車輪とビール

次の人生を模索する日々

徒然に

2024-05-23 03:10:50 | 生活
 適当に思ったことをつぶやきより少しつぶやきたいときに発動する電子裏紙。
 自分は静岡県という日本有数の「高速道路同じ景色で長い、新幹線飽きる長い」で同じみの都会から脱出するも都会に行くも怠くなりがちな国に住んでおりまして。個人的には不要と考えていますが、リニア問題で全国各地の謎の人達から目の敵にされる地域でも有名であります。
 前知事もよく聞いてみるとリニア自体への否定はしていないんですけどね。さらにトンネルと水脈の関係は想定外の事が発生している、という過去の事例も複数ありますし、あの事例基本泣き寝入りですし(この記事熟成している間にある地域で井戸枯れが発覚したとか)。
 何より静岡以外の地域でもトンネル工事では想定以上の岩やら騒音問題が起こっているという現実もあり、実は [ 静岡 - JR東海 ] 間である意味湧き水でワーキャー騒いでいたことで問題の目線を逸らせていたので、案外Win-Winの関係だった面もあるのではないか、と思っています。まぁ、リニアはどうせ回収できないんじゃないかな、ぐらいにしか思っていないため個人的にはどうでも良いですが。
 東京-大阪は後20年以上必要そうですし、その頃には自分も老いぼれているはずですので今以上にどうでも良い問題になるかも。

 話はそれましたが静岡県は転換期を迎えておりまして。地方分権の頂点である知事選挙が過熱しております。
 個人的には、ですが本ブログでも似たようなニュアンスで主張した気もしますが、政治で一番自分の生活に対して影響がでるのは地方の単位だと思っています。かなり本気で思うこととして、ある区分は様々な要因で大小あれど、良い街を作れるか、は将来に対して大きな影響と意味を持つものだと思っています。やはり地域が第一で、ある程度住みやすいであったり、何か心地よい街は良い人生送りやすくなると思う。
 そして地域そのものの発展の決め手はやはり県政だと思う。特に自分が住んでいる静岡の右側は東京のお金が入ってくる、結構利権が複雑怪奇な地域で県政からは放置気味で有名。元知事様の問題発言後にSNSでは「これだから静岡県民は~ww」的な声も数多く目に入りましたが、静岡県は大きく3つの地方に分かれており、浜松と静岡に対しての力の入れようと東部の放置っぷりを「西高東低」と皮肉るぐらい地域住民の県政に対しての期待は異なります。いや、異なっておりましたといった方が今は正しいですかね。
 熱海の山のメガソやら沼津の高架問題でまざまざと見せつけられました。「こいつ何にも考えていねぇ」と。特に沼津に関しては結構発展遅らせた算段も出ておりまして。沼津市街地の慢性的な渋滞やらそれに合わせた再開発やら、素人が少し考えても影響度は大きい事業だと思うのですが。
 まぁ、だからと言って立ち退きやらなんやら問題は出てましたが、リニアより簡単な問題にしか見えませんでしたわ、自分の視点では。

 それはそれとして、県政に期待するのは東部地方で加熱している再開発の推進ですね。何でもかんでも再開発を望む訳ではないですが、これからバンバン人口が減りまくるのはほぼ自明でリソースが無くなってからでは投資ができなくなる問題が発生するのではないか、と考えています。
 これからは地域差が勝手に広がっていき、、、みたいな。伊豆半島をすこし考えてみると東伊豆は東急の血が入ってくるのである程度観光を基軸に発展させる術がないわけではない、とは思いますが西伊豆は県の政策がいるよなぁ、と。伊豆全体かもしれませんが、地方インフラ問題がダイレクトにのしかかってきそうな地域ですし。
 「どうにかするんだろうけどどうにもならない可能性はあるかもしれない」みたいな、不安のようなものはついて回ると言いましょうか。
 かといって全てのインフラを自治体単位で維持するのも恐らく無理になっていく。どんどん解決が狭まっていき、、、というような算段も消滅可能性自治体という形で先日出されたかと。それはそう。街は枯れたら戻すのはものすごい時間と労力が必要になりますし。今の日本ではそもそも簡単に人は増えないでしょうし(ここに関しては独身の自分が言うのもあれですが)。
 また、ここから15年が人口分布上どんどん厳しい分布になっていく、というのももうわかりきっていることで、ここから何を投資して・・・というより何を切り捨てるのか、と何をするのか、が重要なのかなぁ、とおぼろげに考えています。
 東京都知事選もいよいよ過熱して参りましたが、東京一極集中の解体は心の底から期待している。地方側がいくらハブや受け入れ態勢を作ったところで人が定住しなければ街は枯れていく。それはさすがに国と都知事が連携しなければ無理でしょうに。プロジェクションマッピングで遊んでいるようなお方では維持に走って得たお金で遊んでいるようにしか見えず、無理だわ。
 と言うことで、どうしようもない地域はどうしようもないとして、どうにかできそうな地域や復興の起点となる地域を盛り上げるための一つの材料として、再開発を通じて昭和っぽい街からちょっと良い街になると良いなぁ、と思っておりまして。アーケード撤廃などで商店街の見た目が変わるというのは実際ちょっと寂しいですが。

 大体上記のような読み取りをしている前提で今回の静岡県知事候補者を眺めてると、結局「現状維持」や「あれやります」が多い。金無いしこれから人減るのに?そんな候補者には投票しないね。
 また、選挙の声みたいなものを見ると地方分権という言葉を知らないのか「○○党だから、、、」とかしっちゃかめっちゃかな意見も少なくない。
 自分が年を取ったのか、今日日情報収集しやすい時代でも結局政策やら何やりたい人なのか以上に自分の見た範囲の「印象」でしかないんだな、と今回改めて強く思いましたわ。
 そう思う一つの事例として、静岡県のインフルエンサーの方が「今回は本気で知事選と向き合ってみた」という旨でドキュメンタリーチックなブログを発信されているのですが(ものすごく素晴らしい記事です)、候補者から応援する人を実質決めたタイミング辺りからすんごい嫌がらせやゴミみたいな意見が大量に来たとか。これも生々しいドキュメンタリーとなっており、大変興味深く拝見させて頂いております。

 この現状はまさに社会学の本やら某有名な教授が仰るような「阿保も参加できるのが民主主義の弱点」の一つの形なのかなぁ、と徒然に。タレント議員乱立や議員様ご自身やそれ系支持者やらスポンサー関連の情報操作(≒ひっくるめて既得権益)ももうどうしようもないですね。
 全部次の世代が自分の時代以上に苦しくなる気しかしないのですが、、、「今さえ良ければ」世代が作った社会で起こっていることですな。100年後や何やらに社会の教科書に「ゴミ世代が作った負の遺産」とでも評されるのでしょうか。それまでに日本が残っていればいいけど死んでるから答えを知ることは無いでしょう。

 まぁ、選挙の投票率を上げるには「周りが選挙に行くこと」が最大の政策とも聴いたことありますし、そんなもんかもです。
 まとめとしては「なるようにしかならん」と頭を真っ白にして何も考えることなく死に向かっていこうと思います。
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