HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第80話≪出前授業、出張授業、特別授業≫

2005年06月29日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、みなさんの学校でも近くの大学から先生方がこられ、出前授業が行われていることと思います。

 さて、6月27日付けの Sankei Web の教育欄に、下記の出張授業及び特別授業の記事が掲載されておりましたので複写して掲載してみます。特に、経済同友会メンバーの出張授業は参考になりますね。


 これらは、みなさんの進路選択には非常に良い生の授業ですね。是非、みなさんの学校でも開かれることをHage Oyajiは期待しています。



財界人が環境問題など指南 経済同友会メンバーが出張授業 2005.06.27 (Sankei Web)

 経営者が高校の教壇に-。経済同友会は現役・OBメンバーによる出張授業を行っている。財界人の生の体験を聞けて進路選択の参考にもなると、生徒、教員ともに好評だ。

 千葉県八街市八街の千葉黎明高で八日行われた出張授業は、一年生を対象にした進路ガイダンスの一環として毎年行われており、今年で三回目。

 普通科や生産ビジネス科など三つの科の約百二十人を対象に、伊藤建彦日本精工顧問▽岡田民雄日本ルツボ社長▽岡本和久バークレーズ・グローバル・インベスターズ会長-の三人がそれぞれの専門知識や経験をもとに話した。

 伊藤氏は「グローバル時代とあなたの役割や進路について考えてみよう」と題し、一年生三十四人を前に環境問題や食糧問題について話し、「日本は世界に比べさまざまな点で恵まれている。可能性を生かしてほしい」と締めくくった。

 講義を受けた赤石沢信哉君(15)は「不法投棄のことなど環境問題には興味があったが、オゾン層の破壊など知らないことが多く、ためになった。自分たちが真剣に考えていかなければ」と話していた。

 経済同友会は「日本社会を支えていく人材の育成や指導のため、企業経営者はどう貢献できるか」をテーマに平成十一年から全国の学校に企業経営者を派遣。東京の高校を中心に五年間で延べ約六百人が派遣され、約三百六十回行われている。


数学の法則に「すご~い」 大学教授が小学生に特別授業 2005.06.27 (Sankei Web)

「じゃんけん確率」や「あみだ」知的好奇心を刺激

 数学を専門とする大学教授が小学生に算数の授業を行った。じゃんけんで勝つ確率を高める方法、誕生日をぴたりと当てるゲーム、思い通りの結果を出せるあみだくじ…。高度な数学の法則を利用した身近な現象を、小学生に理解できる平易な言葉で説明し、児童からは感嘆の声。教科書を使った通常の学習とは一味違う“特別授業”を受けた子供たちは「どうしてこうなるのか、家で考えてくるね」と、知的好奇心を大いに刺激されたようだった。(田中万紀)

 茶農家が点在する静岡市内の閑静な住宅地に位置する市立清水有度第一小に、東京から数学の専門家がやってきた。

 望月史郎校長が、「数学教育に試行錯誤を取り入れよう」と訴える芳沢光雄東京理科大教授の寄稿に感銘し、六年生三十一人への“特別授業”が実現した。

 教員ら約二十人が見学する中、芳沢教授は開口一番、「じゃんけんで勝つ可能性を上げる方法があります」と切り出した。約一万千五百回のじゃんけんを調べると、グーが約四千回、パーが約三千八百回、チョキが約三千六百回だったと解説。「チョキが少なくグーが多い。何を出せば有利かな」と問うと、児童はすかさず「パー」。

 「確率とは、あくまでも可能性の話。実際にはグー、チョキ、パーが出る割合は、ちょうど三分の一ではないのです」。机上の理論ではない日常生活での“確率”について、印象深く教えた。

 さらに、児童が自分の誕生日を元に計算した数字を知らせると、誕生日をぴたりと当ててみせたり、目的の所へ必ず到達できるあみだくじを作成したり。児童からは「合ってるよ」「すごーい」と感嘆の声が上がった。

 芳沢教授は「今回は『なぜ』という答えは言いません。全部数学の法則を使っているので、不思議だと思ったら、考えてください」と試行錯誤を促して、四十五分の授業を締めくくった。

 休み時間になっても子供たちは、あみだくじや誕生日当てクイズの理屈について真剣に考え、「僕、明日までにどうしてそうなるのか考えてくるよ」と担任に約束した児童もいた。

 感想文には「算数の不思議が分かった」「驚くことがたくさんあった」「算数が嫌いだったけど、少しだけ好きになった」などと記されていた。

 望月校長は「先生たちも、子供にとって何が楽しい授業なのか分かったと思う。面白おかしく話すのではなく、日常に密着した興味をひく話題を分かりやすく教えることが、子供の知的好奇心を刺激する」と評価。「子供はこの四十五分で算数の面白さを随分学んだと思う。これをきっかけに、将来数学者を目指す子供が現れてくれれば」と期待していた。

 芳沢教授は「数学の力とは、不思議に思ったことを少しずつ考えること。計算力だけが学力ではない。まずは数学の現象に感動し、考えてほしい。機会があれば全国各地で授業をしたい」と話していた。

                

第79話≪総合的な学習の時間≫

2005年06月27日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

  みなさん、今日は最近話題の≪総合的な学習の時間≫について触れてみます。

 学校教育において、児童・生徒が自分で課題を見つけ出し、調べたり考えたりして問題を解決する力を育てるために設けられた学習の時間として、≪総合的な学習の時間≫を新設しましたね。従来の教科学習中心の授業とは異なり、環境・福祉・英会話といった教科横断型のテーマ学習に取り組む例が多い。特に、自然体験や社会体験などの課外活動を通じて「生きる力」を身につけさせるのが狙いでスタートしましたね。


 文部科学省は、≪総合的な学習の時間≫とは、

  1.地域や学校、子どもたちの実態に応じ、学校が創意工夫を生かして特色ある教育活動が行える時間
  2.国際理解、情報、環境、福祉・健康など従来の教科をまたがるような課題に関する学習を行える時間

 即ち、≪教科学習に限らない学校におけるテーマ学習の時間≫として、小学校では3年生以上から週当たり3時間程度、中学校では週当たり2~4時間程度、高等学校では卒業までに3~6単位配当されます。小学校および中学校では2002年度、高校では2003年度に導入されたのです。

 ところが、この度、文部科学省の義務教育に関する意識調査(朝日新聞読売新聞)によって、中学校教師の約6割が≪総合的な学習の時間≫をなくしたほうがよいと考えていることが明らかになったのですね。

 確かに、学習指導要領では「総合的な学習の時間」の内容は現場の教師の裁量に任せているため、教師の得意分野を生かした魅力的な授業を構成できる反面、準備に時間がかかるなど負担が大きくなると指摘されております。

 HageOyajiは何故、≪総合的な学習の時間≫を≪ゆとり教育≫と言い換えるかが不思議です?  

 ≪ゆとり教育≫と言い換えたことで、これが学力低下の要因と置き換えられたり、多くの誤解を生んでいるように思います。

 本来、学習とは、総合的な智恵をつけることです。幼稚園時代には遊びを通じて知識を蓄え、更に小学校時代には、言葉、自然の豊かさ、仲間の苦しみや喜びも理解できるようになります。自然にその得た知識を智恵化してきているのです。本を読んで世界の多くの文化や歴史も理解しました。それは文字や言葉だけを学んだのではありませんでした。自然のことも社会のことも日常生活の多くの体験と関連付けて総合的に学ぶほうがはるかに理解しやすいのです。

 現在の授業では、≪総合的な学習の時間≫以外の学科では他の学科の領域にできるだけ踏み込まないようにして、しかも知識の詰め込みに偏って授業を進める仕組みが出来上がってしまっているように感じます(第3話≪クイズ&パズル≫参照)。これは「学習」することの目的から言えば、子どもたちにとって不幸なことです。様々な体験から多くのことを体系的に学びとることができる≪総合的な学習の時間≫をもっと充実させることこそがいま必要だと、HageOyajiは思います。

 さらに言えば、「教育」という大人の側に立った言葉は大人の身勝手さが強過ぎる感があります。これに「ゆとり」という言葉を使うのも不自然です。それならば、「学習」という子供たちの側に立った言葉こそ、彼らの自発的な行為を表現できると思うのです。みなさん、≪ゆとり教育≫という表現、やめたほうが良いとは思いませんか?

 「ゆとり教育」という言葉は、文部科学省から正式に発せられた文言ではないのです。文部科学省の一個人、マスコミ、どなたかはHageOyajiも把握していないのですが、いつのまにか出来上がった言葉で、その言葉が一人歩きした現実がある以上、「ゆとり教育」という言葉を使わざるを得なくなった、というのが現実的な問題だと思います。

 時間的余裕を与えることと総合教育とを等しく「ゆとり教育」と括ってしまったことにも問題がありますね。基礎学力を多少は犠牲にしてまでも「考える力」が必要だという国民的合意を作り出すことなく、「ゆとり」という漠然とした理念を掲げたことで、日本の教育が今後目指すべき方向の議論を狂わせたともいえますね。

 「ゆとりか学力か」というマスコミに振り回されることなく、「どのような生徒を育てるべきか」という前提で、現場でしっかり考えて対応を進めていくことが重要なのではないかと思います。残念! 残念!

                

第78話≪2005年版青少年白書≫

2005年06月24日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、南野知恵子青少年育成担当相(法相)は、今月21日の閣議で、「青少年の現状と施策」(2005年版青少年白書)に盛り込まれた「青少年の社会的自立に関する意識調査」が発表しました。詳細は読売新聞日本経済新聞を参照してください。


     「青少年の社会的自立に関する意識調査」
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 調査期間:2005年1~2月
 調査対象:15~29歳の青少年とその親7500人
 調査回答:54・5%
 調査内容:
  ◆青少年の就労意識
  「希望の仕事があれば働きたい」         52.9%
  「希望と違う仕事であっても働きたい」       24.3%
  「働いても働かなくてもどちらでもよい」        3.6%
  「働きたくない」                     5.4%

  ◆親の青少年への就労意識
  「多少、希望と違う仕事であっても働いてほしい」 52.6%
  「希望の仕事があれば働いてほしい」        23.9%
  「本人の選択に任せたい」               20.9%
  「働いても働かなくてもどちらでもよい」        0.3%


 ニート(若者の無業者)の増加が社会問題となっている折だけに、子と親の就労意識のギャップが注目を集めそうだ。上記の調査から 親子で職業観に大きな差があることが浮き彫りになっています。

 更に、この調査の中で、
  父親の人生を「生きがいのあるもの」とみている子  16.7%
  母親の人生を「生きがいのあるもの」とみている子 15.5%


内閣府は、7月30日に京王プラザホテル八王子にて「若者応援タウンミーティングー若者の自立を考える」を開催します。このタウンミーティングには、尾辻秀久厚生労働大臣、南野知惠子内閣府特命担当大臣、玄田有史東京大学助教授が出席し、若者と意見交換しますので、参加できる方は、上記をクリックし、インターネットから申し込みましょう。

                

第77話≪大学短期大学で学べる学問分野一覧≫

2005年06月22日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、大学、短期大学と一口に言っても、下記のような大分類系列がありますね。今から、系列の中から興味のある学問分野を調べておきましょう。そこで、大分類系列を上手く分けている「日経進学ナビ」から引用すると、

    ◆ 社会の仕組みを解読したい
    ◆ 人間の心や行動を探求したい
    ◆ 文化や芸術を探求したい
    ◆ 国際人として活躍したい
    ◆ 教育を考えたい
    ◆ 自然界の原理を探求したい
    ◆ テクノロジーで人々の生活を向上させたい
    ◆ 自然と人間のかかわりを考えたい
    ◆ 生命と健康を守りたい
    ◆ より豊かな生活を創造したい


 そして、このホームページの学問分野をクリックすると、高校生のみなさんが調べたいことがらを、項目別に列記されております。即ち、

    ◇ 最新のトピックス
    ◇ どんな学科がある?
    ◇ どんな学問?
    ◇ どんなことが勉強できる?
    ◇ 卒業すると何になれる?
    ◇ あなたの周りの学問分野?



 この「日経進学ナビ」学問分野名をクリックすると各分野の詳しい内容や、学べる学校、関連する仕事・職業を調べることができます。さ~~ぁ、学びの内容を研究し、志望校を固めましょう!

                

第76話≪専門学校で学べる分野一覧≫

2005年06月20日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、専門学校と一口に言っても、下記のような分類系統がありますね。今から、系統の中から興味のある分野を調べておきましょう。そこで、分類系統を上手く分けている「日経進学ナビ」から引用すると、

    ◆ ビジネス・語学系
    ◆ コンピュータ・マルチメディア系
    ◆ 工業系
    ◆ 医療・医療事務系
    ◆ 教育・福祉系
    ◆ スポーツ・健康系
    ◆ 動物・バイオ・環境系
    ◆ 理容・美容系
    ◆ 栄養・調理・製菓系
    ◆ デザイン・芸術系
    ◆ マスコミ・音楽系
    ◆ ファッション系


 そして、この分類系統の中の分野別をクリックすると、高校生のみなさんが調べたいことがらを、項目別に列記されております。即ち、

    ◇ どんな学科がある?
    ◇ どんな学問?
    ◇ どんなことが勉強できる?
    ◇ 卒業すると何になれる?
    ◇ あなたの周りの分野?



 さ~~ぁ、この「日経進学ナビ」分野名をクリックし、詳しい内容や、学べる学校、関連する仕事・職業を調べましょう。更に、学びの内容を研究し、志望校を固めましょう!

                

第75話≪父の日≫

2005年06月17日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、6月の第三日曜日、そう、今度の日曜日は、≪父の日≫ですね。

 
 父の日のいわれを、日本ファーザーズ・デイ委員会のプロローグから引用すると、

 母の日がアメリカ合衆国ではじまったのは、1908年のことでした。母の日ができたことを知ったワシントン州に住む『ジョン・ブルース・ドット夫人』は、翌1909年「母の日があって父の日が無いのはおかしい。父の日もつくって下さい」と、牧師協会へ嘆願したのです。

 ドット夫人が小さい頃、お父さん(ウイリアム・ジャクソン・スマート氏)は北軍の軍人でした。軍隊での階級は「Sergeant」といいますから日本でいう「軍曹」でした。
 1861年4月12日南北戦争がおこってしまいました。アメリカの悲劇の時代が始まったのです。南北戦争が終わったのは1865年4月9日でした。「ドット夫人」のお母さんは、夫のウイリアム氏が北軍に召されている間、女手一つで働きながら一家を支えてきました。その為、お母さんはすっかり体をこわしてしまい、お父さんの復員後、間もなく死んでしまいました。

 そこからお父さんの苦闘が始まったのです。残された子供達は、男の子5人と女の子が1人でした。6人の子供達を男手一つで育てるのですから、さぞ大変だったことでしょう。お父さんは再婚もせず、生涯独身で働き通 したそうです。
 今日のような豊かなアメリカではなく、悲劇の時代と言われていた頃のアメリカでしたから、その苦労は大変だったでしょう。

 6人兄弟の末っ子の女の子が「父の日」を申請した「ドット夫人」なのです。「父の日」をつくって下さい。と末娘が嘆願してから7年後、1916年に≪父の日≫が認知されるようになりました。アメリカ合衆国第28代大統領ウイルソン氏の時でした。

 そして、1926年、ナショナル ファーザーズ・デイ コミッティがニューヨークで組織され、1872年(昭和47年)になって、アメリカでは国民の祝日となりました。

 『父親を尊敬し、称え祝う日』それが『父の日』なのです。

 日本で一般的な行事になったのは1953年(昭和28年)からです。



 母の日のカーネーションに対して、父の日のシンボルは白いバラとされています。でも特に決まりはありません。日頃一生懸命働いてくれているお父さんに感謝して、プレゼントを贈ったり家族で食卓を囲んで過ごしてみましょう。


 参考に、昨年の父の日ギフトランキング(gooショッピング 父の日の贈り物特集から)
    1位   ビールジョッキ
    2位   低反発・安眠枕
    3位   日本酒・焼酎
    4位   マッサージャー
    5位   シャツ

 みなさんは、何を贈りましたか?

                

第74話≪日本版デュアルシステム≫

2005年06月15日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyaji通信は、表題にも記載している通り、進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生きる力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になればと、即ち、高校生のみなさんの「キャリア教育」の推進の一助になればと考えて連載しています。

 最近、若年層の早期離職、失業者増大などの問題が深刻化する中、国を挙げて、児童生徒の勤労観や職業観を育てる「キャリア教育」が推進されていますね。

 その中の一つの対策として、文部科学省は昨夏、教育課程に長期の企業実習を取り入れる「日本版デュアルシステム」のモデル地域・学校に全国十五地域・二十校を指定しました。指定期間は三年。今年度から二年間が実践期間となる。

 デュアルシステムとは、


 
 勤労観や職業観の育成が主眼のインターンシップと違い、就業を通して実践的な技術や技能を身につけるのが主目的。ドイツでは、職業学校の生徒に義務付けられている。文部科学省は昨年度と今年度で計20か所を推進地域に指定。工場やスーパーのほか、ホテル(福島・猪苗代高国際観光科)や、ブドウ農家(広島・沼南高園芸デザイン科)で働く例もある。

 
 最近の読売新聞に、東京都立六郷工科高校と、日立工業高校(日立市)の報告が下記に記載されているので時間があるときに開いて読んでみてください。

  ◆ 専門高校の技 就業実習で即戦力に(2005年6月11日 読売新聞)

  ◆ いばらき教育事情2005 高校生に勤労・職業観を

                

第73話≪NPO(民間非営利組織)が全国一斉入試に参入≫

2005年06月13日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

  みなさん、先週の朝日新聞読売新聞に≪NPO(民間非営利組織)が全国一斉入試に参入≫の記事が掲載されたのを読みましたか?

 今までは大学入試センターのみが、全国一斉の入試をしていましたね。そこに、NPO法人「教育制度研究フォーラム」が7日、今年度からの新規参入を表明したのである。

 その参入理由は、大学入試センター試験の目的は、選抜がメインになっていることを指摘しており、「全国統一学力判定試験」は、高校卒業程度の学力が身についているかを問うため、出題難易度もセンター試験より低めに設定するという。主に、推薦・AO入試のように面接を重視した入試に利用されることを想定しているようである。1月のセンター試験とは時期をずらして、10月に実施する予定。

 既に、推薦入試などの参考資料にしたいとする一部の大学・短大がすでに採用を決めているという。 特に、関東地方の6大学・短大が正式採用を決めた。各大学へのアンケート結果から、今年度は最終的に30~50校の利用を見込んでいる。一方、約50の高校が学校ぐるみでの受験を伝えてきているようである。

 確かに少子化が進む中、各大学とも推薦入試などで早めに優秀な学生を確保する動きをするとHageOyajiも予想している。

 このフォーラムは、「学力水準の保証のために、高校からの推薦に加えた判断材料として利用する大学は多いはず」と踏んでいるようですね。

 センター試験の志願者は約57万人。このフォーラムは、初年度は1万人、将来的には10万人の受験者を目標にしている。


 下記に≪NPO(民間非営利組織)が全国一斉入試に参入≫内容を列記しておきます。

  
    ◆ 出題教科  英語、国語、数学、理科、社会
    ◆ 解答形式  マークシート
    ◆ 試験実施日 10月9日(日曜日)
    ◆ 実施場所  全国28都道府県の会場
    ◆ 出願受付日 7月4日(月曜日)から
    ◆ 受験料   3教科以上受験で5000円
      【来年度以降は、1万数千円程度になる予定】


 推薦・AO入試は、秋に行われるため、実施時期が10月であることは大学にとって都合がいいので利用してくるだろうね。大学センター試験以外で基礎学力をはかるための、全国一斉に行われる試験はこれまでなかっただけに、今回の≪NPO(民間非営利組織)が全国一斉入試に参入≫「全国統一学力判定試験」は注目を集めそうですね。

                

第72話≪一家に一枚元素周期表≫

2005年06月08日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、≪元素周期表≫、既に、みなさんの学校にが貼られているので、見たことがあるでしょう。

          

 文部科学省が無料配布用に作った元素の周期表が思わぬ人気を呼んだようですね。

 「一家に一枚周期表」というコンセプトで作成し、「科学技術週間」の行事で配ったところ、人気が広がったようです。新たに10万枚増刷して実費販売することになり、初版10万枚は底をつき、すでに1万件以上の購入希望が寄せられているようです。最近話題の学力低下からか?、科学技術人気復活か?予想外の人気ですね。

 理科系に弱いHageOyajiも「ノーベル賞受賞者肖像付」を早速申し込みました。

 この「一家に1枚周期表」と名付けられた周期表は、化学者の玉尾皓平・理化学研究所フロンティア研究システム長が、「一家に1枚周期表」普及活動の提唱と制作までのいきさつを詳しく解説しております。今年3月末で京都大学教授を退職しましたが、数年前からこの構想を温めており、「自然も機械も、あらゆる物質は元素記号で書けるという事実を、家庭で話題にしてほしい」と文部科学省に働きかけ、同省が約100万円の予算で事業化したのです。

 1番元素の水素から、日本人研究者が昨年見つけた113番元素までを、その元素を含む代表的な物質や製品の写真と一緒に紹介してます。日本人ノーベル賞受賞者の写真(あるのとないのが存在)を添え、日本の科学技術力もアピールしている。

 殆どの追加注文は一般家庭からのようです。

みなさんの家庭にも既にありますか?


一家に1枚周期表第2版(1)(ノーベル賞受賞者肖像付)

                

第71話≪あなたの両親の職業についてどの程度知っていますか?≫

2005年06月06日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、いよいよ梅雨の時期が南は沖縄県から始まっております。こういう時期は、みなさんも憂鬱な時期と捉えているでしょう・・・でも、受験生にはこの時期こそ、ライバルに差をつける絶好のチャンスですからね。


 さて、リクルート社が高校2・3年生を対象に≪あなたの両親の職業についてどの程度知っていますか?≫という調査をしました。

           

    実施者:リクルート社
    回答者:高校2・3年生
    回答数:父親についての質問2326人(父親のいる人) 
        母親についての質問2395人(母親のいる人)
    実施時期:2004年2~3月


 この調査によると、「父親の職業を知っている」のは80.2%。しかしながら「やっている仕事の内容がわかる」と答えたのは23.9%。母親については「職業を知っている」が35.7%、「やっている仕事の内容がわかる」のは15.4%でした。

 今は、個人情報の観点から、みなさんが受験する時の面接では、両親の詳細は聞いてきませんが、HageOyajiは、みなさんの両親が「やっている仕事の内容がわかる」項目のパーセントを高くして欲しいな・・・・

 調査結果を下記に抜粋しておきます。オリジナルは、リクルートをクリックしてください。


 ≪あなたの両親の職業に関する高校生の理解≫

    ◆職業を知っている 
      父親について 80.2%
      母親について 35.7%

    ◆何となくどういうことをやっているかわかる
      父親について 10.8%
      母親について  3.6%

    ◆やっている仕事の内容がわかる
      父親について 23.9%
      母親について 15.4%

    ◆役職がわかる
      父親について 15.2%
      母親について  4.4%

    ◆アルバイト・パート・専業主婦などである
      父親について  1.2%
      母親について 54.2%

    ◆わからない
      父親について  3.2%
      母親について  1.9%

                

第70話≪国立大学のオープンキャンパスの日程≫

2005年06月03日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、6月に入り、続々と国立大学のオープンキャンパスの日程が、大学ホームページ上で告知され始めてきましたよ。

 既にHageOyaji通信:第42話≪さぁ、春のオープンキャンパスにでかけよう≫ で主な私立大学のオープンキャンパス案内をしましたが、 国立大学は7、8月に行われております。

 特に≪申し込み制≫≪体験入学は別日程で申し込み制≫の大学は充分に気をつけることと、自分が希望する学部の日程を間違わないことですよ。


≪体験入学は別日程で申し込み制≫
 ◆ 北海道大学:8月1日(月)(札幌キャンパス)、3日(水)(函館キャンパス)
     但し、オープンユニバーシテイは申し込み不要
  


≪申し込み制≫大学
 ◆ 筑波大学:7月27日(水)~29日(金)
  

 ◆ 東京大学:8月2日(火)(本郷キャンパス)、3日(水)(駒場キャンパス)
  

 ◆ 名古屋大学:8月9日(火)~11日(木) 【7月1日(金)から受付開始】
  

 ◆ 京都大学:8月11日(木)、12日(金) 【すでに受付開始】
      個人申込の締切は6月23日(木)
  

 ◆ 神戸大学:7月31日(日)~8月22日(月)【7月1日(金)から受付開始】
        学部により日程が異なる。
  


≪その他大学≫ 
 ◆ 東北大学:7月28日(木)~29日(金)
  

 ◆ 大阪大学:8月17日(水)~24日(水)
  http://www.osaka-u.ac.jp/jp/examination/guidance/index.html

                

第69話≪夢をかなえる学校選び≫

2005年06月01日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、東京都教育委員会は、≪夢をかなえる学校選び≫を、生徒一人ひとりの能力や適性、興味・関心、進路希望等に合わせて学べるように、新しいタイプの都立高校を開設しています。この≪夢をかなえる学校選び≫のホームページは、新しいタイプの都立高校についてより理解を深め、自分の希望にあった高校を選択できるようにまとめていますね。
 ≪新しいタイプの高校≫は東京都だけではなく、各都道府県でも活発に論議され、既に科学技術高校などは開校している県もあります。どの教育委員会も国民に信頼されるため、そして魅力ある学校づくりの実現に向け努力しています。
 

 ≪夢をかなえる学校選び≫の中から、その開設目的をみてみよう。

 ◆総合学科高校
  総合学科高校は、国語や理科などの普通教科から、工業や商業、情報や美術などの専門教科まで、自分の興味・関心や進路希望に応じて幅広く学べる学校です。

 ◆単位制高校
  単位制高校は、決められた科目を学ぶのではなく、多くの科目の中から、自分の興味・関心や進路希望に応じた科目を選んで、学べる学校です。

 ◆進学指導重点校
 (既にHageOyaji通信:第57話≪東京都教育委員会:進学指導重点校(先行指定4校)の取組状況報告≫で配信済みです)
  国公立・難関私大への進学実績の向上を目指して、過去に進学実績があり、進学指導の組織的取組ができる都立高校を重点校として指定し、東京都教育委員会が様々な支援を行っています。

 ◆科学技術高校
  科学技術高校は、先端的な科学技術を学び、将来のスペシャリストとして活躍したいという生徒のための専門教育を行っています。卒業後は、理工系や薬学系の大学に進学し、さらに高度な技術を学べるよう大学進学を目的とした専門高校です。下記に主な科学技術高校のホームページを載せておきますので、クリックしてみてください。

神戸市立科学技術高校
科学技術学園高等学校
福井県立科学技術高等学校