昨日、第1回伊豆大島ジオパーク、ロゲイニング大会が開催されました。(ロゲイニングは島中にポイントを置き、難易度ごとに得点を設定して、時間内にどれだけ得点を得られるかを競うゲームです。)
私は東京で行われた“島グルメ”というイベントで「ジオパークと椿祭り」の話をしていたので、昨日は島にいなかったのですが、約200名の参加者の方達は、それぞれのペースでロゲイニングを楽しまれていたようです。
で、今日は、元から予約が入っていた2名のお客様+昨日のロゲイニングに参加していたメンバー(主催者側の人たちも含む)と一緒に、「赤ダレ」までツアーに行ってきました。
歩きはじめて間もなく、リュックをかついだ集団が走ってきました。
昨日のロゲイニングに参加した人たちです。

昨日、コンパス片手に猛スピードで薮に入っていった人たちがいると聞きましたが、きっとその強者達なのでは?山を走る集団に会うのは初めてなので、ちょっと驚きました。
「おお~!」と、親しい友人を見つけた時のように、互いに喜び合うみなさん。

ものすご~く、嬉しそうです。
“走る集団”を見送った後、“流れ”を体感してもらいたくて、いつものように溶岩流に登りました。

そして下におりてから「赤いドロドロの溶岩が、ゆっくり目の前に流れてきたら、みなさん遊んでみたくないですか?」と聞いてみました。
すると…「靴の底、溶けちゃいませんか?」とお客様。
え…?楽しい質問に、思わず自分の靴を見ちゃいました。(笑)

そうか~、溶岩の上を歩いて遊ぶ状況を、想像したのですね!
「フライパン持ってきて、溶岩で調理したら良いんじゃない?こんなふうにさ。」(握っている手の先に、透明のフライパンがあります。心の奇麗な人にだけ、見えます~笑)

何度か一緒に歩いているSさん、相変わらず素敵な発想です!
なんだか本当に、調理できそうな気がしてきました。
今日は地元サーファーの親玉(?)Yさんも参加していたので、火山地質図を見ながら「ここの海中、溶岩が流れてこういう地形になっているんだ。」「ここはこういう地形だからいい波が立つんだよ。」など、海の中の地形を解説してくれます。さすが~。

それぞれが、知っている事やアイデアを出し合って歩くのって楽しいですね。
1人で歩く時の何倍も、楽しめるような気がします。
みんなで食べる“おやつ”も最高です!

寒かったけど、気持ちは温かい!(笑)
山頂近くまで登ったところで「ア~ン」と口を開けるOさん。(写真右側)

いったい、何をしているのでしょう?
…実は交代で、ゴジラを食べてみたのです。
この写真は、今回のロゲイニング参加者の中で一番遠方からの参加だったAさん。

現在、日本の中で最も活発な火山「桜島」で、ガイドの仕事をしている方です。
ところで今日は皆さんの希望で、普段より足をのばして“赤ダレ”まで行くことになっていました。
噴火で飛び散った溶岩が、ゴロゴロしている中を、それぞれ自由に歩いていきます。

誰かが何かを見つけそうな予感…。
あった~!

面白い形!!
イタドリが作った小さな山が、いっぱい重なっている風景にも見とれてしまいます。

強風の中で、砂を固定していくイタドリのたくましさに圧倒されます。
しかし、この頃から、“あられ”が降り始めました。
1日晴れの天気予報を信じ、“赤ダレ”で2回目のお茶にしようと目論んでいたのですが…
それどころではありませんでした!
細かいあられの粒が、風に吹かれて赤い谷の下に向かって飛んでいきます。

「うわ~!なんか怖い!」

みんなで「スゴイ!」「怖い!」を連発しながら写真を撮りました(笑)
ゴリラ(?)と人間達。

ゴリラの後頭部(?)と人間達。

吹きつけるあられの中で、みなさん笑顔です!
たくまし~。
帰り道も、地形を楽しみながら歩きました。

例えばこの写真の、低い沢の縁をのぞきこんで見ると…
飛んできた火山弾の下の火山灰を、雨が削っていったと思われる風景。

流れるような全体のデザインがカッコいいです。
昔あったトロッコ台の残骸のコンクリートでは…

「なんだこれ?コンクリートの上に溶岩が飛んできたのかね?」
「そうみたいだね。」
これも、雨が削りだした造形?

だとしたら、見事な作品ですね。
こうして、“あられ”にも風にも屈せず(?)みんなで元気に歩き通しました。

この後のお昼御飯が、とても美味しかったのは言うまでもありません。
笑いがいっぱいの、みんなで作った楽しいツアーでした。
(カナ)
私は東京で行われた“島グルメ”というイベントで「ジオパークと椿祭り」の話をしていたので、昨日は島にいなかったのですが、約200名の参加者の方達は、それぞれのペースでロゲイニングを楽しまれていたようです。
で、今日は、元から予約が入っていた2名のお客様+昨日のロゲイニングに参加していたメンバー(主催者側の人たちも含む)と一緒に、「赤ダレ」までツアーに行ってきました。
歩きはじめて間もなく、リュックをかついだ集団が走ってきました。
昨日のロゲイニングに参加した人たちです。

昨日、コンパス片手に猛スピードで薮に入っていった人たちがいると聞きましたが、きっとその強者達なのでは?山を走る集団に会うのは初めてなので、ちょっと驚きました。
「おお~!」と、親しい友人を見つけた時のように、互いに喜び合うみなさん。

ものすご~く、嬉しそうです。
“走る集団”を見送った後、“流れ”を体感してもらいたくて、いつものように溶岩流に登りました。

そして下におりてから「赤いドロドロの溶岩が、ゆっくり目の前に流れてきたら、みなさん遊んでみたくないですか?」と聞いてみました。
すると…「靴の底、溶けちゃいませんか?」とお客様。
え…?楽しい質問に、思わず自分の靴を見ちゃいました。(笑)

そうか~、溶岩の上を歩いて遊ぶ状況を、想像したのですね!
「フライパン持ってきて、溶岩で調理したら良いんじゃない?こんなふうにさ。」(握っている手の先に、透明のフライパンがあります。心の奇麗な人にだけ、見えます~笑)

何度か一緒に歩いているSさん、相変わらず素敵な発想です!
なんだか本当に、調理できそうな気がしてきました。
今日は地元サーファーの親玉(?)Yさんも参加していたので、火山地質図を見ながら「ここの海中、溶岩が流れてこういう地形になっているんだ。」「ここはこういう地形だからいい波が立つんだよ。」など、海の中の地形を解説してくれます。さすが~。

それぞれが、知っている事やアイデアを出し合って歩くのって楽しいですね。
1人で歩く時の何倍も、楽しめるような気がします。
みんなで食べる“おやつ”も最高です!

寒かったけど、気持ちは温かい!(笑)
山頂近くまで登ったところで「ア~ン」と口を開けるOさん。(写真右側)

いったい、何をしているのでしょう?
…実は交代で、ゴジラを食べてみたのです。
この写真は、今回のロゲイニング参加者の中で一番遠方からの参加だったAさん。

現在、日本の中で最も活発な火山「桜島」で、ガイドの仕事をしている方です。
ところで今日は皆さんの希望で、普段より足をのばして“赤ダレ”まで行くことになっていました。
噴火で飛び散った溶岩が、ゴロゴロしている中を、それぞれ自由に歩いていきます。

誰かが何かを見つけそうな予感…。
あった~!

面白い形!!
イタドリが作った小さな山が、いっぱい重なっている風景にも見とれてしまいます。

強風の中で、砂を固定していくイタドリのたくましさに圧倒されます。
しかし、この頃から、“あられ”が降り始めました。
1日晴れの天気予報を信じ、“赤ダレ”で2回目のお茶にしようと目論んでいたのですが…
それどころではありませんでした!
細かいあられの粒が、風に吹かれて赤い谷の下に向かって飛んでいきます。

「うわ~!なんか怖い!」

みんなで「スゴイ!」「怖い!」を連発しながら写真を撮りました(笑)
ゴリラ(?)と人間達。

ゴリラの後頭部(?)と人間達。

吹きつけるあられの中で、みなさん笑顔です!
たくまし~。
帰り道も、地形を楽しみながら歩きました。

例えばこの写真の、低い沢の縁をのぞきこんで見ると…
飛んできた火山弾の下の火山灰を、雨が削っていったと思われる風景。

流れるような全体のデザインがカッコいいです。
昔あったトロッコ台の残骸のコンクリートでは…

「なんだこれ?コンクリートの上に溶岩が飛んできたのかね?」
「そうみたいだね。」
これも、雨が削りだした造形?

だとしたら、見事な作品ですね。
こうして、“あられ”にも風にも屈せず(?)みんなで元気に歩き通しました。

この後のお昼御飯が、とても美味しかったのは言うまでもありません。
笑いがいっぱいの、みんなで作った楽しいツアーでした。
(カナ)