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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

火の見やぐら

2012年12月21日 | 歴史・文化
厳しい寒さがやって来て、大島の里山でも紅葉が始まりました。
オオモミジが、きれいなグラデーションを見せてくれます。



今日の夕方、
島の南部地域の集落にある「火の見やぐら」を撮ってみました。

雲があったり、4時過ぎだったので、
薄暗くなりかけていました。

火の見やぐらや半鐘(はんしょう)は、
何となく懐かしいような、
郷愁を誘うものになりつつあるかも知れません。

全体はこんな具合で建物の上にあります。

都会では高い建物が多くなって、
火の見やぐらが用をなさなくなっているでしょ。
消防署も高いビルでしょうか?

大島だけではありませんが、
消防の仕事はプロの消防士がするだけでなく、
訓練を積んだ消防団員が火事の時に召集されて消火活動に当たります。

大島町消防団の野増地区の分断詰め所の屋上にも半鐘がありました。

昭和40年(1965年)の元町大火は、全国的に知られるほどの大火事だったそうで、
それ以後、区画整理などで火災に強い街づくりがされてきたそうです。

漁港の近くにあるので、最初は灯台↓だと思っていました。


でも、この角度から見ると塔の軒下に半鐘が吊ってあるのが分かります↓。


特に周囲に高い障害物がない間伏地区では、

電信柱の上部に半鐘を付けたような感じで、あまり・・・

高く・・・ない・・・火の見やぐらも。↓


電磁調理器やオール電化住宅など、
現代人は直に火を見る機会がなくなりつつあるのかも。

それでも火災は起きます。火の用心で行きましょう!



(なるせ)
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三宅島を歩きました。

2012年12月20日 | 火山・ジオパーク
火山合宿@三宅島の報告です。

昨日の午後、無事三宅島に到着。

昨日は三宅島のネイチャーガイド穴原さんにガイドをお願いし、今日はレンタカーを借りて島を回りました。

100年の間に4回も噴火している三宅島は、まさに“生きている火山の島”
それを実感できる景色に、たくさん出会いました。

三宅島到着後最初に立ち寄ったのがここ。

車が丸々溶岩流に飲み込まれていました!
大島には壁に遊歩道のコンクリートが挟まれている場所がありますが、それよりもずっと生々しい感じがしました。

1983年の山腹割れ目噴火で、500世帯のうちの350世帯が溶岩流に飲み込まれてしまったという阿古集落。

この溶岩の下には、たくさんの家が埋もれているのですね…。

小学校もそのままの状態で残っていました。

ここが2階だったなんて…。

立て看板には溶岩が流れてくる前と後の写真が並べられていて「溶岩流による被害」をリアルに感じることができます。

さらに、午後3時頃に噴火が始まり夜には溶岩で覆い尽くされてしまったけれど、近所の人が声を掛け合って逃げ1人も犠牲者が出なかったこと、警察や消防団など最後まで残った人たちは道が塞がれてしまったので、漁船で海から脱出したことなど、穴原さんの語る当時の様子を聞くと、ますます臨場感が高まります。

「メガネ岩」と呼ばれていた海岸の2つのアーチは、1つが台風で崩れてしまったそうですが、その崩れた岩の隙間から、“3本岳”という、大島で言うところの「筆島」のような溶岩を、見ることができます。

ここに沈む夕日は、とても美しいとか。
いつか見てみたいです!

現在、中央火口周辺は危険区域となっていて、立ち入りが禁止されています。
でも山の中腹にある「七島展望台」までは、車で登ることができます。

大島の裏砂漠のような、穴だらけの溶岩が降り積もった丘から、伊豆七島が全て見渡せます。

大島から見える伊豆諸島は縦に重なってしまうのですが、ここでは水平線に浮かぶようにグルリと並んで見えて、それがとても素敵でした!

風の強さは、ハンパじゃなかったですけれど・笑

マグマ水蒸気爆発が引き金となって、池の水が干上がってしまうこともあるようです。

噴火後水が涸れた新濡池の跡地で、穴原さんが水があった時の写真を見せてくれました。

その時の爆発で飛び散った大きな石は、そのまま石垣に利用されているそうです。

やるな~、人間!

海底噴火で一晩でできたという赤い丘“新鼻新山”にも行きました。

昨日まで海だった場所に、翌朝こんな赤い丘ができていたらビックリですよね。

「コシキの穴」と呼ばれる、江戸時代に噴火した火口は、有志の手によって整備され、火口底と火口一周を歩けるようになっていました。

まん丸い火口の底にはベンチが置かれ、ゆっくりできるようになっています。
空を見上げると、ぽっかり丸い(ちょっといびつだけれど)穴が空いていて「火口だ~。」と感じました。

鉄砲沢という泥流対策のダムも、地図の中で紹介されていました。

防災の施設の紹介も、大事ですよね。
ガイドの皆さんで考えて作ったということですが、よく考えられているなぁ~と思いました。

ところで、今回の三宅島訪問で、一番印象に残ったのは、火山ガスの威力です。
山の中腹の木は、はぼ全てが立ち枯れ状態になっていました。

立ち枯れの情報は知っていましたが、知識として知っているのと実際に見るのとでは大違いでした。
かなり衝撃…。

木の立ち枯れは山の上だけではなく、風下にあたる地域の森にも相当なダメージを与えていました。
かつてはスダジイの森だったという“椎取神社。

スダジイたちは、火山灰の泥流と火山ガスによって、噴火後次第に枯れていったようです。
でも再び成長をはじめ、今では人間の背丈を超えるぐらいになっています。

看板には、立ち枯れ状態になるまでの経過が記されていました。


最後の写真と、今の写真を見比べると、木々の再生の様子がわかります。

ここにも、噴火の中でたくましく生きる植物の姿が…。
こうやって破壊のダメージから再生する命を目の前で見ると「スゴイなあ」と思います。

看板には写真だけではなく、時には絵も使われていました。

「加藤淘綾画伯筆」とあります。
画家の絵を看板に使うなんて、これまたスゴイです!

看板は写真や絵と実物を比べられる向きに立っているので、とてもわかりやすかったです。


1940年の噴火で、これまた一夜にして誕生したと言われる「ひょうたん山」に登りました。

小さな山のてっぺんに火口が空いていて、その火口越しに海が見えます。
割れ目噴火が多く、海のそばに火口が点在する三宅島ならではの風景です。

赤と黒の溶岩と、海と空の青が、すご~く奇麗です!


海岸沿いの見事な柱状節理が眺められるのは…


「サタドー岬」と呼ばれる、断崖絶壁の上から…。
人が右側の崖の上に立っているのが見えるでしょうか?

下をのぞくと吸い込まれそうで、ドキドキしました~。

看板には、「赤色立体図」も使われていました。

わかりやすいです!

火口の中に建つ、三宅島らしい高校にも看板が!

周りは火口壁で囲まれています。

そして、火口湖の大路池には遊歩道が作られています。

下から見ても丸いけれど、

上から見ても丸い!(当たり前?笑)


夕方、アカコッコ館というビジターセンターに寄ってみました。
入り口を入ると、地元中学生が何年間かかかって作ったという、力作の立体地図が置いてありました。

スバラシイ~!

また、2000年の噴火をアクリル板で表した、地元高校生の作品も…。

地下のマグマが、海底を神津島に向かって移動して行ったことが表されていました。
なるほど~。

最後に、地元ガイドの皆さんと少しだけお話をする機会がありました。
三宅島の自然の魅力を、外の人たちに向けて伝えようとして、頑張っている皆さんです。

短い時間でしたけれど、ガイドの皆さんの三宅島への思いを感じました。

これから伊豆諸島の島々のガイド同士で、協力して伊豆の島々のトータルな魅力をさがしていけたらいいなぁ…。

明日もヘリの時間ギリギリまで、案内してくれることになっています。

さらに色々見て、大島へ帰ります!

(カナ)















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乳ヶ崎の猛禽

2012年12月19日 | 
2羽のハヤブサはこの冬もまたやって来ています。
撮影は昨日ですが初確認は10月7日でした。






昼近くに行ったせいなのか狩りはせずに風に乗っているだけでした。


今朝はまずハイタカが3羽いて。

そのうちの1羽が急降下~。

ノスリが来ました。



ノスリ(左)とハイタカ。
ハイタカのほうがちょっかいを出していました。

割と低空を飛んでくれたハイタカ。





3枚とも同じ個体です。

これはノスリ。

脚をびよ~んと出して降下して行きました。
よくこういう格好してます。

トビ。

2羽で楽しそうにしてました。
もうペアになってるのかなー?

またハイタカ。

遠いー。

乳ヶ崎(ちがさき)は伊豆大島の最北端なのでいろいろな鳥が集まります。
ぜひ現場でこの鳥たちをご覧になってください。


オマケ。

最近やたらとうるさいスーパーホーネット。
乳ヶ崎上空にも飛んできます。


                           がんま
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八丈島を歩きました。

2012年12月18日 | 火山・ジオパーク
今日は、火山仲間で漫画家の鈴木みきさんと、火山合宿(?)で八丈島を歩きました。

ネイチャーガイドの岩崎由美さんに、1日ガイドをお願いしました。
岩崎さんには「火山を見たい」とリクエストをしていました。(何しろ火山合宿なので!)

八丈島には約4000年前に噴火した三原山と、約400年前に山腹から噴火した八丈富士の2つの火山があります。

朝一番の飛行機で八丈島に到着後、すぐに“八丈富士”に向かいました。登山口から山頂までは、1280段の階段を上っていきます。

(右の緑の柵は、ヤギ駆除のための柵だそうです。)

生い茂るシダが南国の雰囲気です。シダの向こうにある幹の白い低木は、なんと大島でもおなじみのヒサカキなのだそうです。

幹が白いのは、地衣類がついているからとのこと。

大島では、ヒサカキの幹が全面地衣類に覆われている風景は、見たことがありません。八丈島の方が湿度が高くて暖かいからでしょうか?

道中、丸くて黒い小粒の石がいっぱい落ちていました。

大島には、同じように丸い小粒の「火山豆石」がありますが、色は薄茶色です。
なんで色が違うのですかね~?

さて、1280段の階段を上り終わった時、山頂は霧で何も見えませんでした。
少しがっかりしていたら、岩崎さんが「火口に下りてみましょう。」と言いました。

人1人が通れる細い道を、下りて火口の底へついた時、そこはまるでジャングルのようでした。


木々の多くが、フサフサのシダに覆われています。


そのフサフサ度たるや…スゴイです!

大島にもシダはありますが、木がこんな長いヒゲのようなシダで覆われている風景は見たことがありません。

私の大好きなキラキラもあちこちに!


地面に水も溜まっています!

なんだ、なんだ~?
ここが火口なの~?(大興奮・笑)

「どこから飛んで来たの?」と思うような大きな溶岩も、すっかりジャングルの風景に溶け込んでいます!


ジャングルを抜けて“浅間神社”までやって来ました。

神社には海岸から運んだと思われる丸い石が、たくさん納められていました。
あ、大島でもこの風景見ました…。

そして鳥居の奥には、ご神木のヤマグルマの威厳のある姿…。

素敵です!

この後、岩崎さんが「こっちに小穴があります。」と呼んでくれたので、のぞきに行きました。
そして、またまたビックリ!

白い霧がだんだん薄くなり、垂直の崖に囲まれた大きな穴が、姿を現したのです!
“小穴”というより、“火口”という感じですが、ここは火口ではなく、八丈富士の火口の中にできた溶岩ドームが凹んでできた穴なのだそうです。

霧はどんどん晴れて来ました。
穴の底には緑の森が広がっています。

下はヤマグルマの純林なのだそうです。
うう、行ってみたい…。

帰り道は、さっきまでの霧が信じられないような景色が広がっていました。


緑の溶岩ドームをグルリと取り囲む、垂直な崖(火口壁)。

初めて見る風景です。大島や八丈島のような粘りの少ない火山には、溶岩ドームはできないのかと思っていたのですが…火山って本当に多様なんですね。

溶岩ドームには、深い溝(亀裂?)が走っています。

なぜ、溝があるのでしょう~?

海と火山の両方を眺めながら歩く気分は最高でした!


さて、午後は八丈富士の10倍も古い火山、三原山を案内してもらいました。
こちらは川も滝もある水の豊かな火山で、少し粘り気のある溶岩でできているようです。

木性のシダが南国を感じさせます。

木の種類が多く、シダも大型のものが多いためか、八丈富士の火口の中の森とはかなり雰囲気が違います。


面白いのはシダが生い茂っている場所に、大島でおなじみのスダジイやタブノキが生えていること。

こんなふうに、まるで違うのではなくて、共通のものと違うものがある場所ってとても面白いです。

滝の裏を抜けられる“裏見ヶ滝”


同じ一つの島に、こんなに水の豊かな先輩火山と水はけが良くてスカスカの若い火山があるなんて、とても興味深いです。


2つの火山の他にも、海を見ながら入れる足湯や…


波で削られて丸くなった火山岩を、積み上げた昔の石垣や…


水蒸気爆発ででいた地形や、郷土料理の店やビジターセンターなど、様々な場所を案内してもらいました。
行き残した場所が、いっぱいあります。八丈島、1日では回りきれませんでした~。

太平洋に並ぶ火山の島々。「それぞれの共通点と相違点をさがしていけたら、きっとすご~く面白いはず」これって、全員一致の意見でした。

そのうち、「火山好き女子会」ができるかも。(笑)

明日は船で三宅島に渡ります。
明後日に、またレポートします!

(カナ)











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三原内輪一周行(富士山と共に)

2012年12月17日 | 今日の大島
昨日の三原山は暖かくて気持ちの良い一日でした。
空は雲ひとつなく富士山はあちらこちらから顔を見せてくれていました

滑走台跡付近から

赤だれ付近の足元に見える土の層は火山灰と小石がきれいに表れています。サクッと切ったらもっと綺麗そうですが、出来る過程を想像すると迫力が有りそうです。都道の地層断面の場所とは違い火口に近いので小さい噴火でも降灰の跡が分かりますが、中の方は大噴火の痕跡が残っているのでしょうね。

風も少なく、三宅島は靄がかかり、やっと見える状態でした。

去年見た時まだ割れていなかった大石はイタドリの根っこが育ったせいか、とうとう割れてしまいました。恐るべしイタドリ(過去のブロブに載せて有ります)

外輪山の白石山へ登り、三原山を見ると
やまの上に富士山が乗っているかのように

久しぶりの白石山はススキが茂ってしまい、夏に来たら私の背より高くなっているんだろうな~

つついし付近
ここからも富士山が見えたのだけど…山の斜面に貼り付いていますが分かりますか?

先の小山(櫛形山)
これから登りま~す。またまた富士山が見えましたし。溶岩の上の休憩ベンチからは外輪山の上に上半分の富士山が顔を出していました。

昨日のゴールは温泉ホテル。
葉が赤くなったイソギクがかわいい。ほっ! それにしてもイソギクの黄色い花がミモザに似ているな~ と思うのは私だけ?

皆様ご苦労様。4枚着ていた服は暖かさの為、帰って来た時は1枚(もうこれ以上は脱げません) でも普段は寒がりなんですが(しま)

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島ガール・フォトツアーin大島

2012年12月16日 | ツアー
昨日と今日の2日間、表題のツアーが行われました。

写真家のアドバイスをうけながら、参加者各自が持参のカメラで風景を撮る、という東海汽船さんの企画ツアー。13人の島ガールと一緒に歩きました。

ツアー前までの天気予報は雨&強風。実はかなり心配して、前日に室内撮影用の自然素材を集めたり、店の長靴や雨合羽をかき集めたりしていたのですが…

取り越し苦労でした。(笑)
悪天候に負けない皆さんのパワーが、楽しいツアーを作ってくれました。

最初から、こんな素敵な笑顔でした。

楽しそうですよね~。
きっと華やかで素敵な写真が、撮れたことでしょう!

道中、ビュ~っと唸る風と雨が横から吹きつけてきて、正面を向いて歩きにくい状況になった時もありました。一瞬「戻った方が良いのかも?」と迷いましたが、皆さんは…

笑顔でした!
スバラシイ~!

お祈りする犬と人。

2人乗りは初めてです。(笑)

ゴツゴツ溶岩地帯で、撮影タイム。

カッコいい写真が撮れたでしょうか?

帰り道は、どんどん霧が濃くなって来ました。
でも皆さんは「霧が雰囲気ある~。」と、霧に向かって写真を撮っていました。

で、私もまねてみました。

う~ん…難しいです。(笑)

木のトンネルから差し込む光は私の大好きな風景ですが、島ガールの皆さんも何かを感じてくれたようです。


真剣な表情で写真撮影…の図。


ところで昨日は「雨ならではの景色」をさがしたいと思っていました。
樹海のアオキの葉がキラキラ光っているのも、雨ならでは。


そして、モミジの紅葉がキラキラ光っているのも、雨ならではの風景です。

乾燥していたら、こういう光沢はないはずです。

裏から見る風景と、ずいぶん雰囲気が違っていますよね。

どちらも、奇麗ですけれど。

さて、今日です。

雨と風の昨日とは対照的に、今日は穏やかな快晴でした。
オプションツアーに参加してくれた6人の島ガールの皆さんと、椿、森、海を撮りに行きました。

朝一番は、椿の森でした。「光を利用して、どうやって写真を撮るか」に、プロの写真家のアドバイスを受けながらチャレンジ中。


「どんな写真が撮れているのかなぁ。」と気になって、私も同じように椿を見上げて撮ってみました。

朝の柔らかい光が椿の花の周りでゆらめいて、とてもキレイでした。

椿の森の撮影の後は、まず元町溶岩流へ。

普通のツアーと違って、全員がそれぞれの被写体をさがして歩いているのが面白いです!

地層大切断面では…
「ねえ、車が通ってない時に、この道(車道)を歩いたら、きっとかわいいよ。」by島ガール。

なるほど~かわいいかも!(感心)

皆さんの希望で、海岸にも行きました。
砕ける波を見つめて、写真を撮る島ガールの皆さん。

「どんな風景を写し取っているのかな?」←こればっかり・笑

こんな風景?


それとも??


海だけでなく、植物も流木も、被写体です。


過去の噴火が作った風景も、素敵なアートとして切り取られていることでしょう。


海岸の光。


森の光。

被写体は無限です!

最後に、スダジイの巨木の下で、今日の記念写真を撮りました。

大島の様々な風景を、それぞれの感性で切り取ってくれた島ガールの皆さん。
きっと「おお~!」と思うような、素敵な写真がたくさん撮れていることでしょう。

見てみたいなぁ~。
皆さん、大島関係のフォトコンテストがあったら、ぜひご応募ください。

この2日間、写真を撮る島ガールの皆さんの姿を通して、私もまた別の大島の風景を見ることができたような気がします。

とても楽しい2日間でした。

ありがとうございました!

(カナ)


















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ぼちぼち

2012年12月15日 | 

12月も半ばになってカモメ類がぼちぼち増えてきました。
画像は今朝の元町長根浜からのものです。
岡田港(おかたこう)にもいたのですが遠すぎました。
↑にはウミネコとオオセグロカモメが写っています。



テトラポッドにはウミウたち。


ウミネコとウミウのツーショット。


ヒメウが1羽だけいました。


ステキな音が聴こえてきたので空を見上げると新中央航空のドルニエ228が。
新島か神津島に向けて航行中。

断じてセスナではありませんよ!!


カモメ類はこれからもっともっと増えると思います。
この冬はワシカモメに会えるといいなー。


                        がんま
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ヘビの図がら

2012年12月14日 | 
昨夜または今朝方、ふたご座流星群をご覧になりましたか?
私は9時過ぎに大きな流星を5つ見ることができたので風呂に入ると、
眠くなって気が付くと朝でした。残念!


来年の年賀状用のヘビの図柄を考えていたら、
こんなものが目に止まりました。

時々見かけますね。
蛇腹のようにも見えなくもない。

いろいろな物に付いています。

ジグザグは、ひょろひょろと長~く伸びていたり。

道路のガードレールなどにも。

雨ざらしにして置いたクルマの荷台にも、
いつしか、この模様が・・・(笑)

うっすらと緑色の藻が生えていたのでした。


カタツムリやナメクジの食痕(はみ跡)です。

この季節は乾燥して寒く、カタツムリたちは、
こんな具合に葉裏や物陰に隠れて、
雨の時季を待っています。

ザラザラのヤスリのような舌(歯舌)で、
藻類を削り取って食べた跡が、
こんなふうに残ります。

食痕のサイズは、このくらいのものです。

建物の外壁に取り付けられた雨どいのパイプに描かれてます。

ちなみに、パイプを固定しているこの金具↑を
デンデンと呼びます。

柄の付いた張子太鼓の玩具の
でんでん太鼓の形に似ているからだそうで、


でんでんむしとの関係は・・・?

(なるせ)
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海から楽しむジオパーク

2012年12月13日 | 火山・ジオパーク
伊豆大島ジオパークDVD撮影の3日目は「海からの撮影」でした。今の大島火山の下に眠る古い3つの火山が、波に削られて切り立った崖を作っている東海岸を、海から見てみよう、という計画です。

前日までの強い南西風が止んで、弱い北東の風に変わっていました。

空も青いし、撮影日和です。

西暦838年の大きな噴火でできた火口が、津波によって海とつながって港となった波浮港。
火口壁に囲まれた丸い港を出て、外洋を目指します。


船長はケンボーダイビングの佐藤さん(写真右)。

ガイド仲間も私以外に2名、同乗しました。

港を出て、北上開始。
港の外側の壁には、キレイなシマシマが見えました。

シマシマは黒い溶岩の上に乗っています。最初に溶岩が液体の状態で流れて冷え固まり、その上に噴火で溶岩のしぶきや火山灰が降り積もったのでしょうか?

進んでいくと崖の所々に、赤い色が見えます。
昔このあたりで、激しい噴火があったのでしょう。

波打ち際にも、大きな赤い岩が転がっていて目を引きます。

地下のマグマがその通り道で冷えかたまり、それが固くて丈夫だったために波に削られずに残ったと言われる“筆島”を通過しました。

普段は海を背景に眺めている筆島を、海側から眺めるのは、とてもスペシャルな気分でした!

あ、また赤い壁が出て来ました!
しかもシマシマの向きが、ちょっとバラバラです。

昔ここで何が起こったのでしょう?

最初に赤い部分が積もっていて、そこに下から新しいマグマが上がって来て赤い部分を斜めに持ち上げたとか?あ、でも白い部分も少しシマシマになっていますね…う~ん…??

「?」がいっぱいの状態で考えていたら、佐藤さんが「ここが馬の背だよ」と教えてくれました。
「馬の背?」

なるほど~!
確かに馬がいます!

緑のたてがみの馬が、水を飲んでいます!
読者の皆さんには馬、見えますか~?

実は5~6年前、馬ノ背の上の森を歩き回ったことがあります。
こんな場所だったのですね。落ちなくて良かった…。

ところで、この馬の首の部分、木が平行に並んで“たてがみのような模様”を作っています。
なんで?

溶岩の“ヒビ割れ”は、植物が生えた後でも、こういう縞模様となって残るのでしょうか?
「う~ん…??」

私の疑問をよそに、船はさらに進んでいきます。

先方に「柱状節理」と呼ばれる、柱のような溶岩が見えて来ました。

「柱状節理」はけっこう長い距離、続いています(1kmぐらい?)。これってきっと、数10万年前の火山の沢を伝って海に流れ込んだ、現在の大島火山の若い(?)溶岩ですよね?

こんなにいっぱい、溶けた岩が海に流れ込んだんですね~。
その場にいたら、きっと息をのむような光景なのでしょう。

しかし大島の柱状節理って、下の方は細かいキレイな割れ方ですけれど、上半分は何だかバラバラな割れ方ですね。

これって最初は海水に接触してギュッと縮むけれど、そのあとはノンビリ冷えるからなのでしょうか?
(不規則に割れている分、見る角度によっては顔がいっぱい並んでいるようで面白いです!)

さて、船はさらに進み「行者屈」と呼ばれる場所の近くへ。
波でできたと思われる洞窟が複数並んでいます。

なんでここだけ、こんなに洞窟が集まっているのでしょう??

穴の周辺をよ~く見てみると…むむ、モザイク模様!
こりゃ縦にも横にもヒビが入っているから割れやすいってことでしょうか?

それとも数10万年前の火山の溶岩で、長い年月かけてボロボロになっているとか?

目の前の景色を「なんでこうなったの?」と考えると、不思議がいっぱいです。

正解がさっぱりわかりませんけれど、どんどん変わる景色の謎解きが面白かったです。

「どのコースを帰ろうか?」「あ、魚の群れがいる!」
折り返し地点で、少しの間船を止めながら、みんなで雑談しました。

船に酔って気持ち悪かったけれど、楽しかったです。(笑)

帰りはカメラマン氏のリクエストで、できるだけ海岸近くをゆっくり移動しました。
太陽の位置が変わって、筆島の対岸の壁の模様がクッキリと浮き出ていました。

赤い壁を斜めに走るグレーの帯は、地下から上がって来たマグマが、地上に噴きでることなく冷え固まったもの。太いものから細いものまで、何本も壁を貫いています。

ドロドロに溶けた熱~い岩が、こうやって地面の下から上がってくるのが“噴火”なんですよね。26年前の噴火の時には、地面の下から突き上げるような揺れを感じたと語る人もいますが、こういう景色を見ると納得します。

最後にもう一度、数10万年もの長い年月を荒波に耐えて残った溶岩“筆島”の姿を眺めてから、港に戻りました。

筆島、「孤高の岩」という感じで、メチャメチャかっこ良いです。

全行程2時間半。
たっぷり海からの火山を楽しんだ、大満足の1日でした。

きっと伊豆大島ジオパークのDVDには、今日の素敵な風景が盛り込まれていることでしょう。
完成が楽しみです!

(カナ)
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メジロが地面に降りていました。

2012年12月12日 | 
月曜日の撮影です。
あまり地面では食べ物を探さないメジロがたくさん降りていました。
道路に落ちたカラスザンショウの実を食べていたのです。
一昨日まではすごいニシでしたから。


数羽で一緒につついている場面もあり。













独り占めしている場面もあり。
この子は近くにくるメジロを追い払っていました。


メジロにしては珍しく足を使って食べています。



枯葉に潜る勢いで食べ物を探しています。



時々枝先で休んだり。


あ。



ニャンコ登場。


こりゃメジロを狙ってますな。


そろりそろりと近付いてきます。


真剣な眼差し。
体型からすると去勢あるいは避妊をした飼い猫だと思われます。
ネコはちゃんと家の中で飼育しないと!
車に轢かれちゃいますよ。


この子が狙われていたメジロ。
このあとネコに気付いて逃げることができました。


今日はこんな鳥を見つけました。

アマツバメ。
まだいるんですね。
最低6羽を確認しました。


レース鳩。
無事に鳩舎に戻れることを祈ります。


                       がんま


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