HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第797話≪日本でどこまで進んでいる「排出量取引制度」≫

2009年12月25日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、政権交代し民主党になってから急に温暖化ガスの削減規模や排出量取引制度導入などの話題が高まって、更にデンマークで開催された「COP15」・・・・・ですね。

 12月7日~18日までの2週間にわたり、 デンマークの首都コペンハーゲンで行われた「国連気候変動枠組み第15回締約国会議(COP15)」【COPは、締約国会議(Conference of Parties)の略で、国連気候変動枠組条約(UNFCC)を受けて設置された会議】で多くの問題点が出てきてます。

 「COP15」の結論は、途上国は勝利を収めたとの見方が多いです。即ち、途上国は、日米欧から巨額の資金援助を取りつけたうえ、途上国の義務を最小限に抑えたとの見方です。

 2013年以降の地球温暖化対策の国際枠組みの骨格を示した政治合意文書「コペンハーゲン合意」を採択できず、承認にとどめて終わっています。最大の問題点でした各国の温室効果ガス排出の削減義務づけは、COP16に向けて改めて合意をめざすことになったようです。
 この「コペンハーゲン合意」は、首脳級会合を開き、政治意思によって拘束力を担保する合意文書の採択でした。

 交渉決裂は回避できましたが、温暖化をくい止めるのには不十分な内容であり、各国の2020年までの削減目標の義務づけは盛り込むことが出来ませんでしたが、先進国は削減する総排出量の目標を掲げ、来年1月末までに一覧表に書き込むことになります。そして、途上国は排出量の削減率を明らかにすることも求められないが、国連に2年に1度、排出量の状況を報告し、一覧表をつくることで決着しています。

 来年1月末に各国の排出目標をとりまとめることになった点について、日本の産業界から温室効果ガスの排出量の日本の削減目標を、「1990年比25%削減」から引き下げるべきだとの意見も出ています。

 合意文書の承認による具体的な成果は、途上国支援策の前進です。先進国は来年から2012年まで年100億ドルを途上国に拠出することが事実上決定し、2020年までに官民あわせ年最大1千億ドルの拠出が可能になるよう努力することです。


 さて、京都議定書によって定められた日本の温室効果ガスの削減目標は、1990年比にして6%減ですね。この数値は、国内対策だけでは実現が難しいといわれており、日本にも「排出権取引」が導入される可能性が高まってきています。

 「排出量取引」とは、各国家や各企業ごとに温室効果ガスの排出枠(キャップ)を定め、排出枠が余った国や企業と、排出枠を超えて排出してしまった国や企業との間で取引(トレード)する制度です。

 そこで、今回の時事用語に「排出量取引制度」が日本ではどこまで進んでいるかを見てみますと、主に国が推し進めている制度、地方自治体が考えている制度、日本経営者団体が推し進めている制度などがあります。

 現在の日本における「排出量取引制度」は、

  ◆環境省の「自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)」
    ・2005年から開始した制度で約60社参加
    ・企業自身が削減目標を設定
    ・環境省が削減事業費の一部を補助
    ・参加企業同士で過不足を取引
    ・「キャップ・アンド・トレード制度」のはしり

  ◆経済産業省の「国内クレジット制度」
    ・2008年度開始
    ・大企業が中小企業の温暖化ガス削減を支援
    ・排出枠を自社の削減目標

  ◆日本経団連の「自主行動計画」
    ・国連の排出量取引の機能を一部活用
    ・業界ごとに2008~2012の5年間の削減目標を設定
    ・海外から排出枠を購入できる

  ◆東京都の「排出量取引制度」
    ・2010年4月開始予定
    ・都内1400か所の事業所を対象
    ・2010年~2014年⇒6~8%削減
    ・2015年~2020年⇒17%削減
    ・欧州で行われている「キャップ・アンド・トレード制度」の本格導入

 さて、既に欧州では、環境省や東京都が打ち出している「キャップ・アンド・トレード制度(Cap-and-Trade)」が行われており、法律で工場などに排出枠を決め、企業間で融通しておりますが、その取引制度について説明しておきます。
    
  工場等の排出権取引には、二通り取引制度があります。

  ◆「キャップ・アンド・トレード制度」
    最初に温室効果ガスの排出枠に上限(キャップ)を設定し、排出枠を割り当てられた参加者間の自由な売買(トレード)を認める制度。

  ◆「ベースライン・アンド・クレジット制度」
    あるプロジェクトや事業が実施された場合、それらが実施されなかった場合に排出されたと予想される量(=ベースライン)と比べて、削減された分の排出削減量をクレジットとして認定し、取引するという方法の制度。

 みなさんも今後この「排出量取引制度」に注目していきましょうね。

 さぁて、HageOyajiは、来週から「冬眠生活」に入りますので、冬眠から目覚めましたら、又配信を続けましょう・・・・

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第796話≪「たんすケータイ あつめタイ\(^o^)/」景品をつけると10日間で88,460台回収≫

2009年12月23日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、景品付きで使用済み携帯電話を回収を行った結果、驚くような回収結果が出ていますね。

 回収する目的は、既にみなさんも知っている通り、携帯電話の中に含まれている「レアメタル」(金、銀、銅、パラジウム)の有用金属を回収・リサイクルすることです。

 「レアメタル」に関してはHageOyaji通信:第377話≪モノ作り日本に忍び寄る「レアメタル不足」とは??≫を参照してください。

 経済産業省が始めた平成21年度使用済み携帯電話回収促進事業「たんすケータイあつめタイ\(^o^)/」を実施した結果、わずか10日間で(11/21~11/30まで)の「集計結果」、使用済み携帯電話の回収台数は、全国で88,460台、その地域別内訳は下記の通りです。

    地域    回収台数        人口比率(%)
          実数(台) 比率(%)
   ◆北海道   4,078   5%      4%
   ◆東北    4,530   5%      7%
   ◆関東    28,465   32%     33%
   ◆中部    17,066   19%     17%
   ◆近畿    23,184   26%     18%
   ◆中国    4,268    5%     6%
   ◆四国    1,495    2%     3%
   ◆九州・沖縄 5,374    6%     12%
    計     88,460   100%    100%

 即ち、「たんすケータイあつめタイ」応募券配布期間中に、回収実施店舗に使用済み携帯電話を提供し、引き換えに応募券を貰い、その応募券番号をネット上から応募するシステムです。
  
    応募受付期間:2010年3月1日(月)18:00まで
    抽選の結果:50,000円分の商品券 800名
          5,000円分の商品券 8,000名
          1,000円分の商品券 150,000名

 応募コースには、二通りありますのでホームページをお読みください。

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第795話≪平成22年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成21年10月末現在)≫

2009年12月21日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、文部科学省が、2009年12月15日に「平成22年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成21年10月末現在)に関する調査」を発表しています。

 この調査では、国公私立高校の全日制と定時制に通う生徒約107万4千人が対象です。その中の約18万7千人が就職を希望し、約10万3千人が内定しています。即ち残りの約8万4千人の就職先が未だ決まっていないことになります。

 過去の推移を見ますと、10月末日時点の内定率は2002年に47.1%以降は順調に回復していましたが、今年は急激に悪化しています。

 「平成22年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成21年10月末現在)に関する調査」によりますと、

  ◆平成21年10月末における高等学校卒業予定者の就職内定率

        55.2%(昨年同期から11.6ポイント下降
           男子⇒59.4%(昨年同期から12.4ポイント下降)、
           女子⇒49.6%(昨年同期から10.7ポイント下降)

  ◆学科別

       工業 ⇒ 73.2%
       福祉 ⇒ 57.6%
       商業 ⇒ 57.3%
       総合学科 ⇒ 53.5%
       情報 ⇒ 53.0%
       農業 ⇒ 52.5%
       水産 ⇒ 52.3%
       家庭 ⇒ 51.9%
       普通 ⇒ 42.4%
       看護 ⇒ 19.4%

   ◆就職内定率の高い県は、

       富山県(73.4%)、岐阜県(72.8%)、愛知県(72.0%)、
       三重県(71.9%)、福井県(71.8%)


   ◆就職内定率の低い県は、

      沖縄県(26.0%)、北海道(30.8%)、宮城県(38.6%)、
      熊本県(46.4%)、福岡県(46.5%)


 以上から見ましても、県別での対策も急がなければなりません。

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第794話≪「年の瀬日本橋2009 ~ECOEDO日本橋グリーンプロジェクト~」≫

2009年12月18日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、前回にHageOyaji通信:第793話≪全国86施設で「グリーン・クリスマス・フェスタ」開催≫を取り上げましたが、その86施設のうち、25番目に記載されている、≪「年の瀬日本橋2009」~ECO EDO日本橋≫を取り上げてみました。

 グリーンプロジェクトで、日本橋地区にある、重要文化財やランドマークのライトアップが目的です。

 「日本橋」「日本銀行本店」「三井本館」「コレド日本橋」がグリーンの光に包まれていましたよ。

 特に、「日本橋」「日本銀行本店本館」がグリーンにライトアップされるのは初の試みのようです。HageOyajiが「iショット」で撮った下記の写真を見てください。

             「日本橋」
          

             「日本銀行本店本館」
          

             「三井本館」
          

             「中央三井信託銀行」
          

 開催期間:平成21年12月3日(木)~12月25日(金)
 開催時間:17:00~22:00(但し建物により時間が異なる)
 所在場所:東京都中央区

 このプロジェクトは、「年の瀬日本橋2009 ~ECOEDO日本橋グリーンプロジェクト~」として、「暖房エネルギーの無駄遣いを避けるための工夫」、「体の内側から温まるアイデア」、「体を温めるグッズ」など、歴史と伝統ある日本橋らしい心温まる街づくりを目指していますよ。

 一度時間がある方は、覗いてみましょう・・・・・・

 このプロジェクトは、「ECOEDO日本橋」実行委員会が主催し、環境省チーム・マイナス6%が特別協力して、環境省が薦める冬の地球温暖化対策「WARM BIZ」及び今年の「ウォームビズ」のテーマ「いっしょに あったまろう。~ウォームシェア~」に賛同して企画しています。

 この活動に参加する日本橋地域各店舗は、暖房時の室温を通常より1℃~2℃低く設定する取り組みを行いながら、啓発ポスターやステッカーの掲示、「あったかメニュー」の提供や「あったかグッズ」の展開しています。

 例えば、
 ◆千疋屋総本店1F  ⇒ SOYシェイクホットラカンカ、ホットココア、ホットカラメルラテ、ホットレモネード
 ◆福徳茶屋 ⇒ 豚キャベツのカレー南蛮鍋、桜姫鶏の博多風水炊き鍋、
 ◆山本海苔店 ⇒ 荒干し焼きのりお味噌汁
 ◆レストラン 紅花別館 ⇒ ココットカレー
 ◆三越日本橋本店 ⇒ 各階にて展開
 ◆高島屋東京店 ⇒ 各階にて展開

 などで、みなさんを待っています。

 上記の写真のように、このプロジェクト期間は、日本橋の重要文化財である「日本橋」、「日本銀行本店本館」、「三井本館」、「日本橋一丁目ビルディング(コレド日本橋)」の4施設を、自然エネルギー(グリーン電力)で緑色にライトアップしています。

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第793話≪全国86施設で「グリーン・クリスマス・フェスタ」開催≫

2009年12月16日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、経済産業省は12月7日の「News Release」で、「グリーン・クリスマス・フェスタ」開催を発表しています。

                    

 経済産業省資源エネルギー庁とグリーン・エネルギー・パートナーシップ(Green Energy Partnership)は、グリーンエネルギーの認知度向上と普及拡大を図るため、グリーン電力の普及促進に向けた一連のイベントを「グリーン・クリスマス・フェスタ」として実施し、参加イベント施設が86施設(105地点以上)で実施しています。

 北は北海道の「札幌市時計台」から南は沖縄の「ホテル日航アリビラ」まで参加しています。

      ≪下記↓の写真は上記のパンフレットから借用しました≫
   

 具体的な内容として、グリーン電力証書を活用したライトアップや、「エコプロダクツ2009」への出展、デンマーク環境親善大使であるグリーンサンタを招いたトーク&ライブなどで盛り上げています。

 必ず、みなさんの地区でも見られることでしょう。「グリーン・クリスマス・ライトアップ 2009全国参加イベント・施設」をクリックしてみてください。

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第792話≪省エネ化されてきている「クリスマスツリー」≫

2009年12月14日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、12月に入り各地で「クリスマスツリー」を見かけますね。

 今年の「クリスマスツリー」も昨年同様に省エネ化された、地球に優しいツリーが目立ちます。

 HageOyajiが「iショット」で撮ってきた綺麗な「クリスマスツリー」を見てください。

                    「三越本店」
          

                    「高島屋日本橋店」
          

                    「TBS1階ロビー」
          


 特に、ツリーの前には地球に優しいツリー説明をつけています。

                    「有楽町マルイ」
    

                    「三越新館」
    

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第791話≪学校裏サイト(学校非公式サイト)等の監視結果(東京都教育委員会)≫

2009年12月11日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、東京都教育委員会は、「学校非公式サイト等の監視結果」について発表しています。

 その結果、
 ◆東京都内の小学校の16%、
          中学校の7割、
          高校の9割
              
  に裏サイトがある。
  
 ◆個人情報の公開や法令違反の告白など不適切な書き込み件数
       計6558件

 「10年後の東京」として、今年の6/18から、10/31までの期間、学校非公式サイトの監視を委託により開始し、その「監視結果」がでています。


 ◆その目的は、
  学校裏サイト等を監視し、不適切な書き込みがあった場合には、緊急性・危険性のレベルに応じた対応を行って、児童・生徒の健全育成に資するものです。

 ◆その対象は、
  都内公立学校全校 2,200校

 ◆その校種 は、
   小学校     ⇒1,314 
   中学校     ⇒ 627
   中等教育学校  ⇒ 4
   高等学校    ⇒ 195
   特別支援学校  ⇒ 60
   合計(校)   ⇒2,200

 詳細は、「学校非公式サイト等の監視結果について」をクリックしてお読みください。

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第790話≪「厳しさを増す大学生の就職状況と職業教育の重要性」文献より≫

2009年12月09日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、日本総合研究所・調査部・関西経済研究センターが、「厳しさを増す大学生の就職状況と職業教育の重要性」の興味を引く文献を発表しています。詳細はクリックしてお読みください。

 21世紀に入り、日本の社会は変革期を迎えています。抱える課題に立ち向かうには専門知識を持ち寄り、智恵を出し、絞ることが重要です。その観点からは、この文献では、学業と職業の関係が曖昧になりがちな、現行新卒一括採用中心型は問題が多いと指摘しています。

 この文献の「要約」から一部を抜粋してみますと、

  ◆大学卒業者、大学院修了者の就職状況は景気動向に大きく左右される。
   但し、就職・採用活動の時期と卒業の時期のずれなどから、卒業年次より1 年程度前の景気の影響が大きい。

  ◆大学、大学院在籍中の過ごし方よりも、就職・採用期間にどのような景気情勢に巡り合うかに振り回されることは好ましくない。
   新卒か否かより、資質や能力などが就職・採用を左右するようになることが望ましい。それには企業側の対応だけでなく、大学や学生側にも職業人養成機能の強化、職務適応力の取得が望まれる。

  ◆新規卒業時の職業をみると、新卒以外の労働市場では求人が最も弱い事務従事者が最も多い。
   現状の新卒一括採用中心型の枠内においては需給を反映した結果と言えるが、就職希望者の学業経験や資質に基づく職業との結びつきが重視されるような方向を目指すとすれば、学業と職業の関係が曖昧であるという課題を内包している。

  ◆学科系統別では、保健系、工学系は学業と職業の結び付きが強い就職が大半である反面、人文科学系、社会科学系は事務従事者が多い。
   新規卒業時以外の求職においては、事務従事者に対する需要が弱いという問題に直面することや、求人の多い職業で要求される技能や専門知識を満たせない事態に陥ることが懸念される。

  ◆社会が抱える様々な課題や求められる人材という観点から大学教育をみると、経済活動等においてアジアとの関係が重要性を増していると指摘される割には、大学におけるアジア専攻の存在は大きくなく、欧米中心である。
   一方、大学で福祉や地域振興の専攻の存在が大きくなっていることは社会の課題を反映したものと言える。

  ◆定員が多い人文科学系、社会科学系で地域偏在が強いために、大学全体でみても定員は関東、関西に集中する傾向となっている。
   このため、高校を卒業して大学に進学する際に、他の地域から関東と関西に多くの学生が移動する。

  ◆人文科学系、社会科学系を中心とする関東、関西への大学生の集中は、就職の段階になると、どのように就業機会を見つけるかという問題を生む。
   関東や関西には多数の企業が集積しており、事務従事者をはじめ就業機会も多いが、学生の分布ほどは多くない。大学卒業者は、就業する際には、入学時とは逆に関東や関西から各地域へ分散する。ただし、就業後10~15 年前後を経ると、関東に再び集まる傾向がみられる。

  ◆入学志願状況や就職状況などに問題を生じている大学は、専攻分野の構成見直しも一法である。
   学業と職業の関連が強い専攻、地域的特色を生かした専攻、大学の特徴を出すために一工夫した専攻などの比重を高めることなどが考えられる。

  ◆学業と職業の関係緊密化を実現するためには、大学が専攻分野の改革を行うだけでは不十分である。
   定員割れの大学が大幅に増加し、入学試験によって志願者を絞り込むどころか、いかにして入学者を増やすかという課題を抱えている大学もあるため、学習意欲や学力が不足している学生が増えているという指摘もみられる。学生も、将来大学卒業者として期待されるような職務適応力を、学業を通じて身に付ける必要がある。

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第789話≪Luminaria in Kobe(今年で15年目)≫

2009年12月07日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今年も12月3日から行われている『神戸ルミナリエ』を、先週の土曜日にHageOyajiも見てきました。

今年のテーマは、「光の抱擁」(L’abbraccio Della Luce)、解説には;

         ≪冬の闇に放たれた無数のきらめき。
           眩い光の反射のなかに、人々が映し出され、
               都市の変容がはじまる。
           優しい光の抱擁は、時を超えた過去と未来の記憶。≫


 大震災の起こった1995年の12月に初めて開催し、早いもので今年、2009年で15回目を迎えた『神戸ルミナリエ』ですが、全国各地で行っているイルミネーションとは異なり、神戸ルミナリエは震災の記憶を語り継ぎ、都市と市民の「希望」を象徴する行事として、多くの人々の慈善により毎年続けられていますね。

                      ≪1.17希望の灯り≫
               

 例年通り、スタート地点三宮西口サンセット通りから下記の写真のように大丸百貨店前を迂回し、ルミナリエ会場入口の浪花町筋まで約1時間かけて、辿り着きましたが、神戸の冬を彩る荘厳な光の芸術作品を見た途端、歩きつかれも吹っ飛びました。その一部撮ってきましたのでぜひご覧ください。

               

 HageOyajiもこの阪神・淡路大震災に遭遇した一人として、毎年『神戸ルミナリエ』には参加し、募金活動を続けております。 

 「ルミナリエ」の語源は、
  イタリア語のIlluminazione Per Feste(祝祭のためのイルミネーション)


 過去のHageOyaji通信:

   第330話≪夢灯す、光の彫刻KOBEルミナリエ≫
   第485話≪2007年度(13回)神戸ルミナリエ(テーマ「光の紀元」)≫

と比較して見てください。


  ◆「フロントーネ」:テーマ「記憶の扉」

       

  ◆「ガレリア」:テーマ「星のかけら」

       

  ◆「スパッリエーラ」:テーマ「光の宝石箱」

       

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第788話≪智恵の創出大会「社会人基礎力育成グランプリ2010」の開催されます≫

2009年12月04日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、高校⇒大学⇒社会人と進みますが、21世紀に向け、ビジネス環境が大きく変化する中、社会で活躍するためには、知識(基礎学力や専門知識)に加え、智恵(新しい価値創出に向けた課題の発見、解決)の創出が一層求められる時代になっています。

 そこで、大学在籍中にこれらをどれだけ養ったかを競う、即ち、全国の大学のゼミ・授業・研究等における「社会人基礎力」の育成・成長の様子について学生チームが発表する「社会人基礎力育成グランプリ2010」を開催されているのを知っていますか?

 経済産業省が主催するこのグランプリは、学生たちが数々の課題を乗り越え、大きな成長を遂げたエピソードから、「社会人基礎力」の育成のために効果的な育成方法や教育的工夫について発表する大会です。

          

 この大会は、「西日本予選大会」と「東日本予選大会」から勝ち抜いてきた大学が「決勝大会」へとコマを進めることができます。

 ◆西日本予選大会(グランキューブ大阪(大阪市北区))
   [日時]12月15日(火)10:30~17:30

 ◆東日本予選大会(すみだ産業会館(東京都墨田区))
   [日時]12月22日(火)10:30~17:30

 ◆決勝大会(読売会館(東京都千代田区))
   [日時]2010年3月5日(金)10:30~17:30

 経済産業省ではこうした能力を「社会人基礎力」と名付けており、3つの能力・12の要素に整理し、その育成や普及に取り組んでいるようです。

 その一環が、全国の学生チームが発表する「社会人基礎力育成グランプリ2010」です。

 どんな大学がエントリーするのか楽しみですね。

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第787話≪先ずは、「VISIT JAPAN Year 2010」ウェブサイトを開設≫

2009年12月02日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、来年度日本は観光立国として外国人旅行者を獲得すべき、先ずは「VISIT JAPAN Year 2010」ウェブサイトを開設しましたね。

                

 日本政府観光局(JNTO)は、「News Release」で国籍別、目的別訪日外国人旅行者数(訪日外客数)、出国日本人数などの統計を毎月発表しています。

 2009年10月推計値、8月暫定値の訪日外客数・出国日本人数では、
     10月:訪日外客数 ⇒ 65万5千人(11.3%減)
     10月:出国日本人 ⇒ 135万9千人(0.4%増) 3ヶ月連続増

 日本政府観光局(JNTO)のホームページを見ますと、最初に

 ≪日本政府観光局(JNTO)は2010年までに訪日外国人旅行者数1000万人を実現します

 と唱っていますが、訪日外客数(総数)は、昨年8月以降15カ月連続の減少が続いており、ここでは、訪日外客数減少の要因を、
 ◆景気低迷による旅行の手控え、円高、韓国でのインフルエンザ流行による旅行の手控えなどが影響
 と、分析しています。

 一方、出国日本人の増加要因を、
 ◆円の高止まりが海外旅行需要を底上げ
 と、捉えています。

 観光庁では、2010年に外部環境が改善した際に確実に外国人旅行者を獲得すべく、また、ビジット・ジャパン・キャンペーンの1つの区切りとして日本全国の機運を盛り上げるべく、2010年を「VISIT JAPAN Year」(VJY)として位置づけ、外国人向け集中キャンペーン(2010年1月~3月、2010年9月~11月)の実施等を行うこととしています。

 ショッピング、文化や食等をテーマに、民間企業等の協力を得て、各種割引・特典の提供、特別イベントを実施する予定であり、情報発信ツールの一つとして、この度、「VISIT JAPAN Year 2010」ウェブサイトを開設したようです。

 来年は外貨獲得、日本を大きくアピールするためにも、「外国人旅行者」が増えることを期待しましょう。

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