA」資格です。

 ◆その目的を纏めると、
  ・経済社会、経営問題をグローバルな視点から理論的、実証的に分析・解明できるビジネス界のリーダー的人財になろうとする人。
  ・企業の後継者、経営者、創業者、コンサルタント、新しいビジネスモデルを創造する人財になろうとする人。
  ・技術、戦略、市場を有機的にリンクするインテリジェンス能力を有する人財になろうとする人。

 ◆そのMBAの取得方法は、
  ・フルタイム型:仕事を休み、海外のビジネススクールに直接留学(2年)
  ・フルタイム型:仕事を休み、日本の経営大学院に進学(完全通学)(2年)
  ・週末通学型(パートタイム型):仕事は続けながら、日本もしくは海外の経営大学院に夜間や休日に進学(2年)
  ・完全遠隔型:仕事は続けながら、日本もしくは海外の経営大学院に遠隔で進学(2年)

 ◆そのMBAの取得メリットは、
  ・経営全体を俯瞰する目を養えること。
  ・異業種に広がるネットワークが得られること。
  ・ビジネスプロとしての機会が広がること。

 この「MBA」資格は、最初米国で、経営全般に関する体系的な学習の必要性や、必要なスキルの向上に対する意識は高く、1900年代の初めにはMBAの学位を取得するコース(ビジネススクール)が初めて設立されました。

 日本での歴史は浅く、1978年に慶應義塾大学大学院経営管理研究科に初めて、MBAコースが設立されました。MBAが日本で注目され始めたのはバブル時期の1980年代後半からです。続いて、国際大学、筑波大学、神戸大学などが先駆であり、近年では、早稲田大学、一橋大学、多摩大学、立教大学、九州大学、青山学院大学、名古屋商科大学、小樽商科大学、香川大学も新規参入し、力を入れてきています。毎年、社会人の入学が多く、ビジネス街の中心部にサテライト教室を設け、通学の便を図っている大学院が増えています。

 こうした社会人を対象としたMBAプログラムは、フルタイム型、週末通学型、完全遠隔型に分かれ、フルタイム型(慶應義塾大学、国際大学、一橋大学などのプログラム)は、社会人が2年間休職してMBA課程に参加します。 一方、週末通学型=パートタイム型(神戸大学、名古屋商科大学、多摩大学など)は、平日の夜や土日を利用して通学しながら、残りを個人学習します。完全遠隔型(ビジネス・ブレークスルー大学院大学)は、通学をほぼ必要とせず、全国・海外どこからでも受講できるプログラムであります。

 当時多くの日本企業は、幹部候補生を米国のビジネススクールへ派遣しましたが、帰国後のMBA取得者が、企業内でそのスキルを生かしきれず、転職するケースが増え始めました。

 確かに最近はMBA人口は増えつつありますが、その内容に変化があり、即ち、企業が派遣する生徒が減る一方、自費でMBAを取得する人が増えています。又、終身雇用や年功序列の労働慣行が崩壊し始め「自己武装」としてMBA取得を目指す人が増加したこともその背景としてあげられますね。

 MBA取得者に対して「英語でビジネス交渉がし、高い専門性を持つ人財」として期待度が高まっていましたが、最近、タケノコのように進出してきた日本のビジネススクールは日本語のみで講義をするため、以前の「英語でビジネス折衝」の枠が外されていますね。現在、英語のみで講義をしているのは、一橋大学大学院 国際企業戦略研究科のMBAコース、DBAコースのみではなかろうか?

               
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第367話≪一橋大学が「学業優秀学生奨学金制度」導入≫

2007年03月02日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、最近各大学で、新しい奨学金制度の取り組みをしたというニュースが目に付きます。 

 HageOyaji通信:第357話≪大型奨学金制度「創立125周年記念奨学金制度」(早稲田大学)≫でも紹介しましたが、今回、一橋大学でも、学部学生の教育の成果を評価し、学習意欲を高めることを目的に、あらたな学生表彰制度を創設することを発表し、学業において特に優秀な成績を修め、かつ人物的に優れた学部学生を対象とした「学業優秀学生奨学金制度」です。
 
 この奨学金は、一橋大学基金(寄付金)を財源とし、「在学生」と「卒業年次生」の2種類が準備されています。これは、他の奨学金との併給もOKです。

 詳細は下記の「一橋大学学生表彰制度の概要」をクリックしてください。

 「在学生」では、前年度の成績から候補者が選ばれ、国立大で最高額となる月額8万円が12カ月(年額96万円)が給付されます。対象となる学生数は当面、各学部各学年1名の計12名。

 「卒業年次生」は、4年間の全成績により候補者が決められ、各学部1名、計4名に30万円程度の記念品が授与されます。

 
  「一橋大学学生表彰制度の概要」から一部抜粋

 ◆一橋大学学生表彰制度の概要 制度創設の目的
  学生の教育の成果を評価し、学習等への意欲を高めることを目的に、既存の表彰制度を整備し、新たな「一橋大学学生表彰制度」を創設、平成19年度から導入することとしました。
 ◆表彰の基準
  表彰の基準となる対象学生は次のとおりです。
  ☆ 本学における学業において、特に優秀な成績を修め、かつ、人物的に優れた者(以下の各号において、個人の場合について同様とする。)として認められる個人
  ☆ 学術研究活動において、特に顕著な業績を挙げたと認められる個人又は団体
  ☆ 課外活動において、特に優秀な成績を修め、本学の名誉を高めたと認められる個人若しくは団体、又は課外活動を支援し、課外活動の充実と振興に著しい貢献をしたと認められる個人若しくは団体
  ☆ 社会活動において、特に顕著な功績を残し、社会的に高い評価を受け、本学の名誉を高めたと認められる個人又は団体
  ☆ 雑誌「一橋」原稿募集に応募して、審査のうえ、優秀と認められる個人又は団体
  ☆ 内藤章記念賞論文募集に応募して、審査のうえ、優秀と認められる個人又は団体 学業優秀学生

 ◆奨学金制度の創設 奨学金等給付の内容

 「在学生」
  ☆ 表彰の基準のうち、学業において特に優秀な成績を修めた学部学生に対しては、一橋大学独自の奨学金を授与します。
  ☆ 前年度1年間の成績により候補者を決定します。
  ☆ 奨学金は、学部2~4年次の学業優秀学生に対し授与するものとし、月額8万円を12ヶ月間(年額96万円)毎月送金します。
  ☆ 対象学生数は、当面、各学部各学年1名、合計12名としますが、将来的には、各学部各学年4名、合計48名まで拡げることを目標としています。
  ☆ 本奨学金は、本学の授業料減免制度や海外留学奨学金制度との併用並びに国(独立行政法人日本学生支援機構奨学金を含む。)、地方公共団体及び民間奨学団体による給貸与奨学金との併給を認めます。

 「卒業年次生」
  ☆ 1~4年次までの全ての成績により候補者を決定します。
  ☆ 対象学生数は、各学部1名、合計4名とします。
  ☆ 30万円程度の記念品を授与します。

               
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