HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第12話≪Merry Christmas ! !≫

2004年12月24日 | 雑学話題
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、メリークリスマス! ハッピークリスマス!

           

Dear HageOyaji colleagues !!

Merry Christmas ! !

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from HageOyaji

  (ツリーには高校生みなさんの合格祈願を飾ってあります)

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第11話≪感想文から≫

2004年12月20日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、ある高校の、2学年進路指導ガイダンスで50分話した後に、生徒が書いた感想文の一部を、進路指導部T先生に纏めて頂いたのを、原文のまま記載してみます。


 ◆来年の3月までに自分の進路をあきらかにしていかなくてはと感じました。パズル問題が解ける頭のやわらかい人になりたいと思いました。(A科 就職希望)

 ◆今まで知らなかった知識を得ることができてよかったです。自分のためになることがいっぱいあったのでよかったです。今日聞いたことを無駄にしないようがんばりたいです。(M科 就職希望)

 ◆自分が面接を受けるときに、どのように答えたら良いかよくわかった。今後「面接」は絶対に受けなければならない時が来ると思うのでとてもためになりました。(M科 就職希望)

 ◆最近の面接事情をくわしく知ることができた。面接で大切なことは「自己アピール」ということも知った。日々の生活において、ただ楽しく過ごしているだけの自分にとても考えさせるような講演会だった。(E科 未定)

 ◆将来の夢のことで迷っていたが、今日の話しを聞いて、電子専門学校に行きたい気持ちが強くなって、話を聞いてよかった。(C科 専門学校希望)

 ◆全体を通してためになる話でしたが、少々難しい話もあり、この1時間という短い時間のなかでこれからのことをたいへん考えさせられたと思います。3年生、そして卒業までの時間が、そう多くありません。その時間でこれからのことを考えるのはすごく悩むと思います。ぜひとも今回のような講演があれば、また話を聞き、今後にいかせたら良いと思います。(M科 専門学校希望)


 以上、講演会後の生徒の感想を抜粋しましたが、HageOyajiのような熟年族(いや、棺桶族が正しい)はどうしても生徒の真上から物事を捉えてしまいますので、生徒の斜め横くらいから捉えた話しが出来るようHageOyaji自身勉強しなければ・・・・・と、つくづく思います。

 多分、T先生は良い感想文だけを集めて頂いたと思いますが、この中から読み取れますのは、高校生にもできるだけアウトプットに役立つ外部の講師を招き、機会を与えればと考えます。生徒が産業界などにおける最新の知識や技術を身につけたり、望ましい勤労観や職業観を育むため、学校外の経営者や職業人などの教育活動への活用を図ることが生徒側から希望しているのである。

 前回の第10話の末尾に≪キャリア教育に求めるもの≫筑波大学・高橋教授の投稿を載せてあります。この中で「若者の心の叫び」(4頁)との表現がありますが、まさにこの感想文から汲み取れる箇所がHageOyajiにはあると思っています。そうだろう、高校生のみなさん・・・・

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第10話≪今、意識を変えるチャンスだ≫

2004年12月13日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、先日、ある高校からの依頼で、2年生の進路指導ガイダンスで、「さ~ぁ、意識を変えよう」というタイトルでお話してきました。何故、このようなタイトルでお話しをしたか?何度も述べているように「生きる力」を持った自立型人財になってもらうには、高校1~2年までに目的意識、職業意識、できればキャリア意識(注:参照)などを持ち合わせた生徒になって欲しいからです。

 講演会後に生徒が書いた感想文の一部を次回に配信しましょう。

 HageOyajiは主にファシリテーターとして、企業の管理者研修を行っておりますが、きまって、その企業の社長さんが、「当社の30代社員の意識改革研修を行ってもらえませんか?」との依頼を受けます。でも、HageOyajiはご丁重にお断りします。

 何故、断るのでしょうか?

 30代の社員はバブル景気が華やかな頃に採用され、就職希望生徒一人に、企業が5~10社が押し寄せ、自由に条件が揃った企業を選んだのです。そのため、この年代の社員(全部とは言いませんが)は「オレがこの会社に来てやったのだ!」の意識が抜けません。

 しかし、何度もお願いする社長さんに、「社員本人が研修料1万円を負担し、休日の土曜日か日曜日に9:00~17:00までの研修に参加する意志のある方で、応募する社員が10人揃ったら、引き受けましょう」・・・とお話しますが、誰も応募する社員はいません。

 当たり前ですね。この30代社員は「会社のために研修を受けてやるのに、なんでオレが研修料を負担する必要があるか?ましてや、休日に・・ふざけるな・・」と思っているでしょう・・

 既に「生きる力」を持った自立型人財になることを放棄しているのです。即ち、企業が、リストラしたい人罪部類に入り、組織に寄りかかって自分を見失っている人になっているのです。

 これからの日本を背負って立つ、高校生のみなさんなら、判りますね。自己改革、自ら意識改革(注:参照)をしようとしない社員にいくら会社命令で研修を行っても無意味なのです。

 今、≪意識改革≫という言葉が企業、県、市などのホームページ上で必ず出てきます。例えば、長崎県HP≪意識改革推進運動≫に、 変えよう!変わろう!変わります!県職員!、昔のある商社の≪社是≫に、変えよう!変わろう!変わったか!・・・などと職員、社員の意識のモチベーションを揚げるのに必死です。

 今の高校生のみなさんは就職が難しい時代ですが、逆に自分自身でキャリア意識を見直せる機会を持っているのです。自分の将来設計を描ける意識は今、高校1~2年の間だけです。「オレは大学に進学してから将来設計を考える」など呑気なことを言っている生徒は必ず面接で跳ねられます。

 高校3年になった直ぐ4月に、担任から「お~~ぃ、オマエの進路が決まったか?教えてくれ」と聞かれます。そのときに、すんなりと自分の目的意識をハッキリ言える高校生になっていてください。

社員の意識改革に時間がかかる理由
キャリア意識の変化
キャリア教育に求められるもの

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第9話≪ニートとは≫

2004年12月10日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、フリーターは、「働く意志がありながら職に就けない人」を指しており、社会との関わりを持っているか、あるいは積極的に持とうとしているのです・・・・が、「ニート」は?。

 日本でも昔から「親のすねかじり」(今風に言えば、パラサイト)といわれたように、その存在がないわけではありませんでした。統計上は「無業者」と呼ばれていますが、現在、その数が著しく増えています。2004年の『労働経済白書』では、2002年の48万人、2003年52万人という数字が発表されています。

 この「無業者」のことを「ニート」と呼ばれるようになりました。ニートに関する調査(注:参照)や本も出版されたり、テレビで取り上げられたり、話題を呼んでいます。


 また最近、幻冬社から出版された「ニート」(玄田有史、曲沼美恵 共著)の前書きでは、
  
  ≪働くことも、学ぶことも、すべて放棄し、社会と交わる機会を失った若者≫


 「ニート(NEET)」とは、Not in Education,Employment or Trainingの頭文字をとったもので、学校にも通わず、職探しもせず、職業訓練からも取り残された若者を指しています。ニートの存在は、欧米先進国でも共通する社会問題になっており、この言葉もイギリスで使われ始めました。

 しばしば若者は「自分のやりたいことがある」「夢を実現したい」と言い、企業に入らなかったり、転職を繰り返すことで、静かに企業や社会に反旗を翻していますね。

 これに対し、若者たちの親の世代も、不況時に自らリストラに遭ったり、身近にリストラを見たりして、自らの労働体験を通じて「企業に入って働くことイコール幸せ」「企業内で思いどおりに自己実現できる」とは考えておらず、多様な価値観にもとづく生き方があることを知っています。

 また、HageOyajiのような熟年族が、生きるために必死に働いた世代と異なり、子どものパラサイトを許容できる豊かさを持つ家庭も多く、何よりも自分たちの生き方を振り返り、頭ごなしに価値観を強制できないことを知っており、子どもの生き方を消極的に認めざるを得ない状況です。

 NRIの調査の最後に記載されているように、「ニート」の増加は大きな社会問題であり、就労や教育問題の視点のみで捉えるのではなく、社会の安全、経済政策や社会保障制度の再整備、などの構造的問題として捉え取り組んでいくことが不可欠であると考えています。

 HageOyajiも一日も早く「ニート」が減る社会を!・・・と願っています。

ニート調査(NRI)より

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第8話≪正社員&フリーター≫

2004年12月06日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今回は、「正社員」と「フリーター」とは年収でどの位違うか?をお話ししましょう。

 現在では、週40時間労働、週休2日の雇用契約「法定労働時間:(注:参照)」を結んで、各種の保険・保障を得る労働者のことを、「正社員」「正規雇用者」と呼ばれている。昇進や雇用保証はあるが、その代わりに異動や転勤にも応じなければならない。週40時間労働とはいうものの、40時間で収まることは少なく、パートや契約の社員が帰ったあとも、残業したり、休日出勤もこなさなければならない。平均的に9時から5時までの1日でもっとも充実した時間を、職場で過ごす、という生活を選んだ人々のことである。つまり正社員とは、自分の人生の中心を、仕事に置くことを選び、その代償に雇用保証と安定した賃金を得ている人々のことである。
 
 フリーターとは、年齢は15~35歳未満で、 現在就業してるものについては、勤め先における呼称が「アルバイト」又は「パート」である雇用者で、男性は、継続就業年数が1~5年未満の者、女性は、未婚で家事も通学もしておらず、「アルバイト・パート」の仕事を希望する者と定義されている。

 厚生労働省の定義によれば、低賃金、低技能のパート労働者の200万人。
 総務省の定義では、派遣社員や契約社員を含めるために417万人。

 但し、いずれも、対象は15歳から35歳未満のため、統計の網からもれた35歳以上のフリーターの実態はわからない。

 フリーターと正社員では毎年、平均100万円の収入格差が生まれる。もちろんカネがすべてではない。ただ、フリーターは毎年100万円ずつ損する計算になる、と言うこともできる。正社員とフリーターで一年後には、マイカーの頭金の違いが出てくることを覚えておいてくださいね。

 フリーターが増えた最大の原因は企業が間接部門の正社員の新規採用を減らし、その間接部門をアルバイト・パート需要で補ったことである。≪直接部門とは、営業・研究・技術などで、間接部門とは、人事・総務・財務・法務などである≫

 ずっとフリーターでいたいという人は決して多くない。フリーターには、正社員になり損ねてフリーターになった「チャンス待ち型」、まだ社会的な責任を引き受けたくない「のんき型」、芸能人や芸術家などをめざす「夢追い型」の三種類があるが、「チャンス待ち型」はすぐにでもフリーターをやめたいと思っているし、他の二つの型も今はフリーターを選んでも将来はフリーターをやめたいという人が多い。

 この変化の背景には景気の低迷と、日本の雇用システムが関係している。日本ではそれまで毎年新卒を採用して終身雇用するという、世界的に見て特殊なシステムを維持してきた。そのため長期雇用されている高収入層(年功序列)が増え、企業の人件費が相対的高騰したため、それまでの雇用システムを維持しきれなくなってきたのである。創刊号でも話したように、企業が、リストラしたい人材は、組織に寄りかかって自分を見失っている人だそうです。

 しかもこの日本的雇用システムでは、学校で職業について主体的に考えさせる教育(キャリア教育)をしてこなかった。それが90年代に入って急に自己責任を要求されるようになり、生徒のみなさんはとまどうばかりで、フリーターの増加に拍車をかけたのである。

 また産業化の進んだ社会ほど、専門能力の高い人材を必要とするため、特に学歴の低い層は就職しにくくなるという事情もある。厚生省の調査ではフリーターの約三分の二が高卒(および専門学校)以下、三分の一が大卒である。

 若者の意識の観点からは、社会が豊かになったことも影響している。ハングリーさがなく、自分らしくありたい【こう言うと、カッコよく聞こえるね】、という理想を求める人が多い。しかしその理想を実現するために現実にどうしたらよいかはわからないのだ。また深い人間関係に踏み込まず、人間関係の作り方が下手な人が多い。

 君たちは決してフリーターの道を選んではいけない。就職一年後には、親に頼らずにマイカー資金をゲットすることだ!!!ましてや、次回にお話しする「ニート」になってはいけないのだ。

法定労働時間とは
「フリーターをその気にできる」リクルート ワークス研究所

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第7話≪学校教育と企業教育≫

2004年12月01日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今日から「師走(しわす)」(注:参照)

 師走とは、家々で僧を迎えて経を読ませるので、師が走るから師走と言われている。昔はお盆と同じく先祖のために僧を家に迎えてお経をあげてもらう習慣があり、師(僧)が走るから師走と言われている。ところが、最近は同じ師である教師もメチャ走り回っているのに気づくでしょう!みなさん、何故だか?判りますか? そ~~お、未だ決まらない生徒の就職、未だ決まらない生徒のAO入試、・・・のことで、教師の「こころ」が走り回っているのです。


 さて、今回は、同じ教育という言葉がつく、学校教育と企業における教育での共通点と相違点を配信しましょう。

 このHageOyaji通信のサブタイトルにも記載したように、教育とは、「生きる力」を持った自立型人財を育てることですが、これは、学校教育と企業教育の共通目的です。

即ち、◆ 夢を持っている生徒(企業では、目標設定が出来る社員)
    ◆ 自分の長所を引き出せる生徒(企業では、真面目で、真剣に取り組む社員)
    ◆ 気配りが出来る生徒(企業では、気働きを持っている社員)
    ◆ 自分自身を守れる生徒(企業では、自己管理が出来る社員)

世の中には、「気がきく人」と「気がきかない人」が存在する。「気働き」(きばたらき)はHageOyajiの亡くなってしまった母が、よく口にしていた言葉です。子供のころから、そして結婚してからも、何かにつけて、HageOyajiの兄弟は、この言葉でしかられた記憶が残っています。

 辞書には、「気働きとは、頭の回転が速く、事に応じて、すぐ対処できること」とあるが、起こり得るすべてを想像して、それぞれに対処できるよう準備をし、そして身体を動かして、働きなさい。ということなのである。同じような意味のことばに、気を回すというのがあるが、ちょっと、ちがう意味使いである。

 この中の、「気配り」「気働き」のヒントを話しておこう。
  一つ目は、相手の話すことを正しく聞き取ること(応対の基本)
  二つ目は、フットワークを良くしておくこと(身軽さ)
  三つ目は、肩の力を抜いて、相手を受け入れる姿勢(熱心さ)


 さて、学校教育と企業における教育の相違点は、学校教育はみなさんが知っている通り、先生がトレーナーで生徒がトレーニーですね。即ち、「上下関係」「一方通行」の教育で、生徒はインプットするのが主です。しかし、これからの21世紀に生き残る企業の教育は、第6話でも記載しましたが、e-ラーニングを中心とした、自らが自己改革しようと決断している社員にのみそのチャンスが与えられています。即ち、ファシリテーター(例えば、進行役のコンサルタントなど)(注:参照)がリードしながら、社員自らが智恵を出せるトレーニング法、そう、アウトプット研修が主です。企業では、一方通行の集団研修(インプット研修)は殆ど存在しなくなっています。

 HageOyajiの本来の仕事は、このファシリテーターです。みなさんが勤めた企業で将来お逢いすることがあるかもしれませんね・・・・・そのとき、ボク・ワタシ、高校生のときHageOyaji通信を読んだことがあるよ! と言われたらうれしいな・・(+_+) 気絶するかもね

 高校生のみなさん、特に就職が決まったみなさんはアウトプット(智恵を出すこと)に勢力を注ぎ込むよう努めてくださいね。

 そうです、社会人になったら、先回りの戦略思考を身に付けなければならないのです。

師走に関するうんちく
ファシリテーターとは

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