HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第209話≪埼玉大学、「高等学校生徒向け公開講座」⇒「高大連携講座」に改定し実施≫

2006年04月17日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、埼玉大学(さいたま市桜区)は、平成12年度より実施してきた「高等学校生徒向け公開講座」の協定が平成18年度末で終了することを機に、今年度から名称も「高大連携講座」と改め、従来の「高校生に対して多様な学習機会を提供し、大学の授業を体験させる」という目的に加え、新たに単位の認定を希望する受講生に対し、大学の「単位修得に関する規定」に基づき、単位を与えることができることとしたものです。

 埼玉大学は4月5日に「高大連携講座」受講ガイダンスを実施した。

 今年度受講できるのは、「国際協力論入門」「情報システム工学入門」「西洋史概説」「機械工
学入門」など、計36の基礎的な専門科目で、受講料は1科目につき4650円。今年度の講座受講者は89名、このうち単位取得希望者は36名です。

 高校生が大学の授業を受け、その科目を高校の単位として認定する制度は数多いですが、埼玉大学「高大連携講座」のように、大学の単位として認定するのは新しい試みです。地元の優秀な高校生に対して、大学に対する親近感を抱いてもらうだけでなく、この大学の授業の面白さをよりメリットの大きい形でアピールするという意味でも、今後大学の単位を授与する高大連携は増えてくるかもしれません。

 埼玉大学は、以下の埼玉県内の県立高校6校と協定締結し、
   ◆埼玉県立浦和高等学校
   ◆埼玉県立浦和北高等学校
   ◆埼玉県立川口北高等学校
   ◆埼玉県立大宮高等学校
   ◆埼玉県立浦和西高等学校
   ◆埼玉県立浦和第一女子高等学校

 県立高校の生徒が埼玉大学在学生とともに講義を受け、単位を取得できる「高大連携講座」が始まっている。修得した単位が大学進学後に「既修得」として認定されるもので、大学、高校側双方は「学ぶ意識の向上につながる」と期待している。講義は高校の授業との重複を避け、いずれも午後4時以降に設定。生徒は学内の図書館や大学生協なども利用できるという。

 埼玉大学は今年度前期(講義15回)、「中国思想文化概説」など5学部27科目の講義に高校生を受け入れる。尚、単位は他大学に進学した場合でも認定される。

 単位認定を含む高大連携は近年増加傾向にあり、埼玉県教育局によると、県内で10校が国内外17大学と協定を結んでいる。高大連携は、高校生には充実した施設を使って大学の講義を受けられるメリットがある一方、学生減に悩む大学側には高校生との結びつきを強めて志願者増を図る狙いがあると思われる。

 HageOyajiは、この「高大連携講座」が、大学における学習、研究とはどのようなものかといった、大学教育に対する理解を深めることで、高校生の学習意欲と将来の進路決定への橋渡しができるものと思います。是非、成功することを念じて・・・・

               

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