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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

伊豆大島ジオパークDVD取材

2012年12月11日 | 火山・ジオパーク
昨日から表題のDVD作成のための撮影が行われていて、私たちガイドも取材協力しています。
私は今日の岡田港から参加しました。

まぶしいほどの青空に、富士山がクッキリ見えていました。
撮影日和です!

裏砂漠の第2展望台の上からも、富士山が奇麗に見えました。

緑色が外輪山、ゴツゴツした黒が26年前の割れ目噴火の溶岩流です。
火山の島から、海の向こうの火山を眺める…これ、気分いいです!

荒涼とした裏砂漠に1本だけ、木が生えていました。
なかなか立派なオオバヤシャブシです。

本当は落葉する木なのですけれど、まだいっぱい緑の葉をつけていました!
元気だ~。

そして裏砂漠の王者(?)ハチジョウイタドリ。

存在感あるなぁ~。(笑)

全体のたたずまいのみならず、タネも存在感!


根元は枯れ葉が積もってフカフカです。
じっと葉を見ていたら「この下はどうなっているんだろう?」と興味が湧いてきました。

枯れ葉の厚さは、5cmぐらい。
下にはしっとりした土のようなものがありました。

虫眼鏡で観察したら、それは周りの黒い溶岩の粒(スコリア)よりも、ずっと細かい溶岩でした、
細い木の根やタネや枯れ葉が混じっています。

「なんでここだけ溶岩の粒が細かいのだろう?」と不思議に思いました。

風に飛ばされて砕けた溶岩が吹き寄せられたのかもしれないけれど、もしかしたら植物の根が細かく入って溶岩を砕いたのかもしれません。そして小さな隙間に、タネや葉の残骸が入り込み…こうやって土ができていくんですね。(納得)

波浮港の撮影の後、見事なムロアジの群れに出会いました。
いっぱい居ます!


ね?(笑)

実はここは「くさや」を作っている工場です。
いつもよりも大量の魚が、干されていました。

このあと“くさやのタレ”に浸けられて、くさやが完成となります。

魚の干物もキラキラ光るということを、はじめて知りました!

これまた、奇麗ですね~。

その後、激しい噴火で飛んで来た岩が、地面にめり込んだ様子や…


砂の浜(大島で一番長い黒い砂浜)などのジオサイトに立ち寄りました。


砂の浜には、ここ数日の強風で波の模様が刻まれていました。

なんだか素敵~!

そして日没の少し前には、こんな場所での撮影も…

カメラマン氏が赤い溶岩の上に乗って、カメラを構えています。
何を撮っているのでしょうか?

それは…内緒です。(笑)
何を撮っていたか知りたい方は、ぜひ伊豆大島ジオパークDVDをご覧下さい。
(来年3月までには完成予定です)

最後に訪れたのは、野田浜の「バディズベル」
海の安全を祈願して作られたベルの向こうに、真っ赤な夕日が沈んでいきました。

皆から「わ~!」と歓声があがるほど、キレイでした。

好天に恵まれた2日間。
DVDの完成が楽しみです。

明日も撮影は続きます~。

(カナ)










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紅葉は都内で!

2012年12月10日 | その他
都内に行って紅葉を観察してきました。

東京都の木 イチョウが黄色く色づいてきれい!
道路の植え込みには花が植えられたばかり、イチョウの落ち葉が寒さ除けの布団の様にきれいに敷き詰められていました。

桜も見つけました
四季咲きの『十月桜』大島にも欲しいな(何処かに咲いていたら教えてください)

モミジも赤くなっていますが、去年より色づきが遅いようなのは 暖かいせいでしょうか?

では大島は?
温泉ホテル付近の標高約500メートルのモミジも都内で見たモミジよりも赤くないのは不思議。標高が高ければ寒いはずなのに、情けないほど色変わりしない(都内より寒暖の差が無いのかな?)こんなに沢山の木々が有っても紅葉の季節は何故か悲しい

大島の森の中、この日は大風が吹いたので森の中を歩きました。道に迷いそうな道無き道を進む!と

足元をみれば(根元)
わ!シュスランがかわいい

どうなっているか 分からない ウニューな!

ん~  何に見える?
紅葉はすくないけれど 自然の作り出す芸術は凄く面白い(しま)


※大島町では今日から議会の定例会が始まりました。明日も本会議が開かれ一般の傍聴も可能です。皆様いかがですか?
議会内の写真はNGっぽいので入口を!
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ジオパークあれこれ。

2012年12月09日 | 火山・ジオパーク
施設の改修工事のため、半年間休んでいた“山頂ジオパーク展”が12月から始まりました。
内装はピカピカで、今までなかったトイレもエアコンもついて、とっても快適になりました!

“バーチャルジオツアー”にも新たな写真や噴火の動画を加えて、噴火をイメージしてもらいやすく修正しました。

毎週末と椿祭り期間中は毎日、9時30分~15時まで開けております。
近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
(約10人で交代でガイドしています。現在ガイド募集中です!)

さて、いきなり宣伝しちゃいましたが(笑)昨日さっそくジオパーク展のガイドに行って来ました。
山は歩くとよろめくほどの強風が吹いていたので「火口はあきらめました。」というお客様も多かったです。

「風がなければこんなものが見られますよ~」と解説中。
少しでも火山の魅力を伝えたいので、人数に関わらず上映しています!

三宅島でガイドをしているというAさんも、訪ねてくれました。

「同じ活火山の島同士、似ているところや違うところを比べられたらきっと楽しいよね。」ということで、これから情報交換をしていくことになりました。(楽しみです!)

ところで昨日は、あまりの強風で看板が飛びそうだったので、普段バス停のところに置く看板は出しませんでした。なのでジオパーク展の存在を知らせる看板はこの小さなものだけ。(カラスがちゃっかり風よけにつかってましたけど。笑)

でもわりと途切れずに、お客様が入ってきました。「不思議だな~。」と思っていたら、どうやら近くのお土産屋さんが「見ていくとといいよ」と言ってくれていたようです。

お客様に“ジオパーク展”の存在を教えてくれたのは、このお土産屋さんの人たちです。

ありがとうございます!
応援、うれしいです!

最近このお土産屋さんが、とても“ジオパークな人”であることがわかりました。何しろ40年前からこの場所でお土産を売り続け、噴火の前後の移り変わりを見てこられたのですから。

そして実は先日ここで、とても素敵なものを見せてもらいました。
写真左上の額の中に、ご注目ください。

昔、店で売っていたという、2枚綴りの絵はがき。

それが、噴火で景色がどう変化したかがわかるように、順番に並べられていました。

「興味のありそうな人にだけ、見てもらうようにしているの。」とのことですが、こうやって変化を伝えようとしてくれているところがスバラシイです!

絵はがきの最初の1枚は、1950~1951年の噴火前。

まだ店の前が火山灰で覆われ、ラクダや馬に乗る観光が盛んだった時代の風景です。

次に1950~1951年噴火直後。

火口からあふれた溶岩が店の下ぐらいまで流れて来て、“表砂漠”と呼ばれていた砂地を覆ってしまったのが良くわかります。

そして1986年噴火後。(何年ごろの写真でしょうか?今度聞いてきます。)

今までの溶岩が植物で覆われ、その上に新たな溶岩が流れて、山肌に新しい黒い筋をつけています。
噴火が景色を作りかえていくのが良くわかります。

ちなみに、これは今年の春です。

どんどん緑になってきます。
噴火だけでなく植物も、景色を変えていきますから…。

この景色の変化の中で、40年もお土産を売り続けて来たということ自体が、ジオそのものですよね。

そして並んでいるお土産は…

お2人が手をかけた、暖かみのある品々でした。
左は椿のタネとオオシマザクラのタネをあしらったもの、右は椿のタネに自分で絵を描いたもの。

かわいいです。
自作だったとは、知りませんでした…これから友人へのお土産はこれにしようっと。

ジオを語り、ジオな写真を見て、ジオな人々を知り…。
ジオパークって楽しいなぁ~と、またまた思った1日でした。

(カナ)
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潜ってます

2012年12月08日 | 


↑の画像にたくさんの鳥が写っています。
わかりますか~?


スズメたちです。

いる場所は・・・




はい、牧場です。
ウシの周りで賑やかに過しています。
多いときで100羽くらいいると思います。もっとかも。




こうして枯れ草に潜って食べ物を探しています。






見ていると枯れ草がモコモコ動いてなにか別の生き物がいるようでなんだか楽しくなります。
スズメたちは必死で探しているのに・・・ごめんなさい。
でも本当に可愛らしいです。


1羽が出てきて伸びをしました。



この枯れ草の中でたくさんのスズメが懸命に食べ物をさがしているんです。
がんばれ!と心の中でエールを送りました。


                     がんま
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花の少ない時季ですが・・・

2012年12月07日 | 植物
なんとなく淋しく感じたりする季節・・・
晩秋から冬にかけて花を咲かせてくれる植物は、
とってもうれしいものです。

昨日紹介のイソギク・ツワブキ・ノコンギクなど、
キク科の仲間も良いですねえ。

今日のヤツデはウコギ科です。

1枚の大きな葉が6~10枚に切れ込みが入っています。
子どもの頃、この大きな葉を天狗のうちわと言って遊び道具にしました。

春の若葉が伸びる頃も、なかなかユニーク。
小さな手を広げるようでかわいいですよ。

少し前、つぼみの頃はこんな感じでした。

11月中旬。

丸いつぼみは、実のようにも見えますが、
先端から開きます。

庭木として植えることも多いようですね。

自生地は、
関東以南、四国、九州の海岸に近い林。

すっかり開花した今は虫も少なくなる時季なので、
どんな虫が集まるのか見てみると、

アリたちが取り付いて、
美味しいものを頂いているようです。


同じウコギ科のカクレミノやハリギリの花に似ていますね。
どちらも花期は夏ですけど。

小さなハエの仲間も飛んで来ていましたが、
撮りそこないました(汗)


葉を痰切りの薬にする他、干して風呂に入れるとリューマチに効くとか。
いずれも未経験なので、効果の程は何とも言えません(笑)
お試し済みの方がいらしたら、お教え下さい。

樹高2~3メートルと小さいながら、頼もしい木です。

(なるせ)


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移りゆく時間を。

2012年12月06日 | ツアー
昨日のツアー報告です。
関東近郊に住まわれている、同級生の女性グループの方たちと一緒に歩きました。

昨日も、今日と同じような快晴…さらに風も弱くて、本当に快適なツアー日和でした。
全員が植物の知識が豊富で、植物好きな方たちでした。

例えば枯れかかったガクアジサイの葉っぱにも「あら~、奇麗!」の声があがります。
「なかなか無い色使い」なのだそうです。

なるほど~、そう言われてみればそうかも。
…思わず写真を撮りました。

植物好きの皆さんに、アシタバのタネの味を紹介しました。

タネもそのまんまアシタバの味と香りだということで、盛り上がりました~。

皆さん、次々に何かを見つけて教えてくれます。
溶岩の隙間に埋まるほど小さいアシタバの花のあとや…


咲き残っていた小さなノコンギク…その他、色々!


富士山もキレイでした。
上り坂の途中で、振り返って富士山を眺め…


山頂からも、富士山を眺め…

何度も立ち止まって、美しい日本の火山を楽しみました。

道中、皆さんの故郷をお聞きしたら「福島原発の地域で、今はもう帰れない」と教えてくれました。
実家を津波で流されてしまった方も、ご親族の住む場所が避難で何度も変わっている方も、いらっしゃいました。

「こうやって歩きに来られるだけでも、私たちは幸せだ。」と、皆さんおっしゃっていました。苦しい経験を経ていながらも(経て来たからこそなのでしょうか?)とても和やかで明るい笑顔でした。

きっと昨日の穏やかな青空は、三原山からのプレゼントなのでしょうね。

さて、昨日はあまりにも良い天気だったので、道中何度か「写真を撮りましょうか?」と声をかけました。そうしたら、ほとんどの方が「写真はいらないわ。」とおっしゃいます。

「写真を残すと、あとに残った者が整理が大変だとわかったから、そういう思いはさせたくない。」
「そろそろ自分の身の回りの整理をしておきたい。」とのことでした。

「美しい景色は記憶の中にとどめて、あとに何も残さない。」「締めくくりも自分の責任で」
私より15年ほど先輩の皆さんからのメッセージと穏やかな笑顔が、ジワッと心にしみました。

三原山からの帰り道、港にお送りするまでの道中で、森と海岸に立ち寄りました。
伊豆大島の様々な表情を、見ていただきたかったのです。

樹齢800年以上の堂々たる桜株。

木の枝の隙間から、太陽の光が差し込んでいました。
「すごいわ~。」と皆さん。

イガアザミの花が奇麗に開いていました。
確か10月末に来た時に満開で、その後ほとんど枯れていたのですが…?

三原山のふもとのイガアザミもほとんど終わりだというのに、ここだけ見事に咲いていて驚きました。花好きの皆さんを歓迎してくれたのかもしれません。

そして、最後に立ち寄った海岸では…

イソギクの花が満開でした。

ツワブキとセットになった豪華なものもあります!

黄色い色って元気が出て良いですよね。

「あら~、これキレイだわ。」

皆さんの声に誘われて、見に行ってみたら…

溶岩と海とイソギク!

潮風と日照りの中で、生きているぞ~という、凛とした姿が素敵です。

全てのものが変化するから、一度きりの時間だから美しい…そんな移りゆく風景の中を、人生の先輩でもある皆さんと一緒に歩くことができて、しみじみ「うれしいなぁ~。」と感じたツアーでした。

(カナ)







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忘れてた!

2012年12月05日 | 
先月8日にハラビロカマキリを見つけたことをすっかり忘れていました。
夏に再会を願った褐色タイプの個体だったのに~。
(7月18日に書いています)

見つけてすぐは落ち着きませんでしたが、まもなく私の手の上でグルーミングを始めました。




カマキリのこの仕草、大好きなんです。



特に大切なカマは入念に。




「どう?綺麗になったでしょ?」
見つけたときからとっても綺麗でしたよ!


お別れは草むらに。
無事に卵を産んだかなー?


本日のオマケは今朝の富士山。
鳥はトビ。



                       がんま
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ジオパーク研究会・第4回勉強会

2012年12月04日 | 火山・ジオパーク
伊豆大島では、今年のはじめに行われたジオパークガイド講習終了後、有志によって“ジオパーク研究会”が発足しています。

会員全員が班にわかれ、それぞれの班が月に1回勉強会を企画するという方法で、今まで3回フィールド勉強会が行われました。(私は3回とも仕事で参加できませんでした。シクシク…)

今日は私が属している4班企画の、“火山博物館勉強会”でした。班のメンバーで「春に作った“火山博物館クイズ”をもとに各自で館内を周り、その後意見交換をしよう」という計画をたてました。

私たちの勉強会のために、閉館後の博物館を開けてもらいました。
(ありがとうございました)


みんな1冊ずつクイズを手に持って1時間、問題を解きながら回りました。

クイズは「火山を全然知らない12歳の子ども」を想定して作ってあるので、島在住でジオガイド講習に参加している人対象では1時間だと長すぎるかも…と少し心配したのですが、クイズ以外の展示も見てゆっくり回っている人が多かったようです。

このクイズ冊子は、展示物の解説の中なら答えをさがすように作られています。

じつは8月から試験的に博物館に置き、アンケートをとって約100人から回答をもらっていました。

その結果「このようなクイズ冊子があった方が良い」または「どちらかと言えばあった方が良い」という意見が94%でした。

また「どのようなガイド冊子があったら良いか?」の質問に対しては「年齢別、目的別のガイド冊子」が50%、「火山や展示内容を詳しく知ることができるガイド冊子」が28%、「もっと絵が多くて、見ているだけで楽しいガイド冊子」が22%でした。

「面白いと思ったクイズは?」という質問で一番多かったのは…

「地球以外にも火山がある」という驚きや、噴火のビデオなどの動きのある映像から答えをさがすクイズが人気でした。

「むずかしい思ったクイズは?」の質問で一番多かったのが…

これ以外にも、記述式のものが「むずかしい」と感じられたようです。

さて今日の勉強会では、各自でクイズを解いたあとに意見交換を行いました。
(その時に、今までのアンケート結果も簡単に報告しました)

時間がなくてかなり超特急でしたが、色々意見が出ていました。
こういう時間、いいですね。「ジオパークは、みんなで作る」ということが実感できます。

ジオパーク研究会(ジオ研)には、保母さん、小学校・中学校・高校の先生(または元先生)も観光関係の仕事をしている(していた)人、子育て中のお母さん、など様々な人がいます。皆さんのアイデアを集めたら、アンケートにあった“年齢別、目的別の楽しいクイズ”が作れそうです。

みんなで互いに勉強し合いながら、ジオパークを学んでいこうという主旨で始まったジオ研。

第4回目の勉強会の参加者は、22名でした。

皆さん、お疲れさまでした~。

(カナ)




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大島が動く!

2012年12月03日 | 火山・ジオパーク
大島は動いている。富士山の方向へ年間に約4センチメートルと言われています。
火山の本などで勉強していると地球の各プレートはそれぞれ歩く歩道の様に有る処で生まれて有る処で地球の殻に沈んでいるようです。大島が単独で動いているわけではなくて大島が有る水中の大地が動いているわけです。
歩いていると道路に亀裂が有るのに気が付きます。

これは御神火スカイラインですが
南部の新しい道にも同じような物を見つけたのですが、崩落の危険性はないのでしょうか?
マグマの注入によって膨張している大島の所為?

でも待てよ!私の家の近くにも、、、

道から先に続いています(道の先に有る白いライン補修されたが亀裂)

道の反対側にも ここのブロック塀は3㎝ぐらいの溝が出来ていますし

横の塀にも こんな亀裂が出来ています

その先の家のお風呂場にも (ここも補修済み)

やはり亀裂は家の中まで侵入しているのでした
それぞれの家が古くなったからでしょうか?


しかし、ここは崖の近くで波の当たり方によっては地震かと思うような地響きと揺れが起ります。もしかして、それが原因でしょうか?はたまた、噴火の関係?断層?

ラインに沿って亀裂が出来ているのがあやしい?(しま)
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ゴリラ発見!そしてついに…。

2012年12月02日 | ツアー
今日は、札幌からいらしたMさんのリクエストで、火口経由で“赤ダレ”まで歩いてきました。
三原山には、いつもよりもずっとたくさんの噴気が立ちのぼっていました。

火口壁からモクモク。
火口の中からもモクモク。

そして、黒い溶岩の山(三原新山)からもモクモク。

う~ん「生きている火山」という感じがカッコいいです!(笑)

Mさんが、しゃがんで何かを撮っていました。

こういう時、私はいつも何を撮っているのか聞くことにしています。
人によって感性が違うので、同じ景色の中にも新たな発見があるからです。

Mさんが「面白い!」と言っていたのは、この風景でした。

熱い溶岩が天井部分からしたたりながら、冷え固まったのが良くわかります。
確かに素通りするのはもったいない…。

自分が最初にここをのぞいた時の、新鮮な気持ちを思い出しました。
これから必ず、のぞくことにしようと思います。

Mさんからは「この位置から見ると面白いですよ。」というアングルも、教えてもらいました。

確かに。
いつも横や斜め下から見ていた縄状溶岩が、真上から見下ろしたら違ったものに見えました。

横や斜め下から見ると人間の視線ですが、上から見たら自分が溶岩になって山を下ろうとしている気分になりました。

三原山をあらかた下ったところで、赤ダレを目指して荒野のような風景の中を歩きました。

噴火で飛び散った溶岩がゴロゴロしています。
何か面白いものが見つかりそうな予感…ワクワク。

富士山のような整った形の小山がありました。

周辺にはイタドリが砂を固定してできている凸がいくつもありますが、これはその中でもバランスがとれた形が目を引きました。

Mさんが、イタドリの根がどれほど長く伸びているのか、砂を掘って観察をはじめました。
ビロ~ン…

イタドリが長~い根を、スコリア(黒い穴だらけの溶岩)の中まで差し込んでいました。
このまま溶岩を、貫くつもりなのでしょうか?

こんなオブジェも転がっていました。

「芸術的~!」2人とも同意見でした。

そして“赤ダレ”の上には、なにやら存在感のある黒い陰…。

最初はとんがり帽子をかぶった人が、口を開けて海を眺めているように見えました。

近づいて角度を変えてみると…

今度は髪の毛を風になびかせて「ヤッホー!」と叫んでいる人の顔に見えました。

さらに、海側にまわって見上げてみたら…

なんと“ゴリラ”が居るではありませんか!
しかも鼻も口も耳もある、かなり完成度の高いゴリラです!

これで三原山には、富士山をバックにしたゴジラと、三原山に向かってお祈りする犬と、海を見つめるゴリラがいることになります!スゴイです!!

ゴリラの下で、赤い谷を見下ろしながらお茶を飲みました。

「ここまで来て良かった。」
そんなふうに思える、幸せな時間でした。

ところで、今回Mさんは札幌から2種類のお菓子を持って来てくれました。
「1つは札幌では有名な、白樺をイメージしたバウムクーヘンなんです。」とMさんが言いました。

バウムクーヘン?
実は今回、地層大切断面のリクエストも受けていました。

これはもう、以前から考えていた「あのこと」を実行に移すしかありません!
後半急ぎ足で車に戻り、地層大切断面まで移動して袋からバウムクーヘンを取り出し…

ジャ~ン!

どうです?

うまく合っていませんか?

実はこの写真、バウムクーヘンを片手に格闘している私を見て、Mさんが協力して撮ってくれたものなのです。(Mさん、ありがとうございました。)

撮影のあとは、もちろん約2万年分の地層を見ながらバウムクーヘンをいただきました。
(ごちそうさまでした~。)

とっても贅沢な気分でした。

三原山でゴリラを見つけたし、バウムクーヘンのような地層の前でバウムクーヘンを食べるという念願もかなったし、なんとも楽しい1日でした。

(カナ)
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