高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!
みなさん、日本における女性研究者の比率が欧米諸国に比べ、非常に低いですね。
文部科学省では、平成18年度から女子中高生の科学技術分野に対する興味を喚起させるため、、理系への進路選択を支援する委託事業を始めております。
特に女子中高生への科学技術分野の職業に対する情報提供が十分でないため、大学卒業後の進路も躊躇するようになり、即ち、科学技術分野への進学をためらう傾向があります。
この「女子中高生の理系進路選択支援事業」は、女子中高生の理系進路選択を支援するため、女子中高生の理系分野に対する興味・関心を起こさせる多くの取り組みがなされているようですね。
平成20年度は、応募のあった29件の中から、審査の結果、11件が採択されました。
≪
平成20年度 女子中高生、理系の進路選択支援事業 採択機関一覧≫
◆
国立大学法人北海道大学
≪計画名≫
“理科してみよう!”Be Ambitious,女子中高生<「数学の壁を越えよう!」編>
≪取組概要≫
高1夏から秋にかけて進路選択を控えた女子中高生にとって最も身近な理系ロールモデルである院生・大学生が、自らの進路選択体験や進学後の生活を語る出前授業、様々な分野への興味を喚起する体験型出前実験イベントで、「理科してみない?」と呼びかけます。さらに、Webサイトを利用したメンタリング(個別相談)を通じて、進路選択への目前の壁である「数学」を乗り越えられるよう助言・励ましを行い、理系進学への不安・疑問を軽減し、実質的な理系進路選択支援を目指します。
◆
学校法人鶴学園広島工業大学
≪計画名≫
身近な「不思議」からの自分探し講座-女性技術者を育成する支援事業-
≪取組概要≫
身の回りにあふれている「不思議」を対象とした体験型の授業と,女性技術者の多方面における活躍を伝えるための講座を併せて行います。この取り組みを通じて,理系分野の知識は女子中高生の身の回りにもあふれていていることを体感させ,理系分野への興味を引き出します。また,社会で活躍されている女性技術者の生の姿や企業の求人動向などを知らせ,理系分野に進学した女子学生の「卒業後の未来」のイメージづくりの手助けをします。
◆
国立大学法人信州大学
≪計画名≫
信州自然科学実験室「わたしもサイエンティスト!'08」
≪取組概要≫
女子中高生を対象とした体験学習会「サイエンス・ラボ'08」を開催します。信州の自然を科学する親子参加型ラボを中心にした多岐にわたるテーマのラボを用意し,科学に対する好奇心や興味を育てます。また,理系研究者や大学生との交流によって理系進路選択後の具体的なイメージを示します。
◆
国立大学法人山梨大学
≪計画名≫
Do!サイエンス チャレンジ
≪取組概要≫
8月にイベント「Do!サイエンス チャレンジ」を開催します。ビギナーズ実験教室、アドバンスト実験教室、交流広場、情報館など盛りだくさんのプログラムを用意して、女子中高生・父母・教師のみなさんの参加をお待ちしています。このイベントで3つ以上のプログラムに参加した女子中高生には、「Do!サイエンスチャレンジャー」の会員証を発行し、イベント後も山梨大学工学部の研究室に出入りできる特典が与えられます。また、これまでのDo!サイエンスの取組についてフォローアップ調査を実施します。
◆
学校法人東京理科大学
≪計画名≫
「科学のマドンナ」プロジェクト
≪取組概要≫
女子中高校生の皆さんにサイエンスの魅力を体験的に知ってもらおうと、「Scienceを知る」、「Researchを体験する」、「Professionalに目覚める」をテーマとして推進していきます。8月に長万部キャンパス(北海道)で実験とフィールドワークを中心に、女子高校生を対象とした3泊4日の「長万部サマースクール」(真夏のマドンナたち)を、11月に「ResearchからProfessionalへ」(秋のマドンナたち)を実施し、女子中高生と本学大学生、大学院生、教員とが実験体験、講演会、交流会を通して理系分野を深めていきます。
◆
独立行政法人国立高等専門学校機構東京工業高等専門学校
≪計画名≫
テクノ・ガールズ!マンスリー・サイエンス・フェスタ2008-科学の扉をノックしよう!-
≪取組概要≫
8月から10月まで月1回,女子中学生を対象とした公開講座を実施します。中学生のほか、同伴の保護者や中学校の先生方も講座に参加していただけます。各回、本校教員による講座と、学外の女性ゲストによる実験ショーの2本立てです。募集も各回ごとに行ないます。講座終了後には女性講師や本校の女性卒業生らゲストを囲んでティーブレークも催します。
◆
独立行政法人国立高等専門学校機構鈴鹿工業高等専門学校
≪計画名≫
続け、理系の卵たち!描け、貴女の未来予想図!
≪取組概要≫
技術者・研究者を目指す高専学生を対象にアンケート調査を行い、早期に理系を選んだ「進路選択の背景」を探ります。また、女子中学生を対象に、理系分野で活躍する女性技術者・研究者と交流できる講演会、公開講座・工作実習、職場訪問を企画し、理系進路選択後の「自分だけの未来予想図」を描く力を養ってもらいます。さらに、全ての企画は保護者・中学教員参加型とし、年齢が近くもっとも親しみやすいロールモデルである女子高専学生を補助員として採用することで、「理系進路選択」をより身近に感じてもらいます。
◆
独立行政法人国立女性教育会館
≪計画名≫
女子中高生夏の学校2008 -科学・技術者のたまごたちへ-
≪取組概要≫
女子中高生に対し、3つの“I”(Initiation,Interaction,International)をキーワードに2泊3日の合宿形式の体験型サイエンスプログラムを行い、科学技術のおもしろさ、研究者の魅力を伝えます。プログラムの終了後、参加者をサイエンスアンバサダーに任命し、アンバサダー達が今度は自分の周りに科学技術の面白さを広める活動を支援します。その活動は機関紙「夏学タイムズ」で参加者やPTAなどに周知します。
◆
国立大学法人静岡大学
≪計画名≫
身近に感じる技術力-プリクラ・携帯ストラップ・美容と化粧:つくる側から眺めてみると-
≪取組概要≫
プリクラ・携帯ストラップ・お肌の手入れなど、日頃普通に接している事柄について、その中身を知り、実際につくってみる実習と企業見学を行います。日常の関心事を通じて科学技術への関心を深め、地域ものづくり産業への認識を深めることにより、やりがいのある理系人生への展望を開きます。お肌チェックの実習と見学は母娘で参加することができます。
◆
独立行政法人国立科学博物館
≪計画名≫
ルーシーと私の楽しむカガクの時間@サイエンスミュージアム
≪取組概要≫
自然科学に関する研究、大量の標本資料、そして展示場での学習支援活動など、科学系博物館ならではの地盤を活かして、楽しく、知的で、科学的な刺激が得られる時間を、女子中高生へ提供します。理系分野への興味を持つきっかけとなるイベントの開催や、既に興味を持っている方へは、専門的な情報の提供や先輩女性研究者との交流を行い、さらに、Webサイト等の活用・工夫をすることで、女子中高生への理系進路選択につながる、体験空間や情報提供の充実を目指します。
◆
学校法人福山大学
≪計画名≫
輝け 未来の女性 Scientist Enjoy Science Lab!!
≪取組概要≫
備後地域の女子中高生を対象にした地域密着型の理科教育支援を展開します。理科領域に幅広く触れることを目的に企画した計4回の実験型理科学習を通して、理科の楽しさや面白さ、神秘さを伝えます。理系進路を選択した自己の将来像を具体的に想起する一助として、講演、交流会によりロールモデルを提示します。また、一連の事業はWeb上で公開すると共に、質問や相談にも応じます。
将来、科学技術分野に進もうと考えている女子高校生のみなさん、是非お近くの採択事業を覗いてみては如何でしょうか?