HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第944話≪さぁ、新年に向け自分の部屋を「断捨離(だんしゃり)」しよう!!!≫

2010年12月27日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、2011年の新年を迎えるにあたり、自分の部屋の大掃除は済みましたか?

 今年の流行語の一つにノミネートされた「断捨離(だんしゃり)」という言葉があったのを覚えていますか?又、本屋さんにはこの「断捨離」に関する図書が一番目につくところにありますね。

             

               

 更に、NHKが、2010年12月16日(木)放送≪「クローズアップ現代」で、「断捨離(だんしゃり)」人生の大そうじをする人々≫・・・・を取り上げましたので、大きな反響がありました。

 「断捨離」とは、ヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方を応用し、不要なモノを断ち、捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を手に入れようと言う考えから提唱されました。

 最近10代、20代、30代、40代と年齢に関係なく、「モノ」を整理整頓するのが億劫だと思う人が増えてきています。

 10年ほど前、金沢市に住む主婦、クラター・コンサルタントのやましたひでこさんが提唱し、ブログを通して広がったのが始まりのようです。

 「断捨離」は、単なる整理術ではなく、身の回りをスッキリさせることで、心の混乱も整理し、前向きな自分に生まれ変わりたいと、子育てに追われる専業主婦や働き過ぎの若者、親の遺品の整理に疲れ果てた女性など、住まいが片づかないという悩みはもとより、身体の不調、煩わしい人間関係、忙しすぎる状況をも解決するため、年代を問わず「断捨離」に目を向き始めています。

 この「断捨離」ブームがおきたのは、エコ意識と人間関係に関する価値観を問い直すことで、熱中する人々が増え、「断捨離」に目覚めた人のことを、一部では「ダンシャリアン」と呼ぶれています。

 みなさんも「捨てたいけれどなかなか捨てられないものがある」と大事にしまっている人もいるでしょう・・・。

 無駄を嫌う草食系世代は、これまで化粧品やファッションに関しては積極的にお金を使ってきた。しかし、「モノを持ちすぎることはエコじゃない」「モノを減らしたい」とエコ志向に立ち返り、「断捨離」に共感しているのだろう。

 更にこの「断捨離」に一段と後押ししているのが、レンタルやシェアリングサービスです。

 提唱者のやましたひでこさんは、プログで、「断捨離」とは「自分とモノとの関係を問い直し、暮らし・自分・人生を調えていくプロセス」と断言されて入り、この生き方に若者が共感し、自分のお城である部屋を通して自分づくりに励んできているのでしょう・・・と。


 もう一度、≪「だんしゃり」 断・捨・離とは≫、
    ~自分とモノとの関係を問い直し、
        暮らし・自分・人生を調えていくプロセス~

 最後に「YouTube - 断捨離術」をクリックして理解して見ては如何でしょうか?

 さ~~~ぁ、HageOyajiも明日から「ダンシャリアン」だ!!

 みなさんも先ず、自分のお城から「断捨離」して新年を迎えましょう・・・

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第943話≪Merry Christmas !!≫

2010年12月24日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

               

  Dear my colleagues !!


        ☆   ╋───────────╋
       /\ ☆ │  Merry Christmas ! !
       / \/\╋┬┬───────┬┬╋
       / \/ \ ││       ││  ♪♪
       ~~∥~ ~∥~~ ││ ♪♪♪♪  ♪♪♪♪  ♪♪♪♪
      


 みなさん、世界のクリスマスはどのように行われているか興味ありますね。「クリスマスWEB」からヨーロッパ、アメリカ、アジアのクリスマスを解説していますので抜粋して見ますと、

 ◆ヨーロッパのクリスマス
  クリスマス前1ヶ月から新年1月6日頃までのヨーロッパは、待降節(アドヴェンド)と呼ばれ、国のあちこちでたくさんのお祭りやパレードがおこなわれます。すべてが凍りつくような寒さのなかで催されるクリスマス市場や移動遊園地、黄金色の電飾で静かに飾られた街並みはノスタルジックで、まるでおとぎ話の世界のよう。深々と降る雪の中、人々は家族と暖かい部屋のなかで感謝と愛を込めてクリスマスを祝います。ヨーロッパの国の一部では、サンタクロースのモデル、聖ニコラウスの誕生日である12月6日にプレゼントを贈る習慣もあるとか。

 ◆アメリカのクリスマス
  ニューヨークやラスベガスでは、12月25日を盛大なカウントダウンで迎えます。花火やクラッカー、盛大なイルミネーションのなかで大勢の人が集まって歓声をあげる様子はまるで日本の大晦日。イヴの夜にカウントダウンが終わってクリスマスになると、あとは日本のお正月のように家で静かに過ごすのだそうです。子供たちへのプレゼントはひとり2~3個贈られ、クリスマスツリーの下に置かれます。そして25日の朝、家族揃ってプレゼントを開きます。
そんなアメリカではクリスマスが商業化されている部分もありますが、そこは多民族の国、クリスチャンも多くいることから、宗教的なクリスマスを過ごす人もたくさんいます。日本のクリスマスは、アメリカの商業的なところがクローズアップされているように感じますよね。

 ◆アジアのクリスマス
  クリスチャンが人口の半分以上を占めるフィリピンでは、宗教的意味合いの強いクリスマスを過ごします。では仏教の国であるタイや儒教が重んじられる中国では、どんなクリスマスを過ごしているのでしょう?実は、タイや中国でもクリスマスイベントが楽しまれているのです。いつもは敬虔な仏教徒であるタイの人々ですが、定番の白いひげに赤い服のサンタクロース、クリスマスツリー、そしてプレゼントの交換がおこなわれるそうです。サンタクロースの風貌は、少しアジアの香りが漂っているとか。中国では数年前からクリスマスのイベントがおこなわれるようになったそうです。各国のチャイナタウンで盛大に祝われているのとは逆に、本国では街に少し飾りが出て、「今日がクリスマスなのか」と思わせる程度。
ちなみに中国語でクリスマスは「聖誕快楽」。なんだか、すごく素敵で楽しい響きですね。
 アジアのひとつ、日本ではご存知の通りのクリスマスが行われています。今年もまた、イルミネーションで彩られた街にクリスマス・ソングが流れ、誰もが大切な人と特別な1日を過ごしたいと願うことでしょう。

Canon」のホームページから、赤鼻のトナカイ、クリスマスツリーの由来、クリスマスリースの由来、ヒラギ、などを読んでみては如何ですか・・・


 今夜は「ディズニークリスマスソング」でもクリックしてゆっくり聞いてください。

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第942話≪国際標準化機構「 ISO 26000 」が11/1に発行されました≫

2010年12月22日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、ISO(国際標準化機構、International Organization for Standardization)と聞いたら直ぐ思い出すのは、企業や学校で取得している、ISO 9000(品質マネジメントシステム)やISO 14000(環境マネジメントシステム)でしょう・・・・

 国際標準化機構(ISO)は、電気分野を除く工業分野の国際的な標準である国際規格を策定するための民間の非政府組織で、本部はスイスのジュネーヴに置かれています。


 ISO における国際規格やマネジメント・システムが、第1世代の品質規格(ISO9000)、第2世代の環境規格(ISO14000)から、第3世代の社会的責任規格へと進んできています。

 その第3世代の社会的責任規格を検討する時代背景として、急速なグローバル化の進展や企業不祥事等に対する社会からの厳しい企業行動批判の高まり、市場においてCSR が評価の対象になってきたことが挙げられます。

 そこで、2001 年4 月ジュネーブで開催された「第68 回ISO理事会」でCSR に関する国際標準を決議したことに始まり、検討してきた結果、2005年に規格作成がスタートし、ついに2010年11月1日に「ISO 26000」が発行されました。

ISO26000」は、企業に限らず組織の「社会的責任」(Social Responsibility)に関する第3者認証を目的としない国際ガイダンス規格です。

 特に21 世紀に入り、世界的なグローバリゼーションや情報技術の発展、国際市場における競争激化、消費者や社会から不適切な企業行動への厳しい批判を背景に、欧米諸国中心にCSR 概念が注目されるようになってきています。

 この「ISO 26000」を取得することにより、コーポレート・ガバナンスの向上により、株主重視経営に偏らずステークホルダーとの協調により、企業価値の増大を目指す経営革新が期待され、持続可能な発展を目指す潮流になれば、「社会的責任投資」(Socially Responsible Investment ; SRI) 社会貢献度の高い企業として生まれ変わるでしょう。

 更に「ISO 26000」を取得することにより、一般社会人の企業行動に対する意識が変化してくるでしょう。


 最後に≪ISO 26000ビデオ「私には夢がある」≫をクリックしてみては如何がですか?
      TODAY, I HAVE A DREAM (in japanese)

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第941話≪「平成23年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成22年10月末現在)文部科学省≫

2010年12月20日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、第935話≪平成23年3月高校新卒者の就職内定状況(平成22年9月末現在)≫で、厚生労働省が発表した状況を配信しましたが、12月14日に、文部科学省が、「平成23年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成22年10月末現在)に関する調査について」公表しています。


 その調査結果の概要を抜粋してみますと、(平成22年10月末現在)

  ◆平成23年3月高等学校卒業予定者の就職内定率は、

      ⇒57.1%(昨年同期から1.9ポイント上昇)

  ◆平成23年3月高等学校卒業予定者の「男女別」就職内定率は、

     ⇒男子は61.5%(昨年同期から男子は2.1ポイント上昇)

     ⇒女子は50.8%(昨年同期から男子は1.2ポイント上昇)


  ◆平成23年3月高等学校卒業予定者の「学科別」就職内定率は、

     ⇒「工業」(76.2%)、「福祉」(63.1%)、「商業」(58.4%)、

      「情報」(58.2%)、「農業」(55.6%)、「総合学科」(54.6%)

      「水産」(54.1%)、「家庭」(51.2%)、「普通」(43.1%)、

      「看護」(39.2%


  ◆平成23年3月高等学校卒業予定者の「都道府県別」就職内定率は、

     高い順⇒富山県(78.3%)、岐阜県(75.1%)、福井県(73.7%)、

         三重県(72.5%)、愛知県(71.9%)


     低い順⇒沖縄県(24.7%)、北海道(33.6%)、宮城県(39.8%)、

         福岡県(48.0%)、青森県(48.4%)


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第940話≪新経営調査手法「エスノグラフィー」とは≫

2010年12月17日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、最近「エスノグラフィー」≪エスノ(ethno-)=「民族」、グラフィー(-graphy)=「記述」≫という言葉を聞く機会が多くなってきましたよ。

 覚えていますね。先日、日本ハムファイターズに入団した斎藤佑樹投手の入団会見に8000人のファンが平日にもかかわらず、集まっていましたね。多くの北海道ファンが集まった理由は日本ハムファイターズが「エスノグラフィー」を取り入れた結果の現れです。
 

 もともと「エスノグラフィー」とは、文化人類学、社会学、心理学で使われる研究手法の1つです。対象となる部族や民族の「文化」における特徴や日常的な行動様式を詳細に記述する方法のことを指します。

 この「エスノグラフィー」と言う言葉がビジネスシーン(商品企画、デザイン企画)に使用されるようになり、学問研究領域における民族の文化理解を応用し、生活者、消費者への理解(ユーザーへの理解を深め、潜在的ニーズを探る)に役立てようとする取り組みなのです。

 既に海外の企業(インテル、ノキア、サムソン、・・)は「エスノグラフィー」というフイールドワーク手法を取り入れ、「企業内エスノグラファー」を育成しています。

 即ち、同じ分析でもアンケートなどは統計的にとらえる「定量分析」ですが、「エスノグラフィー」は、インタビューや観察から定性情報「定性分析」を調べることが特色です。

 ≪注≫ 
 データベースによる定量分析は、顧客を属性ごとに類型化するだけで、微妙なニーズは見つけられません。商品サイクルが早くなり、顧客の嗜好が多様化する現在、昨日売れた商品が明日も売れるとは限りません。そこで見直されるようになったのが、定性分析です。質的分析とも呼ばれます。「エスノグラフィー」は企業が消費者を定性的に理解する手段として注目を集めています。

 日本でも花王や富士通などが「エスノグラフィー」に積極的に取り組んでいることが知られています。また、大阪ガスは、「行動観察研究所」という「エスノグラフィー」専門の機関を持っています。既に国内での「エスノグラフィー」導入企業は、花王、博報堂、アキレス、日本ハムファイターズ、がんこフードサービスなどです。

 その中から、花王の生活者研究センターは、「エスノグラフィー」と呼ばれる手法を用いて消費者の理解を深める活動に取り組んでいますので「消費者調査にエスノグラフィー手法を導入」記事をクリックしてお読みください。

 更に「エスノグラフィー」のビジネス活用を検討する国際会議」≪The Ethnographic Praxis in Industry Conference(EPIC)≫は、北米やヨーロッパで開催されておりましたが、今年初めて日本で開催しました。

   ◆開催日:2010年8月30日~9月1日
   ◆開催場所:東京ミッドタウン
   ◆主催:米国人類学会(AAA)
   ◆開催地委員:博報堂、富士通研究所、大阪ガス、産業能率大学、コニカミノルタ、東京大学、北陸先端大学 等
   ◆今年度テーマ:「‘道(Do)’-–コミュニティによる熟達--」



 2005年にダイヤモンド社から刊行され、マーケティングの未来を占う意味でも貴重な1冊があります。

     『心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす』
               

 著者Gerald Zaltman教授によると、私たち人間の脳は5%の意識的活動と、95%の無意識的活動に分かれるとし、一般的な定量調査やフォーカスグループインタビューはその5%の意識的活動の調査をしているに過ぎず、その結果によって戦略的意思決定をすることの危険性について警鐘を鳴らしています。「エスノグラフィー」は潜在化した無意識の行動に対し、アプローチする有用な手立てだと。

 今日の時事用語「エスノグラフィー」は難しかったかな・・・・

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第939話≪整いました。「高校生」とかけて、「ものづくり教育」と解きます。その心は?≫

2010年12月15日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、整いました。

 ≪「高校生」とかけて、「ものづくり教育」と解きます。その心は「どちらも日本再興の土台」です≫

              

 過去に何度もHageOyaji通信で「ものづくり教育」を取り上げてきましたが、上記の記事が12月12日付けの朝日新聞に≪ーきょういく特報部2010で「ものづくり高校生 熱く技磨き」ー≫を大きく取り上げています。

               
               
               


 この特集では以下の点が纏められています。

  ◆何故、工業高校生が日本ではなくてはならない存在か?
  ◆企業の即戦力の新入社員とは?
  ◆「高校生ものづくりコンテスト」は今年で10回目
  ◆「ジュニアマイスター」制度
  ◆工業高校生の離職率は高卒者全体に比べ少ない
  ◆工業高校生減少≪1970年62万4105人(13.4%)⇒2009年26万7289人(8.0%)≫

 21世紀を生き抜く日本は、「ものづくり立国」として再び立ち上がらなければならない時期でありますが、それには「工業高校生はなくてはならない日本の宝」なのです。

 そのためには国を中心として、「ものづくり教育」を通し、工業高校生の技をどのようにして高めていくかが大きな課題であり、この特集はその盲点を洗い出しています。

 「ものづくり立国」の盲点を声高にする背景には下記の二つのことが絡んでいます。

   その1 ⇒ 企業側
     過去は、企業に入社後に本格的な新入社員教育を実施していましたが、指導を担ってきた熟練工が定年を迎えたり、機械化で最小限の人材しかいなかったり、生産拠点を海外に移したりして、技術を伝える先輩が少なくなり、経費的にも時間的にもその余裕がなくなっています。

   その2 ⇒ 工業高校側
     みなさんの工業高校には教諭の他に実習時にお手伝いをしてくれる「実習助手」と呼ばれる先生がいますね。この「実習助手」の先生が生徒を指導したのは企業の元技術者の方が多かったのですが、20年ほど前から主に大卒の実習助手にとって代わられ、そうした元技術者たちが次々と学校を引退したことが大きいのです。

 是非「ものづくり教育」に関心のある方は上記の特集をクリックしてお読みください。

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第938話≪日本全国で”Green Xmas ライトアップ”が開催、「グリーン電力証書」とは?≫

2010年12月13日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、12月と言えば「クリスマス」ですね。

 既にあちらこちらでクリスマスのイルミネーションが始まっており、「グリーン電力」が普及してきた今、更に一段と過去の電飾とは違う明りが私たちの目を楽しませてくれています。

               

 更に、三越百貨店の「クリスマスツリー」までもグリーンサンタが登場しています。
 このベアサンタ BE@RBRICKストラップはチャリティ販売しており、HageOyajiも並んでゲットしました。寄付金は、グリーンサンタ基金を通じて、子どもたちへの国産材製品の寄贈や、グリーンサンタの森づくりに役立てられます。

               

 全国には多くのイルミネーションがありますが、環境意識が高まっている今、注目なのが「Green Xmas ライトアップ」ですね。

 平成20年から経済産業省が推し進めている「Green Xmas ライトアップ」も今年で3回目を迎え、12月1日から25日にかけて、全国106施設で美しいイルミネーションが披露されます。

 この「Green Xmas ライトアップ」の「Green」は、使用する電力を「グリーン電力」でまかなっているところに由来しており、グリーン電力というのは、太陽光、風力、バイオマス、水力(中小規模水力)、地熱といった自然エネルギーから作られた電力のことです。

 即ち、これらのエネルギーには、環境負荷が少ないという特徴があり、「グリーン電力」を使うことは、エネルギー問題、地球温暖化問題の対策に有効な自然エネルギーの導入促進を応援することにつながるとされています。


 ライトアップに使用する「グリーン電力」の入手方法は、参加する全国のランドマーク施設、大型商業施設や商店街などは、「グリーン電力証書」というものを購入します。

 「グリーン電力証書」の代金はグリーン電力証書発行事業者から、太陽光発電や風力発電などを行っているグリーン電力発電事業者に資金として渡ります。「グリーン電力証書」を購入することで、購入した企業・団体はグリーン電力を使用したと見なされるのです。

 「グリーン電力証書」が企業や団体に多く利用されることになれば、太陽光発電や風力発電、水力発電等といった環境に負荷かがかからない電力が広がることになります。


 経済産業省が行ってきた「Green Xmas ライトアップ」は、平成20年度は44施設、平成21年度は86施設、そして今年度は106施設と、年々参加する企業・団体が増えています。

 12月1日~25日までの期間中、約85万kWhのグリーン電力がライトアップに使用されますが、これは一般家庭の約2600世帯で1ヶ月間に使用する電力量に相当するとのことです。

 「Green Xmas ライトアップ」の点灯式が新たに開催されます。

    12月 3日(金)「せんだいメディアテーク」(既に終了)
    12月15日(水)「東京の日本橋三井本館脇特設ステージ」 開始17:00から
              

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第937話≪OECD生徒の第4回学習到達度調査(PISA)で日本の「読解力」UP≫

2010年12月10日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、世界の15歳生徒を対象にしたOECDの「国際学習到達度調査」「PISA=Programme for International Student Assessment)「Programme for International Student Assessment (PISA) 」が 07-Dec-2010に公表されました。

        

 覚えていますか?2003年調査での順位急落し、PISAショックを起こしたことを・・・・

 この「OECD生徒の学習到達度調査」とは、OECD加盟国の中で15歳の生徒を対象≪日本は高校1年生約6000人(全生徒の0.5%)≫に、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシー、問題解決を調査しています。

 このため、調査プログラムを開発したのが1997年で、
     第1回調査は2000年 ⇒ 32カ国参加
     第2回調査は2003年 ⇒ 41カ国参加
     第3回調査は2006年 ⇒ 57カ国参加
     第4回調査は2009年 ⇒ 65カ国参加

 3年ごとに調査をし、その第4回目の調査結果で「日本」は、

   ◆「読解力」では、2006年の15位 ⇒ 8位(2000年と同順位)
   ◆「科学的リテラシー(応用力)」 ⇒ 5位(2006年は6位)   
   ◆「数学的リテラシー」 ⇒ 9位(2006年は10位)
   ◆上位層増加 ⇒ 13.4%(2006年は9.4%)
   ◆下位層減少 ⇒ 4.7%(2006年は6.7%)

 文部科学省は、PISA「読解力」が上昇した原因は、「順位の落ち込みが激しかった読解力の対策が先に進んだため」(例、読書活動への支援)で、2009年度から先行実施されている小中学校の新学習指導要領が影響していると分析しています。

 しかし、「読解力」の3つの側面を見ますと、
   ◆「情報へのアクセス・取り出し」
        日本 ⇒ 4位(1位上海、2位韓国)
   ◆「統合・解釈」
        日本 ⇒ 7位(1位上海、2位韓国)
   ◆「熟考・評価」
        日本 ⇒ 9位(1位上海、2位韓国)



 各国の状況では、上位にはアジアの国・地域が入っており、国全体ではなく一都市として参加できる制度を利用して初参加した中国の上海が、3分野とも2位以下を大きく引き離してトップでした。

 また、初参加のシンガポールも3分野で2~5位と好成績です。

 3分野とも、上位5位に入ったのはフィンランドを除くとすべてアジアです。特に数学的リテラシーは、上位5位に上海、シンガポール、香港、韓国、台湾が入り、3分野を通じて初めて上位5位までをアジアが独占しています。



 第4回PISA調査に関してOECD東京センターは次のように纏めています。

 ◆全ての国で読解力は女子が男子を上回っており、男女間の得点差は平均で学校教育1年分に相当する39点であった。男女間の得点差が2000年以降改善している国はひとつもなく、フランス、イスラエル、韓国、ポルトガル、スウェーデンでは拡大している。これは、読書を楽しみ、余暇に読書をする男子が減少していることを反映している。

 ◆最優秀の学校制度は最も公平な学校制度(社会経済的背景と関係なく、生徒が好成績を収めている)であった。早い段階で能力に基づいて生徒を選抜する学校では社会経済的背景による成績差が極めて大きい。

 ◆好成績を収めた学校制度は、学級規模を小さくすることよりも、教員給与を高くする方を優先する傾向がある。

 ◆生徒の留年率が高い国は往々にして全体の成績が悪く、貧困家庭の生徒と富裕家庭の生徒間の成績差も大きい。生徒の留年率が最も高いのはベルギー、フランス、ルクセンブルグ、ポルトガル、スペインである。

 ◆好成績を収めた学校制度は学校にカリキュラムの設計や評価方針の構築については認めているが、必ずしも入学競争は認めていない。

 ◆規律が正しく、生徒と教師の関係も良好な学校ほど、生徒の読解力は高い。

 ◆生徒の家庭環境を考慮に入れると、公立学校と私立学校の間に成績差はない。

 ◆自治と効果的なアカウンタビリティを兼ね備えていることが最優秀の成績をもたらしているように思われる。

 ◆趣味として読書すると回答した生徒の比率は、2000年の69%から2009年には64%へと低下した。

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第936話≪平成22年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(平成22年10月1日現在)≫

2010年12月08日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、前回は≪平成23年3月高校新卒者の就職内定状況(平成22年9月末現在)≫を配信しましたが、今回は≪平成22年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(平成22年10月1日現在)≫を見ますと、大学の就職内定率は57.6%で前年同期を4.9ポイント下回っており、過去最低の水準がわかります。

 現時点(平成22年10月1日現在)においては、高校新卒者より大学新卒者が非常事態ですね。

 厚生労働省と文部科学省は、平成23年3月大学等卒業予定者の就職内定状況等を共同で調査しました結果を公表しています。

 その調査概要を一部抜粋しますと、

   ◆「大学の就職内定率」 ⇒ 57.6%(前年同期を4.9ポイント下回る)
     ≪就職内定率は平成8年度の調査開始以来過去最低の水準≫
         男女別にみると、
          男子 ⇒ 59.5%(前年同期を3.8ポイント下回る)
          女子 ⇒ 55.3%(前年同期を6.3ポイント下回る)

   ◆「短期大学の就職内定率(女子学生のみ)」
          ⇒ 22.5%(前年同期を6.5ポイント下回る)

   ◆「高等専門学校の就職内定率(男子学生のみ)」
          ⇒ 93.8%(前年同期を0.9ポイント下回る)

   ◆「専修学校(専門課程)の就職内定率」
          ⇒ 37.9%(前年同期を5.5ポイント下回る)


 この就職状況を打破するため、厚生労働省は、「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」(平成22年9月10日閣議決定)に基づき新卒応援ハローワークを全国55カ所に設置し、大卒就職ジョブサポーターの大幅な増員を行い、新規学卒者、大学等にし円を開始。

 この調査結果を受けた細川厚生労働大臣から労働局長へ下記の緊急指示を出しています。

 ○本日から12月15日までを集中取組期間とし、大卒就職ジョブサポーター等により、新規学校卒業者のための徹底した求人開拓の実施
 ○大卒就職ジョブサポーターが担当する大学等と連携し、大学等のニーズに応じ、大学への出張相談等を積極的かつ迅速に実施
 ○就職面接会を現在計画中のものに追加、平成22年12月から23年2月に集中的に実施

 いつものことながら、手を打つのが後手に回っていますね。

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第935話≪平成23年3月高校新卒者の就職内定状況(平成22年9月末現在)≫

2010年12月06日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、厚生労働省は、「平成23年3月高校新卒者の求人・求職・就職内定状況(平成22年9月末現在)」を発表しています。

 おもな状況を抜粋して見ますと、

 ≪平成23年3月高校新卒者≫
  ◆「就職内定者数」 ⇒ 7万1千人(前年同期比7.2%増)
  ◆「就職内定率」 ⇒ 40.6%(前年同期を3.0ポイント上回る)
       男子 ⇒ 46.3%(前年同期を3.7ポイント上回る)
       女子 ⇒ 33.0%(前年同期を1.7ポイント上回る)
  ◆「求人数」 ⇒ 15万1千人(前年同期に比べ3.1%減少)
  ◆「求職者数」 ⇒ 17万5千人(前年同期に比べ0.7%減少)
  ◆「求人倍率」 ⇒ 0.87倍(前年同期を0.02ポイント下回る)

 以上を見ますと、出足は好調な気がしますが、「求人数」が減少していることが気がかりですね。

 更に厚生労働省では新規学校卒業者の就職環境が厳しい状況を考え、「高校生対象就職面接会、企業説明会等開催予定表」を作り、新規学校卒業者に対する就職支援の強化に取り組んでいます。
 
 既に配信しましたが、平成22年9月10日閣議決定した「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」から、高卒就職ジョブサポーターを大幅に増員し、積極的な求人開拓、個別支援を行う支援策を取るようです。

 みなさん、厚生労働省に期待しましょう!!!!!

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第934話≪正社員になった元フリーター100人の生活事情(収入&プライベートの変化は?≫

2010年12月03日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、フリーターから抜け出し、正社員になったら生活がどのように変化するか興味がありますね。

 その生活事情変化を株式会社インテリジェンスが運営する求人情報サービス「an」が、フリーターから正社員になった入社5年目以上の男女100 人に、生活の変化に関する調査をしています。

 この≪脱フリーター調査≫調査結果を一部抜粋してみますと、

 ◆収入の変化 ≪入社3、4年で月収の差が拡大、有給休暇、家賃補助≫
  ・月収の増加金額は、
    「1 万円以上」 ⇒ 1年目で79.0%、3年目で82.0%、5年目で84.0% UP
    「5 万円以上」 ⇒ 1年目で58.0%、3 年目で65.0%、5 年目で72.0% UP
    就業年数に応じて、着実に給与が増加

  ・月収以外の金銭的メリット、
    有給休暇の活用
    家賃補助
    会社の財形貯蓄制度を活用

 ◆プライベートの変化 ≪よい変化があった⇒9割≫
  ・正社員になって良かったかどうか聞いた質問、
      「よかった」 ⇒ 70.0%、
      「どちらかと言えばよかった」⇒ 18.0%

  ・コメント
     「親に嫌味を言われない」
     「経済的に自立できたことで精神的にも自立できた」
     「アルバイトのときの友人よりもより深い交友関係が築ける仲間に出会えた」
     「結婚に踏み切る勇気が湧き、結婚できた」

 以上、ホームページ上から【生声】を抜粋しましたが、確かに正社員でのメリットは多いですね。
 即ち、正社員になることは、収入以外にも多くのメリットを感じていることが明らかですね。今回の「an」が行った調査は、現在事情によりフリーターを選択せざるを得ない人に大いに勇気を与える調査ですね。

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第933話≪「第4回 ロボット大賞」決定しました≫

2010年12月01日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、「ロボット」には興味ありますね。

 経済産業省は、ロボットビジネス振興を目的に、将来の市場創出や期待度の高いロボット・ロボット部品を広く募集した「第4回 ロボット大賞」のスケジュールは下記の通り進みました。     
    8月9日(月)⇒応募受付開始
    9月30日(木)⇒応募締切
    10月上旬⇒一次審査 
    11月中旬⇒二次審査・発表
    11月26日(金)⇒表彰式
    11月26日(金)~28日(日)⇒展示会(一般公開)


 「第4回 ロボット大賞」に応募のあった92件の中から、

   ◆第4回 ロボット大賞(経済産業大臣賞)
    ≪安全・快適に人と協働できる低出力80W駆動の省エネロボット
     自動車の組立工場においてスペアタイヤを自動車のトランクに搭載するロボット
               

   ◆最優秀中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)
    ≪HAMDAS-R(ハムダスR)
     豚もも肉から自動的に骨を取り除くロボット
               

   ◆日本機械工業連合会会長賞
    ≪注射薬払出ロボットを起点とした薬剤業務支援ロボット群
     病院業務の一つである複雑な薬剤業務を支援するロボットシステム
               

   ◆中小企業基盤整備機構理事長賞
    ≪超高圧送電線の活線点検ロボット「Expliner(エクスプライナー)」
     超高圧電線を遠隔操作で移動し自動で活線点検するロボット
               

   ◆日本科学未来館館長賞
    ≪「きぼう」ロボットアーム
     国際宇宙ステーションの一部である日本宇宙実験棟「きぼう」に取り付けられた宇宙用ロボットアーム
               

   ◆優秀賞
    ≪細胞自動培養ロボットシステム
     新薬開発や再生医療に必要な無菌環境下での細胞培養作業を行うロボット

    ≪イチゴ収穫ロボット
     ハウス内栽培されたイチゴを3次元位置測定し、色味具合・熟度をカメラで判定し、果実を傷つけないよう果柄部分を切断しトレイに収容するロボット

    ≪サイバネティックヒューマンHRP-4C
     人間に近い外観・形態を持つヒューマノイドロボット

    ≪ジョイスティック式自動車運転システム
     自動車のハンドル、アクセル・ブレーキペダルをジョイスティックにより操作する福祉用ロボットシステム

    ≪ゲンコツ・ロボットシリーズ
     パラレルリンク構造のロボットとしては類を見ない3軸手首を持つ6自由度構造により、品物の向きを変えて整列させる、ひねるといった、人の手と同じ柔軟な作業が可能なロボット

    ≪消防用偵察ロボットFRIGO-M(フライゴー・エム)
     有毒ガスや放射線などが漏洩する災害現場において、 消防隊員に先行して現場に進入し、消防隊員の進入が可能か、進入するためにはどのような装備が必要かなどの情報収集を行うロボット

    ≪D3モジュール
     航空宇宙、鉄道通信分野等で多数使われている高性能の通信システムを応用したサービスロボット用通信基盤

 が決定しました。

 この「ロボット大賞」は、2006年から2008年まで毎年開催し、その後各年に変更し今年が第4回目でした。2年に1度は、今後も素晴らしい「日本のロボット」を見ることができますね。

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