HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第632話≪平成20年度第13回「新エネ大賞」決定、12/8に表彰式≫

2008年11月28日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、毎年行っている「新エネ大賞」を知っておりますか?

 経済産業省は、新エネルギーの普及促進を図ることを目的として、
  平成8年度に「21世紀型新エネルギー機器等表彰」(新エネバンガード21)
  平成12年度から、「新エネ大賞」に変更

 即ち、下記の目的でこれまでの12年間に合計137件の優れた製品や取り組みを表彰してきました。
   ・新エネルギー等に係る機器の開発
   ・サービスの提供
   ・設備の導入
   ・普及啓発の取組

 今年も広く公募し、応募46件の中から、審査委員会の審査により経済産業大臣賞1件、資源エネルギー庁長官賞2件などが決定しました。

  ◆経済産業大臣賞1件
   ・木質バイオマスで4工場に熱・電供給(優秀導入活動法人部門)
    「受賞者」津別単板共同組合
    「受賞内容」
     地元の林業と協調しながら木材資源の造林・育林・利用で地産地消型資源サイクルを実行し、100%国産植林木で単板・合板を製造。工場端材(7万ton/年)を木質燃料とするバイオマスコージェネレーション設備導入により産業廃棄物及び化石燃料(原油換算2.4万kl/年)を削減し、工場の熱・電気エネルギーの、ほぼ全量を供給。平成19年度実績で69,000tのCO2削減を実現。

  ◆資源エネルギー庁長官賞2件
   ・東部スラッジプラント汚泥炭化事業
     (優秀導入活動地方公共団体部門)
    「受賞者」東京都下水道局
   ・グリーン電力証書の導入量拡大と証書システムと連動した森林保全活動の取組み
     (優秀グリーンエネルギー導入活動部門)
    「受賞者」ソニー株式会社

  ◆新エネルギー財団会長賞5件
   ・CO2 オフ住宅
     (優秀製品部門)
    「受賞者」積水ハウス株式会社
   ・郡山布引高原風力発電所
     (優秀導入活動法人部門)
    「受賞者」電源開発株式会社
   ・沼田式雪山センタープロジェクト
     (優秀導入活動地方公共団体部門)
    「受賞者」北海道雨竜郡沼田町
   ・―最北端から最先端へ― 新エネルギーの活用モデルとなる地球に優しいまちづくり
     (優秀普及啓発活動部門)
    「受賞者」稚内新エネルギー研究会
   ・― 目指せエコの赤い羽根― 旅から始まるカーボンオフセット(GREENSHOES ブランド)
     (優秀グリーンエネルギー導入活動部門)
    「受賞者」株式会社JTB関東

  ◆審査委員長特別賞1件
   ・子供たちの未来に希望を、自治体との協働を中心にした環境教育、普及啓発活動
     (優秀普及啓発活動部門)
    「受賞者」特定非営利活動法人おかやまエネルギーの未来を考える会

 尚、表彰式は、下記に開催される「新エネルギーシンポジウム」の中で行われる予定。
   日時:平成20年12月8日(月) 13:30~17:00
   場所:東京国際フォーラムホールB7(表彰式は14:30~15:00を予定)

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第631話≪日本各地で実践されている「クラフトマン21」とは≫

2008年11月26日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、文部科学省と経済産業省は2007年度から3カ年計画で、「ものづくり人材育成のための専門高校・地域産業連携事業」を行っております。

 経済産業省側の正式名称⇒「中小企業ものづくり人材育成事業(工業高校等実践教育導入事業)

 文部科学省側の正式名称⇒「地域産業の担い手育成プロジェクト

  (文科省側の事業の通称が「クラフトマン21」)

 その【背景】は、
 ◆団塊の世代が大量退職時期を迎える「2007年問題」や若者のものづくり離れが深刻化する中で、技術の継承や地域産業を支える人材の育成に対応。
 ◆産業社会の技術革新が急速に進む中、社会の変化に対応した産業教育の充実に対応。

 その【事業のポイント】は、
 ◆より充実した企業実習や企業技術者等による学校での実践的指導により、専門高校生の実践技術力の向上が期待されます。
 ◆教員の企業研修により、教員の技術力・指導力の向上が期待されます。
 ◆地域において、教育部局と商工部局の連携をはじめとして、関連機関の連携・協力体制の構築が期待されます。

 40件の応募の中から23件が採択し、この事業は、経済産業省と文部科学省が共同で進める事業であり、文部科学省は主に学校側に係る経費を、経済産業省は主に企業側に係る経費を負担しています。


 その中で、採択された宮城県「クラフトマン21」(地域産業の中核となる統合力を持った産業人材育成推進事業)を覗いてみますと、実践的な技能と課題解決力を併せ持つ「統合力」を持つ人材の養成に向け、ものづくり現場研修のほかに、社会人基礎力の養成や課題解決型学習の推進などを組み込んだ人材育成プログラムを実施しています。

 宮城県教育委員会と社団法人みやぎ工業会は中小企業へ即戦力育成を目的として工業高校への講師派遣や生徒の企業研修などの取り組み支援を行っております。


 みやぎ産業人材育成プラットフォームが支援している人材育成に関するプロジェクトは、

   ◆クラフトマン21
   ◆理科支援員等配置事業・社会人講師活用型教育支援プロジェクト
   ◆自動車関連産業及び高度電子機械産業向け人材育成

宮城県では、(社)みやぎ工業会及び宮城県教育委員会が実施機関となり,県内の4つの工業高校等(宮城県工業高等学校、宮城県石巻工業高等学校、宮城県気仙沼向洋高等学校、仙台工業高等学校)と産業界と密接な協力関係のもと、ものづくりを志向する人材の確保と『統合力』を持つ人材の養成に取り組んでいます。

               

 特に宮城県はトヨタ自動車系列の自動車産業の誘致に成功しており、若者のものづくり離れが深刻化する中で、技術の継承や地域産業を支える人材の育成に対応しなければなりません。

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第630話≪「今年のロボット」大賞2008優秀賞8件発表、12/18に「今年のロボット」大賞決定≫

2008年11月24日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、経済産業省がは、2006年度からロボット産業を、世界をリードする新産業の一つに成長させるため、共催機関と協力し、民間の研究開発とロボット技術の活用を促進し、市場創出を推進するための表彰制度「今年のロボット」大賞を実施しています。

 今年は、応募のあった65件の中から、審査委員会の審査により、今年活躍し、将来の市場創出への貢献度や期待度が高いロボット8件が優秀賞に11月21日に発表しております。
  (「今年のロボット」大賞2008応募期間は、2007年年9月~2008年8月)

 この「ロボット大賞」制度は、「ロボット」を「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの技術要素を有する、知能化した機械システム」と定義し、以下の各部門に属するロボット(又は部品・ソフトウェア)を対象です。

    ◆サービスロボット部門
     オフィス、家庭、公共空間などで各種サービスを行うロボット
    ◆産業用ロボット部門
     工場などの生産現場で製造の一部を担うロボット
    ◆公共・フロンティアロボット部門
     災害時の生存者探索、災害復旧、宇宙・深海調査など特殊な環境で働くロボット
    ◆部品・ソフトウェア部門
     ロボットの一部を構成する部品又はソフトウェア

 「今年のロボット」大賞2008応募件数は、
      ◆サービスロボット部門:2008年度応募⇒44件
      ◆産業用ロボット部門:2008年度応募⇒5件
      ◆公共・フロンティアロボット部門:2008年度応募⇒4件
      ◆部品・ソフトウェア部門:2008年度応募⇒12件

  そして、今年の「優秀賞」は、
      ◆サービスロボット部門=4件
       ・Omnibot17μ i-sobot
        (オムニボットワンセブンミューアイソボット)
         株式会社タカラトミー
       ・自動ページめくり器「ブックタイム」
         株式会社西澤電機計器製作所
       ・食の安心・安全に貢献する田植えロボット
         独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター
       ・ロボットを活用したエンジニア育成ソリューションZMP e-nuvo シリーズ
         株式会社ゼットエムピー

      ◆産業用ロボット部門=2件
       ・組込型ロボットXR-G シリーズ
         株式会社デンソーウェーブ
       ・第10世代液晶ガラス基板搬送ロボットMOTOMAN-CDL3000D
         株式会社安川電機

      ◆公共・フロンティアロボット部門=1件
       ・能動スコープカメラ
         東北大学、国際レスキューシステム研究機構

      ◆部品・ソフトウェア部門=1件
       ・超小型MEMS3軸触覚センサーチップ
         東京大学、パナソニック株式会社


 以上の、将来の市場創出への貢献度や期待度が高いロボットが優秀賞として8件決定し、12月18日の表彰式で優秀賞の中から、
    ・「今年のロボット」大賞(経済産業大臣賞)1件
    ・最優秀中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)1件
    ・日本機械工業連合会会長賞1件
    ・中小企業基盤整備機構理事長賞1件
 が決まります。

 ものづくり、特にロボットに興味のあるみなさん、≪「今年のロボット」大賞2008優秀賞の発表について≫をクリックし、優秀賞のロボットを確認してください。

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第629話≪2007年度の温室効果ガスの国内排出量(速報値)前年度比2.3%増加≫

2008年11月21日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、地球温暖化防止のために、CO2など温室効果ガスの排出削減を義務づけた京都議定書を覚えておりますね。これに基づいて、日本は1990年を基準年(CO2、CH4、N2Oは1990年、HFCs、PFCs、SF6は1995年)として、今年の2008年から2012年の5年間に6%の削減を約束しております。

 この京都議定書「京都メカニズム」は、3つのシステムがあり、
  ◆余った排出量を国家間で売買する排出権取引
  ◆先進国同士が共同で排出量の削減を行う共同実施
  ◆先進国が途上国を援助して排出量を削減するクリーン開発メカニズム(CDM)
 で、温室効果ガス削減をより柔軟に行うための経済的なメカニズムです。

 さて、環境省は11月12日に、「2007年度(平成19年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について(お知らせ)」で下記の要約を発表しております。

   ◆2007 年度の温室効果ガスの総排出量は、13 億7,100 万トン
   ◆京都議定書の規定による基準年の総排出量と比較し、総排出量としては8.7%上回っている
   ◆前年度の総排出量と比べると、総排出量としては2.3%増加
               
 環境省ではこの要因を、
 「増加の主な原因は、新潟県中越沖地震の影響で原子力発電所の稼働率が低下し、火力発電で代替したことで二酸化炭素(CO2)の排出量が増えたこと」
 と説明し、京都議定書が定めた1990年度比6%削減という目標の達成に向けて、温暖化対策を原子力発電所に頼っていることが鮮明に浮かび上がっております。

 主な業界のCO2排出量

      2007年度排出量 電力消費に伴う排出量  2006年度比 基準年比
  産業  4億7600万㌧   1億5900万㌧        3.6%↑   1.3%↓
  運輸  2億4900万㌧     800万㌧         1.6%↓   14.6%↑
  業務  2億3300万㌧   1億4300万㌧        1.2%↑   41.7%↑
  家庭  1億8000万㌧   1億1700万㌧        8.4%↑   41.1%↑

 この各部門の中でも、業務(オフイスビル、店舗)や家庭でのCO2排出量を下げなければなりませんね。


 今回の発表では、2年ぶりの増加で排出量は過去最大、京都議定書の基準年(原則1990年度比)からは8.7%上回っております。



 日本は、京都議定書では、

  ◆第一約束期間の2008―2012年度の5年間
  ◆平均排出量を基準年の12億6100万トンから6%削減する目標
  ◆森林吸収対策で3.8%減、
  ◆京都メカニズムによる排出枠の購入で1.6%減

 を確保することになっており実質的な削減目標は0.6%でありますが、2007年度の排出量の13億7100万トンと比べれば9.3%の削減量が必要になる計算となり、目標達成は厳しい状況です。
 
 2007年度の排出量の増加は、地震で原子力発電所の利用が減るとともに渇水で水力発電所の電力量も減ったことで、火力発電所の運転量が増えてエネルギー効率が悪化したことが大きいです。

 しかし、環境省は、電力業界がエネルギー効率を目標どおりに改善(9.3%のかなりの部分は電力業界の努力で削減できる)できれば、2007年度の排出量から必要な削減量が1.1%に圧縮されるとの試算も公表しています。

 環境省は、9.3%のかなりの部分は電力業界の努力で削減できるとしている。

                
                (11/13付朝日新聞作成)

 原子力発電所の稼働率で、2007年度の新潟県中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原子力発電所などで運転停止が続き、60.7%にとどまったので、例えば、稼働率が最も高かった1998年度の84.2%であれば、2007年度の排出量を5%下げられたという・・・・・が、 原子力発電所の安全性に対する要請は高まっており、すぐに稼働率を大幅に上げられる見通しはないですね。

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第628話≪「2008年世界の人口(67億4970万人)中、日本は第10位≫

2008年11月19日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、国連人口基金(UNFPA)を知っていますか?

 国連人口基金(UNFPA)は、世界の人々が健康な生活を送り、平等な機会を享受できる世界を実現するために活動する国連機関なのです。

 本部はニューヨークにあり、国連人口基金が創設は1969年。最初は「国連人口活動基金」と呼ばれていたが、後に国連開発計画(UNDP)の一部門となり、国際社会で人口問題対策の重要性が認識され、活動範囲が拡大したため、1972年に独立した国連機関となる。「人口問題」の専門的開発機関として、主に開発途上国の持続可能な開発を支援しています。

 日本には、国連人口基金東京事務所 [United Nations Population Fund - Tokyo Office]があります。

 上記のホームページには「UNFPA活動理念」が掲載されていますので、抜粋しますと、

   国連人口基金は、
     貧困を減らし、
     望まれない妊娠をなくし、
     すべての出産が安全に行われ、
     すべての若者がHIV/エイズの脅威にさらされることなく生活し、
     すべての女性と少女が尊重され、尊厳ある人生を送ることができるよう、

  人口統計データを用いながら、様々な国の政策を支援しています。

 この国連人口基金(UNFPA)は、11月12日に世界同時に「2008年世界人口白書」を発表しております。

 それによると、世界人口は≪67億4970万人≫で昨年調査より1億3380万人増加、5年前に比較すると4億4820万人増えています。

        人口の多い国ベスト10
   1位  中国     13億3630万人(5年前と比較し、3210万人増加)
   2位  インド    11億8620万人(5年前と比較し、1億2070万人増加)
   3位  米国      3億 880万人
   4位  インドネシア  2億3430万人
   5位  ブラジル    1億9420万人
   6位  パキスタン   1億6700万人
   7位  バングラデシュ 1億6130万人
   8位  ナイジェリア  1億5150万人
   9位  ロシア     1億4180万人
   10位  日本      1億2790万人(5年前と比較し、ほぼ横這い)

 国連人口基金は人口の増加は今後も止まらず、2050年には91億9130万人と予測しています。

 多くの先進国(米国、英国、フランス)は増加する見込みですが、日本の2050年の予測は1億250万人と減少予測が出されています。

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第627話≪環境省が主催する「環境関連シンポジウム開催」2題≫

2008年11月17日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、環境省が主催する環境関連のシンポジウム2題を紹介しましょう。

 その一つは、
 平成20年12月9日開催「感覚環境のまちづくりシンポジウム」
 もう一つは、
 平成20年12月21日開催「環境省エコインターンシップ シンポジウム2008」
 です。

 ◆「感覚環境のまちづくりシンポジウム」
  とは、より良い感覚環境(かおり、音、光、熱といった人間が感覚を通じて感じる環境)の形成を推進することを目的とし、地域社会により良い感覚環境を組み込むための考え方や先進的な取組事例などを紹介。
  日時:平成20年12月9日(火)18:00~20:35(17:00受付開始)
  会場:千代田放送会館(東京都千代田区紀尾井町1-1)
  主催:環境省
  共催:(社)日本アロマ環境協会
  協力:(社)におい・かおり環境協会、(社)騒音制御工学会、(社)国際環境研究協会
  内容:○環境にやさしい光のまちづくり
     ○感覚環境のまちづくりに向けて(基調講演)
     ○音環境の面からのまちづくり
     ○事例報告 五感に楽しいまちづくりを訪ねて
     ○奈良町の五感によるまちづくり-ワークショップ報告
     ○感覚環境のまちづくりの推進に向けての環境省の取組

 ◆「環境省エコインターンシップ シンポジウム2008」
  とは、大学生・大学院生が企業における環境管理に関する業務を体験する機会を提供する「エコインターンシップ プログラム」を平成19年度より実施おり、このプログラムの一環として、主として就職を控えた大学生や大学院生に、「環境に配慮した働き方」について理解を深めていただくことを目的

  日時:平成20年12月21日(日)13:00~16:00(12:30開場)
  場所:東京国際フォーラム ホールD7
  定員:200名
  内容:
     開会挨拶
     基調講演
     『地球環境問題の現状と「個人」そして「企業」ができること 
      平成20年度エコインターンシッププログラム活動報告(1)
     平成20年度エコインターンシッププログラム活動報告(2)
      パネルディスカッション
      閉会挨拶

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第626話≪過去最高の医学部定員枠(693人増)、但し医療現場で活躍は10年先?≫

2008年11月14日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、平成19年8月30日に地域医療に関する関係省庁連絡会議において取り纏めた「緊急医師確保対策」を覚えておりますか?

 最近話題になりました、東京都内での緊急時の「たらいまわし事件」がありました。

 文部科学省は、11月4日に「平成21年度医学部入学定員の増員計画について」を公表し、平成21年度入試では全国の医学部定員が693人増加し、8486人(予定枠)となることを発表しましたが、この定員増による入学者が、一人前の医師として医療現場で活躍できるのは約10年程かかるでしょうね。医学部定員枠が、過去最高であった昭和56年~59年の8280人を206人上回っています。

           

 医師不足地域問題(緊急臨時的医師派遣システム)、病院勤務医の過重労働、女性医師等の職場環境、研修医の都市集中化、医療リスク支援体制、医師不足診療科問題など多くの面から医療行政を根本から見直さなければならない時期にきていますね。

 医師不足や医師偏在地域を解消のため、文部科学省と厚生労働省は、一定の条件で、平成20年度から医学部の定員増を認めてきましたが、来年度については上記の「緊急医師確保対策」+「経済財政改革の基本方針2008 (骨太の方針2008)」を踏まえ下記の医学部定員枠増大に繋がったようです。

    平成21年度の医学部定員枠は、
       国立 4528人(363人増)
       公立  787人( 59人増)
       私立 3171人(271人増)
  合計 8486人(693人増)

  増員計画および取り組みの概要
   ◆地域医療に関する大学
     旭川医科大学、山形大学、群馬大学、新潟大学、
     愛媛大学、九州大学、福島県立医科大学、順天堂大学、など

   ◆小児科や産科等の医師不足
     信州大学、大阪医科大学、

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第625話≪第42回現代の名工(卓越した技能労働者)厚生労働省≫

2008年11月12日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、厚生労働省は、毎年「現代の名工(卓越した技能労働者)」の人たちを昨日、表彰しております。

 この「現代の名工(卓越した技能労働者)」は、昭和42年度に第1回の表彰が行われ、今年の平成20年度の第42回の表彰者を含め、4,838名が表彰されております。
 (平成7年度までは概ね100名を表彰し、平成8年度からは概ね150名を表彰している)

 厚生労働省のホームページによると、「現代の名工」とは、

 ≪卓越した技能者を表彰することにより、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、もって技能者の地位及び技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、その職業に精進する気運を高めることを目的≫

 尚、表彰部門は下記の20部門です
    第1部門  金属材料製造の職業等
    第2部門  金属加工の職業
    第3部門  金属溶接・溶断・めっき工、その他の金属加工等の職業
    第4部門  一般機械器具組立・修理の職業等
    第5部門  電気機械器具組立・修理及び電気作業関係の職業
    第6部門  輸送用機械器具組立・修理の職業等
    第7部門  染色・紡糸等、繊維製造の職業
    第8部門  衣服の職業
    第9部門  建設の職業等
    第10部門 タイル張工、左官、建築板金工及び建設機械運転の職業等
    第11部門 植木職、造園工等の職業
    第12部門 窯業製品製造の職業等
    第13部門 木・竹・つる製品製造の職業等
    第14部門 食料品製造等の職業
    第15部門 生活衛生サービスの職業
    第16部門 飲食物調理及び接客サービスの職業
    第17部門 内張工・表具師・塗装工及び内装仕上工等の職業
    第18部門 広告美術工・製図工・包装工等の職業
    第19部門 装身具等身の回り品製造の職業
    第20部門 その他の職業


 今年の表彰式は、
    日時:11月11日(火)
    場所:明治記念館
    内容:厚生労働大臣から表彰状、卓越技能章(楯と徽章)及び褒賞金(10万円)が授与


 今年の主な表彰者

 ◆福川賀皓氏 (62歳) 茨城県推薦
  大径管を内側から押し広げ真円にする拡管機の改善に努め、工場の生産性、品質を世界最高レベルに向上
  拡管機を含め特許21件、実用新案11件を提案し、工場の各設備の改善に貢献

 ◆國村次郎氏(63歳)山口県推薦
  新幹線0系から700系までの先頭車両(オデコ部)をハンマーで打ち出す板金工
  後進技能者の指導・育成により、技能の伝承にも努めている

 ◆中澤義房氏 (48歳) (社)日本時計協会推薦
  高級時計「ソヌリ」(時打ち時計)の組立専任者
  第26回技能五輪国際大会(昭和56年)時計修理職種で第1位を獲得

 ◆村田道宣氏 (66歳) 京都府推薦
  京都友禅の挿し(手描き)に卓越した技
  組合の伝統工芸育成事業にも熱心に貢献

 ◆東建一氏 (52歳) 東京都推薦
  四川料理の調理技能全般に通暁し、「陳建一の麻婆豆腐」を開発
  中国料理の調理技術技能評価試験中央試験委員を務めるなど後進の指導にも尽力

 ◆田崎眞也氏 (50歳) 東京都推薦
  1995年 第8回世界最優秀ソムリエコンクールに優勝
  後進技術者の指導・育成にも貢献

 ◆与勇輝氏 (71歳) 一般推薦
  古布を再利用して人形表現を豊かにするボディー作りや人形がバランスよく立つ技術
  人形の身振りや表情には、日本人の心に強く訴えるものがある

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第624話≪2008年度グッドデザイン大賞「トヨタ自動車iQ 」に決定≫

2008年11月10日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyaji通信も4年前の今日「創刊号」を配信しましたので、次回から5年目に入ろうとしています。その間、みなさまがたからのコメントた質問などを頂きながら成長してまいりました。

 さて、HageOyaji通信:第611話≪「2008年度グッドデザイン賞」受賞結果(経済産業省&日本産業デザイン振興会)≫を配信しましたが、日本産業デザイン振興会(JIDPO) は、11 月6 日に「2008 年度グッドデザイン大賞」の選出を開催し、「トヨタ自動車株式会社の乗用車iQ (アイキュー)」 を2008年度のグッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞) に決定しましたね。

              

 最初の投票では、TOYOTA「iQ」とHONDA「FCXクラリティ」は99票差でしたが、1位と2位の差が100票以内だと再投票となるルールがあり、TOYOTA「iQ」が最終的に接戦を制したようです。


  デザイナ−: トヨタ自動車株式会社 デザイン本部 トヨタデザイン部

  デザイン評価点:多くの世界初を持つ究極のリミット設計
          軽自動車とは異なる新しい超小型4 人乗りマイクロプレミアムカー
          今後世界の小型車に新風を吹き込む
          車輛が満ち溢れている都市交通のあり方に新しい概念

  商品概要:環境・エネルギー問題を中心に開発した「マイクロプレミアムカー」
       全長2,985mmのコンパクトなボデ
       4人乗車可能の独自のデザイン
       1.0L エンジンを搭載
       JC08 モード走行燃費21.0km/L (10・15 モード23.0km/L)
         最小回転半径は世界最小レベル3.9m
       9 個のエアバッグ、S-VSC を全車に標準装備

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第623話≪1986年から続く「愛知県高校生フェスティバル」≫

2008年11月07日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、「愛知県高校生フェスティバル(略してフェス)」を知っていますか?

 このフェスティバルは、1986年9月に結成され、愛知県内の学校から中高生が集まってやりたいことを実現するために活動し、中高生の明るく元気な姿をみんなに魅せていこう!・・・・とする集まりです。

 このフェスティバル活動の原点は、私立高校と公立高校の授業料の差を訴えて高校生が毎年このイベントをしているそうです。

 1986年当時、公私格差は約30倍あって、学校に通いたくても通えない生徒が増え続けていました。
 そんな中で、私学助成運動を行っている大人たちの姿を見て、
  「僕たちにも何かできることはないのか?」
  「私たちの問題なんだから、私たちが参加したい!」 
    という想いから誕生したのが、この「愛知県高校生フェスティバル」でした。

 そして、
  春には ⇒ 新入生歓迎フェスティバル
  秋には ⇒ Bigフェスティバル
 を、 企画から運営まですべて高校生の手で作りあげています。
 その他、主な活動としては一億円募金や群舞などがあります。

  ◆群舞・・・・政治活動に参加することができない高校生が想いを発信するための踊りです。他の踊りとは違い、高校生がそれぞれの制服を着て、鳴子やカスタネットなどを持ち、群れて舞う踊りのことです。
  ◆1億円募金・・・正式名称は、「愛知私学奨学資金財団 1億円募金活動」で、経済的な理由で学校に通いたくても通えない高校生に年間12万円を無利子で貸し出すための募金活動です。現在は、毎月0がつく日(10日、20日、30日)に行う「0の日募金」を中心に、さまざまな場所で活動。


 最近の活動では、群舞、1億円募金、や年に2回行っている高校生の祭典(5月の新入生歓迎フェスティバル、11月のBigフェスティバル)などです。

 その後、各地の高校生が刺激を受け、「宮城県高校生フェスティバル」「岡山県高校生フェスティバル」「京都私学フェスティバル」「にいがた私学フェスティバル」「福島県高校生フェスティバル」などが活動開始しているようです。

 今年も11月2日に「Bigフェスティバル」が開催され、経済的理由で私立高校に通えなくなる仲間をなくそうと、県内の高校生たちが、名古屋市中区栄の白川公園で行いました。
 今年も約60の高校が集まり、生徒たちが模擬店やダンスイベントなどを運営し、フェスティバルの最後には父兄や教師なども集まり、学費で悩んでいる仲間を救おうと、思い思いのコスチュームで栄や大須を約1時間半練り歩いたようです。

 「愛知県高校生フェスティバル」に続く活動が出てくることを、HageOyajiは期待しています。

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第622話≪「11月11日の「介護の日」スタート」各地でイベント開催≫

2008年11月05日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyaji通信:第587話≪「11月11日」を「介護の日」と決定(厚生労働省)≫で紹介しましたように来週の火曜日(11日)は「介護の日」が初めてスタートしますね。

              

 この「介護の日」に合わせ、全国各地で、都道府県・市町村、関係機関・団体、事業者等による広報・啓発活動やイベント等の様々な取組が予定されています。

 例えば、

  ◆茨城県   茨城県「介護の日」イベント

  ◆群馬県   「介護の日」制定「福祉群馬宣言40周年」「民生委員法制定60周年」記念 平成20年度群馬県社会福祉大会

  ◆神奈川県 「介護の日」制定記念イベント

  ◆長野県  「介護の日」制定記念県民のつどい

  ◆兵庫県  「介護の日」制定記念行事

  ◆奈良県  なら介護の日2008

  ◆鳥取県  第1弾「介護の日」記念イベント、第2弾健康づくり文化創造フェア、第3弾認知症フォーラム、第4弾「介護の日」記念・特別講演

  ◆横浜市  介護の日制定記念フォーラム

  ◆名古屋市  市民講演会「介護の日」記念講演

  ◆岡崎市   「介護の日」記念講演会

 などが開催されます。

 厚生労働省は、「介護の日」を決めた理由は、国民に介護について理解と認識を深めてもらい、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会の支え合いの精神や交流を促進することから、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日としてしたようです。

 「11月11日」が選ばれた理由は、「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂合わせです。

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第621話≪「平成20年度 文化功労者及び文化勲章受章者」今日の文化の日に発令≫

2008年11月03日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、10月28日に文部科学省から平成20年度の文化功労者および文化勲章受章者が公表されましたね。

 そして、今日の文化の日(平成20年11月3日)に発令されます。

 平成20年度 文化勲章受章者の中に、指揮者として有名な小澤征爾氏や、作家の田辺聖子氏、今年のノーベル賞受賞者である益川敏英氏、小林誠氏、下村脩氏も受章されています。

 詳細は、≪文部科学省ホームページ「平成20年度 文化功労者及び文化勲章受章者について」≫をクリックしてお読みください。
  
         平成20年度 文化勲章受章者

  ◆伊藤 清氏      専攻:数学
  ◆小澤 征爾氏     専攻:指揮
  ◆小林 誠氏      専攻:素粒子物理学(今年のノーベル賞受賞者)
  ◆下村 脩氏      専攻:海洋生物学(今年のノーベル賞受賞者)
  ◆田辺 聖子氏     専攻:小説
  ◆ドナルド・キーン氏  専攻:日本文学
  ◆古橋 廣之進氏    専攻:スポーツ
  ◆益川 敏英氏     専攻:素粒子物理学(今年のノーベル賞受賞者)

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