HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第545話≪慶應義塾創立150年記念環境シンポジウム「地球環境 夢プロジェクト」に参加してみては?≫

2008年04月30日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、慶應義塾創立150年記念環境シンポジウム「地球環境 夢プロジェクト」(参加無料・事前申込制)が下記の日程で開催されますので、興味ある方は申し込んでは如何ですか?

  日時:2008年5月11日(日)
     午前の部 10:00~12:30
     午後の部 13:30~16:10
  場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 西校舎ホール
  プログラム:主な内容抜粋
     10:00 開会
     10:20~11:30 基調パネルデイスカッション
            「慶應義塾からの環境メッセージ」
     11:30~12:30 プロジェクト・プレゼンテーション 
      第1セッション:「地球環境資源を考える」
     13:30~14:30 プロジェクト・プレゼンテーション 
      第2セッション:「エネルギーと暮らし」 
     14:30~15:30 プロジェクト・プレゼンテーション 
      第3セッション:「国際協力の現場から」 
     15:30~16:10 クロージング・セッション
             「そして未来のキャンパスへ」 
     16:10 閉会


 ≪慶應義塾から次代のリーダーへ贈るメッセージ≫を抜粋すると、

 21世紀、地球環境問題はますます複合的にたくさんの要素が絡み合い、エネルギー、温暖化、人々の暮らし方など、国や分野に限定したアプローチでは、もはや解決することができないレベルになっています。問題の根本解決のためには、地球レベルで環境を総合的に捉え、複眼的にアプローチしていくことはもちろん、世代を超えて持続的に取り組んでいくことが必須です。
このシンポジウムでは、環境経済、ITS、電気自動車、安全保障、感染症等々、様々な分野の専門家が一堂に集い、高校生をはじめ次代を担う若い人たちに向けて、いま、慶應義塾が取り組む環境問題に関するプロジェクトの「夢」を語り、地球の未来、そして自らの「夢」を考えるきっかけとなることをめざします。


 即ち、21世紀の地球環境問題は多くの分野から解決しなければなりません。そのためには、世代を超えて、いろいろな角度から持続的にアプローチしなければなりませんね。

 今回のこのシンポジウムは、多くの分野の専門家集まり、高校生をはじめ次代を担う若い人たちに向けて、慶應義塾大学が取り組む環境に関する「プロジェクトの課題」や「夢」のシンポジウムです。

 Webサイトでも受け付けしていますので、上記の案内をクリックしてください。

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第544話≪携帯電話でどの機能を有効活用してますか?≫

2008年04月28日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今は携帯電話は身体の一部分のようで、忘れたら一日中落ち着かないでしょう・・・・忘れて親に学校まで持ってきてもらった経験もあるでしょう。

 マイボイスコム株式会社は、「携帯電話のよく使う機能」を調査しています。

 調査の結果を抜粋すると、
  ・現在の利用会社は、「ドコモ」43.5%、「au」28.5%、「Softbank」20.7%
  ・携帯電話でのEメール使用率は94.5%、絵文字の使用は69.6%
  ・携帯電話のツールでよく使用されているのは、
     「カメラ」「電卓」「アラーム/タイマー」など
  ・携帯電話の表示切替やボタンの反応速度に対して「満足」している人は53.6%

 携帯電話を使うことで利用しなくなり利用頻度が減ったものは、
    「固定電話」57%
    「時計」
    「電卓」
    「手紙・はがき」
 逆に、「使わなくなった・使用頻度が減ったものはない」という回答は21%。

 更に調査は、
   ◆「通話機能」の使用状況
        
   ◆「メール機能」の使用状況
        
   ◆「インターネット機能」の使用状況
   ◆「メディア系機能」の使用状況
   ◆「ツール系機能」の使用状況
 に分けて調査していますので、クリックしてお読みください。

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第543話≪優秀な人材を・・・「過去3年間で留学生を採用した企業は約1割」≫

2008年04月25日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、海外から多くの留学生が日本で学んでいますが、そのまま、日本で働いている人はどのくらいか知っていますか?

 この度、独立行政法人 労働政策研究・研修機構(平成15年10月に日本労働研究機構と労働研修所(厚生労働省)が統合して設立した、厚生労働省所管の独立行政法人)が「外国人留学生の採用に関する調査」を発表しています。

 その中で、過去3年間に留学生を採用した企業は約1割で、留学生を採用した理由は、「国籍に関係なく優秀な人材を確保するため」と結論づけています。
 1割とは少ないですね。まだまだ閉鎖国な感じがしますね。

 その中から概要をピックアップして見ましょう。

 ◆過去3年間での留学生の採用状況
  ・正社員および契約社員(フルタイム勤務)としての採用に限定
    「採用した」企業は9.6%
    「採用しなかった」が89.5%
   大企業(正社員300 人以上の企業)は、3社に1社の割合で採用実績

 ◆留学生を採用した理由
  ・「国籍に関係なく優秀な人材を確保するため(専門知識・技術)」52.2%
  ・「職務上、外国語の使用が必要なため」38.8%
  ・「事業の国際化に資するため」32.4%
  ・「日本人では高度な人材が集まらないため」5.4%

 ◆採用しなかった主な理由
  ・「社内の受け入れ体制が整っていないから(コミュニケーションの問題等)」44.9%
  ・「外国人の採用自体に消極的だから」43.8%

 ◆留学生採用効果
  ・「職場が活性化した」26.0%
  ・「社員が国際的視野を持つようになった」24.7%

 ◆(既採用企業)今後の留学生の採用見込み
  ・「あると思う」79.5%

 ◆(未採用企業)今後の留学生の採用見込み
  ・「あると思う」19.7%
  ・「ないと思う」77.7%

 詳細は「外国人留学生の採用に関する調査」をクリックしてお読みください。

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第542話≪平成19年の燃費の良いガソリン乗用車(国土交通省発表)≫

2008年04月23日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyaji通信:第532話≪「最も環境に良い車&悪い車」自動車ランキング(ACEEE)≫で、米国エネルギー効率経済協議会(ACEEE)調査資料を配信しましたが、日本の国土交通省でも、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高めるために、又、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するために、「平成19年の燃費の良いガソリン乗用車ベスト10」を公表し、燃費性能を整理した冊子「自動車燃費一覧」を作成しています。

 国土交通省は、毎年、ガソリン乗用車の燃費について、普通・小型自動車、軽自動車別に、燃費の良いガソリン乗用車ベスト10を公表しています。

 今回の対象は、平成19年末現在販売されているガソリン乗用車であって自動変速機を有するもの(AT車又はCVT車)です。

           

 ≪自動車燃費一覧について≫は、クリックしてお読みください。

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第541話≪始まりましたよ、学生が運営する街頭募金「あしなが学生募金」を応援しましょう≫

2008年04月21日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、春と秋に行っている恒例の「あしなが学生募金」が始まりましたね。

              

 前回配信した第540話≪全国初の試み:東京都が低所得世帯に塾費用&大学受験費を無利子融資≫の東京都よりも早くから格差社会の是正対策を追求し、遺児学生が中心になって組織した、学生ボランティアが応援して行う「あしなが学生募金」が、毎年春秋、全国300か所で街頭募金が実施されています。

      ≪第76回あしなが学生募金募金活動予定≫  
  ◆日時:4月19日(土)20日(日)26日(土)27日(日) 10時~18時
  ◆場所:全国47都道府県約300か所
  ◆使途:病気・災害・自死遺児らの奨学金としてあしなが育英会に全額寄付
  ◆募金送付先:郵便振替口座00140―4―187062
            あしなが学生募金事務局

 この「あしなが学生募金」とは、既に知っている人は多いと思いますが、病気や災害、事故などで親を亡くした子どもたちの進学を支援しようと1970年のスタートしています。学生の手で事務局が引き継がれ、2005年までに77億円の募金が集められ、全額が育英会に寄付され主として奨学金に、一部心塾や虹の家建設費に使われています。遺児6万人進学の原動力になってきた募金です。

 今年、あしなが育英会に奨学金貸与を希望する新高校1年生の数は1510人と過去最多を更新しています。

 今年も「第76回あしなが学生募金」が、全国約300か所で先週の土日曜日からスタートし、今週の土曜日(26日)&日曜日(27日)も行われます。

 そのオープニングセレモニーが東京・新宿の小田急百貨店前で行われたり、大阪・なんば高島屋前で西川きよしさんらも参加し、関西の遺児学生らが募金を呼びかけました。

 「第76回あしなが学生募金」富井久義事務局長(筑波大学4年)のメッセージでは、

 ≪格差社会の下層に位置する遺児家庭の生活は、物価上昇の影響によりますます脅かされています。遺児母子家庭の平均勤労年収は137万円と、一般家庭の31.5%です。遺児母子家庭は食べていくのがやっとという中で生活しており、遺児たちは『勉強したい』という気持ちがあっても、進学するのは経済的に非常に困難な状況です。貧困から抜け出すには教育が必要ですが、遺児たちはお金がないという理由で教育を受けることもできず、格差社会に立ち向かう最初の一歩を踏み出すチャンスさえ満足に与えられていません。≫

 あしなが育英会とあしなが学生募金事務局は、経済格差拡大や物価高騰の遺児母子家庭への影響などを明らかにするために、2月に全国の遺児母子家庭を対象に緊急アンケートを実施、4月17日に調査結果「物価高で8割が生活苦、勤労月収12万円、4分の1が進路変更」を発表していますので、クリックしてお読みください。

 追加:4/22付けの朝日新聞「天声人語」を掲載

 ≪夫は51歳で自ら死を選んだ。その女性(41)は3人の子を抱えて、不整脈を薬でだましながら介護ヘルパーを続ける。「稼ごうとすれば、子どもたちといる時間がなくなる。なんともならない不安でいっぱいです」と書いてきた▼必需品が値上げされる中、立場の弱い母子家庭は大丈夫だろうか。子どもたちを支える「あしなが育英会」がこの春、高1か中3の子を持つ母親に調査票を送り、暮らし向きを聞いた▼ある女性(48)は、専門学校をあきらめて就職する子に「胸を締めつけられる」という。保険の営業とスナックで昼夜働き、過労のため体調は優れない。「子どもの気遣いは手に取るように分かるけれど、笑顔でいられない日も多く、情けない」▼回答した約千人の83%が、物価高で生活が苦しくなったと訴えた。31%が健康を損ねているが、仕事は休めない。苦しい家計ゆえに学習塾や参考書、修学旅行を我慢させた、部活をやめてもらったと、自分を責める言葉が並ぶ▼育英会に高校の奨学金を申し込んだ母親の平均年収は、98年の200万円から06年には137万円にまで下がった。自立支援の名の下に、遺族年金や児童扶養手当も削られつつある。「一つつまずくと、どんどん落ち込んでいく」。つらい独白だ▼悲運を乗り越えようと、母さんが懸命に働き、子が耐え忍び、それでも幸せの手掛かりをつかみきれぬ家族がいる。この現実を、哀れという言葉で片づけたくはない。週末の駅頭、遺児らが抱える募金箱に駆け寄りながら思った。政治は何をしているのか。≫

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第540話≪全国初の試み:東京都が低所得世帯に塾費用&大学受験費を無利子融資≫

2008年04月18日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、千葉県や長崎県で入学金を未納のため、入学式典に参加できなかった話題が出ていますね。格差社会の一端でしょう・・・・

 「親の経済力の格差が、子供の学力差に結びつかないようにしたい」という趣旨で、東京都は今年度から、全国で初の試みとして、受験生を抱える低所得者世帯を対象に、学習塾の費用を無利子で融資する制度を始める・・・・記事が各社いっせいに載せています。

 毎日新聞
  「学習塾費用:東京都が融資、無利子で低所得世帯に--格差解消狙う
 朝日新聞
  「低所得世帯に塾費用を無利子融資 東京都が格差対策
 読売新聞
  「塾代を無利子融資、東京都が低所得世帯向けに全国初の試み
 日本経済新聞
  「学習塾代を低所得層に無利子融資・東京都

 即ち、親の経済力で子どもの教育機会に格差が生じるのを防ぐことと、将来的には就職先の確保にも繋がるのが狙いのようですね。

 東京都福祉保健局によりますと、
 ◆対象者
   中学3年生、高校3年生を抱える、年間の課税所得が60万円以下の世帯
   例えば、
    夫婦と子供1人の3人家族の場合は、年収320万円以下
    夫婦と子供2人の4人家族の場合は、年収380万円以下
   が目安となるようです。

 ◆学習塾への融資枠
   中学3年生:年間15万円、
   高校3年生:年間20万円、
  まで無利子で貸し出します。
 
 ◆受験料枠
   高校3年生:大学受験料3万5000円(1校あたり)
     (3校程度を上限)
 を貸し出します。

 ◆対象生徒枠   
   中学3年生:1800人
   高校3年生: 900人
  それに受験費用を併せ、約5500人に還元できると推定

 進学が決まれば返済を免除することも検討しており、融資の申請は、今年8月までに、各区市町村に設置する予定の相談窓口で受け付けます。

 最後に朝日新聞の「お茶の水女子大の耳塚寛明教授(教育社会学)の話」を抜粋しておきましょう。
  ≪学校外教育費は学力に大きな影響を持っている。学力格差を、教育問題ではなく、貧困問題ととらえれば、低所得者向けの塾代支援は選択肢としてあり得る。だが本来、学校教育でなすべきことを学校外に転嫁したとも言える。教育行政として低学力層の底上げ支援が必要なのは変わらない。≫

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第539話≪厚生労働省「学校における麻しん(はしか)対策ガイドライン」作成≫

2008年04月16日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、昨年は高校や大学を中心に「麻しん(はしか)」が流行しましたね。

 4/11付けの読売新聞に「高崎北高、はしかで春季高校野球県予選を辞退(群馬)」の記事が出るような時期に差し掛かっています。

 厚生労働省は、2007年8月に日本における「麻疹排除計画」を策定し、2012年までに麻疹排除(Elimination)を目標に掲げています。

 更に、2008年1月1日から麻疹と風疹は、それぞれ全数把握疾患に変更されています。

 この「麻しん(はしか)」は、従来乳幼児の疾患と考えられがちであったのですが、学校保健上の重要な課題として位置づけ、学校も積極的に麻しん対策に取り組んでいくことにしています。

 麻しんの感染力及び重篤性を十分に理解し、日頃から十分な予防策を施すとともに、万一麻しんが発生した場合には迅速な対応をとることが重要で、学校医及び地域の保健機関等と緊密に連携することが必要です。

 学校及びその設置者が効果的な麻しん対策を行うために、厚生労働省はこの度、「学校における麻しん対策ガイドライン」リーフレットを作成し配布しています。

              

 国立感染症研究所感染症情報センターが作成した「報告患者サマリー2007/1/1~10/31」をクリックして参考に見てください。

           

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第538話≪今日から、第49回科学技術週間「一家に1枚 光マップ」を手に入れよう≫

2008年04月14日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、既に下記のHageOyaji通信で≪第49回科学技術週間≫の件を連絡しておりますが、いよいよ今日から始まります。

 ◆第446話≪平成20年度(第49回)科学技術週間の標語募集(文部科学省)≫
 ◆第508話≪第49回科学技術週間標語/最優秀作候補1点及び優秀作候補15点が決定≫

             

 「科学技術週間」は、昭和35年2月に制定され、期間中に各種科学技術に関するイベントなどを実施してきました。そして、日本が再度「教育・文化立国」を実現するために、社会経済発展の原動力となる「知」の創造と活用に向けて「科学技術創造立国」の実現を図ることが大切なのです。

 しかし、最近は、若者の「科学技術離れ」「理科離れ」も指摘されており、青少年の科学技術に親しむ機会を充実することも将来の日本にとって大切なことです。

 そのため、全国各地の科学館、博物館、大学、試験研究所で、「科学技術週間」を利用して講演会、展覧会、映画会、座談会、施設公開などイベント行っております。

  ≪第49回科学技術週間≫
  期 間:平成20年4月14日(月曜日)~4月20日(日曜日)
  テーマ:「描こうよ 科学の力で 未来地図」
  目 的:科学技術について、理解と関心を深め、我が国の科学技術の振興を図ること
  内 容:全国の科学館・博物館、大学、試験研究機関で、講演会、展覧会、映画会、座談会、施設公開を実施

 ≪第49回科学技術週間≫の目玉は、「一家に1枚 光マップ」の作製・配付です。

            

 是非、≪解説「一家に1枚 光マップ」≫をお読みください。全国の小・中・高等学校に1部ずつ配付(約4万部)しますが、みなさん、個人的に入手したい方は「一家に1枚 光マップ」配付協力科学館/博物館(150館)等を通じて、科学技術週間の始まる4月14日(月曜日)から配付(約15万部)。

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第537話≪『東北大学高等教育フォーラム』高校教育と大学入試:『AO入試』の10年を振り返る≫

2008年04月11日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、最近は「AO入試」での受験者の増加に伴い、
   ・学力低下を招いている
   ・一般入試で入学する学生と大きな違いがない
         
 反対に、
   ・AOの学生は一般入試の学生よりいい成績を残している
   ・学内の賞を取る率も高い
   ・AOの学生は元気がよく、やりたいことがはっきりしている
         
 という夫々の評価の声も聞かれるようになってきました。

 【参考】
 ◆第529話≪3/18付け朝日新聞、今度はAO入試「完全に定着」記事≫
 ◆第517話≪AO入試、廃止の動き(2/15付けasahi.comより)≫
 ◆第504話≪推薦入試やAO入試で合格した生徒へ「入学前eラーニング」制度≫
 ◆第423話≪大学センター試験を課すAO入試≫


 東北大学高等教育開発推進センターは、高校教育と大学教育の接続関係の再構築に向けての契機としていきたいと考え、『第8回東北大学高等教育フォーラム』で、AO入試の10年を振り返り、この話題を取り上げます。

      
             

 ≪高校教育と大学入試:『AO入試』の10年を振り返る-接続関係の再構築に向けて-

  ◆開催日時:平成20年5月16日(金)13:00~17:30(受付開始 12:30)
  ◆開催会場:東北大学川内北キャンパス
       マルチメディア教育研究棟(2階マルチメディアホール)
  ◆フォーラム内容:
   Ⅰ 開会
   Ⅱ 基調講演
     入試の多様化と高校教育「学力重視のAO入試」を掲げて
     東北大学高等教育開発推進センター  倉元 直樹准教授
   Ⅲ 基調講演
     草の根の高大連携活動とAO入試
     福井大学アドミッションセンター  大久保 貢准教授
   Ⅳ 現状報告 
     高校は入試の多様化とどう向き合ってきたのか?
     ・静岡県立磐田南高等学校     渥美 健教諭
     ・福井県立敦賀工業高等学校    出野 俊之教諭
     ・青森県立八戸高等学校      佐々木 裕教諭
   Ⅴ 討議
     司会 東北大学大学院教育学研究科  荒井 克弘教授
   Ⅵ 閉会


 是非このフォーラムでの講演内容、討議内容をホームページ上に掲載されることを期待しますし、又参加された方のコメントをお寄せください。

 参加希望の方は、メールでも受け付けているようです。
   宛先:東北大学高等教育開発推進センター
      高等教育開発部高等教育開発室(教務課分室)
      メールアドレス:forum8@he.tohoku.ac.jp


 『東北大学高等教育フォーラム』は平成16年に第1回が開催され、平成17年から春&秋の2回の開催となり、今回で8回目を向かえています。特に春のフォーラムを「新時代の大学教育を考える」シリーズとして実施してきましたが、今回は趣向を変え、高校と大学が関係する教育制度全体に広がりを持つテーマを選択しています。

 そこで今話題の「AO入試」を取り上げ、今後の高校教育と大学教育の接続関係の再構築に向けての契機とするため、高校と大学を取り巻く現状と将来像について多くの意見が出ることを期待し、「新AO入試」対策に役立てて欲しいものです。

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第536話≪緊急医師確保対策・・・・医師不足解消:09年度医学部の定員増加計画≫

2008年04月09日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、全国的に医師不足の話題を耳にしますね。

 国民の健康を守るために、医師の絶対数を確保することは国の最重要課題の1つです。特に、地方の医師不足は深刻であり、地方は医師を確保するために、医学部に「地域枠」を設けるなどの取り組みを行っています。

 又、HageOyaji通信:第521話≪全国初の試みか?「医師志望の高校生が模擬手術体験」(徳島大学病院)≫で配信したように、各大学病院で医師志望に目を向けてもらう努力をしております。


 2007年5月に政府・与党によって取りまとめられた「緊急医師確保対策」では、

  1.医師不足地域に対する国レベルの緊急臨時的医師派遣システムの構築
  2.病院勤務医の過重労働を解消するための勤務環境の整備等
  3.女性医師等の働きやすい職場環境の整備
  4.研修医の都市への集中の是正のための臨床研修病院の定員の見直し等
  5.医療リスクに対する支援体制の整備
  6.医師不足地域や診療科で勤務する医師の養成の推進

 を取り上げており、この中には、国による緊急的医師派遣などの短期的施策と、大学医学部の養成数増などの長期的施策の両方を進めながら、厚生労働省のみの予算だけでも、19年度92億円、20年度160億円を計上しています。
 「緊急医師確保対策に関する取組について」によると、2009年度から9年間、各都府県において毎年5名、北海道は15名の医師増員を認めています。


 3/31付けの毎日新聞「大学入試:国立大医学部、入学定員57人増へ--09年度から」を読みますと、文部科学省が、国立大学12校が2009年度から医学部の入学定員を計57人増やす計画を申請したと発表し、6月に大学設置・学校法人審議会に諮問され、同月末に認可される見通しとのことです。

 この申請は、医師不足解消のため、「緊急医師確保対策」に基づく申請であります。

 申請大学
  ◆筑波大学(5名) ◆千葉大学(5名) ◆岐阜大学(5名) 
  ◆島根大学(5名) ◆広島大学(5名) ◆徳島大学(5名) 
  ◆香川大学(5名) ◆愛媛大学(5名) ◆大分大学(5名) 
  ◆長崎大学(5名) ◆佐賀大学(2名) ◆鹿児島大学(5名) 
           

 みなさんの中で、是非将来地域医療に関わりたいと思う人は、この門戸が広がった大学を狙ってください。

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第535話≪慶應義塾大学、新しい学費体系の創設について≫

2008年04月07日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、慶應義塾大学はホームページ上で≪「新しい学費体系の創設について」~2009(平成21)年度大学学部新入生から適用~≫で、1976年度から適用した現行学費体系を見直し、33年ぶりに新しい学費体系を創設して2009年度の大学学部入学生から適用すると発表しています。

 即ち、2009年度から入学金を約4割引き下げ、学費項目を簡素化し、体育実習費(8000円)も廃止されますが、逆に、年間6万円の「在籍基本料」を新設し、授業料なども見直すため、卒業までの納入額は、薬学部を除いた全学部で増えます。(薬学部は納入額の変更を検討中)

 特に文系学部の場合、初年度納入金は122万円(2008年度比4.34%増)、4年間の納入額は428万円(2008年度比17.8%増)となります。

 この新学費体系の創設で、6年後には約25億円の増収になるとのことですが、増収分を大学側は「教育内容などで学生に還元したい」としています。

 が、「大学全入時代」といわれる中で、東京大学は、2009年度から家庭年収が400万円未満の学生の授業料免除を発表するなど、学費負担軽減などにより、優秀な学生を集めようとする動きが広がりつつある中で、今回の慶應義塾大学の「新しい学費体系の創設」は、この動きに大きな影響を与えるでしょうね。

 前回のHageOyaji通信:第534話≪首都圏大学生への仕送り額、23年間で最低(東京私大教連調査)≫で案内した通り、23年ぶりに仕送り額が減少したが、慶應義塾大学に関しては、全体的には両親への負担額が減らないでしょうね。


 このHPで「新しい学費体系の創設について」の目的は、
 「教育研究の高度化やグローバル化に対応し、グローバル社会のリーダー育成とそのための教育研究基盤の充実・強化を目指し、30数年が経過し、教育環境の整備・充実の実態を反映しなくなった現行学費体系を、グローバルな競争に対応すべく、未来に向かってより実態に即したわかりやすい学費体系に移行」

          

 「新しい学費体系の創設について」のポイントは、
  ◆「入学金」全廃に向けた第一歩
  ◆「在籍基本料」の新設
  ◆学費項目の簡素化(7項目→5項目)
  ◆教育環境の整備・充実に対応した学費設定
  ◆在学中の体験学習機会を拡大
  ◆スライド制の維持

 とし、更に「新しい学生支援」として、<学生生活支援>(従来の学生生活支援+新たな学生生活支援の創設)と<体験的学習支援>(留学・休学時の授業料等減免制度の整備・拡充)を公表しています。

 <学生生活支援>とは、
  ・2008年度から新たな学生生活支援として家賃補助制度をスタート
     (総額約2億円を計約1,600名に支給)
  ・家賃補助は4年間(医学部・薬学部薬学科は6年間)支給
     (既存の奨学金との併給で、在学期間中の学生支援が一層充実)
  ・2007年度に維持会奨学金を創設
  ・2008年度から「未来先導基金」(30億円)のうち10億円を奨学基金に充当
  ・2009年度からは大学学部生を対象とした新しい奨学基金を創設予定

 <体験的学習支援>とは、
  ・新しい学費体系の導入にあわせて、留学・休学中の授業料等減免制度を整備・拡充
   (海外留学、インターンシップ、ボランティアなどの体験的学習機会へのアクセスを向上)
  ・休学や留学期間の1年目から授業料等を全額免除
  ・国際体験学習機会を増やす取り組みとして、海外の大学との協定(約220校)を一層充実
   (派遣交換留学や夏季休暇等を利用した短期研修プログラム等の拡充にも注力)

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第534話≪首都圏大学生への仕送り額、23年間で最低(東京私大教連調査)≫

2008年04月04日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyajiは、過去にHageOyaji通信内で「教育費」を幾つか取り上げております。

 ◆第510話≪いまどきの大学生の生活費用は、どれぐらいかかるの?(大学生協調査)≫
 ◆第503話≪平成18年度「子どもの学習費調査」(高等学校(全日制)経費)≫
 ◆第463話≪親は、みなさんの教育費を如何に捻出しているか?知っていますか≫


 が、首都圏へ進学したいみなさんは、「首都圏大学生への仕送り額(2007年度)」がどのくらい親に負担を掛けるかを知っておくべきでしょう。


 この度、東京地区私立大学教職員組合連合(略称:東京私大教連)は、私立大学の問題を考える重要なデータ「私立大学新入生の家計負担調査」として、首都圏の私立大学に入学した新入生の家計負担の状況について調査しています。その調査で、地方から首都圏の私立大学に昨春入学した学生の仕送り額は月9万5900円という結果が出ています。この仕送り額は過去調査開始して以来、23年間で最低だそうです。

 この調査は次の点に特徴があります。
 ◆私立大学の新入生を対象とした調査であること。
 ◆家計負担の状況を保護者(父母)の側から明らかにしていること。

 「私立大学新入生の家計負担調査」の詳細はクリックしてお読みください。その中でのポイントを抜粋しますと、

 ◆「受験から入学までの費用」は、
  自宅外通学者で211万8826円(前年度比2万7194円減)
  自宅通学の場合が148万9726円(前年度比1494円減)
 ◆「入学の年にかかる費用」は、
  302万円と高額(前年度比5万494円減)
   (自宅外通学者の家庭では年収の3割超)
 ◆「仕送り額(6月)」は、1986年の調査開始以来、最低を更新
   (仕送りから家賃を引いた生活費は一日あたり1223円に減少)
 ◆奨学金を「希望する」と「申請した」が6割以上で過去最高を更新
   (「授業料への直接助成制度」は切実な願い)
 ◆入学費用は5人に1人が「借入れ」で調達
   (借入額は160万円台に)
 ◆9割の家庭が入学費用を「重い」と感じている

 尚、この調査大学は、
 ・東京都(11校)
  工学院大学、中央大学、東京経済大学、東京立正短期大学、
  日本大学、日本大学短期大学部、武蔵野美術大学、明治大学、
  明治薬科大学、和光大学、早稲田大学
 ・神奈川県(1校)麻布大学
 ・埼玉県(1校)獨協大学
 ・干葉県(2校)国際武道大学、東邦大学
 ・栃木県(2校)作新学院大学、作新学院大学女子短期大学部

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コメント (1)

第533話≪本年度の新入社員「カーリング型」と採用担当者の意識比較調査(イーキャリアプラス調査)≫

2008年04月02日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、いよいよ4月に入りましたね。新しい目的に向かって頑張っていることでしょう・・・・そして、昨日から新社会人に加わった人は、85万人ですね。

 さて、この4月から採用が決定した新入社員と採用担当者との間での「働く意欲と仕事の準備への意気込み」を『イーキャリアプラス』が、≪2008年度入社予定者と採用担当者の意識比較調査調査≫しています。

 又、毎年社会経済生産性本部から発表されております、≪平成20年度・新入社員のタイプは「カーリング型」≫と命名されています。即ち、育成の方向を定め、そっと背中を押し、ブラシをこする(環境作りに腐心)が、しかしブラシをやめると、減速、止まる・・・・ことを意味している。

  「カーリング型
  冬期オリンピックでおなじみになったカーリング、新入社員は磨けば光るとばかりに、育成の方向を定め、そっと背中を押し、ブラシでこすりつつ、周りは働きやすい環境作りに腐心する。しかし、少しでもブラシでこするのをやめると、減速したり、止まってしまったりしかねない。
 また、売り手市場入社組だけに会社への帰属意識は低めで、磨きすぎると目標地点を越えてしまったり、はみだしてしまったりということもあるだろう。就職は楽勝だったかもしれないが、サブプライムローンの問題等の影響により経済の先行きは一気に不透明になった。これからも波乱万丈の試合展開が予想され、安心してはいられない。自分の将来は自分の努力で切り開いていくという、本人の意志(石)が大事になろう。

 【参考】
   平成15年度の新入社員 ⇒ カメラ付ケータイ型
   平成16年度の新入社員 ⇒ ネットオークション型
   平成17年度の新入社員 ⇒ 発光ダイオード型
   平成18年度の新入社員 ⇒ ブログ型
   平成19年度の新入社員 ⇒ デイトレーダー型


 詳細は上記をクリックしてお読みください。

 その結果、2008年度の入社予定者は、採用担当者の期待以上に今年の新入社員に、働く意欲と、仕事の準備への意気込みを持っているとの結果が出ていますね。

 その一部を抜粋しておきます。

 ◆入社予定者の働く意欲について
  入社予定者:「高くなった」「どちらかといえば高くなった」59.5%
  採用担当者:「高くなっている」「どちらかといえば高くなっている」50.0%

 ◆入社予定者の働くことに対する準備について
  入社予定者:「努力している」「努力するつもりだ」71.8%
  採用担当者:「意欲的だ」「どちらかといえば意欲的だ」55.0%

 ◆仕事に最も必要な能力は何ですか?(入社予定者への質問)
  1位:コミュニケーション能力
  2位:実行力
  3位:柔軟性

 ◆入社予定者に期待する能力は何ですか?(採用担当者への質問)
  1位:コミュニケーション能力
  2位:主体性
  3位:実行力

 ◆入社に向けた不安要素は何ですか?(入社予定者への質問)
  1位:先輩・上司とのコミュニケーション

 ◆問題視している入社予定者の不安要素は何ですか?(採用担当者への質問)
  1位:仕事に対するモチベーションの維持

              
 
 新入社員の仕事に向けた不安では、「先輩・上司とのコミュニケーション」が第1位にあげております。又、採用担当者が最も心配しています「仕事に対するモチベーションの維持」については、入社予定者の不安は比較的小さいという結果が出ています。

 「カーリング型」ガンバレ!!

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