HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1375話≪「平成25年度学校基本調査(確定値)の公表」(12/20文部科学省)≫

2013年12月27日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、文部科学省は、昭和23年から毎年「学校基本調査」を実施続けています。

 既にみなさんには下記の「速報値」で配信していますが、最終「確定値」が公表されました。

 第1343話≪「平成25年度学校基本調査(速報値)」から高校に関する実績≫


 今年の「学校基本調査」の確定値の公表を12/20に行っていますので、「平成25年度学校基本調査(確定値)の公表」の中から高等学校に関する部分を抜粋して見ますと、


 ≪調査内容≫

   調査期日:平成25年5月1日現在
   調査対象:幼稚園~大学及び市町村教育委員会
   調査項目:学校数、在学者数、卒業者数、就職者数、進学者数等


 ≪調査結果の主な概要≫

   高等学校の学校数:4,981校
   高等学校の在学者数:332万人(前年度より微減)
   高等学校の教員数:235,062人(女性72,094人⇒30.7%)


 ≪卒業後の状況≫

  「就職率」
   高卒就職率⇒16.9%(前年度0.2ポイント↑)
   大卒就職率⇒67.3%(前年度3.4ポイント↑)

  「高等学校卒業者の進学率」
    「現役」
     大学・短大進学率⇒53.2%(前年度0.4ポイント↓)
     大学(学部)進学率⇒47.4%(前年度0.3%↓)
     専門学校進学率⇒ 17.0%(前年度0.2%↑)

    「過年度卒業者を含む」
     大学・短大進学率⇒55.1%(前年度1.1ポイント↓)
     大学(学部)進学率⇒49.9%(前年度0.9ポイント↓)
     高等教育機関進学率⇒77.9%(前年度1.4ポイント↓)


 ≪被災地3県:岩手県、宮城県、福島県の状況≫

  「高等学校卒業後の状況」
   3県の就職率は、全国の傾向と同様に3年連続で上昇

    岩手県:12,581人
      進学者:67.3%、就職者:29.9%、
    宮城県:20,453人
      進学者:73.0%、就職者:23.1%、 
    福島県:19,067人
      進学者:68.1%、就職者:28.5%、

 詳細は上記をクリックしてお読みください。

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第1374話≪「国立大学改革プラン」を第2期後半3年間を「改革加速期間」として設定し直す≫

2013年12月25日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、平成16年4月から「国立大学法人スタート」を機に、下記の「国立大学改革プラン」を策定し、

  第1期中期目標期間(平成16~21年度)
     新たな法人制度の「始動期」
  第2期中期目標期間(平成22~27年度)
     法人化の長所を生かした改革を本格化
  第3期中期目標期間(平成28年度~)
     持続的な“競争力”を持ち、高い付加価値を生み出す国立大学へ

 進んでいましたが、急激に社会経済状況の変化、第3期に目指す国立大学の在り方などを考慮し、平成25年11月に、第2期中期目標期間(平成27年度まで)の後半3年間を「改革加速期間」として設定し、「ミッションの再定義」で明らかにされる各国立大学の有する強みや特色、社会的役割を踏まえ、以下の観点を中心としてさらに機能の強化に取り組むことになりました。

   ミッションの再定義
    国立大学改革プラン(平成25~27年度)
     自主的・自律的な改善・発展を促す仕組みの構築

 その下地になったのが、下記の二つの「世界大学ランキングの状況」です。

  ◆Times Higher Education 「World University Rankings」(2013年10月発表)
  ◆QS 「World University Rankings」(2013年9月発表)


 その中から、国際関連ランクを抜粋しますと、

 ◆Times Higher Education 「World University Rankings」(2013年10月発表)
  ②国際(外国人教員比率、外国人学生比率等)
   順位(総合評価への寄与度)   7.5%
    1  カリフォルニア工科大学   65.8
    2  オックスフォード大学    90.2
    2  ハーバード大学       66.2
    23  東京大学          29.6
   52  京都大学          27.5
100 ヨーク大学          73.6
   125  東京工業大学        32.1
   144  大阪大学          27.64
   150  東北大学          29.3


 ◆QS 「World University Rankings」(2013年9月発表)
   ⑤外国人教員比率 ⑥留学生比率
   順位(総合評価への寄与度)   ⑤:5% ⑥:5%
    1  マサチューセッツ工科大学 97.6   96.3
    2  ハーバード大学       94.1   85.3
    3   ケンブリッジ大学      95.5   96.0
    32   東京大学         11.1   27.3
    35   京都大学          16.5   22.9
    55   大阪大学         14.9   19.9
    66   東京工業大学       15.0   35.1
    75   東北大学         18.5   21.2
    99   名古屋大学         21.8   28.8


 日本の国立大学は上記の国際関連ランクを上げることにより、「今後10年で世界大学ランキングトップ100に10校ランクイン」を目標に挙げています。

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第1373話≪平成26年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成25年10月末現在)文部科学省公表≫

2013年12月23日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、文部科学省は12/17に「平成26年3月新規高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成25年10月末現在)に関する調査」を報道発表しています。

 この調査の概要は、

 ◆各年度10月末現在、12月末現在、3月末現在、3回の状況を公表
 ◆調査方法は、国立については国立大学法人、公立については各都道府県教育委員会、私立については各都道府県知事部局を通じた調査
 ◆厚生労働省の高校生の就職内定状況調査
  ⇒学校及び公共職業安定所を通して求職している者のみを調査対象
 ◆文部科学省の高校生の就職内定状況調査
  ⇒就職を希望する者全員を対象で、母集団が大きい


 さて、平成25年10月末現在結果の概要は、

  1.就職希望者数・就職内定者数等
    卒業予定者: 約105万7千人、
    就職希望者:約 19万人、
    就職内定者:約 12万2千人、
    就職希望者のうち未内定者:約6万8千人(男子約3万8千人、女子約3万人)

  2.就職内定率(就職内定者の就職希望者に対する割合)
        64.1%(前年同期比 3.2ポイント増)
     
     ・男女別内定率
       男子 66.7%(前年同期比 3.0ポイント増)
       女子 60.4%(前年同期比 3.6ポイント増)

     ・学科別就職内定率(内定率が高い順)
      「工業」(79.7%)、「看護」(74.9%)、「福祉」(69.0%)、
      「商業」(68.4%)、「情報」(68.1%)、「農業」(65.8%)、
      「水産」(65.3%)、「家庭」(63.3%)、「総合学科」(62.4%)、
      「普通」(50.2%)

     ・都道府県別内定率
       内定率が高い県:
        富山県(83.5%)、岐阜県(79.7%)、島根県(77.9%)、
        石川県(76.6%)、三重県(76.6%)
       内定率が低い県:
        沖縄県(29.7%)、北海道(47.3%)、福岡県(52.8%)、
        神奈川県(53.6%)、東京都(55.1%)

     ・日本大震災における被害が甚大な3県
        岩手県 75.2%(前年同期比4.9ポイント増)
        宮城県 62.6%(前年同期比3.5ポイント増)
        福島県 68.8%(前年同期比3.4ポイント増)

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第1372話≪新たな「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」平成26年度100校を指定公募説明会決定≫

2013年12月20日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、下記のHageOyaji通信で文部科学省が新たに「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定公募すること配信しましたね。

 第1320話≪高校生を国際人養成に「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」、即ち「SSH」から「SGH」へ≫

 過去から文部科学省は、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」や「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi)」の指定を行っていましたが、「SSH」は今も毎年、新規指定があり、累計200校を突破していますが、「SELHi」は2007年度の指定(3年間)で累計169校を最後に、指定事業自体が終わり、事実上の打ち切りになっています。

 今までは「英語をどのように身に付けるか?」を追及してきましたが、「身に付けた英語で何をするのか」に移ってきていますね。それが「SGH」です。

 その「SGH」公募説明会開催が以下のように決まりました。

 そして来年度から新たに「SGH」を、即ち、国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高等学校段階から育成するため、グローバルな社会課題を発見・解決できる人材や、グローバルなビジネスで活躍できる人材の育成に関する研究開発を行う高等学校、及び中高一貫教育校を指定し、国内の大学を中心に企業、国際機関等との連携による質の高いカリキュラムの開発・実践やその体制整備を支援することです。

 支援対象学校を国公私立高等学校及び中高一貫教育校(中等教育学校、併設型及び連携型中学校・高等学校)の中から平成26年度100校を指定する予定で、既に平成26年度の概算要求額29億円を新規に申請し、将来に向け、国際機関職員、社会起業家、グローバル企業の経営者、政治家、世界的な人文・社会科学の研究者、大学教員等の輩出を目指します。

 その「目的」「事業概要」は下記の通りです。

  ◆目的:急速にグローバル化が加速する現状を踏まえ、語学力とともに、幅広い教養、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来的に政治、経済、法律、学術等の分野において国際的に活躍できるグローバル・リーダーを、高等学校段階から育成する。

  ◆事業概要:国際化を進める国内外の大学や企業、国際機関等と連携を図り、外国語(特に英語)を使う機会の飛躍的増加、先進的な人文科学・社会科学分野の教育の重点化等に取り組む高等学校等を「スーパーグローバルハイスクール」に指定し、質の高いカリキュラムの開発・実践やその体制整備を支援。


  「平成26年度スーパーグローバルハイスクール公募説明会」について

   1. 日時:平成26年1月14日(火曜日) 14時~16時
   2. 会場:三田共用会議所講堂
   3. 日程:
      13時~14時 受付
      14時~16時 SGH事業に関する説明
     (事業内容,公募,経費について等)及び質疑応答
   4. 参加対象:
     平成26年度にSGH指定を希望する学校・管理機関の関係者

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第1371話≪海外大学進学コースを開設した高校「新潟県立国際情報高等学校(愛称KJ)」とは≫

2013年12月18日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、「海外大学進学コース」を設置し、世界を舞台に活躍できる生徒の育成と高校教育そのもののグローバル化を目指すユニークな高校が話題になっていますね。

 その高校とは新潟県南魚沼市に存在する「新潟県立国際情報高等学校」であります。

 「新潟県立国際情報高等学校」の歴史は、

  ◆1992年 ⇒ 新潟県立国際情報高等学校として開校
  ◆1993年 ⇒ アメリカ、イリノイ州エヴァンストン市の学校と姉妹校提携
  ◆2004年 ⇒ オーストラリア、南オーストラリア州アデレード市の学校と姉妹校提携
  ◆2011年 ⇒ 創立20周年記念式典
  ◆2013年 ⇒ 海外大学進学コース開設。

 新潟県の大学進学率は全国平均を下回り、その対策の一つとして新たなモデルとなったのが、この「新潟県立国際情報高等学校」のようです。

 「新潟県立国際情報高等学校」の教訓は「学ぶ青春 意気高く」で、学科は「国際文化科、情報科学科」です。基本的なカリキュラムは普通科とほぼ同様ですが、設置名目上は専門教科「英語」を中心に履修する「国際文化科」と、専門教科「理数」を中心に履修する「情報科学科」です。


 最近、リクルート進学総研からも「先進校WEB視察」として取り上げられていますので、併せてお読みください。その中身は、公立高校において画期的なコースを設置した平田校長先生が紹介する≪2013年度より「海外大学進学コース」を設置≫の開設準備、実践内容などが記載されていますよ。

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第1370話≪文部科学省から「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」案が公表≫

2013年12月16日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、「英語」の能力を高める対策がここ数年話題に取り上げられてきましたね。

 やっと、文部科学省は12/13に「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」を公表しました。

 初等中等教育段階からのグローバル化に対応した教育環境作りを進め、小中高等学校を通じた英語教育改革を計画的に進めるための「英語教育改革実施計画」なのです。


 その目的は、

 「初等中等教育段階からグローバル化に対応した教育環境づくりを進めるため、小学校における英語教育の拡充強化、中・高等学校における英語教育の高度化など、小・中・高等学校を通じた英語教育全体の抜本的充実を図る」

 ことです。

 そして、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、新たな英語教育が本格展開できるように、本計画に基づき体制整備等を含め2014年度から逐次改革を推進するとのことです。

 先月、東京の羽田空港で行われた留学促進キャンペーン「トビタテ! 留学JAPAN」のイベントで、下村文部科学大臣が「2020年には2,000万人の外国人に来てもらい、日本の子どもたちは日本語と同じように英語を普通にしゃべれておかしくない時代が、7年間であっという間に来る」と述べられています。

 詳細は、「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」をクリックしてお読みください。

 その中から、高等学校に関する部分を抜粋しますと、

 「高等学校」
  ・幅広い話題について抽象的な内容を理解できる、英語話者とある程度流暢にやりとりができる能力を養う
  ・授業を英語で行うとともに、言語活動を高度化(発表、討論、交渉等)

 「高等学校における指導体制強化」
  ・高等学校英語教育推進リーダーの養成
  ・高等学校英語科教員の指導力向上
  ・外部検定試験を活用し、県等ごとの教員の英語力の達成状況を定期的に検証
 ※全ての英語科教員について、英検準1級、TOEFL iBT 80点程度等以上の英語力を確保


 そして、最終的には、高校卒業段階で英検2級~準1級、TOEFL iBT57点程度以上等のランクを目指すとしています。更に、外部検定試験を活用して生徒の英語力を検証するとともに、大学入試においても4技能を測定可能な英検、TOEFL等の資格・検定試験等の活用の普及・拡大を視野に入れ動こうとしています。

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第1369話≪「第15回エコプロダクツ展2013」の中で、『「環境」就職・進路相談会』があります≫

2013年12月13日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、国内最大級の環境展示会「エコプロダクツ2013」が昨日から始まっています。

   ◆日時:12月12日(木)~14日(土)  10:00~18:00
        但し、最終日は17:00まで<事前登録制:無料>

   ◆場所:東京ビッグサイト(東京・江東区)


 1999年から開催している「エコプロダクツ展」も今年で15回目となり、今年の出展規模750社・団体/1,750小間(2012年度出展実績: 711社・団体/1,735小間))と毎年規模が拡大しています。

 更に今年の来場者見込は、185,000人(2012年度来場実績:178,501人)と予想しています。

 「エコプロダクツ展」の目的は、地球環境問題を解決し持続可能な社会を実現するために、環境立国日本の「企業」と「市民」の力を結集して、日本から世界へ、そして未来へ向け、新たな環境価値を発信する役割なのです。

          


 特に「テーマゾーン」は下記の通り拡大しています。

   ◆スマート&グリーン 新たなエネルギーが拓く日本の未来
   ◆ニッポン・エコビジネス
   ◆森林からはじまるエコライフ展2013
   ◆水でつながる森・川・海エリア
   ◆NPO・NGO/大学・教育機関コーナー
   ◆生物多様性ゾーン
   ◆会場装飾の木質化
   ◆「環境未来都市」構想ゾーン
   ◆バイオプラスチックパビリオン
   ◆エコビジネス特区
   ◆商工会議所エコビジネススクエア
   ◆環境ビジネスフォーラム
   ◆eco japan cup & REVIVE JAPAN CUP
   ◆エコラボレーションプラザ
   ◆環境に配慮した「食」を楽しむ
   ◆グリーンストアーズ
   ◆環境コミュニケーションスクール
   ◆自転車Eco学園
   ◆エコプロ ゴミゼロ大作戦
   ◆エコカー乗車体験
   ◆「環境」就職・進路相談会
   ◆日経コーナー
   ◆エコツアー

 この「テーマゾーン」の中で見逃せないのは≪「環境」就職・進路相談会≫です。12/14の土曜日には第1部、第2部と相談会が開催されますので、ぜひ興味が湧いた方は参加しては如何でしょうか?

 詳細は上記をクリックしてお読みください。

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第1368話≪2012年度実施「OECD生徒の学習到達度調査(PISA)」分析結果≫

2013年12月11日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、2000年に始まった3年に1回行われているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査に関し、国立教育政策研究所が文部科学省と共同で取りまとめた結果を12/3行っています。


 調査の概要は、

 ◆参加国が共同で国際的に開発し、実施している15歳児を対象とする学習到達調査

 ◆読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシー、の3分野について調査

 ◆過去の参加国:

    ・2000年調査参加国 32カ国

    ・2003年調査参加国 41カ国

    ・2006年調査参加国 57カ国

    ・2009年調査参加国 65カ国

    ・2012年調査参加国 65カ国

 ◆国際的な調査の実施・調整は、オーストラリア教育研究所を中心とする国際コンソーシアムが行い、テスト問題及び質問紙調査項目の開発、調査の実施・調整、データの収集、結果の分析などを担当。

   日本では、国際コンソーシアムのメンバーである国立教育政策研究所を中心に、文部科学省と連携し調査。


 下記に国立教育政策研究所が纏めた「OECD生徒の学習到達度調査(PISA2012)のポイント」を抜粋しておきましょう。詳細はクリックしてお読みください。


  ◆数学的リテラシー、読解力、科学的リテラシーの3分野すべてにおいて、平均得点が比較可能な調査回以降、最も高くなっている。また習熟度レベル別でも、2009年調査から引き続き、レベル1以下の下位層の割合
が減少し、レベル5以上の上位層の割合が増加している。

    ・数学的リテラシーは、平均得点が低下した2006年に比べ、有意に上昇

    ・読解力は2009年に引き続き、平均得点が有意に上昇

    ・科学的リテラシーは比較可能な2006年に比べ、平均得点が有意に上昇

    ・数学に対する興味・関心を持つ生徒や数学の有用性を感じる生徒の割合は、2003年に比べると有意に増加



 OECD参加国(34カ国)の中で見ますと、

    ・数学的リテラシー ⇒ 日本第2位

    ・読解力 ⇒ 日本第1位

    ・科学的リテラシー ⇒ 日本第1位


 しかし、全参加国(65カ国)の中で見ますと、

    ・数学的リテラシー ⇒ 日本第7位
      (参考:2000年第1位、2003年第6位、2006年第10位、2009年第7位)

    ・読解力 ⇒ 日本第4位
      (参考:2000年第8位、2003年第14位、2006年第15位、2009年第8位)

    ・科学的リテラシー ⇒ 日本第4位
      (参考:2000年第2位、2003年第2位、2006年第6位、2009年第5位)

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第1367話≪「第19回神戸ルミナリエ」今年の作品テーマは「光の記憶-Memoria della Luce-」≫

2013年12月09日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、阪神淡路大震災の年末に始まった「神戸ルミナリエ」も今年で第19回目を迎えています。

 平成7年1月17日早朝に起こった阪神淡路大震災の犠牲者への鎮魂の意を込めると共に、神戸の街の復興・再生への夢と希望を託して始まったのが「神戸ルミナリエ」です。

 「1・17 希望の灯り」碑には下記の通り、彫りこまれています。

        

 先ず、今年も神戸三ノ宮駅を降りますと、

        

 迎えてくれます。


 光の回廊「ガレリア」、光の壁掛け「スパッリエーラ」で構成されています。

      

 今年も又、東遊園地南側の噴水広場では「絆と交流のゾーン」があり「神戸ルミナリエ」と「東日本大震災」などの災害によって被災した地域との『絆』と『交流』を深める行事として災害時の写真などテント内で開催し、≪光の記憶≫を実施されていました。

        

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第1366話≪日本での「ユネスコスクール」は647校(H25/10現在)その中の高等学校は93校≫

2013年12月06日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、「ユネスコスクール」に関する話題を下記で連絡していましたが、

 ◆第1304話≪ユネスコスクール世界大会・「Student(高校生)フォーラム in Okayama」参加募集≫

 ◆第1319話≪ユネスコスクール世界大会・「Student(高校生)フォーラム in Okayama」選考結果≫

 「ESD」(Education for Sustainable Development)を「持続発展教育」などと訳していましたが、今回「ESD」の訳を政府は平成26年11月、愛知県名古屋市及び岡山市において、日本政府とユネスコの共催のユネスコ世界会議に向け、「持続可能な開発のための教育」と統一することになりました。

 今までは、「ESD」の訳語を、「持続可能な発展のための教育」とか「持続発展教育」などとしていたのを上記に統一したのです。

 来年11月に日本で「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」が開催されますが、この会議は、「国連持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」の最終年に開催される節目の会議であり、これまでの10年間を総括し、今後のESD の推進方策を検討する重要なものなのです。


 「国連持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」は、2002年の第57回国連総会において、日本の提案が採択されたものであり、この10年間、ユネスコと協働して、積極的にESD の推進に努めてきました。

 その中で、日本は「ESD 」の概念に基づいた教育活動の推進、「ユネスコスクール」に努力をしてきました。

 その結果、平成20年は78校でしたが、今年(平成25年)10月現在647校まで増加しております。この647校数は、ユネスコ加盟国中で最多であります。その中で、中高一貫校で36校、高等学校で93校です。

 しかし、我が国の学校段階別学校総数に占める割合でみると、わずか、小学校1.6%、中学校1.4%、高等学校1.9%です。

 又もう一つ大きな問題点は、「ユネスコスクール」存在しない県が未だ4県あります。

 「ユネスコスクール」は、1953年、ASPnet(Associated Schools Project Network)として、ユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践するため、国際理解教育の実験的な試みを比較研究し、その調整をはかる共同体として発足しました。

 今年、2013年は60周年を迎えます。世界180カ国で約9,000 校がASPnetに加盟して活動しています。日本国内では、2013年10月現在、647校がネットワークに参加しています。

 日本では、ASPnetへの加盟が承認された学校を、「ユネスコスクール」と呼んでいます。



 現在参加されています、高等学校は以下の「93校」です。

 ◆北海道・東北地区(15)
 (北海道 9)
   市立札幌大通高等学校
   北海道遠軽高等学校
   北海道清里高等学校
   北海道斜里高等学校
   海星学院高等学校
   北海道礼文高等学校
   北海道羅臼高等学校
   札幌山の手高等学校
   北海道留辺蘂高等学校

 (岩手県 1)
   盛岡中央高等学校

 (宮城県 2)
   宮城県気仙沼高等学校
   宮城県気仙沼西高等学校

 (秋田県 2)
   秋田市立秋田商業高等学校
   明桜高等学校

 (福島県 1)
   福島県立安達高等学校


 ◆関東地区(17)
 (埼玉県 2)
   筑波大学附属坂戸高等学校
   国際学院高等学校

 (千葉県 7)
   千葉県立市川昴高等学校
   市原中央高等学校
   千葉県立佐倉南高等学校
   千葉県立流山おおたかの森高等学校
   千葉県立千葉東高等学校
   千葉県立国分高等学校
   千葉黎明高等学校

 (東京都 6)
   渋谷教育学園渋谷高等学校
   筑波大学附属駒場高等学校
   東京都立三田高等学校
   八王子学園八王子高等学校
   聖心女子学院高等科
   東京都立杉並総合高等学校

 (神奈川県 2)
   神奈川県立有馬高等学校
   慶應義塾高等学校


 ◆北陸地区(2)
 (富山県 1)
   富山国際大学付属高等学校

 (福井県 1)
   福井工業大学附属福井高等学校


 ◆中部地区(8)
 (新潟県 1)
   新潟県立国際情報高等学校

 (岐阜県 1)
   岐阜聖徳学園高等学校

 (静岡県 1)
   静岡県立伊豆総合高等学校

 (愛知県 5)
   中部大学第一高等学校
   愛知県立豊田東高等学校
   愛知県立千種高等学校
   愛知県立刈谷高等学校
   名古屋市立山田高等学校


 ◆近畿地区(22)
 (三重県 1)
   三重県立木本高等学校

 (京都府 2)
   京都外大西高等学校
   京都市立紫野高等学校

 (大阪府 14)
   大阪府立北淀高等学校
   大阪府立住吉高等学校
   明浄学院高等学校
   大阪教育大学附属高等学校池田校舎
   大阪府立佐野高等学校
   大阪府立長野高等学校
   羽衣学園高等学校
   大阪府立能勢高等学校
   大阪府立枚方高等学校
   大阪府立松原高等学校
   大阪府立西淀川高等学校
   大阪府立北摂つばさ高等学校
   大阪府立富田林高等学校
   大阪府立市岡高等学校

 (兵庫県 2)
   神戸市立葺合高等学校
   兵庫県立三木北高等学校

 (奈良県 1)
   奈良県立法隆寺国際高等学校

 (和歌山県 2)
   和歌山県立串本古座高等学校
   和歌山県立星林高等学校


 ◆中国・四国地区(25)
  (島根県 1)
   島根県立島根中央高等学校

 (岡山県 6)
   岡山県立岡山一宮高等学校
   岡山学芸館高等学校
   岡山龍谷高等学校
   岡山県立矢掛高等学校
   岡山県立和気閑谷高等学校
   岡山県美作高等学校

 (広島県 13)
   広島大学附属高等学校
   広島県立広島国泰寺高等学校
   広島県立広島井口高等学校
   山陽高等学校
   広島県立尾道北高等学校
   広島県立呉三津田高等学校
   山陽女学園高等部
   広島県立福山誠之館高等学校
   広島県立安芸府中高等学校
   如水館高等学校
   広島県立三次高等学校
   広島県立府中高等学校
   広島県立賀茂高等学校

 (徳島県 1)
   徳島県立徳島科学技術高等学校

 (香川県 2)
   香川県立高松桜井高等学校
   香川県立観音寺中央高等学校

 (愛媛県 2)
   愛媛県立新居浜南高等学校
   愛媛県立新居浜東高等学校


 ◆九州地区(4)
 (福岡県 4)
   福岡県立城南高等学校
   福岡県立ひびき高等学校
   福岡県立武蔵台高等学校
   福岡県立香住丘高等学校

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第1365話≪「雪崩災害」(表層雪崩と全層雪崩)に合わないために注意したいポイント≫

2013年12月04日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、国土交通省はこれからの時期に起きやすい「雪崩」に関し、「雪崩防災ホームページ」を立ち上げて注意喚起をしています。

 日本全国には、雪崩危険箇所が2万箇所以上あり、毎年のように雪崩災害が発生しており、「雪崩災害に合わないための注意ポイント」としては以下の3点を上げています。
 
  ◆「雪崩」は1月から2月の厳冬期や気温の高くなる春先に多く発生
  ◆「雪崩」の発生しやすい場所は、30度以上の急な斜面で木がまばらにしか生えていない場所で多く発生、又低い木でも発生
  ◆雪崩の前兆現象は、雪庇(張り出した雪のかたまり)やクラック(裂け目)、雪しわなどです。前兆現象に気づいたら、絶対に近づかず、すぐに自治体の防災担当に連絡




 「雪崩」とは
 
  山腹に積もった雪が重力の作用によって斜面を崩れ落ちることをいい、すべり面の違いと時期により、雪崩には厳冬期に多く起きる「表層雪崩」と、春先に多く起きる「全層雪崩」があります。

 特に「表層雪崩」は、速度が速く破壊力が強大で被害範囲も広くなります。
雪崩は、すべり面の違いによって表層雪崩と全層雪崩に分けられています。
 豪雪地域には日本全国の人口の2割近くにあたる人々が生活を営んでいますが、集落を対象とした雪崩の危険箇所(人家5戸以上等)は全国に20,501箇所もあります。こうした危険箇所に対して雪崩対策事業が行われています。

  ◆「表層雪崩」
    ・表層雪崩のスピード時速100~200km
    ・すべり面が積雪内部にあり、気温が低く、降雪が続く時期、
     (即ち1、2月頃の厳寒期に多く発生)
    ・大規模なものは巨大な雪煙を伴い、山麓から数kmに達する
    ・速度が速く破壊力が強大で被害範囲も広い

  ◆「全層雪崩」
    ・全層雪崩のスピード時速40~80km
    ・すべり面が地表面にあり、春先の融雪期など気温が上昇した時に多く発生。
    ・斜面上の固くて重たい雪が流れるようにすべり落ちるものです。

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第1364話≪AIMS(ASEAN International Mobility for Students Programme)プログラムとは≫

2013年12月02日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、「AIMS(ASEAN International Mobility for Students Programme)プログラム」という言葉を聞いたことがありますか?

 2010年に開始した、マレーシアとインドネシアとタイの各国政府共同による学生交流支援事業で、2015年までの「ASEAN共同体」に資する学生交流メカニズムの開発、国にとどまらず国際的な視野をもった大学の育成・人材の輩出を目的とするプログラムが始まりです。「AIMS(ASEAN International Mobility for Students Programme)プログラム」です。

 2012年には4番目の参加国としてベトナムが加わり、「AIMS(ASEAN International Mobility for Students Programme)プログラム」に名称変更され、今年、2013年には、フィリピンおよびブルネイが加わり、日本も参加することとなったのです。

 

 平成25年度「大学の世界展開力強化事業~海外との戦略的高等教育連携支援~AIMSプログラム」について、日本での大学での採択事業を決定しています。
 採択事業は、平成25年6月10日に各国公私立大学長宛に公募通知を行い、7月31日に公募を締め切り、25件[34校]の申請を受理後、審査部会において書面審査及びヒアリング審査を実施し、大学の世界展開力強化事業プログラム委員会で7件[11校](採択率約28.0%)で決定しています。

 下記にその採択事業を抜粋しておきます。

    ◆北海道大学(東京大学、酪農学園大学)
      「日本とタイの獣医学教育連携:アジアの健全な発展のために」

    ◆筑波大学
      「アセアン横断型グローバル課題挑戦的教育プログラム」

    ◆東京農工大学(茨木大学、首都東京大学)
      「ASEAN発、環境に配慮した食料供給・技術革新・地域づくりを担う次世代人材養成」

    ◆広島大学
      「アジアの共同経済発展と信頼関係の確立による平和構築に貢献する中核人財教育プログラム」

    ◆上智大学
      「多様性の調和を目指す学融合型の人間開発教育プログラム」

    ◆早稲田大学
      「AIMS7 多言語・多文化共生プログラム」

    ◆立命館大学
      「国際PBLによるイノベータ育成プログラム」

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