HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第25話≪オレ、自信がないんだ≫・・・とうセリフ

2005年01月28日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、知っていますか?2000年2月に発売されたトヨタbB。

 このネーミングは未知の可能性を秘めた箱「Black Box」のイニシャルから採用され、自分好みの1台にカスタマイズできるよう、オプションパーツが充実していて若者が大いに魅力を感じた車種ですね。

 メインターゲットは、自分だけの個性的な車を求める20代独身男性へ、bBは「自己表現のための素材車」と売り出したのですね。即ち、若者は自分の好きなオプションパーツで世界に1台の車を持つ夢を実現させるトヨタの戦略でした。その後は、これをマネした二番煎じの小型車がいろいろ売り出されてますね。

 HageOyajiが進路指導をしていたときに目立つのは、≪オレ、自信がないんだ≫≪わたし自信が持てないんです≫という言葉を聞きます。自信が持てなくて動けない、と悩む生徒が多いですね。特に「面接」練習では・・・・

 最初に例として、車のオプションのことを書きましたが、≪オレ、自信がないんだ≫という生徒は、自分の中から引き出すオプションパーツが少ないのです。自分のオプションパーツを増やすことは、第4話≪知識&智恵≫で述べた、「智恵」を蓄えることです。

 このオプションパーツが増えることによって、精神的な安定、安心を持つことができるようになります。それでは、どうしたらこのオプションパーツを増やせるだろうか?

 今のみなさんが持っている可能性や考え方を広げてくれる人や図書と出会わなければいけないのです。即ち、「こころの師匠」を見つけることですね。高校生のみなさんなら、自分の親、兄弟、親友、担任、進路指導の先生・・・などオプションパーツを最も多く持った人と接触することです。

 HageOyajiが、第23話≪仕事が楽しくなる図書2冊紹介≫ 図書を読むことを勧めたり、多くの人と会うことを何故薦めるのかと言うと、

   ◆な~るほど、こういう考え方もあるじゃないか
   ◆な~るほど、このような自信のもち方もあるのだな
   ◆な~るほど、あいつはこういう将来観を持っているのか
   ◆な~るほど、Z会に入らなくても受かっている奴がいるのか

と、いろいろなパターンに触れることができるからです。
それを繰り返していくうちに、みるみる自分の中のオプションパーツは増えてくるのですよ。

 この世の中、自信に満ち溢れた人、完璧主義者などはおりません。居るとしたら、「うのぼれ」の人です。最初は自信が無くても、場数を踏むことで、自信は授かってくるものです。

 大人が理想や夢を追いかけられなくなっている今、≪私なんか・・・≫と自信を失いかけている高校生の背中を少しだけ押せば、みなさんが新しい時代のリーダーとして立ち上がる可能性が十分にあるのです。ゆっくり時間をかけてみなさんが自分のオプションパーツを見つけるまで待ちながらそっと励ましてやるくらいの余裕は、HageOyajiを含めた大人も失わないようにしなければなりません。

                

第24話≪全入時代での安易な選択をするなよ!≫

2005年01月26日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、日本でも2年後には数字上、「全入時代」を間近に控え、21世紀へ向けての各大学の方向性が問われていますね。(文部科学大臣の諮問機関である中央教育審議会は、2年後の2007年に「大学全入時代がやってくる」と予測)((注:参照)読売新聞、朝日新聞参照)

 6日の日本経済新聞によると、国公私大の全学長調査で「破綻・廃校が相次ぐ」と見る学長が89%、「大学同士の統合や経営譲渡が増える」と予想する学長が85%(複数回答)にもなっている。大学の生き残り戦争はこれからが本番をたどりそうだ。

 もちろん、これは数字上の話であり、一部の一流大学では依然として狭き門が続くはずです。しかし、多くの大学、特に日本の大学の7割以上を占める私立大学は学生獲得競争にしのぎを削らなければなりません。

 2月に集中する一般入試とは別のAО入試や指定校推薦など、いわゆる青田刈りの定員枠が法律で30%から50%まで拡大された。今後は、この枠でいかに学生を集めるか?高校を回って“セールス”する時代が、きたのである。

 1人でも多くの受験生を確保したい本番の一般入試を前に、サッカー部員の集団わいせつ事件など昨年末の一連の不祥事は、大学にとって致命傷になりかねない。5日には、箱根駅伝に出た順大の陸上部員が復路のゴール大手町に向かう途中、首都高で渋滞に巻き込まれ、一般道に出るため車を降りて路肩を走る“事件”を起こした。これらの事件は、青田刈りの致命傷になるでしょうね。

 すでに550以上ある私立大学の約3割が定員割れの状況であり、補助金収入を含めても支出をまかなえない大学が2002年度の時点で125大学あります。こうした赤字に陥っている私立大学の多くは、専門学校や短大から大学に「昇格」した歴史が比較的浅い大学が多いといわれていますが、大学は地域社会を構成するインフラの一つであり、もし倒産となれば地域に大きな影響を与えます。

 みなさん、昨年6月に大学としては初の民事再生法適用申請をした宮城県にある東北文化学園大学は学生や教職員のねばり強い存続運動が実り、大阪の医療法人がスポンサーにつき、再生に向けて一歩を踏み出しましたが、今後こうしたケースばかりとは限りません。

 大学の経営危機も重要な問題ですが、HageOyajiが心配するのは、高校生のみなさんが進学先の安易な選択が増加することだ。現在でも推薦入学やAO入試などが、一部で学生の青田買いになっていると指摘される方もあるが、学生確保に向けた争いがさらに厳しくなる大学全入時代にはこの傾向に拍車がかかることは必至だ。大学全入時代で、生徒が入学しやすさなど目先の理由で安易な選択をしないようにするためにも、 1 学年から3年間を見据えたキャリア教育などを計画的に実施することが必要になってくる。 そこで、第13話≪2005年、前倒し作戦を開始せよ≫を読み直して欲しい。

 今後の日本での大学経営は難しくはありません。ある大学の学長は「今後すべての大学が18歳だけにターゲットを絞るべきではない。生涯教育をターゲットにする大学だって出てきていい」と語る通り、社会全体としての大学へのニーズは高まっています。

 高校生のみなさんは≪内館牧子さん≫と言う方をご存知でしょう?内館牧子さんといえば、NHKの大河ドラマなどを手がける人気脚本家であり、横綱朝青龍問題で時々顔を出した(今場所の千秋楽に横綱朝青龍が44本の懸賞金の束を左手でつまむようにして受け取ったことに対し批判)(注:参照)、横綱審議委員ですね。この内館さんは、東北大学の大学院に在学中なんですね。横綱審議委員を務める内館さんは、相撲の研究を深めるために社会人選抜の入試を突破し、東北大学大学院・文学部の大学院生です。一般のサラリーマンであれば、そろそろ定年退職の準備に差し掛かる年齢ですが、内館さんの場合は、ますます活動範囲が広がっている、いや、広げているようです。平日は仙台で過ごし、週末、春休み、夏休み、年末年始などは東京で脚本を執筆する生活しているそうです。

 添付した資料の読売新聞に記載されているように、歌手の庄野真代さんもそうですね。今年3月まで4年間、法政大の人間環境学部で学んだ。「環境問題に興味があって一念発起したのですが、勉強し出すと、あれもこれもと関心が広がりました」・・・・と。


 既に、東京、大阪の主要都市には社会人の経験3年経過した人を対象に、社会人大学院が立地条件の良い場所に開設ラッシュが続いていますでしょう。

 今の日本の大学経営の現況は米国の1980年代によく似ています。財政危機に陥りかけた米国の大学は、社会人のリカレント教育や生涯教育、さらには良質な留学生を新たな「顧客」として迎え、再生した大学が多いのです。

 先ず、高校生のみなさん、自分の目指す大学を今から研究しておきましょう・・・

[土曜茶論]大学全入時代(2004年7月31日付  読売新聞)
大学全入時代「出口管理の強化」を(朝日新聞12/20)
懸賞金の取り方には物言い

                

第23話≪仕事が楽しくなる図書2冊紹介≫

2005年01月24日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、泉田豊彦先生の「楽しくなければ仕事じゃない」をメルマガから引用伝授しましたが、みなさんは「会社ってホントは楽しいのか」という心配が心のどこかに持っているでしょう・・・

 来週月曜日に発売になる日経ビジネス(2005/1/24号)の最終ページに後藤卓也氏(花王会長)の若い社員に対するメッセージが載っています。タイトル「目の前の峠に到達する努力を」の中から抜粋すると、≪今の仕事をやり遂げることに力を注いでほしい。日々の仕事に打ち込めば、新しい発見に出合ったり、これまで見逃していた事実に気づいたりして、次に目指すべき目標が見えてくるものだ。いわば峠に到達すれば、広く周りを見渡せるので、次の展望が開けるのと同じだ≫


そこで、みなさんに昨年出版された、読んで欲しい図書2冊を紹介しましょう。


◆ ≪お菓子を仕事にできる幸福≫  東ハト 木曽 健一 中田 英寿
  単行本: 34 p ; サイズ(cm): 21 x 15
  出版社: 日経BP社 ; ISBN: 4822244083 ; (2004/05/07)
  価格: ¥840 (税込)

レビュー(出版社/著者からの内容紹介)から抜粋;(注:参照)
日経BP社から、世界でいちばん短い、そして世界で一番平易な「仕事の本」が発行。この本の著者が「キャラメルコーン」「暴君ハバネロ」で知られるお菓子メーカー・東ハトです。お菓子をつくる仕事をケーススタディに、「好きな仕事を自発的にできるしあわせ」と「個人が力を発揮してチームプレイを生み出す重要性」を読者に伝えていく。本書は、ナゾの男ハトオトコさんが「お菓子をつくる仕事」について語りながら、「好きな仕事を自発的にできるしあわせと大切さ」「個の力を発揮しながら、仲間とチームプレイを完成する重要性」を読者に伝えています。カネよりまず志、命令されるのではなく自分で動く、そのうえでチームのために働く、お客さんと社会のことを常に念頭に置く――。そんな「仕事をする」うえでの「基礎」が平易な言葉とPOPなイラストで表現されている。
 20世紀最大の経営学者ピーター・ドラッカーは、かつて個人が自立的に動く組織の強さをサッカー・チームになぞらえて説明しました。サッカーはボールをもった瞬間にその選手が司令塔にならなければならないスポーツ。ドリブル、パス、シュート。その判断を瞬時に行わなければなりません。個々の選手が自分の特性を活かしつつ瞬間瞬間に断しチームを勝利に導いていく。このサッカーの思想は、そのままこれからの企業と個人の理想的な関係にあてはめられます。本書では「組織ではなく、チームになろう」というキャッチフレーズで、このドラッカーが言葉をつくして説明した思想を、平易な文章と愛らしいイラスト、そしてなにより、日本最高のサッカー選手、中田英寿のことばで語っています。まさしく、「世界でいちばん短い、そして世界でいちばん平易な経営思想書」です。



◆ ≪笑って仕事をしてますか?≫ デイル・ドーテン (著), 野津 智子 (翻訳)
  単行本: 204 p ; サイズ(cm): 19 x 13
  出版社: 小学館プロダクション ; ISBN: 479688016X ; (2004/08/25)
  価格: ¥1,365 (税込)

レビュー(出版社/著者からの内容紹介)から抜粋;(注:参照)
シリーズ20万部のベストセラー『仕事は楽しいかね?』『仕事は楽しいかね? 2』の著者デイル・ドーテン待望の最新刊
「笑顔でいることができないなら、あなたはほんとうの意味で働いてはいないのですよ」ー(本文より)成功しているリーダーたちは、ほかの人とどこが違い、どう仕事をしているのか?『仕事は楽しいかね?』の著者デイル・ドーテンが、自身の研究成果と成功した企業と人物の実例をあげながら、働くことの“ほんとうの意味”や仕事のヒントを投げかける。


お菓子を仕事にできる幸福(Amazon.co.jp)
お菓子を仕事にできる幸福(Webook of the Day)
笑って仕事をしてますか?(Amazon.co.jp)
笑って仕事をしてますか?(Webook of the Day)

                

第22話≪楽しくなければ仕事じゃない-3≫

2005年01月21日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyajiが非常に楽しみに読んでいるメルマガの一つに、日本トップクラスの経営コンサルタント泉田豊彦先生が、発行するメルマガ、≪経営トップのための【解決の素】泉田式発想法(注:参照)≫があります。この度、泉田先生からHageOyaji通信への引用許可を頂きましたので「楽しくなければ仕事じゃない」を配信します。以下、原文のまま複写して掲載します。

 「楽しくなければ仕事じゃない-3」が届きました。泉田先生のメルマガは経営者・経営幹部の方へのものですが、このシリーズは高校生のみなさんにも充分に理解できる内容です。


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      【泉田式経営のコツ、本物の秘訣を伝授】
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 ~ 楽しくなければ仕事じゃない-3  ~

 泉田が「楽しくなければ仕事じゃない」を提唱したのは、今から十数年前
 でした。
 船井総研の時代です。

 その時のことを良く覚えていらっしゃる方に船井総研創業者の船井幸雄
 さんがいらっしゃいます。

 船井さんは当時のこと、そして「仕事を楽しむこと」について、「幸運と成功
 の法則」(グラフ社)の中で次のように紹介されています。
 以下、71頁から引用します。

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 私の会社、船井総研の元副社長泉田豊彦君は、すばらしいアイデア
 マンです。苦労人でもあります。大学を出たときから私のところにいたの
 だから、いろいろと苦労があったと思います。
  彼は会うたびにいろんな事を教えてくれます。考え方やアイデアマンと
 しては私の師のような存在でしたが、彼が十数年前に教えてくれたこと
 に「楽しくなければ仕事じゃない」という言葉があります。
  この言葉は四十代前半のときの彼の言葉です。私の年代の人々は
 四十歳代では「人生は勝者には楽しく、敗者には悲惨な道だ」とほぼ
 全員が考えてきました。五十代半ばを過ぎで、やっと一部の人が、
 「人生とは本来楽しいもののようだ。人生行路には勝者も敗者もない。
  楽しめるか否かであるだけだ。しかも、それは“思い”によるようである。
 これからの人生だけでなく、過去の人生も楽しんでみようじゃないか」
 と考えはじめたところですから、けだし泉田発想は卓見というべきでしょう。

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 船井幸雄さんも、泉田の「仕事は楽しい」という言葉に裏付けられ、何事も
 楽しんでみよう、と考えられたとのことでした。

 これは仕事だけではありません。

 人生で起こる出来事はすべて良い面と悪い面の両面を持っています。
 悪い面だけを見ると悪いものしか見えず、苦しくなります。

 しかし、良い面を見てみようと意識すると、いくらでも良いところは見出せ
 るのです。
 そして、どうすれば良くなるかというアイデアも見えてきます。

 アイデアが分かれば、実行したくなり、実行すればまた楽しくなります。

 どこに視点を置くのか。
 どのように物事をとらえるかで、結果も自ずと変わっていきます。

 あなたの目の前の仕事も、
 「この仕事の楽しいところはどこだろう」
 「この仕事はどうすればもっと楽しくなるだろう」
 という観点でもう一度見つめ直してみてください。

 何事も、ちょっとした工夫次第で、楽しくなります。

 仕事はゲーム感覚で楽しんで丁度良い。

 そんなノリで仕事を楽しもうではありませんか。

 「ノリは生産性につながる」
 これも泉田の言葉です。



 高校生のみなさん、「仕事はゲーム感覚で楽しむ」「ノリで仕事を楽しむ」など、仕事に対する親近感が沸いてきますね・・・

泉田式.com

                

第21話≪21世紀の豊かさとは≫

2005年01月19日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、セイコー株式会社で、新成人の意識アンケート調査(注:参照)を実施してます。いくつかの質問に対する回答から、若者が「今」をどう捉え、「時」に対してどのような意識を持っているのかが判りますね。

 その中の「Q5:24時間がお金で買えるとしたら」の中味を紐解いてみましょう。
このHPでの解説では、≪女性は全体に低額の回答が多く、お金に対してシビアな一面も見られます。しかし、内容を詳細に見ると「買う必要を感じない」という女性も多く、全体に女性より男性の方が時間をほしいと望んでいる傾向がありました。時間の使い道については、男性で2位の「勉強」が女性では半分なのに対し、女性で4位の「恋人と過ごす」が男性では半分となり、優先順位の差がここでも表れたようです。男性の「勉強」には資格取得のための時間なども含まれ、将来に対する備えの意識が高いことが分かります。女性は「睡眠」「リラックス」にあてたい人が男性を大きく上回り、やや疲れているようにも思えます。 ≫

 HageOyajiは、この質問のキーワードは「金額」より「買った時間を何に使いますか」だと思いますよ。前回の調査より、1位の趣味が3.4ポイント伸び、4位の勉強も1.7ポイントと伸びております。これこそが、21世紀の「豊かさ」を求める若者が増えている証拠でしょう・・・・

 20世紀が終わり、21世紀に入ってから、「モノの時代から心の時代へ」「感情の時代から感動の時代へ」などと表現されています。即ち、21世紀は、戦わずにして勝つ時代【(⌒0⌒)/~~ ほんじゃ!】だとHageOyajiはそう思っています。即ち、「権力」や「圧力」「感情」などで人を動かすのではなく、「感動」で人を動かす時代だと思ってます。今思えば、20世紀型のビジネス【(=^_^;=) 汗?涙?】は「戦力」「権力」でしたね。「勝ち組」や「負け組」と表現される本が飛ぶように売れましたね。(今、話題の本「負け犬の遠吠え」酒井 順子著とは違いますからね)ビジネスモデルも「戦略」「戦術」「顧客攻略」・・など戦争用語でしたね。そう、21世紀は「価値組」と呼ばれる時代が到来するでしょう・・・・

 しかし、21世紀に入り、デフレが進み、購入単価が下がり、100円ショップが街中にたくさんできましたね。モノの価値が下がり、日本国民は全員「物質的には」豊かになりました。

 しかし、本当の意味では豊かになっていないことを高校生のみなさんも知っていますね。

 何か満たされず、心にぽっかりと穴が空いていることを感じているのです。それは、「豊かになるとはどういうことか?」ということを知らないからに他なりまケん。

 豊かな生き方をすることが大切だということは頭でわかっているのですが、それをどうしたら良いのかわからないのです。

 しかし、「買った時間を何に使いますか」調査で男女間で差がありますが、上位を占める内容は21世紀の豊かさを求めている証拠、いや変わってきた実感でしょう・・・・・

 豊かな生活とは、自分らしく生きること。 自分らしく生きるとは、自由になること。

 自由になるとは、ひとりひとりが自分の足でしっかり立ち、自分で稼ぐ力を身につけ、行動に責任をもち、お互いを尊重し、補い合いながら一緒に生きていくこと。

 第16話でも書きましたが、「仕事と遊び」「仕事と家庭」「仕事と自由」という、本来対立していたはずの境目がとれ、両方をエンジョイしながら、21世紀の「豊かさ」を求める若者が増えてくるだうし、必ず増えてくると、HageOyajiは予想しています。

 最後に一冊の図書を紹介しておきます。「人間を幸福にする経済―豊かさの革命」 奥田碩著、ちょっと難しいかな・・・・(注:参照)その中で、≪危機感なき日本人へ「変えないこと、変わらないことは悪である!≫と迫っています。

新成人の意識アンケート調査
[人間を幸福にする経済―豊かさの革命] 奥田碩 PHP新書

                
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第20話≪楽しくなければ仕事じゃない-2≫

2005年01月17日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今日、明日のセンター試験、ガンバレ、がんばれ、頑張れ!!((注:参照)「大学入試速報2005」)

 HageOyajiが非常に楽しみに読んでいるメルマガの一つに、日本トップクラスの経営コンサルタント泉田豊彦先生が、発行するメルマガ、≪経営トップのための【解決の素】泉田式発想法(注:参照)≫があります。この度、泉田先生からHageOyaji通信への引用許可を頂きましたので「楽しくなければ仕事じゃない」を配信します。以下、原文のまま複写して掲載します。

 「楽しくなければ仕事じゃない-2」が届きました。泉田先生のメルマガは経営者・経営幹部の方へのものですが、このシリーズは高校生のみなさんにも充分に理解できる内容です。


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    【泉田式経営のコツ、本物の秘訣を伝授】
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   ~ 楽しくなければ仕事じゃない-2  ~


 ノーベル賞を獲得した物理化学者のイリヤ・プリゴジンが偉大な科学者
 になった理由は何だったのか?

 彼の奥さんにインタビュアーが質問しました。

 「どのようなご主人ですか?」

 彼女は次のように答えました。

 「好奇心が強く、絶対にあきらめない人です」

 この話を聞いた泉田はこう思いました。
 自分が好きなことをすれば好奇心が生まれ、あきらめることはない。
 あきらめなければ何かを発見できる、と。

 そして、次のように【仕事を楽しくさせるコツ】をまとめました。

 1.自分が好きなことを仕事に選ぶ。
 2.一度仕事を選んでしまえば、自分の趣味からも仕事の答えを導ける。

 自分はどんなときに仕事が楽しいと思えるか。
 まず、それを真剣に考える考えることが重要です。
 自分をごまかすことなく、真剣に自分に向き合わなければ答えは見つか
 りません。

 そして出てきた答えを仕事とし趣味と一致させてしまえば、生活の全て
 が楽しく、仕事の生産性も飛躍的に向上します。

 仕事だけでなく、学問の世界、芸術の世界、スポーツの世界でも卓越
 した実績を残した人は、「テーマを決めて、それに向けて時間を使った
 人」です。

 好きなことをしている人は、「集中しなければならない」「効率的に時間を
 使わなければならない」という課題は必要ありません。

 好きな人は、ほっといても年がら年中そのことを考えることができる
 からです。

 そういう意味で、「好きなことを見つけた人は幸福な人」です。
 そして、誰にでも「好きなこと」はあるのです。

 あなたが選んだ仕事は、あなたの好きなことですか?
 好きでなければ、好きなことに変えてみてはどうでしょうか。

 成功した人は絶対にあきらめない精神力を持っていた。
 この言葉は不完全です。

 成功した人は、その仕事が楽しいからあきらめなかったのです。
 楽しくなくがんばっていれば、いつかどこかで破綻が訪れます。

 もし、あなたが多くの人を使っているならば、その人達はそれぞれ何が
 好きなのかを見極めることが重要です。

 組織の仕事の中には、必ずその人に向いた仕事があります。

 その人の好きなことと向いた仕事を一致させることができれば、
 生産性を向上させるだけでなく、あなたのマネジメントに関わる時間と
 労力を激減させることも可能になるのです。

 
 「成功する人は成功するまで一つのことを続けている人だ。
  一つのことをずっと続けていくには、それが好きなことでなければ
  ならない。
  好きなことであれば、どんな課題でも積極的に解決しようとする」


 
 (つづく)


 高校生のみなさん、普段悩んでいたことの解決の糸口になりますね・・・・・

泉田式.com
大学入試速報2005
東進センター入試速報

                
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第19話≪高校生求人増えてるぞ!≫

2005年01月14日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、昨日の朝日新聞一面に、「高校生求人、4年ぶりに1倍超える 就職内定率67.7%に改善」と出ていましたね。いよいよ今の高校生に良い風が吹いてきましたね・・・・

 これは12日、厚生労働省の「平成17年3月高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成16年11月末現在)について」(注:参照)注:参照)で発表された中の抜粋である。

 今春卒業予定の高校生の求人倍率が昨年11月末現在で、1.15倍となり、この時期としては4年ぶりに1倍を超えたのである。

 さ~ぁ、未だ就職が決まっていない高校生のみなさん、「高校新卒者等対象就職面接会等日程(1月~3月)」(注:参照)を見て、参加しよう。


平成17年3月高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成16年11月末現在)
高校新卒者等対象就職面接会等日程(1月~3月)

                

第18話≪偶には一服!≫

2005年01月12日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、偶には、最近の下記のインターネット情報を覗いて、一服も必要・・・・かな・・・


クイズ「面接の常識・非常識」(リクナビNEXT) 
【15問中、いくつ常識があったかな・・・】

10代男の子の意識調査 
【一番幸せなのは10代、一番不幸なのは40代】

今年活躍した10代の有名人 
【20人中でみなさんは、何人知っていますか?】

高校生「ホームページ・ランキング」 
【みなさんのHPがランクされているかも!】

「ニート」増加に9割超が不安 【PDF】 
【野村総合研究所作成資料】(第9話≪ニートとは≫参照)

若年無業ーNEET 【PDF】 
【日本労働研究雑誌作成資料】

                

第17話≪楽しくなければ仕事じゃない-1≫

2005年01月10日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyajiが非常に楽しみに読んでいるメルマガの一つに、日本トップクラスの経営コンサルタント泉田豊彦先生が、発行するメルマガ、≪経営トップのための【解決の素】泉田式発想法(注:参照)≫があります。この度、泉田先生からHageOyaji通信への引用許可を頂きましたので「楽しくなければ仕事じゃない」を配信します。以下、原文のまま複写して掲載します。

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       【泉田式経営のコツ、本物の秘訣を伝授】
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     ~ 楽しくなければ仕事じゃない-1  ~

 泉田豊彦の有名な言葉に「楽しくなければ仕事じゃない」というものが
 あります。

 多くの人にとって仕事とは辛くて自己犠牲を強いているもののようです。
 仕事に人生の多くの時間を割いているわけですから、もし仕事が辛い
 ものであるならば、人生の大半が辛い時間となってしまします。

 しかし、泉田は「仕事はやり方次第で楽しくなる」といいます。

 かなり前の話ですが、次のような事があったそうです。
 調査の仕事の依頼があり、その調査には5人チームで3日かかる内容
 でした。

 メンバー全員が気が重くなる中、リーダーの泉田がこう提案したのです。

 「この仕事を2日半で片づけようじゃないか。
 余った時間で好きなことをして楽しもう!」

 この提案に乗ったメンバーは寝る暇も惜しんで仕事に取り組み、見事
 に二日半で完了させたのです。

 その時を泉田はこう振り返ります。

 「ひと仕事終えたあとは、気分は爽快。そこで、余った半日をみんなで
  遊ぶことに使った。それから、今の仕事を工夫し、改善することに楽し
  みを見つけ、その後にはもっと楽しいことが待っているようにした」

 余った時間には依頼先の地域を歩き回り、その土地の食べ物を食べた
 り、人の顔の違いにも気付くようになって楽しみが増えてきたそうです。

 そしてその中からマーケティングに関する新しい発見があり、その後の
 新しい大きな仕事につながっていったそうです。
 
 その結果、新しい仕事が楽しみになってきたといいます。

 まさに仕事と趣味を一致させ、辛い仕事を楽しみに変えていったのです。

 楽しくなると、「もっと工夫してみよう」「こうしたら喜んでもらえるかも」とい
 欲求が出てきて、益々仕事が楽しくなるという循環が生まれます。

 この過程で、仕事の生産性が向上し、高いスキルが楽しみながら
 身に付いていくのです。

 仕事と趣味を一致できた人は幸せです。
 仕事が楽しく、人生が楽しくなるのですから。

 では、どうやれば仕事と趣味を一致させることができるのでしょうか。
 一つのヒントがあります。
 
 
 (つづく)


 高校生のみなさん、仕事はやり方次第で楽しくなる典型例ですね。
 続きも掲載しますので、楽しみにね・・・・・

泉田式.com

                
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第16話≪これからの働き方≫その2

2005年01月07日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、前回に引き続き≪これからの働き方≫で、21世紀を背負って立つ高校生のみなさんと考えてみましょう。

 今の時代を充分に認識している多くの高校生のみなさんたちが既に気付いていて、これからの時代に適した働き方、生き方を探し始めなければならないと感じていますでしょう。その一つとして、専門的な技能を身につけようとしたり、アントレプレナー(ベンチャー企業設立)など、さまざまです。

 みなさんは、野球の世界で話題の「フリーエージェント」と言う言葉を聞いたことがあるでしょう・・・この「フリーエージェント」が、米国では企業社会でも一般的になってきたのです。ダイヤモンド社から出ている図書で、ダニエル ピンク (著)≪フリーエージェント社会の到来「雇われない生き方」は何を変えるか≫・・・Amazon.co.jpのレビュー(注:参照)に「アメリカの労働人口の4人に1人が、本書で言う「フリーエージェント」という働き方を選んでいるという。

 そう、この本はこれからの働き方に一石を投じているのです。
 【著者ダニエル ピンク氏インタービュー記事掲載(注:参照)

 また、何かと批判されることの多い派遣社員やフリーターも、仕事以外の趣味や社会貢献活動などに人生の意味や楽しみを見つけることができれば、企業に依存しない生き方として、将来設計の一つとなるでしょう。とはいえ、フリーターはもちろんアントレプレナーも、その暮らしは、これまでのサラリーマンに比べればかなり不安定(第8話≪正社員&フリーター≫を読んでね)です。これからの時代には、社会全体としてお互いに支えあう社会保障の骨格を、21世紀の時代に合ったように組み替えていくことが課題でしょう。

 組織での仕事に不満を持つ若者にとっての将来設計選択の一つは、NPOやNGO(注:参照)での社会活動。かつては、社会活動といえば無償のボランティアが普通であり、職業としては考えられなかった。しかし、NPOやNGOでは、相応の報酬を得ることが前提である。これらの活動が社会的に認知され、広がってきたことで、社会活動も職業としての将来設計選択に入ってきた。また、ベンチャー企業設立のチャンスも広がった。IT革命が始まった今では、多くの若者が、起業を現実的な将来設計選択の一つとして視野に入れている(米国でのフリーエージェント)。今後、日本でも景気の回復や金融の改善といった条件が整えば、チャンスはさらに広がるだろう。

 NPO、NGO、ベンチャーなど、新しい仕事の形態が普及することで、企業での仕事のあり方も変わっていくだろう。少子化傾向の中で、若い人財が社会活動、ベンチャーへと流れれば、既存の企業は経営を維持するための人財確保に苦労することが予想されるからだ。20世紀までは、企業での仕事は、NPO、NGO、ベンチャーに比べて、経済的な安定度の面では有利であった。しかし、終身雇用や年功賃金が崩れ去った最近の流れから考えると、それも確かなものではなくなっている。既に多くの企業が、優秀な若い人財の流出に悩まされているのである。

 21世紀に生き伸びる企業は、優秀な人財を繋ぎとめるために、仕事の自由度を高めたり、それぞれが能力を発揮できる環境を整える方策を採らざるを得ないだろう。また、企業としての社会的な意義を強調することで、人財を集めることも考えられる。これからの企業は、企業改革やITガバナンスを推進するのと同時に、どのようなスキルの人材がいつまでに何人必要なのかといった人材ポートフォリオと育成スキームを決めておかなければなりません。いずれにしても、自由と智恵を発揮するところがある若者にとって、21世紀へ向け、生き残る企業ではより働きやすい場となっていくことが期待できる。

 即ち、高校生のみなさん、「仕事」の概念が21世紀に入り、変わってきたとは思いませんか?仕事とは、辛い、苦しい、自由がないと言った否定的な面と、人や社会の役に立ったり自分の智恵を発揮することで喜びを得るという積極的な面を併せ持った行動である。そして、これからの仕事への将来設計の広がりは、否定的な面を薄め、積極的な面を強める動きに変わってきたのである。

 そう、「仕事」は、「いやいややる辛いもの」から、「喜んでやる楽しいもの」へと性格を変えていく。その結果、「仕事と遊び」「仕事と家庭」「仕事と自由」という、本来対立していたはずの境目がとれ、両方をエンジョイしながら、21世紀の「豊かさ」を求める若者が増えてくるだう・・・・家庭を顧みない「猛烈型父親像」は過去の遺物になるだろうね。
 (次回にでも「21世紀の豊かさとは」をお送りしましょう)

 funnyさまから頂いたコメントを高校生のみなさんと読み直そう

  ≪仕事って楽しい! (funny)   2005-01-09 01:16:22
     創刊おめでとうございます!
     生きる力を自らつけるってホントに大事だと思います。
     なんたって、自分の人生だから。
     じゃあ、生きる力ってなんだろう??いろいろあるだろうけど、
     最終的にはやっぱり自分で稼ぐ力じゃないかな?
     今、私は仕事とても楽しいです。別に会社人間でもなく、
     仕事人間でもなく、人が職を持つ、働くというのは、人間だけが
     できる行為であり、最も人間らしい行為だと思います。
     だから、仕事を楽しまなくっちゃ!おそらく、一生懸命仕事を
     している姿って、一番美しいと思う。
     そういう活き活きとした人生を送りましょうよ!みんなで。T.F ≫


 何度も書きますが、これからの21世紀は、多くの企業がそこで働く人たちの面倒を一生見てくれるような時代が戻ってくるとは考えにくいのです。今後、少子化が進むと、もとからある商品やサービスの市場は縮小に向かいます。そうしたなかで企業が生き残っていくには、常に新しい商品、サービスの市場を開拓し、事業内容を改善させ続けることが必要になります。そうなると、社員の面倒を一生見るのは、ほとんど不可能です。雇用を守ろうとすると、その企業自体が危うくなってしまいます。

 最終的には、景気が回復しても、企業と社員の関係は、元に戻りません。これからの21世紀時代には、企業に依存しない生き方が求められのです。

 高校生のみなさん、今から、自分の生き方、将来設計を両親や進路指導の先生、担任などと相談し、次の行動の年に向けて頑張ってくださいね。ガンバレ!頑張れ!

フリーエージェント社会の到来
著者ダニエル・ピンク氏インタビュー
NPO,NGO,ボランテアとは?

                
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第15話≪これからの働き方≫その1

2005年01月05日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、正月の頭が冴えているうちに、みなさんは自分に合った、≪これからの働き方≫を考えて見るチャンスですね。


 第10話≪今、意識を変えるチャンスだ≫の中でもお話したように、バブル期が終わった1990年代後半からの長い不況の間に、企業とそこで働く社員関係は大きく変わりましたね。良い企業に就職すれば一生安泰(終身雇用)、歳とともに収入が増加(年功序列)と、いう時代は終わろうとしています。これからの時代には、企業に依存しない生き方が求められそうですね。

 しかし、日経ビジネス新春特大号(2005/1.3号)(注:参照)に、キャノンの御手洗社長がお話しているように(P63)、≪2002年、社員に対し、終身雇用を約束する代わり、定期昇給や家族手当などを廃止し、成果や役割に応じて給与を支給する賃金体系を導入しました。具体的には、管理職に導入した「役割給」の適用を一般職にも拡大したのです。日本の良いところを守りつつ、悪いところを抑えようとしたわけです≫と、言う考えの経営者も多く見受けられます。

 2005年度の景気予想は、減速感を伴いながらも回復を実感しつつあり、消費も上向く傾向にあると報告されていますね。一方、年収は未だ回復しておりませんが、物価上昇感が傾向として感じていますね。しかし、別の調査によると、未だに36.8%の者が賃金不払い残業を行っているという結果が出ています。削減の取組みはあまり進んでおらず、より積極的な取組みが必要であります。


 2004年、日本経済は十年以上も続いた不振から、ようやく回復してきました。しかし、私たち一人ひとりの将来に対する不安感は、まだまだ解消されていません。

 何故だと思いますか?

 長い不況の間には、企業の倒産や、それを避けるための人員整理、いわゆる「リストラ」(注:参照)が相次ぎました。そのせいで仕事を失った人はもちろんですが、そうでない人たちも「明日はわが身」と自分の将来に不安を感じるようになってきました。景気が悪くなると仕事を失う可能性があるということに、いったん気付いてしまうと、それに対する不安感は、少しのことで、景気が良くなったくらいでは払拭できませんね。

 そこで、次回配信の≪これからの働き方≫その2で、21世紀を背負って立つ高校生のみなさん、これからの働き方に関して一緒に深く考えてみよう

日経ビジネス
リストラ用語解説


                

第14話≪初夢を見ましたか!≫

2005年01月03日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか! 

 みなさん、自分が希望したところへ合格した初夢を見ましたか?

 いつ見た夢を初夢と呼ぶのでしょうか?

 初夢には色々な説があるようですが、仕事始めが1月2日なことから、この日に見た夢を初夢とするのが最もポピュラーですね。しかし、大晦日に見る夢も、元旦の朝最初の夢だから、初夢と言えますし、元旦の夜の夢も年が明けて最初の夢なのでそうと言えるでしょう。
 以上のことから、1月1日~3日に見た夢を初夢として、参考にするのが良いのかな?

 特に縁起が良い夢として『一富士、二鷹、三なすび』と言われています。これにはいろんな説があります。ひとつは徳川家康の好きなものを並べただけというもの。富士山を見て、鷹狩りをし、ナスを食べるのが家康の幸せだったとか。これが縁起の良い夢の筆頭になったのは、家康にあやかろうってことなのでしょうか。

 しかし、富士=無事、鷹=高く、なすび=事を成す・・・・というように、縁起を担いだ語呂合わせの意味であると言う説が一番わかりやすいかもしれませんね。

 即ち、高校生のみなさん、≪無事、志を高く持った希望先へ合格すること≫ですね。

また、初夢に良い夢を見るためのおまじないとして昔から知られているものの一つは、

   ≪なかきよのとをのねぶりのみなめざめなみのりぶねのをとのよきかな≫
     (長き世のとをの眠りのみな目覚め波乗り船の音のよきかな)
 
という回文(上から読んでも下から読んでも同じ言葉)を書いた物を枕の下に敷くというもの。

 もうひとつは悪い夢を食べてくれるという獏(ばく)の絵、あるいは、「獏」という字を書いた紙を枕の下に敷いて寝るというものです。


 高校生のみなさん、今年は、自分が希望したところへ合格した初夢を見たことでしょう。


 睡眠にはレム睡眠(浅い眠り)、ノンレム睡眠(深い眠り)の二種類がある。現在では、どちらの睡眠の際にも夢を見ることがわかっているが、その内容を思い出す率はレム睡眠の方が高い。

 つまり、我々が初夢として覚えているものは、レム睡眠の際に見ている可能性が高いのである。

 しかし、それでも、悪い夢を見てしまうことはありますよね。そのときには、「逆夢」として、翌日、枕の下に敷いていた絵を川に流したり、「夢納め」に神社仏閣に行ったりしていたそうです。また、「夢買い(替え)屋」といった商売まであったようです。

 初夢占いは、新年という一年の節目に、夢枕に立つ神仏のお告げを知る、という性格が強かったようですが、こんなおはらいの方法(?)まであったとは・・・・気持ちよく一年のスタートを切りたい、という気持ちは、今も昔も変わらないものですね。

 今日から勉強始めの生徒も多いと思いますが、高校生のみなさんが≪夢≫をかなえられ、今年一年、充実したハイスクールライフを送られますよう、お祈りいたします。

 下記のネットで今年を占ってみては如何ですか?

初夢占い
インターネット初夢占い

                

第13話≪前倒し作戦を開始せよ≫

2005年01月01日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、あけましておめでとう!  Happy New Year!!    Happy 2005 Year!!

 元旦の頭が冴えているうちに、みなさんは自分に合った、≪前倒し作戦≫を考えて見るチャンスですね。


 その前に、文部科学省が調査した資料「高校生の就職問題検討会議報告」の中に記載された、≪高等学校の進路指導への要望≫(注:参照)を紐解いてみますね。

 ◆自分が何に向いているか知るための学習・・・43.1%
 ◆進路に関する情報や資料の充実・・・・・・・・・・26.3%
 ◆将来の仕事に役立つ知識・技術の学習・・・・・26.2%
 ◆現場実習など就業体験の機会・・・・・・・・・・・・24.6%
 ◆職業について知るための学習・・・・・・・・・・・・18.8%
 ◆職場見学の機会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17.7%
 ◆将来の生き方や進路を考える学習・・・・・・・・13.8%
 ◆働く意義や目的を考える学習・・・・・・・・・・・・・・9.5%
 ◆先輩の体験に学ぶ機会・・・・・・・・・・・・・・・・・・7.4%
 ◆先生に相談する機会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5.8%


 今の高校生のみなさんが要望、希望している順番ですね・・・が、HageOyajiが今まで見てきた高校生像はすべての項目が三学年前期に入ってから急遽、動き出していますね。調査・行動・実現の三段階をいっきには出来ないのです。 これでは、遅いのです。

特に「自分が何に向いているか知るための学習」は一学年から始めなければなりませんね。

 
 これらを実現するには、HageOyaji≪前倒し作戦≫とは、

                ≪就職希望生徒≫   ≪進学希望生徒≫
                    ↓             ↓
  一学年(調査の年)   【進路意識・目的意識・職業意識の助成】
                    ↓             ↓
  二学年(行動の年)    適材職業        学部研究
                    ↓             ↓
               インターシップ     大学(専門学校)研究
                   ↓             ↓
               最終希望職選択      最終校選択
                   ↓             ↓
  三学年(実現の年)   企業訪問      オープンキャンパス参加
                   ↓             ↓
                面接・小論文練習   小論文・試験練習


 そう、一学年から自分が何に向いているかの学習を始めなければなりません。何故、一学年から調査の年とし、キャリア意識を育まなければならないか?それは、職業選択をめぐる急激な環境の変化に加え、社会の成熟化や生活環境の変化等により、みなさんの生活・意識が変容してきていることなど、極めて広範かつ根深い要因が存在しているのである。

もう少し、判り易く解説すると、

 一つには、経済のグローバル化が進展し、コスト削減や経営の合理化が進む中、雇用形態等も変化し、求人の著しい減少、求職と求人の不適合が拡大しているのである。若者の勤労観、職業観の未熟さ、職業人としての基礎的資質・能力の低下等が指摘されている。

 二つ目には、精神的・社会的自立が遅れ、人間関係を築くことができない、進路を選ぼうとしないなどの子どもたちが増えつつあることが指摘されている。高等教育機関への進学割合の上昇等に伴い、いわゆるモラトリアム傾向(注:参照)が強くなり、進学も就職もしようとしなかったり、進路意識や目的意識が希薄なまま「とりあえず」進学したりする高校生の増加が指摘されているのである。

 ≪(注:参照)モラトリアム(a moratorium)とは、知的・肉体的には大人でも、社会人としての義務と責任の遂行を猶予されている期間。または、そういう心理状態にとどまっている期間。≫

 以上の理由などにより、2005年新年のうちに、特に高校生の一学年・二学年のみなさん、今から前倒し作戦を開始しようではないか!

高等学校の進路指導への要望
現代的モラトリアムの問題点

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