本日、台風26号の犠牲者を悼む「鎮魂、涙の日」という、歌と踊りの式典が行われることを知り、参加してきました。
実行委員は大島在住の舞踏家、青木健氏。いただいた資料によると、青木氏は東宝児童劇団、舞台芸術学院をへて、モダンダンス、民族舞踊などを学んだ方で、現代舞踊協会の特別新人賞も受賞されているようです。
会場は青木氏自宅の庭。
そこは不思議な空間でした。
海岸から拾ったと思われる丸い溶岩をきれいに並べて、お香を焚く台が作られていました。

なんだか芸術的…。
ハシゴが何本も、木に立てかけられていました。

まるで自然のジャングルジムのよう…子ども達が楽しそうでした。
ロバもいて、こちらも子ども達に人気でした。

暖かな日差しの下で、式が始まりました。

ビールケースに布団を敷いた座席。
そしてワラ(?)を敷いた舞台。
挨拶、出演者紹介のあと、青木氏の踊り、そして献花。

ヤブツバキの花が、丸い石の上に置かれました。
再び踊り。「4方拝」


大島町議、中山登氏による歌曲。

歌は「波浮の港」と「島は春だよ」
著名な舞踏家、花輪洋治氏(http://osumiart.exblog.jp/20621193)による「花」の踊り。


私には犠牲者の魂に花を捧げているように見えました。
続いてモダンバレエの細川初枝氏(http://studiocommu.com/講師プロフィール/)の「花」の踊り。


流れるような動きに見とれているうちにダンスが終わりました。
著名な横笛奏者の石山裕雅氏(http://ishiyama-shachu.sakura.ne.jp)の演奏「蒼き天の如く」

澄みわたる笛の根が、青空に吸い込まれていくかのようでした。

最後の踊りは青木氏の「やすらえ、献杯返し」


そして石山氏の「しづめ」の笛の後、参加者全員で山に向かって黙祷を捧げました。
演奏、踊りの間中、お香が炊かれていました。

今日もらった資料にはこんな言葉が書かれていました。
「幸い知人宅も我が家も無事でしたが、多くの方がなくなり、その悲しみから表現者のひとりとして、また人間として舞踊をもって合唱と祈りをささげ、やすらかなご冥福を森に届けます。」
私は踊りのことはまるでわかりませんが、演者の方達の「思い」は感じました。
犠牲者の方達が安らかであることを祈り、残された者が犠牲者の思いを引き継いで生きていく…。
今日のような儀式は、私たちが前を向いて進むための、ひとつの“区切り”になるような気がしました。
帰り道、山がクッキリ見えていたので車を止めて写真を撮りました。

今日の「祈り」が届いたのではないかと思うほど、美しい姿でした。
(カナ)
実行委員は大島在住の舞踏家、青木健氏。いただいた資料によると、青木氏は東宝児童劇団、舞台芸術学院をへて、モダンダンス、民族舞踊などを学んだ方で、現代舞踊協会の特別新人賞も受賞されているようです。
会場は青木氏自宅の庭。
そこは不思議な空間でした。
海岸から拾ったと思われる丸い溶岩をきれいに並べて、お香を焚く台が作られていました。

なんだか芸術的…。
ハシゴが何本も、木に立てかけられていました。

まるで自然のジャングルジムのよう…子ども達が楽しそうでした。
ロバもいて、こちらも子ども達に人気でした。

暖かな日差しの下で、式が始まりました。

ビールケースに布団を敷いた座席。
そしてワラ(?)を敷いた舞台。
挨拶、出演者紹介のあと、青木氏の踊り、そして献花。

ヤブツバキの花が、丸い石の上に置かれました。
再び踊り。「4方拝」


大島町議、中山登氏による歌曲。

歌は「波浮の港」と「島は春だよ」
著名な舞踏家、花輪洋治氏(http://osumiart.exblog.jp/20621193)による「花」の踊り。


私には犠牲者の魂に花を捧げているように見えました。
続いてモダンバレエの細川初枝氏(http://studiocommu.com/講師プロフィール/)の「花」の踊り。


流れるような動きに見とれているうちにダンスが終わりました。
著名な横笛奏者の石山裕雅氏(http://ishiyama-shachu.sakura.ne.jp)の演奏「蒼き天の如く」

澄みわたる笛の根が、青空に吸い込まれていくかのようでした。

最後の踊りは青木氏の「やすらえ、献杯返し」


そして石山氏の「しづめ」の笛の後、参加者全員で山に向かって黙祷を捧げました。
演奏、踊りの間中、お香が炊かれていました。

今日もらった資料にはこんな言葉が書かれていました。
「幸い知人宅も我が家も無事でしたが、多くの方がなくなり、その悲しみから表現者のひとりとして、また人間として舞踊をもって合唱と祈りをささげ、やすらかなご冥福を森に届けます。」
私は踊りのことはまるでわかりませんが、演者の方達の「思い」は感じました。
犠牲者の方達が安らかであることを祈り、残された者が犠牲者の思いを引き継いで生きていく…。
今日のような儀式は、私たちが前を向いて進むための、ひとつの“区切り”になるような気がしました。
帰り道、山がクッキリ見えていたので車を止めて写真を撮りました。

今日の「祈り」が届いたのではないかと思うほど、美しい姿でした。
(カナ)