高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!
みなさん、HageOyajiのところへ次のような質問メールが届きました。
「
最近、Web2.0という言葉を耳にしますが、具体的にどのようなことか教えてください」
既に、若干下記のHageOyaji通信で触れていますが、
◆
HageOyaji通信:第266話≪ロングテール現象(long tail)≫
◆
HageOyaji通信:第354話≪図書紹介:『これから何が起こるのか-我々の働き方を変える「75の変化」』≫
上記の『これから何が起こるのかー我々の働き方を変える「75の変化」』を読まれた方は「ウェブ2.0革命」を理解できたことでしよう・・・・・
最近は、あちこちでWeb2.0というキーワードを聞く機会が増えています。
そこで今回の質問メール内容を判りやすく、HageOyajiが理解している範囲内で「Web2.0とは?」を配信しましょう。
HageOyajiの時代は「Web」という言葉より、インターネットやホームページという言葉がピ~~ンときますが、今のみなさんのような若者は「Web」を使っています。HPとWebサイトは、少し違うという面もありますが、硬いことは言わないでおきましょう。
今回の説明で出てくるWeb2.0のWeb=インターネットということで理解し、進めましょう。
インターネットの世界の進歩は凄いですね。過去は、各企業が、Webデザイナーに依頼し、高い金を払いHPを作成していました。そのHPに商品や企業のPRなどを並べ、情報を発信するのを、一般の方は、ブラウザーを使って、情報を受け取っていました。
ところが現在は、いとも簡単に、更に無料で、ホームページを持ち、書き込んで、情報を発信出来るようになりましたね。みなさんもブログやSNSを持っていることでしょう。
個人のホームページでは、日常の出来事、趣味、エッセイ、意見、などを書いて世界に公開し、それを読んだ他の人からコメントをもらって心の交流をするというのがブログで、同じ日常の出来事や趣味などでも全世界に公開しないで友達の輪の中で公開するのをSNS(ソーシャルネットワークサービス)といいます。 また、企業やグループ内で発信するのをイントラブロクとか企業内ブログといいます。
ホームページの商品も、単なる広告宣伝であったものが、今では、それを見て、直接インターネットで買えるようになりました。それが、在庫も倉庫も持たない、オンラインショッピングサイトです(図書ならamzon.com、オークションならヤフオクなど)。
パソコンのOSが、Windows95 ⇒ Windows98 ⇒ Windows2000 ⇒ WindowsXP ⇒ WindowsVista へとバージョンが上がっていったように、ソフトも進歩するとバージョンも上がりますね。
このようなインターネットの世界の進歩した現象を見て、「隔世の感があるな、一つの時代が変わった。今は、第二世代だな」というわけですね。
そこで、米国の出版社「O'Reilly Media」の社長、O'Reilly氏が「最初の頃をWeb1.0とすると、今はWeb2.0だね」と例え話を提案しました。これは例え話なので、実際にWebというソフトがあってバージョンの1.0と2.0があるわけではありません。即ち、進化するWebのワンシーンを捉えたのが「Web 2.0」ですね。2005年9月にO'Reilly氏が発表した論文「What Is Web 2.0」があります。
次回にでも時事用語で解説しますが、Webの進化により(Web2.0)マーケティング戦略が大幅に変わってきております。最近の≪クロスメディア戦略≫です。
初期のホームページは、一般のパソコンユーザーは見るだけでした。それが、オンラインショッピングやネット上で種々な予約やチケットを購入、更に、グーグルアースのように世界中を衛星写真で見ることができますね。
このように進んだ高機能のWebサービスをWeb2.0だとHageOyajiは思います。理解できましたか?
最後に≪参考資料≫として、
BPnetスキルアップメールが
「Web2.0、その実際の認知度は?」調査を、実施期間は、2007年02月28日~2007年03月15日に行っていますので、参考までにお読みください。
Q.あなたは“Web2.0”という言葉をどの程度ご存じですか。
Web2.0の意味が詳しく分かっている****19*****4.0%
Web2.0の意味が大体分かっている*****118****24.8%
Web2.0の意味が少しは分かっている***173****36.3%
Web2.0という言葉を聞いたことはあるが、*129**27.1%
意味が分からない
Web2.0という言葉を聞いたことがない*****35***7.4%
無回答**********************************2****0.4%
*********************************合計**476**100.0%
Web2.0について、詳しくあるいは、大体分かっている回答者は、まだ、28.8%に過ぎず、Web2.0という言葉は、書籍やメディアでよく見る割には、その理解があまり進んでいないのが現状のようだ。
年齢別に、Web2.0の理解度(詳しくあるいは、大体分かっている回答者の割合の合計)を分析してみると、20歳代では、60.0%、30歳代では、27.5%、40歳代では、30.5%、50歳代では、19.5%とはっきりとした傾向が出た。20歳代が圧倒的に高く、30歳代と40歳代は、ほぼ同じ割合だが、50歳代になるとその割合が落ちている。
Q.“Web2.0”という言葉を聞いて、不安に思われること、心配に思われることがありましたら、どのようなことでも結構ですので、ぜひご記入下さい。
1.その言葉の意味や定義、実体がよく分からない(83件/25.2%)
2.セキュリティー面、個人情報の漏洩が不安(48件/14.5%)
3.不安はない(40件/12.1%)
4.デジタルデバイド(情報格差)が不安(27件/18.2%)
5.IT業界の変遷や技術的な面が心配(22件/6.7%)
6.ビジネス、実生活に及ぼす変化(21件/6.4%)
7.PC、ITの利用環境やサービス面が心配(20件/6.1%)
8.情報の過多、信憑性、偏りなどが不安(19件/5.8%)
9.社会的モラルが保たれるか、犯罪につながらないか心配(18件/5.5%)
10.マスコミ報道に不安、不満(10件/3.0%)
11.初めて聞いた言葉(3件/0.9%)
◆1番の不安:
Web2.0に対する具体的な不安や心配の前に、
○言葉そのものに実体がない
○用語が一人歩きしている
○対象が広く実体が分かりづらい
○意味が分からない
など、Web2.0について、その実体がない、分からないという意見が多数(25.2%)寄せられた。 「これがWeb2.0だ!」というものが出てくると、Web2.0に対する理解度、関心度がもう少し高まるのかもしれない。
◆2番目の不安:
Web2.0に対する不安は、セキュリティ・情報格差・技術進歩
具体的な不安点としては、「セキュリティ面、個人情報の漏洩」がトップ(14.5%)になっている。セキュリティに関する問題は、インターネット全般でも大きな問題であり、Web2.0でも看過できないようだ。
○個人情報をどのように守るのかが不安
○インタラクティブな環境は魅力があるがセキュリティ面で不安
○セキュリティ技術がWeb2.0にて提供されるサービスにどの程度適用されているか
次に不安に思われているのは、デジタルデバイド(情報格差)。情報を上手に利用できる人と、そうでない人の差が大きくなっていくことだ。技術進歩の流れが早く、高齢者にとって難しい時代になっていくことを予想している人もいた。
○情報収集の格差
○ITのリテラシーが低いと損をする
○流れが早くついて行くのが大変
○高齢者は難しい技術にはついていけない
◆3番目の不安:
インターネット技術の進歩(6.7%)。技術がどの程度進歩するか予想がつかないし、その技術に追いついていくのも大変というのが、不安に思われている点だ。
○インターネットの仕組みがどのくらい変わっていくのか不安に思うことがある
○インターネット技術がどんどん発達し、新たな仕組みやツールができてくる。情報技術者はどこまで、それらの技術を習得し活用しなければならないのか
○コンテンツ制作にあたってもっと勉強が必要になると思うが、何をどのように勉強すれば良いのかが、よく判らない
◆4番目の不安:
ビジネス、実生活にどのような変化(6.4%)が起こるかについてだ。既存のビジネスモデルが破壊されたりしないか、ネットを使わないビジネスが今後どのような方向に進むのかなどが不安点のようだ。
○既存の商売体系がなくなり、新しい流通販路によって競争が激しくなる
○旧来型の営業が効かなくなる
○生の現場主義、現物主義に戻ってほしい
○何でもネットで処理されてしまう